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2009年5月 4日 (月)

スター・トレックの音楽3

 続いて5作目から7作目まで。

St5 5作目『スター・トレック5 新たなる未知へ

 アメリカ公開は1989年6月、日本公開も同月。社会人2年目。出張先の岩手・盛岡の新星堂で日本盤CDを買った。ジャケットイラストはボブ・ピーク。

 カーク船長ことウィリアム・シャトナーが原案・監督したせいか、カークの俺様映画となり、TVシリーズ並のレベルにスケールダウンしたアクション編。破壊されたエンタープライズに代わり、新造されたエンタープライズAが登場。外観にあまり変化はない。

 スコアはジェリー・ゴールドスミスが戻ってきた。しかし、これもオープニングはTVシリーズのテーマから発展し、ゴールドスミスのテーマに移行する方法になっている。また、クリンゴンの出番が少ないにも関わらず、クリンゴン人が登場する度にクリンゴンのテーマが盛大に鳴り響くのはご愛敬。1作目と同じシリーズで同じ作曲家とは思えないほど、格調も低くなり、ゴールドスミスが映画にあわせて作曲していることが明確に示された(^_^;) 珍しく、他作品の使い回しが聴かれるし、この作品固有のテーマがほとんど記憶に残らない。どちらかというとやっつけ仕事の印象がある。映画としても褒められた出来ではなかった。

St6 6作目『スター・トレック6 未知の世界

 アメリカ公開は1991年12月、日本公開は1992年2月。兼業作家1年目。宮城・仙台のタワーレコードで輸入CDを買った。この辺りまでの輸入盤CDは縦長の紙ケースに入っていることが多かった。まだLPも多く扱っていたので、高さをそろえる必要もあったのだろう。どういう状態かというと、CDを縦にふたつ並べた大きさの紙ケースで、上にCDを入れて窓からジャケットが見えている。下には何も入っていない。コンパクトになるはずのCDだというのに、わざわざ大きくしてゴミを増やすとはさすがアメリカ。

 2作目からの再登場となったニコラス・メイヤー監督作品で、TNGへとつながるクリンゴンとの和平、そして、反対派の妨害を巡る話。罠にはめられたカークたちが監獄惑星に放り込まれたり、展開もシヴィア。

 スコアはこれがメジャー1作目になるクリフ・エイデルマン。今作の高評価でサルキンド親子が製作した『コロンブス』に起用されたが、その後は大作に恵まれていないのは作曲にそれほど意欲がないからだろう。なんでもビバリーヒルズの豪邸に住み、不動産収入で食っていけるらしい。スコアは重いテーマには重いモチーフだとばかり、どっしりとした曲調のものが多い。メインテーマもはっきりとした物があり、コーラスを加えたりしてヴァリエイションも多い。しかも、TVシリーズのテーマはモチーフ的にしか使わないという思い切りの良さ。ラストでようやく未来に希望が見えてくるように明るくなるのが清々しい。それぞれの曲は良くできているので、評価は高いが、聞き終えてから記憶にあまり残らないというのは残念というかもったいない。

St7 7作目『ジェネレーションズ STAR TREK

 アメリカ公開は1994年11月、日本公開は1995年12月。会社を辞める直前、仙台のタワーレコードで輸入CDを買った。

 TNGやDS9のTVシリーズを撮ってきたデイヴィッド・カーソン監督。冒頭でカークが事故に巻き込まれて行方不明になった後、一気に未来に飛んでTNGのクルーがメインになる。今回は橋渡しという訳でカーク船長とピカード船長のデュエットシーンもあり、エンタープライズもBとDが登場する。もっともBの出番は冒頭少しで、Dは破壊されてしまうが。

 スコアはTNGを担当していたデニス・マッカーシー。TVでは大きなオーケストラが使えないうっぷんを晴らすかのようにスケールの大きなスコアを鳴らしている。序曲で高らかに鳴るテーマは冒険心を表すような高揚感がいい。しかし、他が今一歩特徴がない。この辺り、最近の新人作曲家に共通する部分である。TNGの話だというのに、ゴールドスミスのテーマは使われず、旧TVシリーズのテーマのみ使用というのはどうしてだったのか。

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