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2012年11月27日 (火)

INTRADAの新譜2012/11/27

Conan3cdコナン・ザ・グレート(1982)
CONAN THE BARBARIAN

■INTRADA
■@TOWER

"Let Me Tell You of the Days of High Adventure !"

『ターミネーター』の2年前にアーノルド・シュワルツェネッガーが主演した出世作。ロバート・L・ハワードの原作を元に、ジョン・ミリアスとオリバー・ストーンが脚本を書き、ミリアスが監督したヒロイックファンタジーブームの火付け役となった作品。この後、わっとドジョウが出てきたけど、さっと消えていった(^_^;) それでも、製作者ディノ・デ・ラウレンティスの娘ラファエラはその後もポツポツとファンタジー製作を続けている。よっぽど好きなんだな。
 ミリアスの脚本はコナンの研究家・作家でもあるL・スプレイグ・ディ・キャンプ(ノベライズも担当。角川ノベルズから出た翻訳は今は亡き野田昌宏だった)の薫陶もあって、原作シリーズの隙間を埋める形に上手くなっている。ただ、どうにも野性味が足りないのは、ミリアスの男泣き成分と、ディ・キャンプの理性のせいだろう。ディ・キャンプもコナンを書いているが、やっぱり本家とは違うんだよね。この辺りはクトゥルフ物と似たような感じ。
 その他にデザイナーにロン・コッブや恐竜イラストでも有名なウィリアム・スタウトを起用し、美術面では小物からセットまで意匠が素晴らしい。

 それはともかく、この映画で最もハワードの原作成分が濃いのは、間違いなくベイジル・ポルデュリスのスコアである。敬愛するミクロス・ローザの史劇スコアを意識したのは明らかで、重いパーカッションに雄大な金管が咆える。愛のテーマが美しいのもローザ譲り。
 サントラは公開当時MCAからLPがリリースされ、その後、CDが2種類リリースされた。MILAN盤はLPとほぼ同内容で、オープニングには映画と同様にマコのナレーションが収録された48分。VARESE SARABANDE盤はナレーションはないが、67分と長尺盤。しかし、121分の映画ほぼ全編にわたって音楽が流れていたことを考えるとあまりにも短い。しかも、マスターテープが紛失されていたと考えられていたため、PROMETHEUS/TADLOWがオリジナルスコアから再録音を行った102分+ボーナストラックの2枚組が発売された。
 今回のリリースは失われたと言われていた(実際にはユニバーサルの倉庫にあったようだ)24トラックのマスターテープからリマスタリングしただけではなく、この再録音盤にも収録されなかったスコアも入った108分の完全盤。さらには使用されなかった初期ヴァージョン、最初のサントラ盤編集なども加えた3枚組。おまけとして、MILAN盤に収録されていた映画冒頭のマコによるナレーション入りオープニングが最後に追加されている。
 限定なしの通常盤。
 なお、2作目の『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』の完全盤もリリース予定。

Cooganマンハッタン無宿(1968)
COOGAN'S BLUFF

■INTRADA
■@TOWER

 ユニバーサル映画100周年シリーズ。ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演の刑事アクション。田舎の保安官補がニューヨークに犯罪者引き渡しに行くが、ミスで取り逃がして、慣れない都会で苦闘する。後年、この設定を元にしたTVシリーズ『警部マクロード』が製作されることになる。
 音楽はラロ・シフリン。これまでサントラは出ていなかったが、つい先日発売されたシフリンの4枚組BOXに2曲だけ収録されていた。スコア50分に未使用曲とラジオスポットを追加。

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