2019年12月10日 (火)

アカデミー作曲賞の候補からはずれた6作品

今年度のアカデミー作曲賞の候補リスト170タイトルから外された6タイトルが《VARIETY》誌に発表された。ついでにアカデミー賞の選考についておさらいしておこう。

 作曲賞に限らず、候補になるには映画会社が対象期間に上映された作品の中から候補作を提出し、アカデミーの審査を通らなければいけない。例えば、今年のディズニーのFOR YOUR CONSIDERATION(検討のために)リストで『スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け』はこちらのようになっている(上に他に5作品が挙げられてますね)。このように部門ごとに推しが映画会社によって決められている。
 その後、アカデミー会員の中でそれぞれのブランチ(部門)に所属する会員による投票でノミネート作を選ぶ。作曲賞なら作曲家・作詞家・オーケストレイター・アレンジャーなど音楽分野の会員だ。作品賞のみ全会員がノミネート作を選べる。そして、最終投票は全部門について全会員が行う。つまり、専門家ではない人も投票出来る。
 審査基準は毎年見直しが行われ、公表されている。昔はノミネートされた作品でも、現在の基準では不可な場合もある。

 さて、以下の6タイトルが規定違反などで対象外となったり、候補作にならなかった作品。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密:ライアン・ジョンソン監督によるアガサ・クリスティのトリビュート的なミステリー。音楽は従弟のネイサン・ジョンソン。管理上の混乱により、スコアのリストが正確に作成できず、確認も取れなかったので審査できず失格。

アイリッシュマン:マーティン・スコセッシ監督によるドラマ。既製曲が多く、ロビー・ロバートソンによるスコアは数曲だったため。

2人のローマ教皇:THE NATIONALのギタリストでもあるブライス・デスナーによるスコアはABBAとビートルズからの引用が多かったため除外された。規定では作曲家のオリジナル以外の曲の影響が大きいものは不適格。今ならクラシックからの借用が多かった『ライト・スタッフ』は除外されるはず。

名もなき生涯:テレンス・マリック監督のいつもの音楽の使い方で既製曲や複数の作曲家の曲が多く、ジェームズ・ニュートン=ハワードのスコアの割合が少なかった。

キャプテン・マーベル:マーベルの大ヒット作で、ピナー・トプラクによるスコアも好評だったが、提出されなかったため候補にならなかった。事情筋は「ディズニーは『アベンジャーズ:エンドゲーム』に重きを置いているのだろう」と推測している。つまり、票が割れるのを回避したということだろう。実際、上のディズニーのFYCリストにはどの部門にもピックアップされていない。

アド・アストラ:ジェイムズ・グレイ監督による宇宙物。マックス・リヒターが音楽だったが、その後、ローン・バルフェが参加し、クレジットはふたりになった。失格になる可能性が高かったために提出されず。規定では複数の作曲家がメインにクレジットされる場合は、対等の関係で共同で作曲しなければならないが、バルフェは後から加わったため共同作業をしていない。通常なら追加音楽扱い(メインクレジットには入らず、エンドクレジットにADDITIONAL MUSICとして記載される)になるはずだが、量的に多かったためにそれも出来なかったのだろう。

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2019年10月16日 (水)

エアフォース・ワン、リジェクトスコア

Af1  ヴォルフガング・ペーターゼン監督、ハリソン・フォード主演のアクション作は大ヒットしたものの、映画音楽ファンには有名だが、公開直前になって音楽を差し替えするドタバタ劇があった。
 元々、『トイストーリー』などで有名なシンガーソングライターでもあるランディ・ニューマンが担当しており、完成直前まで行った。ハリウッドでは完成後、ないしは完成直前にリサーチの一環として一般人を招いて試写をする。その反応を見て修正(編集を変えたり、再撮影したり)したり、劇場公開からビデオスルーに格下げしたり、逆にヒットを確信して公開規模を拡大したりという判断をするわけだ。
 本作の場合、特に音楽に対する反応が悪かった。アクションの度に笑いが起きたといわれている。プロデューサーの決断で音楽の差し替えが決まり、たまたま空いていたジェリー・ゴールドスミスに決まる。しかし、録音・音楽編集まで考えると作曲にはわずか3週間しかかけられない。通常なら2ヶ月程度はかける仕事だ。
 ちなみに、映画音楽は70年代なら2時間の映画なら60分程度の音楽で充分だったのだが、『スター・ウォーズ』以降、どんどん増え、90分以上(ものによっては編集段階でカットされて本編以上の長さだったり)の音楽が必要となっている。本作では95分程度だ。
 そこでゴールドスミスは若手ジョエル・マクニーリーに手伝ってもらうことにする。マクニーリーはゴールドスミスのスケッチを元に曲数で言うと半分ほど(時間的には1/3以下)担当。1曲のみマクニーリー単独のクレジットあり。こうして完成したのが公開版となった。
 ちなみにスケッチとは曲のおおまかなアイディアや進行などの指示を書いたメモのことで、作曲家によって色々なものがある。ゴールドスミスやジョン・ウィリアムズのスケッチはほぼ曲として完成しているレベルで、それを元にオーケストレイションをする。そのため、オーケストレイターにクリエイティヴな要素はないとして、ジョン・ウィリアムズは自分がプロデュースするアルバムにはオーケストレイターのクレジットを入れていない。

エアフォース・ワン(1997)
AIR FORCE ONE

■VARESE SARABANDE
■TOWER

 出たばかりのジェリー・ゴールドスミスのスコア完全盤2枚組。96分のフルスコアを収録。限定5000セット

 ペーターゼン監督作品は見事なくらい音楽担当がバラバラで、傾向も読み取れない。ドイツ時代の『ネバー・エンディング・ストーリー』と『Uボート』はクラウス・ドルディンガー、ハリウッドに渡って『第五惑星』モーリス・ジャール、、『プラスティック・ナイトメア/仮面の情事』アラン・シルヴェストリ、『ザ・シークレット・サービス』エンニオ・モリコーネ、『アウトブレイク』ジェイムズ・ニュートン=ハワード、本作、『パーフェクト・ストーム』と『トロイ』ジェイムズ・ホーナー、『ポセイドン』クラウス・バデルトである。『トロイ』のみホーナーが二連投しているが、これも元々ガブリエル・ヤーレだったのがリジェクトされての交代だった。
 恐らく、作曲家の選択は監督の人選というより、プロデューサーからの推薦など製作サイドの意向が大きいのではないか。その中で、リジェクトされた本作と『トロイ』は監督本人の希望だったのかもしれない。どちらも監督と作曲家の綿密な打合せがあり、監督は満足していたと言われている。中でもヤーレは監督と数ヶ月に及ぶ打合せと録音で絶賛したのに裏切られたと言わんばかりのコメントと共に、自分のサイトに全曲をアップし、スタジオ側にストップをかけられた(リジェクトされてもスタジオに権利があるため)。

 では、『エアフォース・ワン』劇場公開版は廉価でビデオが出ているので観ているものとして、再構成した2シーンを見比べてみよう。音響をすべて消した上で、音楽を入れ替え、可能な限りSEやセリフを戻すという面倒な作業をしたOtisberg氏に感謝を。

序盤、いよいよテロリストが大統領専用機をハイジャックするシーン。

Randy Newman - Air Force One - Rejected Score - The Hijacking from Otisberg on Vimeo.

クライマックス、大統領とテロリストとの格闘。

Randy Newman - Air Force One (1997) - Unused Score - Get Off My Plane from Otisberg on Vimeo.

 ペーターゼンの言葉「私たちは少し違うもの、もっと斬新なものを得ようとした。結果的に上手く行きませんでした。音楽の品質とは関係ありません。ランディはビジネスで最も偉大な人物の1人であり、非常に才能のある人物です。我々はすべてそれを知っている。しかし、それは私の趣味ではなく、最終的に私はリジェクトの決定をしなければなりませんでした」
 対して、ランディの叔父であるアルフレッド・ニューマンと親交があったジェリー・ゴールドスミスは子供の頃から知っているランディの代わりをしなければならなかったことに複雑な心境だったろう。

 ランディー・ニューマンのスコアをどう感じるかは人によって違うだろう。ただ、個人的にはスコアだけ聴いた段階で、大仰で、キレがなくて、野暮ったいと感じた。あと、テロリストの出自を表すモチーフがあからさまなのと、緊迫したシーンにあっていない。こうして映像と合わせてみるとさらにはっきりするが、音楽を聴かせるためにこの映像では音楽が出張っているが、それにしても主張しすぎだ。さらには少々ミッキーマウジングが過ぎる。ミッキーマウジングとは古いアニメのようにミッキーがアクションする度に音楽がそれに合わせて鳴らすことで、殴るとジャン!転ぶとヒュルン!階段を上るとタタタタタ!という風に音で行動を表現すること。実写でミッキーマウジングをやりすぎると、コメディでもない限り失敗する。それほどあからさまではないとは言え、主役が動くとアクションスコアスタート。隠れるとスコアもストップ。反撃でスコア再スタート。試写で観客が笑ったのはこのせいだろう。ペーターゼンは『トロイ』の時も古いタイプのスコアをヤーレに書かせていたので、そう言う趣味なのかもしれない。個人的には『トロイ』は神話世界・史劇ということもあり、古い感覚でもいいんじゃないかと思ったし、ヤーレのスコアは力作だった。
 ところが、あれだけアクション作品を担当しているハンス・ジマーはランディ版を絶賛して、ゴールドスミス版をけなしている。まあ、ジマーはハリウッドの作曲家がリスペクトするゴールドスミスをハリウッドの象徴として敵視していた節があるので、これもそのひとつかと思う。他にも、多人数で作曲することの是非を問われて、ゴールドスミスもやってるじゃないかと根も葉もないことを発言したり。どこを評価したのか詳しく聞きたいものだ。なお、ジマーはハリウッドに渡った後、ハリウッドのシステムで苦労したので、外国人や若手のためにメディアヴェンチャーズ(現リモートコントロール)を作ったという経緯がある。

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2019年9月23日 (月)

ジョン・ウィリアムズの最新インタビュー


CBSで9月22日の日曜朝放送されたニュース番組でのジョン・ウィリアムズのインタビュー映像。

John Williams on reworking the classics – his own こちらは要点のみ。

Extended transcript: John Williams on Spielberg, "Star Wars," and the power of music こちらはインタビュー全部の文字起こし。ヒヤリング出来ないので助かるわ。

Across The Stars

■AMAZON
■AMAZON MP3
■TOWER

 番組で取り上げられたのはこちらのアルバム。
 ジョン・ウィリアムズが自らアレンジし、指揮した自作をアンネ=ゾフィー・ムターによるバイオリンで聴かせるアルバム。収録作品はスター・ウォーズ(レイ、ヨーダ、アクロス・ザ・スターズ、ルークとレイア)、ヘドウィッグのテーマ、遥かなる大地へ、SAYURI、ドラキュラ、サブリナ、タンタンの冒険、シンデレラ・リバティ、シンドラーのリスト。

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2018年2月24日 (土)

UDF ウルトラディテールフィギュア アードマン・アニメーションズ

UDF ウルトラディテールフィギュア No.424 アードマン・アニメーションズ #1 ウォレス & グルミット 各全高約118/58mm 塗装済み完成品 フィギュア

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2018/06/30発売
 メディコム・トイからアードマンのクレイアニメ作品のキャラクターをソフビフィギュアに。第一弾なのかな? ペンギンだけでも欲しいなぁ。ペンギンはリモコン持っててもよかったけど。


UDF ウルトラディテールフィギュア No.422 アードマン・アニメーションズ #1 ウォレス (テクノズボン) 全高約141mm 塗装済み完成品 フィギュア

■AMAZON

2018/06/30発売


UDF ウルトラディテールフィギュア No.423 アードマン・アニメーションズ #1 フェザーズ マッグロウ 全高約58mm 塗装済み完成品 フィギュア

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2018/06/30発売


UDF ウルトラディテールフィギュア No.425 アードマン・アニメーションズ #1 ショーン 全高約73mm 塗装済み完成品 フィギュア

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2018/06/30発売


UDF ウルトラディテールフィギュア No.426 アードマン・アニメーションズ #1 ビッツァー 全高約77mm 塗装済み完成品 フィギュア

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2018/06/30発売

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2017年5月11日 (木)

ジェリー・ゴールドスミス@ウォーク・オブ・フェイム

 ハリウッド・ブールバードにあるウォーク・オブ・フェイムには映画関係者の名前を刻んだタイルが点在しているが、そこにジェリー・ゴールドスミスの名前が設置された。昨年決定し、現地時間5月9日セレモニーが行われた。スピーチでは親交があったデイヴィッド・ニューマン、来日公演で代打タクトを振ったチャールズ・フォックスらがジェリーを讃えた。
 ウォーク・オブ・フェイムには俳優の名は多い。ちょっとブレイクしたら名前を刻んでもらえる。反面、裏方はなかなか難しい。多くは死後。ジョン・ウィリアムズもまだで、昨年エンニオ・モリコーネが刻まれたのは異例だった。しかし、これは音楽部門ではなく、ライヴパフォーマンス部門だった。部門によってマークが違うのだ。

 ジェリー・ゴールドスミスの名が刻まれたのは 6752 Hollywood Boulevard。ミュージシャンズ・インスティチュート(音楽専門学校)の前になる。チャイニーズ・シアターやアカデミー賞授賞式が行われるドルビー・シアターの向かい側(エルキャピタンのある方)の歩道を進んでハイランド・アヴェニューを渡って、ハリウッド・ミュージアムの隣。

 ウォーク・オブ・フェイムの詳細は公式サイトで。誰がどこに設置してあるか検索できる。

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2015年12月11日 (金)

スター・ウォーズの記憶

 新作が公開されるついでに、個人的なスター・ウォーズの記憶をメモ。年寄りの記憶力を確認しておく。とはいえ、ボケても長期記憶は結構覚えているらしいので、アルツハイマーでない証明にはならないが。

『スター・ウォーズ』を観たのは1978年、中2の夏である。公開がアメリカから1年遅かったので、前年夏創刊の日本版《スターログ》誌や、公開前に出た日本盤サントラLP、ジョージ・ルーカス(と思わせといて影武者アラン・ディーン・フォスター)著・野田昌宏訳のハードカバーのノヴェライズも読み終わり、中1から中2の想像力でもって期待をあげまくっていた。ちなみに、小5くらいから図書館のめぼしい児童書やジュブナイルを読み終わり、叔父が持っていたハヤカワ銀背と創元SFから幾つか読んでいた、イヤな小中学生だった。観たのは京都の京極東宝劇場。大きい東宝公楽は入れなかったのかもしれない。父とふRたりの妹が一緒だった。その前に用事で行った大阪では先行ロードショーの告知看板を見て、悔しい思いをした記憶がある。
 余談だが、1977年クリスマス映画として『カプリコン・1』が米国より早く公開されており、同年代のサントラファンにはSWのサントラと共にこちらも聴き、サントラにはまっていったという人が多い。当時、SWのサントラは買ったのだが、『カプリコン・1』は店で手には取ったが買えなかった。代わりに同メインテーマも収録した最新映画コンピ盤を買ってもらった。この年の新作をサントラで収録しており、『007/私を愛したスパイ』や『鷲は舞い降りた』などと混じって、SWのシンセカバーがおまけで収録されていた。これが初めて聴いたSW音楽になる。

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』は1980年。高校1年だから、ひとりで京都に観に行ったはずだが、さっぱり記憶がない。この時も、徳間書店から出たハードカバーのノヴェライズは読んでいたが、それでも興奮した。サントラLPは日本盤を買っている。

『スター・ウォーズ/ジェダイの逆襲』は1983年。大学1年である。この時のノヴェライズは角川文庫だったか。いきなり小さくなったなと思ったものだ。輸入盤サントラLPを買ったのは阪急グランドビル32階にあったダイガだったか。これも今まで2枚組だったのに1枚になってスケールダウンしたのにちょっとがっくり。映画の方は期待しまくっていたので、何度でも観られるというのに釣られて、阪急プラザ劇場でバイトをやることにした。その前に、当時ナビオ阪急にあった東宝スカラ座で一回観て、その後、バイト休憩時間に前半後半に分けて数回観ることになる。その点では目論見通りである。が、前半はともかく、後半がいかんかった。熊だ。あの熊が悪い。森の木陰でドンジャラほいがすべてをダメにしてしまった。光学合成を極めたSFXには感動したのだが……。せめて、ヴェイダーがルークと共にライトセーバーで皇帝と戦ってくれれば……。あの手から怪光線だけは納得がいかなかった。結局、手から怪光線ってのはあの時だけじゃなかったか? ep1のミディクロリアンといい、ルーカスは設定が杜撰だ。

 特別編については劇場で観ているが、取り立てて記憶もない。なんだか間違い探しのようになってしまい、楽しめたという覚えがないのだ。観たのは新宿だったか。

『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』は1999年。フリーになって4年目。なんとなく、お祭りの雰囲気に載せられてしまい、堺三保&柳下毅一郎&添野知世という濃い人たちとLA公開初日の取材をかねて渡米してしまう。映画そのものよりもお祭り気分を味わっていた記憶の方が強い。確か4人とも同時に観た『マトリックス』の方に感心していたように思う。この時、初日の待機列などをデジカメで撮り、ウェブ雑誌《SFオンライン》と《アサヒグラフ》誌に掲載された(どちらもすでに廃刊している)。観に来ていたラリイ・ニーヴンとか撮ったっけ。帰国後、立川シネマシティのTHXスクリーンで初日鑑賞。日米初日制覇という微妙な栄冠をつかむ。結婚前の相方も一緒に、@niftyのFMOVIEのオフ会に加わった。当時はFMOVIEのスタッフだったのだ。
 サントラは池袋のHMVで買ったはず。曲に「クワイ・ガン=ジンの高貴な死」なんてネタバレなタイトルをつける感覚には呆れた。ジョン・ウィリアムズって結構そのものズバリのタイトルをつける傾向があって油断できないのだ。サントラはその後、限定の2枚組も出た。

『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』と『スター・ウォーズ/シスの復讐』についてはそれぞれ劇場で一回のみしか観ていない。多分、相方とTOHOシネマズ六本木で観たような気がする。それくらい記憶にない。新3部作はノヴェライズも読んでいない。

 といったところで、いよいよ『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』である。サントラは間に合わない。1作目以来のアラン・ディーン・フォスターによるノヴェライズもKINDLE版が先行で、書籍はない。前情報は予告編のみである。

 さて、来週公開を控えて適当な予想。
 カイロはルークの弟子。弟子育成失敗はお家芸である。故にルークはカイロに殺される。
 レイはレイアとソロの娘。杖にはライトセーバーが仕込んで(隠して)ある。
 フィンはソロの立ち位置。伝統的にモチーフはない。

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2015年12月 7日 (月)

映画音楽ドキュメンタリー続報

 今年2月のエントリーで紹介した、映画音楽のドキュメンタリーが資金募集開始ですが、最終局面になってさらなる募集をかけてきました。前回の募集で製作規模が拡大し、LAだけではなく、ニューヨーク、ロンドンに取材を敢行しました。インタビューした作曲家も増え、ゴールドスミスもアーカイヴながらも登場することがわかりました。今回の募集はポストプロダクションとリリースに向けての資金です。

 $25 本編ダウンロード
 $40 サイン入りDVD、Tシャツ
 $55 サイン入りDVD、Tシャツ、ポスター
 &60 サイン入りBD、本編ダウンロード
 $85 サイン入りBD、ボーナスディスク
 $110 サイン入りBD、ボーナスディスク、Tシャツ
 以下プレミアつきあり

 スタッフはドキュメンタリーでエミー賞受賞歴があり、すでに各種メディアに取り上げられています。
 前回見逃した方で興味のある方はINDIEGOGOをご覧ください。詳しい内容や登場する作曲家が記載されています。

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2015年10月 7日 (水)

名探偵ホームズ(犬の方)フィギュア

figma 名探偵ホームズ シャーロック・ホームズ
 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

■AMAZON

2016/05/31発売
 宮崎駿も監督を務めた犬版のホームズ。クラシックカー、パイプ(煙付き)、ルーペ、ピストルなど小物もついたフィギュアが発売される。

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2015年6月23日 (火)

ジェイムズ・ホーナー死去

 朝起きて最初に飛び込んできたのが、「ジェイムズ・ホーナー名義の単発飛行機が墜落。生存者なし。ホーナー自身かどうかは不明」というニュースだった。
 それによると、現地時間22日の午前9時半頃、カリフォルニアのサンタバーバラ近郊に飛行機が墜落。残骸は広範囲に飛び散り、生存者はいないということだった。
 その後、断片的にホーナーのエージェントは事故が起こった後、ホーナーと連絡が取れなくなっているとか、飛行機は複座式だがパイロットひとりしか乗っていなかったとか、アシスタントらしき人がフェイスブックで死亡を認めたとか情報が入り、最終的にこのアシスタントが本物であるという確認が取れ、情報は確定したようだ。
 享年61歳。

 ホーナーは飛行機マニアで、複数機のプロペラ機を所有していました。アクロバットチームのビデオに音楽をつけたこともあり、ダウンロードで販売していました。今はそのサイトがなくなっているので、こちらでご勘弁。 まあ、『ロケッティア』みたいなものですが。

 ホーナーとの出逢いはロードショーで観た『宇宙の7人』でした。おー、かっちょええ!と思ったものの、後から考えればオープニングはジェリー・ゴールドスミスの『パットン大戦車軍団』で戦場を表現するためのトランペットを宇宙に使っただけとか、突っ込みどころ満載でしたが、威勢のいい若手登場に胸が躍ったものです。その後も『銀河伝説クルール』や『エイリアン2』でどんどんメジャーになって、ついには『タイタニック』でオスカーを獲ってしまいました。
 それでも、パクリ癖や自己再生産は抜けず、困った作曲家でした。『ウィロー』はシューマンのラインですし、チャイコフスキーはあちこちで聞かれるし、さすがに『レッドブル』のオープニングはプロコフィエフを挿入しただけだよね?
 そうだ。結婚式では『ブレインストーム』のピアノ曲を使わせてもらいましたよ。ありがとうございます。

 一般的には『タイタニック』の主題歌"MY HEART WILL GO ON"が有名でしょうが、他にもTVドラマ『想い出にかわるまで』に使われた"IF WE HOLD ON TOGETHER"もホーナー作。アニメ『謎の恐竜王国/リトルフットの大冒険』の主題歌でした。

 コーマン門下の盟友キャメロンは『アバター』の続編を誰に担当させるつもりだろうか。1作目のスコアはホーナーの集大成として、完全版のリリースを望みたい。クライマックスの燃え度はかなりのものだ。

 なお、2作の新作をすでに終えており、アントワーン・フークア監督、ジェイク・ギレンホール主演のボクシング映画"SOUTHPAW"は7月にサントラリリース。もう一本はチリの鉱山事故で生き埋めになった33人をアントニオ・バンデラス主演で描いた"THE 33"。これが遺作になるのだろう。

 合掌

(文章に統一感がまったくないけど、まとめる気力が出てこないので失敬します)

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2015年1月 3日 (土)

2015年の話題作

 個人的な趣味による期待作と音楽担当。今年はジアッキーノがSFとアニメに大活躍。

2月----
 ジュピター
 JUPITER ASCENDING
 マイケル・ジアッキーノ
 ウォショウスキー姉弟によるスペオペ。VFXのテコ入れで公開が半年延期された。
 
 SEVENTH SON
 マルコ・ベルトラミ
 ジェフ・ブリッジス、ジュリアン・ムーア出演のアクションファンタジー。再編集で公開延期していた物。

3月----
 チャッピー
 CHAPPIE
 ハンス・ジマー
『第9地区』のニール・ブロンカンプ監督によるロボットSF。

 シンデレラ
 CINDERELLA
 パトリック・ドイル
 ケネス・ブラナー監督による実写版。

 白鯨のいた海 →12月に公開延期
 IN THE HEART OF THE SEA
 ロケ・バニョス
 ロン・ハワード監督による実話を元にした海洋サヴァイヴァル物、というか、太平洋版アンデスの聖餐であり、『白鯨』にインスピレイションを与えた話。クジラに沈没させられた捕鯨船乗員の凄絶な漂流を描く。クリス・ヘムズワース主演。

4月----
 ワイルド・スピード SKY MISSION
 FURIOUS 7
 ブライアン・タイラー
 ポール・ウォーカーの死でも止まらないシリーズ最新作。

5月----
 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
 AVENGERS AGE OF ULTRON
 ブライアン・タイラー
 マーベルコミック最新作。

 マッドマックス 怒りのデス・ロード
 MAD MAX FUTY ROAD
 JUNKIE XL
 ジョージ・ミラー監督30年ぶりのシリーズ続編。

 トゥモローランド
 TOMORROWLAND
 マイケル・ジアッキーノ
 ディズニーランドのアトラクションの映画化ということになるのか。

6月----
 ジュラシックワールド
 JURASSIC WORLD
 マイケル・ジアッキーノ
 2作目のゲーム音楽でデビューしたジアッキーノがシリーズ最新作に登板。
 
 INSIDE OUT
 マイケル・ジアッキーノ
 ピクサーアニメ新作。

7月----
 ターミネーター新起動ジュニシス
 TERMINATOR GENISYS
 クリストフ・ベック
 スタトレ方式の過去改変でもってリブートする。
 
 ANT-MAN
 クリストフ・ベック
 マーベルコミックの最新作。エドガー・ライト降板でペイトン・リードが監督に。同時に音楽もスティーヴン・プライスから交代に。
 
 PAN
 ダリオ・マリアネリ
 ジョー・ライト監督によるピーターパンの前日譚オフィシャル小説の映画化。
 
 POLTERGEIST
 サム・ライミ製作で『ポルターガイスト』をリイマジン。監督はギル・キーナン。

 PIXELS
 ヘンリー・ジャックマン
 ニューヨークを襲う80年代のビデオゲームキャラに対抗する為、軍はゲームオタクをリクルート。クリス・コロンバス監督。
 
 MISSION:IMPOSSIBLE 5
 ジョー・クレーマー
 クリストファー・マコーリー監督によるシリーズ最新作。12月から前倒し公開。

8月----
 THE FANTASTIC FOUR
 マルコ・ベルトラミ&フィリップ・グラス
 ジョシュ・トランク監督でマーベルコミックの再映画化。シリアス路線に変更。
 
 THE MAN FROM U.N.C.L.E.
 ダニエル・ペンバートン
 ガイ・リッチー監督でナポレオン・ソロの映画化。

10月----
 JUNGLE BOOK
 ジョン・デブニー
 ジョン・ファブロウ監督が名作アドヴェンチャーを再映画化。
 
 THE LAST WITCH HUNTER
 ヴィン・ディーゼル主演で現代に生きる魔女狩り人を描く。

 VICTOR FRANKENSTEIN
 クレイグ・アームストロング
 ダニエル・ラドクリフ扮するイゴールの視点から描くフランケンシュタイン博士の物語。

 CRIMSON PEAK
 フェルナンド・ヴェラスケス
 ギレルモ・デル=トロ監督久々のホラー。

 THE LITTLE PRINCE
 ハンス・ジマー
 フランス製作、マーク・オズボーン監督によるアニメ版星の王子様。

11月----
 007/スペクター(仮)
 SPECTRE
 トーマス・ニューマン
 サム・メンデス監督シリーズ続投。

 I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE
 PEANUTS
 クリストフ・ベック
 スヌーピーを3Dアニメで。
 
 THE MARTIAN
 SF『火星の人』をリドリー・スコットが映画化。
 
 THE GOOD DINOSAUER
 ピクサーアニメ新作。

12月----
 スター・ウォーズ フォースの覚醒
 STAR WARS THE FORCE AWAKENS
 ジョン・ウィリアムズ

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