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2009年3月13日 (金)

……のようなものの本編+ヤッター

 事前の印象ではどちらも同じくらい微妙な出来になるんではないかと思っていた2本。しかし、すみませんでした。想像以上でした。これほど出来に差が開いてしまうとは!

Dragonball_evolution_2DRAGONBALL EVOLUTION

 ついに全世界で最も早い公開となった有名マンガにそっくりな気もしないでもないハリウッド製SFアクション。邦題からして違うし、原作者も違うものとして見ましたと言っているんだから、間違いなく他人のそら似ということで。

 以下、壮大なストーリーだ(すべてネタバレ)。

 オラ悟空! アメリカの高校生だぞ。クラスメートのチチって娘が気になるけど、いじめっ子が邪魔するんで声もかけられないシャイな18歳だ。名前が変わってっけど、他のその他大勢は普通の名前だ。本当は強いけど、爺ちゃんと約束したから喧嘩はしないぞ。誕生日にドラゴンボールって球をもらったら、ピッコロってヤツが爺ちゃんを殺しちまった。ボールはオラが持ってたから奪われなかったぞ。そこにブルマ・ブリーフって化粧のきつい女がボールを奪いに来た。メカ会社のえらいヤツらしい。小さな機械を投げたらあっという間にバイクに変わったぞ。すげぇオーバーテクノロジーだ。こんなの街に走ってねぇぞ。それで爺ちゃんの遺言どおりにパオズシティの亀仙人を訪ねることになった。マスター老師って言ってるけど、字幕じゃ亀仙人だぞ。亀仙人はスケベな雑誌を大事にしてるおっさんで、爺ちゃんの師匠だ。なんでも、2000年前に手下の大猿と一緒に地球を壊滅させたピッコロが復活した。3日後の皆既日食までにドラゴンボールを集めて神龍にピッコロを封じてって願いを言わないと負けるんだと。3人でブルマのドラゴンボールレーダーDBRを使って次のボールを探してると、泥棒のヤムチャって韓国人が掘った穴に落ちてしまった。助けてやるから金寄こせっていうヤムチャ。しばらく無視してたけど、亀仙人は時間がないと言って宙を飛んで穴を出た。時間がないなら、さっさとやって欲しかったな、オラ。その穴にたまたまボールがあったんで拾ったオラたちはピッコロを封じる魔封破の壺を寺院に取りに行くことになった。寺院では壺に魔力を注ぎ込む間、亀仙人からかめはめ破の稽古をしろって言われて、5つの灯籠に火を灯す修行をする。面倒なんで、亀仙人がいない間に蝋燭で火をつけようとすると、チチがやってきた。近くの道場で大会があるんだって。チチは集中力が足りないからだって、オラに提案をした。ひとつ火を灯す度にチチに近づいて、5歩で手が触れあえる距離まで来られる。それじゃできたら? 「お楽しみ」 チチの思わせぶりな台詞にオラ俄然集中してかめはめ破を出して5つに火を灯したぞ。「後は火を消すだけね」真っ暗になった部屋でオラはチチとチッスしたぞ。興奮だ! ところが、チチに化けたピッコロの手下がドラゴンボールを盗み出した。オラは勘で片方のチチを攻撃したら、そっちが本物だった。オラのうっかりミスで手下には逃げられ、オラは撃たれて涅槃にいっちまった。爺ちゃんが帰れって言うのが見える。亀仙人はかめはめ破をオラの胸に放ち、オラは生き返った。かめはめ破は電気ショックの代わりにもなるんだな。凄えぞ。ドラゴンボールがピッコロの手に揃ったからもう時間がない。亀仙人は寺院の老師から壺を受け取った。お礼の言葉はナマステだ。オラたちはピッコロが神龍を呼び出す場所までヤムチャの車で飛んだ。間に合ったけど、亀仙人はピッコロ封じ込めに失敗した。しかも、オラはピッコロの手下の大猿だったことがわかって、皆既日食で変身しちまった。あ、大猿っていっても、2メートルくらいだけどな。で、オラは亀仙人を絞め殺してしまった。でも、爺ちゃんの言葉を思い出して自分を取り戻したぞ。そして、かめはめ破でピッコロを倒した。ドラゴンボールで亀仙人を生き返らせて、チチとハッピーエンドだ。爺ちゃんは生き返らせないでよかったのかな。


 以上、上映時間わずか87分! 素晴らしくコンパクトだ。コンパクトすぎて溜めも何もあったもんじゃない。おかげでメリハリなくダラダラと進んでいく。脳内時間は2時間超! とりあえず、アメリカ製『キャシャーソ』の称号を与えよう。
 なんというか、現代アメリカに舞台を移すにしても、もっとやり方があるだろ? 名前だけそのままって、世界観が無茶苦茶である。中途半端すぎ。いや、そんなこと考えるのすら時間の無駄か。
 で、チャウ・シンチーは何をしたんだ? 実権がなかったんだろうなあ。彼のセンスなら、もうちょっとマシになるだろ?
 音楽はブライアン・タイラー。まあ、いつものパーカッションが鳴り響き、時々テクノビートが加わるパターンで、新味はなし。
 ちなみに浜崎あゆみの主題歌はエンドと同時に始まり、クレジットがスクロール始めるとスコアに差し変わって、クレジット終了後にエピローグになります。

Yattermanヤッターマン

 説明しよう!
 この映画はタツノコプロの名作アニメを鬼才・三池監督が実写映画化した野望あふれるB級大作なのだ!

 冒頭の渋谷ハッチ公前でつかみはOK。オリジナルの独特のノリ・ギャグ・お色気もそのまま再現し、気の抜け具合もそのまんま。お約束もほとんど再現した上で、それをからかう余裕まである。さらに監督のグロ趣味も加えて、通常の4話分を一気に見せるというサーヴィス精神も文句ない。深キョンのドロンジョ様もそういうものだと思ってみれば、まあ、これもありだ。生瀬のボヤッキーがこれ以上はないというくらいはまっているのもあり、何の問題もない。ヒロインとドロンジョ様に食われてしまって、美味しいところのない2号(2号さんじゃないよ)がいまいちで、ヒロインとドロンジョ様が生足やら胸元やら汚れまくるのと比べると、最後まで綺麗なままだったのが残念。『スピードレーサー』並の原作への愛情の注ぎ方ということで、満足。特別出演のあの方々を使った微妙なギャグも嬉しい。最後には次週予告もきちんとあるし、次も見たいと思わせてくれた。
 もちろん、音楽も山本正之がベースにあるので、文句なし。ドロンボーの歌もちゃんと3人でやってくれるし。 

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コメント

のようなもの、観ました。しばらくぶりに料金を返してもらいたくなりましたよ。クレジットをみると日本の会社も参入(どういうかたちか知りませんが)していますね。何やら大掛かりな投資詐欺が起こったような件に思えます。

投稿: カッパースミス | 2009年3月18日 (水) 18:40

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