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2010年11月27日 (土)

SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD

Scott_pilgrim_vs_the_worldScott_pilgrim_vs_the_world_スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010)
SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD

『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ホット☆ファズ』で熱狂的なファンを生んだエドガー・ライト監督による新作はカナダ産コミックの実写映画化。アメリカでは似たような感覚の『キック・アス』の陰に隠れてしまったせいか、製作費の半分しか回収出来なかったものの、批評家やファンの評価はとても高い。そういうわけなので、『ホット☆ファズ』に続いて日本公開が またも 危ぶまれる事態になり、署名サイトが誕生し、現在までに2000を超える署名が集まっている。
 ちなみにエドガー・ライトはスピルバーグとピーター・ジャクソンによる『タンタンの冒険旅行』の脚本を書いている。

 左のポスターは原作コミックの絵によるティーザーポスター。
 右のポスターは映画のキャラによるコミック調ポスター。

 カナダのトロント。23歳なのに仕事もしないでバンドにうつつを抜かす青年スコット。17歳の女子高生をガールフレンドにしたものの、いまいち乗り切れない感じ。そんな時、夢の中に出てきた美女を現実で目にする。ラモーナという彼女がAmazon.caの配達をしていると知ったスコットはさっそくアマゾンで注文。配達にやって来たラモーナをデートに誘う。何度かデートを重ね、自分たちのバンドのギグに誘う。そこに謎の力を使うインド人青年が襲いかかってくる。彼女とつきあうには邪悪な元カレ7人を倒さなければならないというのだ!

 アメリカではDVDが発売されたので、観てみた。
 個人的には主演のマイケル・セラだけがちょっとイメージが違うんだけど、他はかなりいい線いってます。主人公はダメ青年だけど、ケンカは強いので、セラじゃどう見ても弱々しいのだ。エンヴィーもいまいちかな。もっと凄みのある美女はいなかったのか。ちなみにヒロイン役はメアリー・エリザベス・ウィンステッドで、マクレーン刑事の娘役の他、来年公開の『遊星からの物体X』の前日譚では主役をやるようだ。
 TVゲーム――特に初期の8ビットから16ビットマシンに愛がある原作だけに、ネタもその辺りが多い。まず冒頭、ジェリー・ゴールドスミス作曲のユニバーサル映画のロゴミュージックが8ビットで再現される! 個人的にはつかみはOK。その後も、マニアックなゲームネタやら映画ネタが炸裂する。日本の有名ゲームの音楽もチラッと。
 さらに驚くのはその原作再現度。まったく同じではないが、イメージとしてはかなり近い。カット割りもコマ割りに近く、それでいてきちんと映画になっている。

 基本的になんでもありな感じで、次はどうなるんだと呆れながら笑って観るのが正解か。
 なお、脚本を書いた段階では原作が完結していなかったので、終盤はかなり違う。時間的な問題もあってはしょったり、くっつけたりしているが、基本は同じ。原作よりも映像的にいいアレンジもあるし、原作を読んでいても大丈夫だろう。原作を知らなくてもおバカ映画が好きなら楽しめるはず。『ホット☆ファズ』の誇張した表現がOKならお薦め。

2011年2月1日追記:めでたいことに、4月から『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』の邦題で劇場公開決定!
3月4日追記:日本公式サイトによると、4月29日GWにシネマライズなどで順次公開!

スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド

著:ブライアン・リー・オマリー
訳:石川裕人 , 他
刊:ヴィレッジブックス

■AMAZON

 原作邦訳が発売。原作の1巻と2巻をまとめたもの。というわけで、邦訳は全3巻になるわけだ。なんとか、売れてくれて続刊も出てくれることを祈りたい。
 原書でも読んだんだが、確認のため、購入。最初の巻の絵ははっきり言って上手いとは言えないが、巻を追う毎にまとまってくる。1巻と6巻なんて別の絵だしw ひどいと思ってもちょっと我慢して。

2011年1月追記:原作者のツイッターによると、邦訳は4月と5月に出るとか。カバーイラストは新作のようだ。公式発表を待つ。


Scott Pilgrim The Complete Series

著:Bryan Lee O'Malley
刊:Oni Pr

■AMAZON

 書き下ろしのケースがついた原作6巻セット。このケースの絵柄が6巻時点での絵。


スコット・ピルグリム:インフィニット・サッドネス

著:ブライアン・リー・オマリー
訳:石川裕人 , 他
刊:ヴィレッジブックス

■AMAZON

3月5日追記:邦訳2巻が3月30日発売! ちょっと価格が上がってるけど、ページ数が増えてるしね。それに最終3巻はもっと増えてるのでもうちょっと高くなるだろう。
 表紙は番外編で出てきたビーチだ。ラモーナが可愛いぞ。


スコット・ピルグリムVSジ・ユニバース

著:ブライアン・リー・オマリー
訳:石川裕人 , 他
刊:ヴィレッジブックス

■AMAZON

4月7日追記:邦訳3巻(最終巻)が4月30日発売! 値段は据え置きか。洋書の6巻はページ数が多かったのに。

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