2022年7月22日 (金)

ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪の音楽担当

 9月2日からamazon primeで配信開始される『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』の音楽担当は噂段階しか表に出ていなかったが、ようやく正式に発表された。
『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』を担当したハワード・ショアがメインテーマを担当し、スコアは『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』『ウォーキング・デッド』などのベアー・マクレアリー。サントラに先立って、マクレアリーによる2曲がストリーミングで公開された。いずれもショアの前作の雰囲気を壊していないのは、さすが器用なマクレアリーだ。かなり研究したのだろう。感服する。

ガラドリエルのテーマ

サウロンのテーマ

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2021年11月 2日 (火)

映画音楽:レジェンド/光と闇の伝説

 映画における映画音楽の効果について説明する場合、最もわかりやすい例として10年以上前のSF大会でも取り上げたのが、リドリー・スコット監督の『レジェンド/光と闇の伝説』だ。

 なぜかと言えば――知っている人は知っているので飛ばして結構(^_^;)――音楽と編集の異なった2ヴァージョンが公式に存在するからだ。音楽がリジェクトされた作品をファンが編集して音楽を差し替えた非公式な動画はネット上にはあるが、公式は珍しい。これはアメリカ国内と海外で製作配給会社が異なっていたために起こったことだ。具体的にはアメリカ国内の配給はユニバーサルで、海外配給は20世紀フォックス(今やディズニー傘下で20世紀スタジオに改名)で、アメリカ版は94分、海外版は95分で、後にディレクターズカットとして海外版を114分に再編集した。
 なんでヴァージョン違いがあるかというと、完成後にユニバーサル側が若者ウケするように編集と音楽を変更するようにと指示し、監督はそれに従って追加撮影と音楽の差し替えをしたからだ。そのために日本を含めた海外公開が先行することになった。

 で、音楽だが、海外版はジェリー・ゴールドスミス、アメリカ版はドイツのシンセロックバンド、タンジェリン・ドリームが担当。タンジェリン・ドリーム起用については、当時同じトム・クルーズ主演の『青春白書』でも担当していた事が大きかったのだろう。しかし、後になってどちらにも問題が生じている。ジェリー・ゴールドスミスは監督の過去作『エイリアン』で勝手に差し替えられた経験があり、監督に不快感を示していたというのに、また同じ目に。さらにディレクターズカット製作の際には音楽をつけないと合意したシーンが長くなったために、担当作『サイコ2』の音楽を流用することになった。アメリカ版はタンジェリン・ドリームの音楽をベースに歌詞をつけた曲をYESのジョン・アンダーソンが歌っているが、これはタンジェリン・ドリームは了承していなかった。

 さて、両方を見比べると、映画音楽が画面にどれくらいの影響を与えるか。作曲家による音楽の付け方の方針の違い。そう言ったことが理解できると思う。とは言え、両方のヴァージョンを見比べるなんてそんな便利なもの……一応あるんですね。

レジェンド/光と闇の伝説(1985)
LEGEND

■AMAZON→輸入盤
■AMAZON→日本盤

 先月、アメリカ公開版とディレクターズカットの両方を収録した豪華版BDがリリースされた。19年前に出たDVDと違ってリージョンが関係ないのでプレーヤーそのままでいいし、BD用にリマスターされているので観やすくなっている。残念ながらアメリカ版BDなので、日本語には対応していないが、何度も観たので不要だ。とはいっても、オーディオコメンタリーや特典映像にも日本語がないのはちと苦しいが。写真の輸入盤は両方のヴァージョンを収録した豪華版BD。ポスター、カード、冊子をケースに同梱。日本盤は廉価版BD。

 さて、見る機会があったら、編集の違いなどによる印象の差などを確認した上で、音楽については特にユニコーン関連のシーンを見比べるといい。物言わぬ動物や演技の不得手な子供は感情表現を音楽が下支えしていることが多く、それがこの作品でも大きな違いになっている(動物物や子供が主役の映画に感情を揺さぶられた経験がある人も多いと思うが、音楽の力が大きいと思う)。連れ合いが殺されたユニコーンの感情についてはタンジェリン・ドリームのスコアはまったく代弁していない。ただユニコーンのモチーフが流れるだけといってもいい。元から彼らの音楽はシーンの雰囲気をサポートするだけで、いわばイメージ重視のMTV的。アクションやコメディのようなノリが大事な作品ならそれでもよいのだが、細かなサポートが必要な映画には不向きだ。そこは理解しているのか、本作のタンジェリン・ドリームのアプローチはこれまでのような無機質なリズムの繰り返しを排し、雰囲気の表現に重きを置いている。メンバーは一人入れ替わっているが、『恐怖の報酬』に近い。
 もうひとつわかりやすいのは闇黒のダンスのシーンだ。ダンスのタイミングには合わせているが、感情の変化には触れていない。ゴールドスミス版ではここというタイミングで音楽も変化するため、観客はここでヒロインの内心に何か変化があったと気づくようになっている。

レジェンド/光と闇の伝説(1985)
LEGEND

■MUSIC BOX
■TOWER

 さて、ちょうどジェリー・ゴールドスミスのスコアも少し長くなって再発売されたので、紹介しておこう。ナショナルフィルによる演奏とコーラス、シンセによる大規模なスコアで、ゴールドスミス自身も特別な想いがあったスコアである。
 今回は2枚組で、75分のフルスコア(SILVA盤に2曲4分追加)を1枚目に、自身がプロデュースした初期版サントラをリマスターし、2曲の別ヴァージョンを2枚目に収録してある。
 タンジェリン・ドリーム版は廃盤になって久しいが、上の輸入BDにアイソレーテッドスコアが収録されている。しかし、サントラに収録されている以外の音源が発見できないということで、かなり抜けが存在するのは残念。

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2019年12月10日 (火)

アカデミー作曲賞の候補からはずれた6作品

今年度のアカデミー作曲賞の候補リスト170タイトルから外された6タイトルが《VARIETY》誌に発表された。ついでにアカデミー賞の選考についておさらいしておこう。

 作曲賞に限らず、候補になるには映画会社が対象期間に上映された作品の中から候補作を提出し、アカデミーの審査を通らなければいけない。例えば、今年のディズニーのFOR YOUR CONSIDERATION(検討のために)リストで『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』はこちらのようになっている(上に他に5作品が挙げられてますね)。このように部門ごとに推しが映画会社によって決められている。
 その後、アカデミー会員の中でそれぞれのブランチ(部門)に所属する会員による投票でノミネート作を選ぶ。作曲賞なら作曲家・作詞家・オーケストレイター・アレンジャーなど音楽分野の会員だ。作品賞のみ全会員がノミネート作を選べる。そして、最終投票は全部門について全会員が行う。つまり、専門家ではない人も投票出来る。
 審査基準は毎年見直しが行われ、公表されている。昔はノミネートされた作品でも、現在の基準では不可な場合もある。

 さて、以下の6タイトルが規定違反などで対象外となったり、候補作にならなかった作品。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密:ライアン・ジョンソン監督によるアガサ・クリスティのトリビュート的なミステリー。音楽は従弟のネイサン・ジョンソン。管理上の混乱により、スコアのリストが正確に作成できず、確認も取れなかったので審査できず失格。

アイリッシュマン:マーティン・スコセッシ監督によるドラマ。既製曲が多く、ロビー・ロバートソンによるスコアは数曲だったため。

2人のローマ教皇:THE NATIONALのギタリストでもあるブライス・デスナーによるスコアはABBAとビートルズからの引用が多かったため除外された。規定では作曲家のオリジナル以外の曲の影響が大きいものは不適格。今ならクラシックからの借用が多かった『ライト・スタッフ』は除外されるはず。

名もなき生涯:テレンス・マリック監督のいつもの音楽の使い方で既製曲や複数の作曲家の曲が多く、ジェームズ・ニュートン=ハワードのスコアの割合が少なかった。

キャプテン・マーベル:マーベルの大ヒット作で、ピナー・トプラクによるスコアも好評だったが、提出されなかったため候補にならなかった。事情筋は「ディズニーは『アベンジャーズ:エンドゲーム』に重きを置いているのだろう」と推測している。つまり、票が割れるのを回避したということだろう。実際、上のディズニーのFYCリストにはどの部門にもピックアップされていない。

アド・アストラ:ジェイムズ・グレイ監督による宇宙物。マックス・リヒターが音楽だったが、その後、ローン・バルフェが参加し、クレジットはふたりになった。失格になる可能性が高かったために提出されず。規定では複数の作曲家がメインにクレジットされる場合は、対等の関係で共同で作曲しなければならないが、バルフェは後から加わったため共同作業をしていない。通常なら追加音楽扱い(メインクレジットには入らず、エンドクレジットにADDITIONAL MUSICとして記載される)になるはずだが、量的に多かったためにそれも出来なかったのだろう。

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2019年10月16日 (水)

エアフォース・ワン、リジェクトスコア

Af1  ヴォルフガング・ペーターゼン監督、ハリソン・フォード主演のアクション作は大ヒットしたものの、映画音楽ファンには有名だが、公開直前になって音楽を差し替えするドタバタ劇があった。
 元々、『トイストーリー』などで有名なシンガーソングライターでもあるランディ・ニューマンが担当しており、完成直前まで行った。ハリウッドでは完成後、ないしは完成直前にリサーチの一環として一般人を招いて試写をする。その反応を見て修正(編集を変えたり、再撮影したり)したり、劇場公開からビデオスルーに格下げしたり、逆にヒットを確信して公開規模を拡大したりという判断をするわけだ。
 本作の場合、特に音楽に対する反応が悪かった。アクションの度に笑いが起きたといわれている。プロデューサーの決断で音楽の差し替えが決まり、たまたま空いていたジェリー・ゴールドスミスに決まる。しかし、録音・音楽編集まで考えると作曲にはわずか3週間しかかけられない。通常なら2ヶ月程度はかける仕事だ。
 ちなみに、映画音楽は70年代なら2時間の映画なら60分程度の音楽で充分だったのだが、『スター・ウォーズ』以降、どんどん増え、90分以上(ものによっては編集段階でカットされて本編以上の長さだったり)の音楽が必要となっている。本作では95分程度だ。
 そこでゴールドスミスは若手ジョエル・マクニーリーに手伝ってもらうことにする。マクニーリーはゴールドスミスのスケッチを元に曲数で言うと半分ほど(時間的には1/3以下)担当。1曲のみマクニーリー単独のクレジットあり。こうして完成したのが公開版となった。
 ちなみにスケッチとは曲のおおまかなアイディアや進行などの指示を書いたメモのことで、作曲家によって色々なものがある。ゴールドスミスやジョン・ウィリアムズのスケッチはほぼ曲として完成しているレベルで、それを元にオーケストレイションをする。そのため、オーケストレイターにクリエイティヴな要素はないとして、ジョン・ウィリアムズは自分がプロデュースするアルバムにはオーケストレイターのクレジットを入れていない。

エアフォース・ワン(1997)
AIR FORCE ONE

■VARESE SARABANDE
■TOWER

 出たばかりのジェリー・ゴールドスミスのスコア完全盤2枚組。96分のフルスコアを収録。限定5000セット

 ペーターゼン監督作品は見事なくらい音楽担当がバラバラで、傾向も読み取れない。ドイツ時代の『ネバー・エンディング・ストーリー』と『Uボート』はクラウス・ドルディンガー、ハリウッドに渡って『第五惑星』モーリス・ジャール、、『プラスティック・ナイトメア/仮面の情事』アラン・シルヴェストリ、『ザ・シークレット・サービス』エンニオ・モリコーネ、『アウトブレイク』ジェイムズ・ニュートン=ハワード、本作、『パーフェクト・ストーム』と『トロイ』ジェイムズ・ホーナー、『ポセイドン』クラウス・バデルトである。『トロイ』のみホーナーが二連投しているが、これも元々ガブリエル・ヤーレだったのがリジェクトされての交代だった。
 恐らく、作曲家の選択は監督の人選というより、プロデューサーからの推薦など製作サイドの意向が大きいのではないか。その中で、リジェクトされた本作と『トロイ』は監督本人の希望だったのかもしれない。どちらも監督と作曲家の綿密な打合せがあり、監督は満足していたと言われている。中でもヤーレは監督と数ヶ月に及ぶ打合せと録音で絶賛したのに裏切られたと言わんばかりのコメントと共に、自分のサイトに全曲をアップし、スタジオ側にストップをかけられた(リジェクトされてもスタジオに権利があるため)。

 では、『エアフォース・ワン』劇場公開版は廉価でビデオが出ているので観ているものとして、再構成した2シーンを見比べてみよう。音響をすべて消した上で、音楽を入れ替え、可能な限りSEやセリフを戻すという面倒な作業をしたOtisberg氏に感謝を。

序盤、いよいよテロリストが大統領専用機をハイジャックするシーン。

Randy Newman - Air Force One - Rejected Score - The Hijacking from Otisberg on Vimeo.

クライマックス、大統領とテロリストとの格闘。

Randy Newman - Air Force One (1997) - Unused Score - Get Off My Plane from Otisberg on Vimeo.

 ペーターゼンの言葉「私たちは少し違うもの、もっと斬新なものを得ようとした。結果的に上手く行きませんでした。音楽の品質とは関係ありません。ランディはビジネスで最も偉大な人物の1人であり、非常に才能のある人物です。我々はすべてそれを知っている。しかし、それは私の趣味ではなく、最終的に私はリジェクトの決定をしなければなりませんでした」
 対して、ランディの叔父であるアルフレッド・ニューマンと親交があったジェリー・ゴールドスミスは子供の頃から知っているランディの代わりをしなければならなかったことに複雑な心境だったろう。

 ランディー・ニューマンのスコアをどう感じるかは人によって違うだろう。ただ、個人的にはスコアだけ聴いた段階で、大仰で、キレがなくて、野暮ったいと感じた。あと、テロリストの出自を表すモチーフがあからさまなのと、緊迫したシーンにあっていない。こうして映像と合わせてみるとさらにはっきりするが、音楽を聴かせるためにこの映像では音楽が出張っているが、それにしても主張しすぎだ。さらには少々ミッキーマウジングが過ぎる。ミッキーマウジングとは古いアニメのようにミッキーがアクションする度に音楽がそれに合わせて鳴らすことで、殴るとジャン!転ぶとヒュルン!階段を上るとタタタタタ!という風に音で行動を表現すること。実写でミッキーマウジングをやりすぎると、コメディでもない限り失敗する。それほどあからさまではないとは言え、主役が動くとアクションスコアスタート。隠れるとスコアもストップ。反撃でスコア再スタート。試写で観客が笑ったのはこのせいだろう。ペーターゼンは『トロイ』の時も古いタイプのスコアをヤーレに書かせていたので、そう言う趣味なのかもしれない。個人的には『トロイ』は神話世界・史劇ということもあり、古い感覚でもいいんじゃないかと思ったし、ヤーレのスコアは力作だった。
 ところが、あれだけアクション作品を担当しているハンス・ジマーはランディ版を絶賛して、ゴールドスミス版をけなしている。まあ、ジマーはハリウッドの作曲家がリスペクトするゴールドスミスをハリウッドの象徴として敵視していた節があるので、これもそのひとつかと思う。他にも、多人数で作曲することの是非を問われて、ゴールドスミスもやってるじゃないかと根も葉もないことを発言したり。どこを評価したのか詳しく聞きたいものだ。なお、ジマーはハリウッドに渡った後、ハリウッドのシステムで苦労したので、外国人や若手のためにメディアヴェンチャーズ(現リモートコントロール)を作ったという経緯がある。

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2019年9月23日 (月)

ジョン・ウィリアムズの最新インタビュー


CBSで9月22日の日曜朝放送されたニュース番組でのジョン・ウィリアムズのインタビュー映像。

John Williams on reworking the classics – his own こちらは要点のみ。

Extended transcript: John Williams on Spielberg, "Star Wars," and the power of music こちらはインタビュー全部の文字起こし。ヒヤリング出来ないので助かるわ。

Across The Stars

■AMAZON
■AMAZON MP3
■TOWER

 番組で取り上げられたのはこちらのアルバム。
 ジョン・ウィリアムズが自らアレンジし、指揮した自作をアンネ=ゾフィー・ムターによるバイオリンで聴かせるアルバム。収録作品はスター・ウォーズ(レイ、ヨーダ、アクロス・ザ・スターズ、ルークとレイア)、ヘドウィッグのテーマ、遥かなる大地へ、SAYURI、ドラキュラ、サブリナ、タンタンの冒険、シンデレラ・リバティ、シンドラーのリスト。

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2018年2月24日 (土)

UDF ウルトラディテールフィギュア アードマン・アニメーションズ

UDF ウルトラディテールフィギュア No.424 アードマン・アニメーションズ #1 ウォレス & グルミット 各全高約118/58mm 塗装済み完成品 フィギュア

■AMAZON

2018/06/30発売
 メディコム・トイからアードマンのクレイアニメ作品のキャラクターをソフビフィギュアに。第一弾なのかな? ペンギンだけでも欲しいなぁ。ペンギンはリモコン持っててもよかったけど。


UDF ウルトラディテールフィギュア No.422 アードマン・アニメーションズ #1 ウォレス (テクノズボン) 全高約141mm 塗装済み完成品 フィギュア

■AMAZON

2018/06/30発売


UDF ウルトラディテールフィギュア No.423 アードマン・アニメーションズ #1 フェザーズ マッグロウ 全高約58mm 塗装済み完成品 フィギュア

■AMAZON

2018/06/30発売


UDF ウルトラディテールフィギュア No.425 アードマン・アニメーションズ #1 ショーン 全高約73mm 塗装済み完成品 フィギュア

■AMAZON

2018/06/30発売


UDF ウルトラディテールフィギュア No.426 アードマン・アニメーションズ #1 ビッツァー 全高約77mm 塗装済み完成品 フィギュア

■AMAZON

2018/06/30発売

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2017年5月11日 (木)

ジェリー・ゴールドスミス@ウォーク・オブ・フェイム

 ハリウッド・ブールバードにあるウォーク・オブ・フェイムには映画関係者の名前を刻んだタイルが点在しているが、そこにジェリー・ゴールドスミスの名前が設置された。昨年決定し、現地時間5月9日セレモニーが行われた。スピーチでは親交があったデイヴィッド・ニューマン、来日公演で代打タクトを振ったチャールズ・フォックスらがジェリーを讃えた。
 ウォーク・オブ・フェイムには俳優の名は多い。ちょっとブレイクしたら名前を刻んでもらえる。反面、裏方はなかなか難しい。多くは死後。ジョン・ウィリアムズもまだで、昨年エンニオ・モリコーネが刻まれたのは異例だった。しかし、これは音楽部門ではなく、ライヴパフォーマンス部門だった。部門によってマークが違うのだ。

 ジェリー・ゴールドスミスの名が刻まれたのは 6752 Hollywood Boulevard。ミュージシャンズ・インスティチュート(音楽専門学校)の前になる。チャイニーズ・シアターやアカデミー賞授賞式が行われるドルビー・シアターの向かい側(エルキャピタンのある方)の歩道を進んでハイランド・アヴェニューを渡って、ハリウッド・ミュージアムの隣。

 ウォーク・オブ・フェイムの詳細は公式サイトで。誰がどこに設置してあるか検索できる。

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2015年12月11日 (金)

スター・ウォーズの記憶

 新作が公開されるついでに、個人的なスター・ウォーズの記憶をメモ。年寄りの記憶力を確認しておく。とはいえ、ボケても長期記憶は結構覚えているらしいので、アルツハイマーでない証明にはならないが。

『スター・ウォーズ』を観たのは1978年、中2の夏である。公開がアメリカから1年遅かったので、前年夏創刊の日本版《スターログ》誌や、公開前に出た日本盤サントラLP、ジョージ・ルーカス(と思わせといて影武者アラン・ディーン・フォスター)著・野田昌宏訳のハードカバーのノヴェライズも読み終わり、中1から中2の想像力でもって期待をあげまくっていた。ちなみに、小5くらいから図書館のめぼしい児童書やジュブナイルを読み終わり、叔父が持っていたハヤカワ銀背と創元SFから幾つか読んでいた、イヤな小中学生だった。観たのは京都の京極東宝劇場。大きい東宝公楽は入れなかったのかもしれない。父とふRたりの妹が一緒だった。その前に用事で行った大阪では先行ロードショーの告知看板を見て、悔しい思いをした記憶がある。
 余談だが、1977年クリスマス映画として『カプリコン・1』が米国より早く公開されており、同年代のサントラファンにはSWのサントラと共にこちらも聴き、サントラにはまっていったという人が多い。当時、SWのサントラは買ったのだが、『カプリコン・1』は店で手には取ったが買えなかった。代わりに同メインテーマも収録した最新映画コンピ盤を買ってもらった。この年の新作をサントラで収録しており、『007/私を愛したスパイ』や『鷲は舞い降りた』などと混じって、SWのシンセカバーがおまけで収録されていた。これが初めて聴いたSW音楽になる。

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』は1980年。高校1年だから、ひとりで京都に観に行ったはずだが、さっぱり記憶がない。この時も、徳間書店から出たハードカバーのノヴェライズは読んでいたが、それでも興奮した。サントラLPは日本盤を買っている。

『スター・ウォーズ/ジェダイの逆襲』は1983年。大学1年である。この時のノヴェライズは角川文庫だったか。いきなり小さくなったなと思ったものだ。輸入盤サントラLPを買ったのは阪急グランドビル32階にあったダイガだったか。これも今まで2枚組だったのに1枚になってスケールダウンしたのにちょっとがっくり。映画の方は期待しまくっていたので、何度でも観られるというのに釣られて、阪急プラザ劇場でバイトをやることにした。その前に、当時ナビオ阪急にあった東宝スカラ座で一回観て、その後、バイト休憩時間に前半後半に分けて数回観ることになる。その点では目論見通りである。が、前半はともかく、後半がいかんかった。熊だ。あの熊が悪い。森の木陰でドンジャラほいがすべてをダメにしてしまった。光学合成を極めたSFXには感動したのだが……。せめて、ヴェイダーがルークと共にライトセーバーで皇帝と戦ってくれれば……。あの手から怪光線だけは納得がいかなかった。結局、手から怪光線ってのはあの時だけじゃなかったか? ep1のミディクロリアンといい、ルーカスは設定が杜撰だ。

 特別編については劇場で観ているが、取り立てて記憶もない。なんだか間違い探しのようになってしまい、楽しめたという覚えがないのだ。観たのは新宿だったか。

『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』は1999年。フリーになって4年目。なんとなく、お祭りの雰囲気に載せられてしまい、堺三保&柳下毅一郎&添野知世という濃い人たちとLA公開初日の取材をかねて渡米してしまう。映画そのものよりもお祭り気分を味わっていた記憶の方が強い。確か4人とも同時に観た『マトリックス』の方に感心していたように思う。この時、初日の待機列などをデジカメで撮り、ウェブ雑誌《SFオンライン》と《アサヒグラフ》誌に掲載された(どちらもすでに廃刊している)。観に来ていたラリイ・ニーヴンとか撮ったっけ。帰国後、立川シネマシティのTHXスクリーンで初日鑑賞。日米初日制覇という微妙な栄冠をつかむ。結婚前の相方も一緒に、@niftyのFMOVIEのオフ会に加わった。当時はFMOVIEのスタッフだったのだ。
 サントラは池袋のHMVで買ったはず。曲に「クワイ・ガン=ジンの高貴な死」なんてネタバレなタイトルをつける感覚には呆れた。ジョン・ウィリアムズって結構そのものズバリのタイトルをつける傾向があって油断できないのだ。サントラはその後、限定の2枚組も出た。

『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』と『スター・ウォーズ/シスの復讐』についてはそれぞれ劇場で一回のみしか観ていない。多分、相方とTOHOシネマズ六本木で観たような気がする。それくらい記憶にない。新3部作はノヴェライズも読んでいない。

 といったところで、いよいよ『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』である。サントラは間に合わない。1作目以来のアラン・ディーン・フォスターによるノヴェライズもKINDLE版が先行で、書籍はない。前情報は予告編のみである。

 さて、来週公開を控えて適当な予想。
 カイロはルークの弟子。弟子育成失敗はお家芸である。故にルークはカイロに殺される。
 レイはレイアとソロの娘。杖にはライトセーバーが仕込んで(隠して)ある。
 フィンはソロの立ち位置。伝統的にモチーフはない。

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2015年12月 7日 (月)

映画音楽ドキュメンタリー続報

 今年2月のエントリーで紹介した、映画音楽のドキュメンタリーが資金募集開始ですが、最終局面になってさらなる募集をかけてきました。前回の募集で製作規模が拡大し、LAだけではなく、ニューヨーク、ロンドンに取材を敢行しました。インタビューした作曲家も増え、ゴールドスミスもアーカイヴながらも登場することがわかりました。今回の募集はポストプロダクションとリリースに向けての資金です。

 $25 本編ダウンロード
 $40 サイン入りDVD、Tシャツ
 $55 サイン入りDVD、Tシャツ、ポスター
 &60 サイン入りBD、本編ダウンロード
 $85 サイン入りBD、ボーナスディスク
 $110 サイン入りBD、ボーナスディスク、Tシャツ
 以下プレミアつきあり

 スタッフはドキュメンタリーでエミー賞受賞歴があり、すでに各種メディアに取り上げられています。
 前回見逃した方で興味のある方はINDIEGOGOをご覧ください。詳しい内容や登場する作曲家が記載されています。

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2015年10月 7日 (水)

名探偵ホームズ(犬の方)フィギュア

figma 名探偵ホームズ シャーロック・ホームズ
 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

■AMAZON

2016/05/31発売
 宮崎駿も監督を務めた犬版のホームズ。クラシックカー、パイプ(煙付き)、ルーペ、ピストルなど小物もついたフィギュアが発売される。

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