« ECHOES OF WAR | トップページ | パコとアイアンマン »

2008年12月11日 (木)

鼓童

 和太鼓パフォーマンス集団・鼓童と新日本フィルの共演コンサートに行ってきた。映画音楽との繋がりで言えば、タン・ドゥンの『HERO』をちょっと演奏するだけだが、鼓童自体はこれまでにも映画音楽に関わっている。クリストファー・ランバートの『ハンテッド』とか(^_^;) それはともかく。
 いきなり小木追分で始まった時にはどうしようかと思ったが、民謡もレパートリーのひとつということか。前半45分はオケなしで和太鼓に篠笛が加わったくらい。三宅島で行われている打法という腰を思いっきり落としたスタイルがカッコウイイ。なんであんなに太鼓の位置が低いのかわからんが、もの凄く疲れるな、あれは。
 後半がメイン。石井眞木の『モノプリズム』と冨田勲の『ナスカ幻想』。『モノプリズム』は初めて聞いたが、映画音楽ファンにわかりやすく言うと、「『猿の惑星』と『エイリアン』と『未知との遭遇』の前衛的な部分を集めて和太鼓を加えた」ような音楽。近代の作曲家でいえばヴァレーズか。初演は1976年に小澤征爾指揮で太鼓は林英哲率いる佐渡鬼太鼓座だった(林は佐渡鬼太鼓座退団の後、鼓童を結成し、また退団して林英哲として活動中)。もう、おかしな楽器や音が鳴りまくる誠に楽しいものであった。しかし、一般の鼓童ファンにはどうだったんだろうか。『ナスカ幻想』はCDではシンセと和太鼓、ケーナだったが、今回冨田自らオケ用に編曲したという。なかなか聴き応えがあった。演奏が終わると、指揮者が客席に向かって手招く。おお、立ち上がって舞台に上がったのは冨田だ! 御年76歳。まだまだ現役で頑張っていただきたい。
 しかし、クラシックは閑古鳥が鳴いているというのに、鼓童は満席だった。WOWOWが来年このコンサートを放映するというのも関係していたのかも知れないが。

|

« ECHOES OF WAR | トップページ | パコとアイアンマン »

コンサート」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73118/43393335

この記事へのトラックバック一覧です: 鼓童:

« ECHOES OF WAR | トップページ | パコとアイアンマン »