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2009年9月の記事

2009年9月29日 (火)

トラ・トラ・トラ!BD版

トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版)

amazon

 ちょうど1年前にDVDが出たが、ようやくBD版が出た。日本劇場公開版とアメリカ劇場公開版を収録しているのは同じだが、特典が違う。DVDには復刻パンフなどがついていたが、こちらには48ページの解説本。映像特典も少し違うようだ。この差は微妙だなぁ。12月4日発売。
 他にもBDではこんなものが。

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INTRADAの旧作新譜2009/09/29

 隔週刊INTRADAの新譜。今回は80年代の作品2枚。

Scarecrowsヘル・ゴースト/悪魔のスケアクロウ』(1988)
"SCARECROWS"

■INTRADA
■SUMIYA

 逃亡する強盗団と飛行機のパイロット父娘がジャングルに不時着。一軒の家にたどり着いたが、その周りにある無数の案山子が襲いかかるというB級ホラー。
 音楽はB級ホラーやTV作品が多いテリー・プルメリ。初サントラ化。
 限定1000枚

10tomidnight殺人鬼』(1988)
"10 TO MIDNIGHT"

■INTRADA
■SUMIYA

 奇抜な方法で殺人を犯して逃げる殺人犯を追うチャールズ・ブロンソンの刑事。CANNON製作、J・リー・トンプソン監督。
 音楽は『グリズリー』や『空の大怪獣Q』などのロバート・O・ラグランド。というか、『グリズリー』を出せよ。以前、VARESE SARABANDEから出ていたLPと同内容。
 限定1000枚

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2009年9月28日 (月)

アルバムとしてどうなのか

Rentacopレンタ・コップ』(1987)
"RENT-A-COP"

■INTRADA
■SAE
■SUMIYA

 楽しみにしていた本作を聞き続けている。やはり傑作だ。この時期のジェリー・ゴールドスミス作品はシンセの割合が比較的大きく、特にシンセドラムが積極的に使われており、ファンの人でも苦手あるいは否定的な人が結構多い。しかし、音に惑わされて本質を見失ってしまうのはあまりにももったいない。曲はまぎれもなくゴールドスミスであり、その卓越したアレンジ能力は細部にわたっている。今回追加された短い曲ですらも、この作品の曲だとすぐにわかる。最近の「どの映画に使い回してもわからない」曲とは根本的に違うのだ。

 しかし、今回はこの話ではなく、ライナーノートを読んでいて前から考えていたことをちょっとまとめてみようと思いついた。

 サントラは新作の場合、作曲家本人がプロデュースすることが多い。その方向性も人によって色々あり、特徴が出る。例えば、ジョン・ウィリアムズは基本的にシーン順だが、所々順番を入れ替える。曲タイトルはそのものズバリで、たまに重大なネタバレさえも平気で入れる。本編用ではなく、コンサート用に編曲した曲に差し替える場合も多い。例えば、ブライアン・タイラーは1曲目に自信作を持ってきて、派手にぶちかまし、後は惰性でもOKという1発勝負が多い。
 では、ゴールドスミスはどうだったかというと、基本的にはシーン順にはこだわっていない。曲タイトルも簡潔で、短い単語だけの物が多い。これは聞き手に想像して欲しいという意図があったためではないか。
 この『レンタ・コップ』のサントラは映画公開時のオリジナル版が12曲37分で、今回の完全版が19曲44分(スコアのみ)となっている。まあ、オリジナル版は再使用料の問題もあって短くなったのだろう。
 で、本題。ライナーノートにこういう文章があった。
 今回収録されることになった"FLASH BOMB"というクライマックスのアクションスコアについて、レーベルのダグラス・フェイクが好きだというと、ゴールドスミスは「私も好きだけど、アルバムには入れないよ」と答えた。これはゴールドスミスが考えていた収録曲のバランスが相応しくないと判断したためだった。他のジャンルのアルバムでも収録曲の選択やその並び方というのはアルバムの評価にも関係してくる大きなポイントだ。
 つまり、ゴールドスミスはアルバムとしての完成度やまとまりを考えて、プロデュースしていたわけだ。そう考えると、今回の「シーン順にすべての曲を並べた完全版」というのはゴールドスミスの意志を反映していないということになる。
 そのことに対する謝意なのかどうか、今回のアルバムにはヴァージョン違いになった1曲も収録し、オリジナルアルバムと同じように聞くための再生順を記してある。プレーヤーでプログラム再生するとオリジナルの通りに聞くことが出来るというわけだ。

 私は厳密にいうと映画音楽ファンというよりも、映画音楽という音楽ジャンルのファンだ。クラシックやヘヴィメタルと同列に、映画音楽が並んでいる。その中でもジェリー・ゴールドスミスというアーティストが好きなのだ。ヘヴィメタルというジャンルでJUDAS PRIESTというアーティストが好きなのと同じ感覚だ。だから、作品の評価もアルバムとしてどうかというところになる。もちろん、映画に付随する音楽なのだから、映像にあわしてどうかという評価軸もあるわけだが、切り離しての評価が大きい。中にはこれをおかしいと感じる人もいるだろう。
 しかし、考えてみて欲しい。
 映像にあわせてのみの評価でよいのなら、わざわざサントラなど出す必要はない。昔は映画のスーベニールという側面もあったろうが、今やDVDやBDで本編まるまるすべてがサントラとたいして変わらない価格で手に入るのだ。すでにその役割は終わっている。映像と音楽の関係性を考えるなら、DVDを買うのが正しい。分析もその方がやりやすいだろう(ミュージックトラックが別についていれば完璧だが、さすがにそれはまだ少ない)。
 それでも作曲家は自分でプロデュースしてサントラを出す。それはアーティストとして「自分の作品を聞いて欲しい」という望みだと受け止めるべきではないだろうか。そうであれば、他のジャンルの音楽と同じくアルバムだけを聞いて評価するという考えもおかしくはないのではないか。

 そうなると、ひとつ問題が発生する。最近の流れである、過去の作品の完全版――そのほとんどがシーン順に並んでいる――というのは、アーティストの意志に反しているわけであり、邪道になってしまう。しかし、アーティストの未発表のボーナストラックがついてきたと考えると、それも否定はできない。そこまで出来が違うアルバムというのは残念ながらわずかしかないのだが……。ちょっとこの問題は悩ましいところではある。なんだかんだいいながらも、ボーナストラックつきを買ってしまうのだろうな。

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VARESE CD CLUB新譜2009/09

 VARESE CD CLUBの新譜4枚。

Childrencornチルドレン・オブ・ザ・コーン』(1984)
"CHILDREN OF THE CORN"

■VARESE SARABANDE
■SUMIYA

 先日、ホラー映画のサントラで紹介した新作TV版のオリジナルが登場。
 音楽はジョナサン・エリアス。LPと同内容の初CD化。
 限定1000枚

Awalk春の雨の中を』(1969)
"A WALK IN THE SPRING RAIN"

■VARESE SARABANDE
■SUMIYA

 アンソニー・クイン、イングリッド・バーグマン主演のラブロマンス。
 音楽はエルマー・バーンスティーン。初サントラ化。
 限定1500枚

Crimest暴力の季節』(1956)
"CRIME IN THE STREETS"

■VARESE SARABANDE
■SUMIYA

 ドン・シーゲル監督の犯罪ドラマ。
 音楽はフランツ・ワックスマン。初CD化。
 限定1500枚

Escapeplanetapes新・猿の惑星』(1971)
"ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES"

■VARESE SARABANDE
■SUMIYA

 大ヒットSFシリーズの第3作目。
 音楽は1作目を担当したジェリー・ゴールドスミス。これまで海賊盤のみで、公式にはメインタイトルがBOXセットに収録されていたのと、1作目のサントラに組曲として16分収録されていただけだった。現代音楽的だった1作目とは違い、ジャズを基調としたサスペンスタッチ。初サントラ化。
 限定3000枚

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2009年9月26日 (土)

COLLECTOR'S EDITION VOL.1

Cevol1COLLECTOR'S EDITION VOL.1

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『ロード・オブ・ザ・リング』やデイヴィッド・クローネンバーグ監督作で有名なハワード・ショアが自身のレーベルHOWE RECORDSからリリースする第3弾。10月13日発売予定。
 今までリリースされなかった映画の曲や、色々な録音を収録するシリーズの第1弾ということのようだ。今回は5曲がサンプル音源や効果音と共に自身が演奏をした曲。残り7曲がソロのハーモニカとギターがオケと共演するジャズの影響を受けた曲ということらしい。

 ダグ・アダムスが執筆する『ロード・オブ・ザ・リング』の音楽についての書籍は、NYで行われる10月1日のコンサートで先行販売の予定だったが、結局色々あって不可能になったようだ。もう数ヶ月かかりそうだとか。

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2009年9月20日 (日)

リメイク作の音楽担当

★現在撮影中の"RED DAWN"――いうまでもなくジョン・ミリアス監督、先日亡くなったパトリック・スウェイズ主演の『若き勇者たち』のリメイクで、監督はダン・ブラッドリー。『スパイダーマン2』や『007/慰めの報酬』、『ボーン・スープリーマシー』などでアクションをメインとする第2班監督をしてきて、今作が監督デビュー。オリジナルはロシアがアメリカに攻めてきたが、今回はロシアと中国が攻めてきたらしく、赤が2倍になっている。来年9月公開予定。
 音楽は『ランボー』や『AVP2』のブライアン・タイラー。オリジナルの故ベイジル・ポルデュリスに恥じないスコアを書けよ。でないと、そろそろ見限るぞ。

★こちらもリメイクで『エルム街の悪夢』。監督はミュージックヴィデオを中心に撮っていたサミュエル・ベイヤー。フレディー役には『ウォッチメン』のロールシャハ役がよかったジャッキー・アール・ヘイリー。来年4月公開予定。
 音楽は『トランスフォーマー』のような大作の合間にホラーの登板が多くなっているスティーヴ・ジャブロンスキー。オリジナルのチャールズ・バーンスティーンのようなテーマは書けるのか?

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ドクター・フー

Daleks_2Dr.フーin怪人ダレクの惑星』(1965)
"DR. WHO AND THE DALEKS"
地球侵略戦争2150』(1966)
"DALEKS-INVASION EARTH 2150 A.D."

■SUMIYA

 ドクター・フーというとイギリスBBCの長寿SFシリーズだが、これはTVシリーズとは別個に劇場用として製作されたもので、主役のドクター・フーはTV版とは違う役者が演じている。なんとピーター・カッシングである。TVシリーズのリメイクでもあり、人気の敵役ダレクを中心に再構成したもの。
 音楽はそれぞれマルコム・ロックヤーとビル・マクグフィー。イギリスSILVA SCREENからのリリース。

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2009年9月19日 (土)

3時10分、決断のとき

3時10分、決断のとき

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 以前、輸入DVDで観た感想を書いたが、日本では1年以上遅れてひっそりと公開された傑作西部劇が、DVD化。11月20日発売。ラッセル・クロウとクリスチャン・ベールという男臭い俳優がタイマンをはる一筋縄ではいかない物語。オリジナルに比べると、ふたりの関係も理由付けも変わっているが、本筋は同じ。リメイクの珍しい成功例である。ピンカートン探偵社のベテランとしてピーター・フォンダも登場。
 BD版も同時発売。

3時10分、決断のとき

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 サントラ。『スクリーム』などのホラー、『ダイ・ハード4』などのアクションで名を上げたマルコ・ベルトラミ会心のスコア。個人的には現時点の最高作。ハリウッドウェスタンとマカロニウェスタン双方の要素を自分なりに咀嚼し、今流行の不必要に分厚いオーケストレイションに背を向けた隙間のある音が効果的に使われている。

決断の3時10分

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 こちらがオリジナル。違いを比べるのもおもしろい。グレン・フォードが悪役というのも珍しい。

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ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢

ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢

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 シリーズ最新作が11月27日に発売になる。レビューは以前書いたが、相変わらずの傑作なので、もちろんお薦め。メイキング、ドキュメント「ニック監督がジブリにやってきた!」、予告編集の他、別にリリースされている短編『おすすめ生活』全10本をすべて収録という太っ腹。しかも、ウォレスの吹き替えを従来の欽ちゃんではなく、今回の新作でウォレスを当てた津川雅彦で収録し直している。
 BD版も同時発売。映像特典などは同じ模様。

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トランスフォーマー:リベンジ&T4

 夏の大作がDVD発売。しかし、よくもまあ、これだけ種類を出すなぁ。

12月18日発売
トランスフォーマー:リベンジ
オプティマスプライム ブラックバージョンBOX

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 amazon限定ヴァージョンだそうです。
 BD版もあり。

トランスフォーマー:リベンジ
バンブルビーBOX

amazon

 15000セット限定生産。
 BD版もあり。6000セット限定生産。

 他にDVD版:スペシャルコレクターズエディションBD版:スペシャルコレクターズエディションBD版:ダブルパック(前作2枚組と続編2枚組のセット)もあり。

11月20日発売
ターミネーター4
T-600 フェイスマスク・ケース付

amazon

 amazon限定ヴァージョンだそうです。
 BD版もあり。

ターミネーター4
モト・ターミネーターフィギュア付

amazon

 DVD。5500セット限定。

ターミネーター4
T-600リアルヘッドフィギュア付

amazon

 BD。3000セット限定。

 DVD版:コレクターズ・エディションと、BD版:スペシャル・エディションもある。

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2009年9月17日 (木)

9月10月の新作サントラ

9月22日発売
ヒルズ・ラン・レッド/殺人の記録

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 旅行者が殺されまくるホラー。日本ではDVDスルーのようだ。監督は『ハウス・オブ・ザ・デッド』の脚本も書いたデイヴ・パーカー。
 音楽はフレデリック・ウィードマン。

10月6日発売
CHILDREN OF THE CORN

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 スティーヴン・キング原作のホラー。1984年に映画化されたが、これは新作TV版。今回はキング自身も脚本に加わっている。
 音楽はジョナサン・エリアス。実はオリジナル版も担当していた。

10月20日発売
THE VAMPIRE'S ASSISTANT

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《週刊少年サンデー》でもコミック化されたダレン・シャンの児童向けダークファンタジーの映画化。渡辺謙もサーカス団長として怪演している。
 音楽は『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を担当したスティーヴン・トラスク。

ATOM

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『鉄腕アトム』のCGIアニメ版。日本公開は10月10日で、アメリカより早い。
 音楽は『X2』や『スーパーマン・リターンズ』などのジョン・オットマン。

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2009年9月16日 (水)

フロム・ヘル

フロム・ヘル(上)

著:アラン・ムーア
画:エディ・キャンベル
訳:柳下毅一郎
刊:みすず書房

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 映画化もされた『ウォッチメン』の原作者による、切り裂きジャックの史実を調べ尽くして描き出すグラフィック・ノベル。約10年前の刊行から、ついに邦訳が登場した。訳者はこの人以外考えられない柳下さん。

フロム・ヘル(下)

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 詳細な解説は公式サイトにあるのでご一読ください。
 上下巻共、発売は10月10日。

フロム・ヘル

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 ジョニー・デップ主演で映画化されたもの。DVD版。

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 こちらはBD版。

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2009年9月15日 (火)

LA-LA LANDの新譜2009/09/16

 LA-LA LANDからの新譜情報。前の2枚は通常盤なのでamazonでも扱っている。最後の1枚は明日午前5時より直販開始。最後の2枚は直販のみ先着でサイン入り。

TAKING WOODSTOCK

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■LA-LA LAND
Danny Elfman - Taking Woodstock (Original Motion Picture Score)

 アン・リー監督があのウッドストック・フェスティバルを題材に描くコメディ。
 音楽はダニー・エルフマン。

TAKING WOODSTOCK

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 ついでにこちらは別レーベルから先行発売しているコンピレイション盤。もちろんグレイトフル・デッドやジャニス・ジョプリン、ジェファーソン・エアプレーンなど当時のアーティスト満載。エルフマンのスコアも少し。参加していないザ・ドアーズが入っているのは時代の空気ってこと?

TRICK'R TREAT

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■LA-LA LAND

 2008年のホラー。DVD発売にあわせてサントラリリース。監督は『スーパーマン・リターンズ』などの脚本を書いたマイケル・ドハーティ。
 音楽は『モンスター・ハウス』のダグラス・パイプス。

BookofbloodBOOK OF BLOOD

■LA-LA LAND

 クライヴ・バーカーの原作のホラー。監督はTVでSFやホラー物が多かったジョン・ハリソン。
 音楽はTVシリーズ『ファースケイプ』などのガイ・ファーレイ。
 限定1500枚

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INTRADAの旧作新譜2009/09/15

 隔週刊INTRADA。なかなか意外な2作品。

Rentacopレンタ・コップ』(1987)
"RENT-A-COP"

■INTRADA
■SAE
■SUMIYA

 バート・レイノルズ、ライザ・ミネリ主演の探偵恋愛物。ライザ・ミネリのカムバック作品。さすがに両者とも「往年の」俳優だけに中年のラヴロマンスであるが、まあ、悪くはない程度の出来。連続殺人犯を目撃した娼婦を守る元刑事の探偵。ふたりのロマンスと殺人犯との戦いを描く。
 音楽はジェリー・ゴールドスミス。なんと言っても1曲目のメインテーマがお洒落で美しい。ポップですらある。ピアノとシンセのメロディにトランペットソロが入ってくるところなど、いかにもゴールドスミスらしい。個人的にも結婚式で流した思い出の曲でもある。もちろん、アクションのキレ味もいい。『リンク』や『勝利への旅立ち』などと同じくシンセドラムを積極的に使い始めた頃のスコアで、キーボードとデジタルパーカッションがオケとタイマンをはっている。ソリッドなアクションスコアと、メロディアスなメインテーマの対比もいい。以前INTRADAから出ていたアルバムよりもアクションスコアを中心に7曲増えた完全版となり、ボーナストラックとしてゴールドスミス指揮のクリスマスソングが2曲追加。
 限定3000枚

Chinasynチャイナ・シンドローム』(1979)
"THE CHINA SYNDROME"

■INTRADA
■SAE
■SUMIYA

 ジェーン・フォンダ、ジャック・レモン主演の原発を巡る社会派ドラマ。当時、流行したなぁ。
 音楽はマイケル・スモールだが、このスコアは実際には使用されなかったボツスコア。もちろん、初サントラ化。
 限定1000枚

追記:『チャイナ・シンドローム』はわずか6時間でレーベル完売。最速かも。

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2009年9月11日 (金)

BALLAD名もなき恋のうた

 いうまでもなく傑作『クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!アッパレ戦国大合戦』の実写映画化。監督は『ジュヴナイル』でデビューしたSFX畑出身の山崎貴。SFXを使わずに映画化はできない題材であるだけでなく、少年との交流も描かなければならないだけに納得の人選ではある。しんちゃんのケツだけ星人をCGIで描き――なんてわけはなく、アニメであれだけまっとうに描いた戦国時代とその合戦を再現するにはSFXは不可欠なのだ。しかし、使い方を間違うと、途端に嘘くさくなるのはこれまでに別時代を描いた邦画の失敗を見ればわかる。その点、かなり注意深く使っており、好感が持てる。
 ストーリーの大枠はアニメと同じ。やはり最も違うのは最強の幼稚園児シンノスケが弱虫小学生真一に変わったこと。戦場に出ても死にそうもないシンノスケと違って、真一はすぐに死にそう。そのため、真一はあくまでも状況に対して受動的。そして、父親も逃げ腰。そのふたりが逃げないという選択をし、成長するドラマが大きなウェイトを占める。もちろん、最もウェイトが大きいのは又右衛門と廉姫の恋模様なのは同じ。セリフもほぼアニメを踏襲しており、無理なく移行している。『サマーウォーズ』同様に、オリジナルを知らない層(特に本作の場合はアニメに抵抗感がある層)に対して、上質の物語を観てもらうためのリメイクという意味では有意義だったと思う。泣けりゃいいってわけではないが、劇場ではすすり泣きが聞かれたし、最後まで席を立つ観客はいなかった。
 しかし、アニメでの重要な部分で足りなかったために残念だったのは2つ。
 まず、重要なモチーフであった青空侍がなかったこと。
 そして、少年と武将の間に信頼感が生まれ、金打をするというシーンがなかったこと。
 このうち、後者は真一になったことで仕方がないか。一家がお客様になってしまったのも同じこと。しかし、前者は作品の雰囲気にも関係するだけに無念。逃げないこと(真一の成長)をテーマにしたことで、ラストに青空侍を入れると冗長になるという判断もあったのだろう。わかるんだが、それでも残念。
 俳優陣は頑張っていた。意外にも新垣結衣はよかった。草なぎ剛も殺陣など含めて頑張っているが、声を低くしているシーンとそれ以外のシーンが違いすぎ。ビールを飲むシーンは……。
 ちょっと突っ込むなら、最後の車で敵陣に乗り込むシーン。窓くらい閉めておけよ。流れ弾や流れ矢が飛んできたらどうすんだ? 家族を守るのが親父の仕事だろう?

BALLAD名もなき恋のうた

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 サントラ。音楽は『隠し砦の三悪人』や『K-20』の佐藤直紀。この人は音がハンス・ジマーっぽくなりすぎるとどうも魅力がないが、もう一歩踏み出すと『K-20』のようにいい感じになる。その境は個人の趣味かもしれないが、メロディと作品の目指すものがあっているかどうかというところではないか。それは監督のヴィジョンとのすりあわせもあると思うが、正直言って樋口監督の2作品については上手くいっているとは思えなかった。何で、あの作品にジマーっぽい音なのと。
 その点、本作は控えめで、愛のテーマというべきメインテーマをモチーフにして泣かせる。戦闘シーンでもジマーっぽさのないスコアも書けるんだという発見(^_^;)があってよかった。主題歌は『レッド・クリフ』と同じalan。

10月30日追記:リメイクの意味があったと思ったニュース。『クレヨンしんちゃんアッパレ!戦国大合戦』のDVDが売り上げランキング48位まで上昇した。発売直後の最高位でも73位だから凄いことだ。原作者死去という悲報もあったとはいえ、発売後これだけ時間がたってから50位以内に入るのはリメイクのおかげだろう。

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BUYSOUNDTRAXの新譜2009/09/10

 発送ミスが多くて無責任極まりないため絶対に直接買ってはいけないサントラショップBSXから新譜2枚。

Halloween_2_ahiブギーマン/ハロウィーン2』(1981)
"HALLOWEEN II"

■SAE

 いうまでもなく、ジョン・カーペンター監督によるシリーズ第2弾。1作目が30周年ということで、2作目の長尺盤がリリース。音楽はもちろんジョン・カーペンターとアラン・ハワースの協力。従来盤に加えて、シーン順に構成した組曲6曲を加えた。未収録の部分も入っているようだ。
 限定1000枚

Bone_eaterスケルトンライダー』(2007)
"BONE EATER"

■SAE

 低予算ホラー。音楽はチャック・シリノ。ウェスタン調シンセスコア。
 限定1000枚

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2009年9月 4日 (金)

HARKITからの新譜

Trouble_with_angels青春がいっぱい』(1965)
"THE TROUBLE WITH ANGELS"

■HARKIT

 LP落としが多かったり、権利関係がクリアでないものを平気で出したりするのでいまいち信用できないイギリスのレーベルHARKITから、『セバスチャン』に続いてジェリー・ゴールドスミス作品がリリースされる。かつて、MAINSTREAMという海賊まがいレーベル(指摘により訂正。正規盤でした)が『駅馬車』のカップリングとしてCD化し、日本のSLCでも限定盤CDが出ていたらしい(これもMAINSTREAM盤と同じカップリング)。今度はどうだ? 曲数はLPと同じ。なぜか日本語解説もついているというが、怪しい日本語に間違いない。どれくらい怪しいかは以前リリースされた『フォローミー!』の裏を見ればわかる。
Followme 絶対、日本語がわかる人がいないね。自動翻訳そのままに違いない。

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PERSEVERANCEの新譜

 超マイナーレーベルPERESEVERANCEから久々のリリース。

Believerscdcoverサンタリア・魔界怨霊』(1987)
"THE BELIEVERS"

■PERSEVERANCE
■SAE
■SUMIYA

 かつてVARESE SARABANDEからLPが出ていたが、少しだけ曲が増えている。
 音楽はJ・ピーター・ロビンソン。
 限定1000枚

FadetoblackcdcoverフェイドTOブラック』(1980)
"FADE TO BLACK"

■PERSEVERANCE
■SAE
■SUMIYA

 カルト映画。
 音楽はクレイグ・サファン。最近プロモ盤の市販は自粛気味だったのだが、珍しく作曲家プロモ盤。
 限定500枚

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2009年9月 2日 (水)

カンゼル死去

 指揮者エリック・カンゼルが現地時間1日、亡くなりました。死因はガン。享年74歳。
 カンゼルといえば映画音楽カバー録音の大家であるだけでなく、その手兵シンシナティ・ポップス・オーケストラの創始者で、音の元気良さは一級品でした。しかし、またガンか……。
 彼が再構築し、指揮したローザの《三つの合唱組曲》を聴きながら合掌。

THREE CHORAL SUITES

amazon

 ミクロス・ローザが音楽を担当した史劇大作であり、聖書3部作とも呼べる『ベン・ハー』『キング・オブ・キングス』『クオ・ヴァディス』の主なテーマとコーラス曲を再構築して組曲に仕立てたもの。ローザが生前取り組んでいたものを、カンゼルが中心になって完成させ、自ら指揮したもの。演奏も録音も文句なし。サントラの代わりにもなるし、長いサントラを全部聴くのは疲れるという人にも、またローザ入門にも最適。SACDハイブリッド盤もあるので、対応プレーヤーのある方はこちらがお薦め。

 AMAZONで入手できるカンゼル作品の一部。

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2009年9月 1日 (火)

INTRADAの旧作新譜2009/09/01

 隔週刊INTRADA。

Pickup拾った女』(1953)
"PICKUP ON SOUTH STREET"
"DANGEROUS CROSSING"(1953)

■INTRADA

 20世紀フォックス作品のカップリング。
 音楽は前者がリー・ハーライン、後者がアルフレッド・ニューマン&ソル・カプラン。初サントラ化。
 限定1200枚

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映画ネタ40

★ウォルト・ディズニーはアメコミ大手マーヴェルを40億ドルで買収すると発表した。マーヴェルはいうまでもなくスパイダーマン、アイアンマン、ハルク、X-MENといった人気キャラを持ち、映画化作が多いだけではなく、最近は自社で映画製作もしていた。現在、スパイダーマンはソニー・ピクチャーズ、X-MEN関係とファンタスティック4は20世紀フォックス、ハルクはユニヴァーサルと別々の製作会社によって映画化されているが、今後どうなるのか。

★シルヴェスター・スタローン主演・監督で『ランボー5』の製作にゴーサインが出た。今度はアメリカとメキシコ国境でドラッグ密輸組織と戦うらしい。

★『ハロウィーン2』のリメイクも快調なロブ・ゾンビ監督は次回作として『マックイーンの絶対の危機』のリメイク『ブロブ/宇宙からの不明物体』のリメイクを監督するようだ。

★その他、『バッドボーイズ3』は脚本家決定。ジョエル・シルヴァーはDCコミックの『スワンプ・シング』を3D映画化予定。

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