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2008年7月の記事

2008年7月31日 (木)

ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝

ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝

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@TOWER

 シリーズ第3弾。スティーヴン・ソマーズが製作に回り、監督はロブ・コーエンに代わり、ヒロインであるエヴリン役がレイチェル・ワイズからマリア・ベロに代わっている。特にヒロイン交代は残念。前作から10年くらいたっているのか、ふたりの息子はえらくでかくなって、騒動を引き起こす側になった。今回のミイラはジェット・リー演じる中国の皇帝。兵馬俑が動き出して大軍団と戦うなど見せ場もたっぷり。キーを握る女性にミシェル・ヨー、イザベラ・リョン。
 音楽の方は毎回違うのだが、今回はコーエン監督とは『ドラゴンハート』などで何度も組んでいるランディ・エデルマンになった。クレジットがないが、オケはロンドン・シンフォニー、あるいはそのメンバーのようだ。過去2作とは違うが、メインテーマがきちんと存在し、そのアレンジを中心として展開している。スケールの大きなエデルマンのスコアが聴きたいと思っていただけに、70分以上詰まった会心の1作。
 ところが、最終的にアクションシーンを中心に30分をスピンオフ『スコーピオンキング』を担当したジョン・デブニーが書き下ろして差し替えることになった。つまり、このサントラはエデルマンのボツ部分を収録したが、映画に使われたデブニーのスコアは未収録というサントラとしては珍しい形態になってしまった。
 確かにエデルマンは雄大な音楽は得意だが、最近のテンポの速いアクションにはあまり相応しくないところはある。デブニーもどうかとは思うのだが、そこは映画を観てみないとわからない。
 なお、主題歌はコーエン作詞、エデルマン作曲。

 ところで、ところどころ生オケらしくない安っぽい音に聞こえるところがあるんだが、ミキシング段階でいじったのか? 意図が不明。シンセを生オケっぽくするのはわかるが、その逆というのはソリッドな音にするためか? ある意味、贅沢ではあるが。

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2008年7月30日 (水)

007/慰めの報酬

 日本では2009年正月第二弾として公開される、ジェイムズ・ボンド第22作目だが、主題歌が決まった。
 タイトルは"Another Way To Die"で、作詞・作曲はオルタネイティヴロックのバンドTHE WHITE STRIPESのジャック・ホワイト。彼は歌とドラムを担当し、デュエットとしてR&Bシンガーのアリシア・キーズも参加。つまり、007主題歌として初のデュエット曲になる。サントラは10月28日発売で、主題歌も収録。前作は主題歌収録されなかったからな。
 しかし、スコア担当のデイヴィッド・アーノルドは無関係ですか。残念。スコアに主題歌のメロディが入ってくれるかどうか微妙だな。

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2008年7月29日 (火)

ファウンデーション

 ワーナーブラザーズに吸収されたニューラインシネマの責任者ボブ・シェイとマイケル・リンは次なるプロジェクトとしてアイザック・アジモフの大河SFシリーズ《ファウンデーション》あるいは『銀河帝国興亡史』の権利を取得し、ワーナーブラザーズと製作に乗り出すと発表した。元々、20世紀フォックスが権利を持っていたが、それが移動した模様。えーっと、どっからどこまでどうやって映画にするのやら。

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STARGATE:CONTINUUM

StargateconSTARGATE:CONTINUUM

■FREECLYDE

 TVシリーズ『スターゲイトSG1』はシーズン10で打ち切りになったが、シーズン11の内容をTV映画2話分にして完結させるとこになった。その1話目が先に紹介した"STAEGATE : THE ARK OF THE TRUTH"であり、2話目がこの作品。DVD発売にあわせて、前作同様に作曲者のジョエル・ゴールドスミスが自主レーベルからサントラを発売する。発売は8月12日。先着100名にはジョエルのサイン入り。

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INTRADAの旧作新譜2枚

 完全に隔週発表、今月3度目の新譜。

Invadersスペースインベーダー』(1986)
"INVADERS FROM MARS"

■INTRADA
@TOWER

『スペース・バンパイア』に続いてトビー・フーパーが撮ったSF映画。1953年の『惑星アドベンチャー/スペース・モンスター襲来!』のリメイクである。
 音楽はクリストファー・ヤングなのだが、オケスコアはともかく、シンセスコアは大半がボツって差し替えられた。そこはデイヴィッド・ストアーズの担当。これまでは断片的に不完全なサントラしか出ていなかったが、今回は2枚組にヤングのオケスコア、シンセスコア、ストアーズのスコアを完全収録し、過去のアルバムに収録されていたヤングのシンセスコアを組曲化した物も収録。ヤングのオケスコアは初期作品にはよくあるように、ジェリー・ゴールドスミスの影響がもろに見える。
 限定1200セット
11時追記:すでに在庫500セットを切ったが、ひとり1セット限りの注文受付に切り替わった。ようやく転売屋対策を打ち出したか。
16時追記:INTRADAで売り切れ。ひとり1セットの制限付きでも7時間で1200セット売り切れるとは。
 しかし、タワレコ店舗などに過剰在庫がある模様。

Waywayout
月世界宙がえり』(1966)
"WAY... WAY OUT"
"BRADDOCK"(1968)

■INTRADA

 ラロ・シフリンの担当作品カップリング。ジェリー・ルイスのコメディ映画と、TV映画のスリラー。
 限定1500枚

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UP

 ピクサーが来年5月に公開予定の新作”UP”の公式サイトを公開し、ティーザー予告(というかサイトの頭にあるフララッシュムービー)が初お目見え。爺さんが頑張るヒーロー物ということで、当然期待。
 音楽は『MR.インクレディブル』のマイケル・ジアッチーノ。今度は何かの影響はないのだろうか?

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2008年7月27日 (日)

死ぬには良い日和

 日本では劇場公開中の『スターシップ・トゥルーパーズ3』の主題歌のミュージックヴィデオ。オマー・アノーク司令官が自ら歌う勇姿をどうぞ。

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2008年7月26日 (土)

ダークナイト・ライヴ

 7月14日、NYで行われた『ダークナイト』のワールドプレミア。それに先だってハンス・ジマーとジェイムズ・ニュートン=ハワード(と演奏者)が今作のメインテーマのライヴを行った。ワーナーのオフィシャル映像のようだ。キーボードを弾いているジマーとJ・N=ハワードが見える。眼鏡かけてるのがJ・N=ハワード。

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2008年7月24日 (木)

映画ネタ16

★『カウボーイ・ビバップ』が映画化? 『アイ・アム・レジェンド』や『地球が静止する日』のプロデューサー、アーウィン・ストフがサンライズから映画化権を買い、20世紀フォックスと契約した。ハリウッドのことだから、実際に動き出すまでは何とも言えない。が、このプロデューサーが手がけた作品を見ると、キアヌ・リーヴス主演が9作もある。で、この間、大ヒットした『アイ・アム・レジェンド』だ。あり得る話として、スパイク=キアヌ、ジェット=ウィル・スミス?

★アメリカで大ヒット中の『ダークナイト』だが、初日および週末興収記録を塗り替えただけでなく、最短2億ドル突破記録も作ってしまった。わずか8日! 単にヒットしているだけでなく、批評も軒並み高評価。IMDBでのファンの得点も10万人以上が投票しているにもかかわらず、9.4/10(ちなみに一位は9.1/10で『ゴッドファーザー』と『ショーシャンクの空に』)。10点が非常に多いのと、普通であればアンチが1点を入れるのだが、それが少ない。これからアンチ票が増えて落ちるのかどうか興味津々。

★ティム・バートンが2010年に公開予定の『不思議の国のアリス』のアリス役がオーストラリアのMia Wasikowskaに決まった。って、アリス撮ってるのを知らなかったよ。しかし、ダークなアリスになるのかね? 当然、今度こそ音楽はダニー・エルフマンだよね?

★ディズニー/ブラッカイマーが来年夏公開の"G-FORCE"(ガンダムじゃないよ)の音楽担当だが、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズが降板し、代わりにトレヴァー・ラビンが登板する。実写とCGIの合成によるアクション作品。

★そのハリー・グレッグソン=ウィリアムズは同じく来年夏公開のディズニー/ブラッカイマーの超大作"PRINCE OF PERSIA SANDS OF TIME"にスライド登板。大ヒットヴィデオゲーム『プリンス・オブ・ペルシア時の砂』の映画化。監督は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェル。
 HGWはその他に『サブウェイ・パニック』のリメイク、X-MENのウルヴァリンが控えている。

★『ファイナル・デスティネーション』の最新4作目の音楽担当はブライアン・タイラーに。全作担当していたシャーリー・ウォーカーが亡くなったからね。で、今度は何で死ぬの?

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2008年7月23日 (水)

マスターズ超空の覇者

Mastersマスターズ超空の覇者

■LA-LA LAND

『ロッキー』で有名なビル・コンティが音楽を担当したロイックファンタジーっぽいSF映画。元々はHE-MANというフィギュアの玩具シリーズで、そこからコミックなどに発展したもの。
 サントラは公開当時に発売になり、その後、曲数の多い限定盤がリリースされ、現在はどちらも廃盤。そこに今回完全盤が登場した。といっても少々複雑で、2枚組のうち、限定盤に6分ほど追加され、さらに通常盤をそのままプラスしたという水増し。多分、少し編集が違うだけで、内容はほとんど変わらないと思うのだが……。過去のCDを持っていないならお薦めできるが、限定盤を持っているとお薦められない。
 内容はコンティが思いっきり派手なシンフォニックスコアを書いているというだけでおもしろい。クラシックの影響が透けて見えるのは相変わらずだが。オケはドイツのグラウンケ・シンフォニー。限定3000枚。

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2008年7月22日 (火)

レッドクリフ

 ジョン・ウー監督が悲願の『三国志』をついに完成。赤壁の戦いを中心にした物語である。完成までに俳優がどんどん変わっていったが、最終的にはトニー・レオン、金城武、 ヴィッキー・チャオ 、中村獅童、リン・チーリンなどの出演になった。もちろん白いハトも飛ぶようだ。しかし、これは前編で、後編は来年公開だとか。
 最新予告編が公開された→こちらから。

Redcliffレッドクリフ

 音楽はNHK大河ドラマや『日本沈没』などの岩代太郎で、主題歌『心・戦~RED CLIFF』を歌うのはAVEX所属のalan。オケは岩代が理事をしている東京都交響楽団。大河ドラマっぽいスコアといえば間違いはない。いつも感じるのはあまり激しい感情を表現できないということ。音楽からドラマを読み取れない。メインテーマを含めてどうも淡々としている。『三国志』の世界観でジョン・ウーならもっと激しくてもいいのではないか。スマートすぎる。もっと泥臭い方が似合うはずだ。

台湾盤(上記写真)
■YESASIA

8月29日発売予定
香港盤は主題歌など4曲収録のシングルつき。
■YESASIA

韓国盤
■YESASIA

8月5日発売予定
アメリカ盤
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 日本では11月1日公開なので、日本盤サントラもその頃だろう。

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2008年7月20日 (日)

ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!

Hot_fuzz_ver2ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!

 いずれ観に行くつもりだったが、伊藤さんからの呑みのお誘いのついでに映画鑑賞会にしてしまった。そしたら参加予定がふたりだけになり、さらにふたりに声をかけて、結局4人。チケットと座席確保に後から誘ったGOLDDAMIENさんに手間をかけさせてしまいました。申し訳ないm(_ _)m おかげで、結構混んでいるのにゆったり観ることができました。それまで渋谷タワーでサントラを見て回る。タワレコのウェブショップで予約していた邦盤サントラが発売日を3日過ぎても入荷しないのに腹を立てて、抗議&キャンセルしたら、そのサントラは店には6枚も入荷していた。いくらネットと店舗で在庫管理が違うといっても、これはひどい。効率化を迫られている小売業界で、こんな非効率なことをして生き残れるのか? しかも、ポイントはいまだに別々だし。アメリカで本店が消滅したことを他山の石(その山はすぐ近くだ)として考えを改めて顧客確保をしないと、いつまでも今の状況が続くとは思えない。

 さて、映画は『ショーン・オブ・ザ・デッド』の監督と主演によるポリス&アクション映画のパロディ映画。『ショーン・オブ・ザ・デッド』ではこういったホラー映画で主役がバカだともの凄くいらいらするということがわかった。普通はバカはすぐに殺されてしまうんだよ。でも、これはバカだから生き残る。で、『ホットファズ』は同じ主演俳優なのにデキ(すぎ)る警官役(ちなみに主演のサイモン・ペグの最新作はスコッティ役――もちろん『スター・トレック』だ)。前作と比べるときちんとした筋があって、伏線張りまくって、最後にズドンと爆発させるという会心の大ヒット。どこかで観たようなシーンや演出が次から次へと炸裂するが、空振りがない。イギリス独特のブラックな笑いもあるが、笑いどころに困って脱力することはなく、しかも、アメリカンなベタなギャグほどあざとくない。アクション映画が好きで、『ハートブルー』や『バッド・ボーイズ2』、マイケル・ベイっぽい(見づらい)画面などにピンと来たなら必見。
ホット・ファズ

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 サントラはUS盤よりも8曲も多いUK盤を買わないといけない。

 終わってから、海神でラーメンを食って、ゾートロープ。箕面ビールの季節限定イチゴいちえ(イチゴとラズベリーのフルーツビール)はベルギービールっぽくいが、甘みがなくて酸味がある。なかなか旨い。日本でもこういうビールが造れるようになったんだねぇ。ペールエールとシェリー樽のウィスキーを呑む。なかなか充実した1日だった。

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2008年7月19日 (土)

WATCHMEN

Watchmen_200807171600『300』のザック・スナイダー監督がアメコミを
実写映画化する"WATCHMEN"のティーザー予告がようやく公開された。こちらで。
 その年のベストSFを読者が選ぶヒューゴー賞を獲った唯一のコミックである原作からして、スーパーヒーローがいっぱいいるのに重苦しくて暗いというのに、この映像はそれを忠実にやってくれてるもんでヘヴィー極まりない。映像的には文句なし。楽しみだ。アメリカ公開は3月6日。日本でやってくれるだろうか?
 あと、『300』でケチをつけてしまった音楽盗作騒動、今回は勘弁してくれよ、監督。

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2008年7月17日 (木)

映画ネタ15

★2009年5月22日公開予定の"TERMINATOR SALVATION"のティーザー予告が公開された。Yahoo MOVIEにて観られる。今回は3部作で反乱軍のリーダー、ジョン・コナーが主人公。キャストを観ていると、カイル・リースも出てくるようだが、時間軸はどうなっているのか、もはやまったくわからないぞ。

★『シン・シティ』で監督デビューしたフランク・ミラーの第2作"THE SPIRIT"の予告編第2弾が公開された。Yahoo MOVIEにて。これもまた特徴的な映像だ。

★ロブ・コーエンは先頃サントラが限定でリリースされた『ドラキュリアン』のリメイクを検討中。ただし、監督ではなく製作に回る模様。

★ウォーショウスキー兄弟はDCコミックのヒーロー、プラスティックマンの映画化を進めており、主演はキアヌ・リーヴスを予定しているという。で、プラスティックマンって誰?(^_^;)?

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2008年7月16日 (水)

戦士映画音楽コンサート「男たちへ…アゲイン」

Otoko2_2戦士映画音楽コンサート
「男たちへ…アゲイン」

 昨年開催された戦争映画音楽だけを集めたコンサートが還ってきた!
 8月3日(日) 渋谷:CCレモンホール
 15:00~開場
 16:00~「不肖・宮嶋」氏のプレトーク
 16:30~開演
 S席:5,000円、A席:4,000円、B席:3,000円

現在の演奏予定曲
 戦争のはらわた
 パットン大戦車軍団
 鷲は舞い降りた
 硫黄島からの手紙
 Uボート
 バックドラフト
 アポロ13
 プライベート・ライアン
 シンドラーのリスト
 栄光への脱出
 ブレイブハート
 ザ・ロック
 大脱走

 その他、詳細はこちらまで。開催が迫っていますが、まだ席に余裕があるようです(^_^;)

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2008年7月15日 (火)

ドラゴン・キングダム

Forbiddenkingdomドラゴン・キングダム

■AMAZON.COM

 ジャッキー・チェンとジェット・リーが初共演する中華ファンタジー。アメリカ小僧が主役だとか、そんなことはどうでもいい。ふたりのファンならふたりが戦うところがあればそれでいい。そんな映画。封じられた孫悟空を助けるために現代アメリカのいじめられっ子とジャッキー演じる老師、ジェット演じる旅の僧が協力する。
 音楽はハリー・グレッグソン=ウィリアムズのアシスタントをしていたデイヴィッド・バックリー。ニック・グレニー・スミスが追加オーケストレイションで参加。オケはノースウェスト・シンフォニアで、中国民族楽器とコーラスを加えている。リチャード・ハーヴェイが演奏に参加。RC系統の打ち込みというよりも、中華色を加えながら、パーカッションでリズムを押し出した正統派のアクションスコアだ。各モチーフも生きているし、アクションスコアもやかましいだけではない。正直驚いた。こういうスコアこそ広く聴かれるべきだと思うが、残念ながらこのサントラは通常の流通ではない。『インクレディブル・ハルク』同様にAMAZON.COMの製作・販売と、アメリカ国内向けのダウンロードだけだ。しかも、CDではなく、CD-R。出ないよりは出た方が良いし、ダウンロードよりはCD-Rの方が音がよいわけなんだが、やっぱりCD-Rなんだよなぁ……。

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ヘルボーイ2/ダークナイト

 同日発売のアメコミ原作の2作品。先に公開された『ヘルボーイ2』は大作の合間ということもあってなんとかボックスオフィス1位。来週には『ダークナイト』が奪取しているだろうと思われるが、なんせ2時間半の暗い話だ。2週連続は無理だと予想。

ヘルボーイ2

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@TOWER

 コミック原作のシリーズ第2弾! スタッフ・キャストは同じだが、映画会社がソニーからユニバーサルに代わり、音楽もマルコ・ベルトラミからダニー・エルフマンにバトンタッチ。前作は探偵物っぽいノリのメインテーマや愛のテーマなどもあったが、今作はエルフマンらしいリズムで力押しした感じ。メインテーマもわかりやすいメロディよりも音色などで聴かせる少し前のエルフマン(『ハルク』の頃か)。今回は悪役も格好良いのがいる(まるでエルリック!)ので、そっちも期待したのだが、あまりはっきりとそれっぽいモチーフは聞こえない。オケメインだが、パーカッションやコーラス、ギターも使っている。

ダークナイト

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@TOWER

『バットマン・ビギンズ』の続編。ジョーカー役のヒース・レジャーの遺作となる。監督やメインキャストは変わらず。音楽も前作と同じハンス・ジマーとジェイムズ・ニュートン=ハワードのコンビ。前作はJNHの起伏の少ないスコアに、いきなりジマーのアクションスコアが割り込んでくるというちぐはぐな印象を受け、合作の意味が薄いと感じたのだが、今作は共同作業に慣れたのか、かなりこなれた印象。アクションスコアは多いが、派手なものではなく、あくまでも淡々とした起伏に乏しいものが中心。ヒーロー物ということでストレスが吹っ飛ぶようなスコアを期待するといけない(前作を知っているなら期待しないだろうが)。しかし、ポップス畑出身のふたりが正反対とも言えるこんなスコアを書くというのもおもしろいもんだ。
 オーケストレイションや指揮などはほとんどリモートコントロールのメンバーで、やっぱり追加音楽やアンビエント音楽にもひとりずつ名前が挙がっている。
 リンクを張った通常盤以外に限定盤も出ている。こちらは三つ折りのデジパック、16ページのブックレット、キャラクター・カードが封入されている。さらにダウンロード版、8月には2枚組LPが出るが、すべて収録曲は同じ。 ワーナーが力を入れているのはわかるが、入れるところを間違っているような気がする。中身で勝負しろよ。

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INTRADAの旧作新譜2枚

 隔週で発表される限定盤になんと言ってやればいいのやら……。まあ、半分しか買ってないんだけど。

Whollstoptherainドッグ・ソルジャー』(1978)
"WHO'LL STOP THE RAIN"

■INTRADA

 ロバート・ストーンの原作を映画化。ニック・ノルティ演じるベトナム帰りの兵士が主人公のアクション映画。音楽はローレンス・ローゼンタール。初サントラ化。
 限定1200枚。


Simonwiesenthal"HAVE NEVER FORGOTTEN YOU: THE LIFE & LEGACY OF SIMON WIESENTHAL"(2007)

■INTRADA

 3年前に亡くなったナチハンター、サイモン・ヴィーゼンタールの人生を描いたドキュメンタリー。音楽はリー・ホルドリッジ。初サントラ化。
 限定1000枚。

 このところ、転売屋が活発に活動しているのか、1000枚程度の物は軒並み1日で売り切れてしまい、オークションで高値で転売されているらしい。売れるものか売れにくいものか見極めないでバカを見る輩もいるようだ。本当に欲しい人が適正価格で買えるようにして欲しい。限定にするのが悪いという意見もあるだろうが、今や通常盤ですら販路限定や出荷調整、国境のあるダウンロードで入手が難しくなる傾向がある。弱小ジャンルでの生き残りを賭けた戦いでもあるのだから仕方ないだろう。

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2008年7月13日 (日)

OUTLANDER

Outlander 映画界にはひとつのジャンルにこだわる映画製作者というのがいるようで、ラファエラ・ラウレンティスなんかはヒロイックファンタジーが好きなんだねと思う。出来はどれもいまいちだけど。バリー・オズボーンもSFやファンタジーが好きなんだねというのは『ロード・オブ・ザ・リング』や『ウォーターホース』、『フェイス/オフ』などを製作していることからわかる。本作の製作も彼の名前が大きく載っている。
 当初は『ベオウルフ』を映画化するつもりだったようだが、先にゼメキスがふるCGIでやってしまったので、企画変更したらしい。それがなぜかSF要素が入ってしまった。ヴァイキングの時代のノルウェイに宇宙船が墜落。生き残ったのは人間型エイリアンの主人公。彼はヴァイキングに捕らえられる。しかし、生き残りは他にもいたのだ。獣の形をした凶暴なエイリアン。すべてを破壊し尽くす獣を倒すために、主人公はヴァイキングと共闘することになる……と書いてSF版『13ウォーリアーズ』でもあるのかと思った。
 主人公は『パッション』でキリストを演じたジェイムズ・カヴィーゼル、ヴァイキングの王にジョン・ハートの他、ロン・パールマンなど。
 予告編は公式サイトにて。

★ジョン・ミリアス監督の『若き勇者たち』がリメイクされる。監督に『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』や『ボーン・アルティメイタム』などの第二班監督を務めたダン・ブラッドリー。で、今回のアカはどうするの? 北朝鮮?

★『ロボコップ』がリメイク? 噂では『レクイエム・フォー・ドリーム』や『ファウンテン 永遠につづく愛』のダーレン・アロノフスキーが監督候補とか。なんかかなりイメージが違う。

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2008年7月11日 (金)

スター・ウォーズep.2.5

Swclonewarsスター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

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@TOWER

『スピード・レーサー』を観に行ったら、予告編をやっていたので、思い出してサントラ情報。日本での映画公開が8月23日、サントラは8月12日にSONY CLASSICALからリリース。音楽はもちろんジョン・ウィリアムズ――ではなく、ケヴィン・カイナー。小説・ゲーム・CDと展開した『帝国の影』のジョエル・マクニーリーは作風の近さから考えるとうなずける起用だったが、カイナーは意外。なんせ、TVシリーズやB級映画ばかりというフィルモグラフィーである。サントラは『レプラコーン』、デイヴィッド・アーノルドにメインテーマを提供してもらった『ウィング・コマンダー』、クリストファー・ヤングにメインテーマを提供してもらった"MADISON"くらいだろうか。モチーフの発展などは上手いので、ジョン・ウィリアムズのモチーフが山ほどある『スター・ウォーズ』には適任かも知れない。

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スピード・レーサー

Speed_racer_ver5スピード・レーサー

 タツノコプロの『マッハGoGoGo』を『マトリックス』のウォショウスキー兄弟が実写化。
 いや~、原作にそんな思い入れはないつもりだったのに、観ている間中ニヤニヤしっぱなし。おまえら、そんなに原作が好きなんか?(^o^)? ようわかったわ。負けたわ。傑作だよ。サントラを聴いた段階で『愛』を感じていたが、それ以上である。しかも、話はストレート。なんでこれがアメリカでヒットしなかったのかわからん。家族の絆、巨大な権力に立ち向かうヒーローって好きだろ、おまえら? やはり題材のせいか?
 それはともかく、アニメの実写をアニメでやるという逆転の発想が凄い!(あれ?) 書き込みの少ない原作アニメを、あくまでも省略した背景で描くという心憎い技法。車がミニカーにしか見えないというのも意図的に違いない。苦手なクリスチーナ・リッチが可愛く見えたというのも個人的に評価プラス。

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2008年7月 9日 (水)

グレムリン新作!

 あのジョー・ダンテ監督、ジェリー・ゴールドスミス音楽のグレムリンたちが帰ってきた!

 いや、BTという会社のCMでした。
 下はメイキング。ちなみに使われている音楽はサントラではなく、SILVA SCREENの再録音だそうです。

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センター・オブ・ジ・アース3D

Journeycenterセンター・オブ・ジ・アース3D

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 ブレンダン・フレイザー主演で、ジュール・ヴェルヌの『地底探検』を3D映画化した作品。まあ、3Dなんでお気楽イベント映画なんだろうと予告編を見て予想するわけだ。
 サントラがリリースされるという情報はあったのだが、フタを開けてみたらiTUNESとAMAZONでのダウンロード販売のみ。しかも、アメリカ限定である。ああ、ますますこういう傾向が強まっていくな。せめてネット上だけは国境をなくしてもらいたいものだ。
 音楽は狼男映画"SKINWALKERS"を担当していた若手アンドリュー・ロッキントン。フルオケの元気なスコアだが、オーケストレイターがデイヴィッド・アーノルド作品も担当しているニコラス・ドッドなので、ところどころアーノルドっぽく聞こえてしまう弊害が。ここまでオーケストレイターの個性が出てしまうというのは、オーケストレイション段階で作曲家の指示が細かくないということだろう。

7月29日追記:AMAZON.CO.UKとebay(オークション)でSILVA SCREENがSOUNDTRAKSDIRECTという名前で直販している。しかし、SILVA SCREENのサイトにはこのアルバムの情報がなく、こっそりと販売しているような印象。CD-Rなどではなく、歴としたCDなので興味がある方はお薦め。しかし、ポンドは高いよ。
7月31日追記:AMAZONでも扱うようになったが、欧州盤なのでちょっと高い。

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FSMの新譜

FsmwesternThe Naked Spur: Classic Western Scores From M-G-M

■SAE

 CD3枚組で5作品を収録。限定1500セット。

『裸の拍車』(1953)"The Naked Spur"
ブロニスラウ・ケイパー
『北の狼』(1952)"The Wild North"
ブロニスラウ・ケイパー
『最後の銃撃』(1956)"The Last Hunt"
ダニエル・アンフィシアトロフ
『流血の谷』(1950)"Devil's Doorway"
ダニエル・アンフィシアトロフ
『ブラボー砦の脱出』(1953)"Escape From Fort Bravo"
ジェフ・アレクサンダー

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2008年7月 5日 (土)

地球が静止する日

 ロバート・ワイズ監督のSF『地球の静止する日』のリメイク『地球が静止する日』("より"と"から"の違いかよ!)のティーザー予告が公開された。アメリカ公開は12月12日。日本は1週間後という力の入った公開。いや、評価が伝わらないうちにやってしまうということか? しかし、予告を見る限りなかなか力が入っている。主演はキアヌ・リーヴス(もちろんクラトゥ)、ジェニファー・コネリー、ジョン・クリーズなど。ゴートも一瞬見える。監督は『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン。音楽は『300』のタイラー・ベイツ。

 アレックス・プロヤス監督の新作"KNOWING"のティーザー予告も公開。50年ぶりに開けられた学校のタイムカプセルから出てきた謎の数字の羅列に法則性があり、現在の災害と死者の数が隠されていたという話。主演はニコラス・ケイジ。アメリカ公開は来年3月。音楽は『アイ・ロボット』マルコ・ベルトラミ。

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2008年7月 3日 (木)

スカイ・クロラ

Sc_posterスカイ・クロラ

 森博嗣の小説を押井守が監督したアニメーション。公式サイトはこちら
 ありがたいことに完成披露試写に誘ってくださった方がおられたのでいそいそと観に行く。
 これまで押井監督はプロの声優にこだわってきたが、今作は菊地凜子、加瀬亮、谷原章介、栗山千明という俳優をメインキャストに据えた。その4人が揃って登壇。おまけに押井監督は1/2スケールの戦闘機にもたれかかった姿で、スモークと大音響と共に舞台にせり上がってきた。似合わねー。
 さて、映画だが、原作は未読なのでどれだけ違うのか不明。しかし、物語そのものはリーフレットで触れられた以上のことは何もなかった。2時間という長尺だが、内容は皆無といってもよい。はっきり言って、途中で睡魔に襲われた。『イノセンス』もおもしろく観られたのに。
 戦闘機はすべてCGI。動きは素晴らしいと思うのだが、操縦している描写があまりないので、感情が揺さぶられることがない。しかし、それはこのドラマがすべてその調子だからだ。登場人物の誰にも感情移入ができない。いや、それを拒否しているようだ。それが狙いかもしれないとも思ったが、それが受けるとも思えない。
 凄かったのはスカイウォーカーサウンドで収録された音響。ミキシングだけではなくて、サウンドデザインもやっているので、エンジン音はもとより、何気ないSEひとつひとつに力がある。
 押井といえば川井憲次の音楽。いつも新作で組むたびに新しいことをするのだが、今回はそれがなかった。空戦シーンの音楽は燃えるし、単調なメロディもいいし、再び登場のオルゴールの音色も良い。しかし、これまでの集大成という感じ。レベルは高いのだが。
 その川井憲次によるサントラは7月25日発売。
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@TOWER

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2008年7月 2日 (水)

今月の新作サントラ

ヘルボーイ2

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@TOWER

 ギレルモ・デル・トロが『ホビットの冒険』の前に完成させたシリーズ第2弾。音楽は前作のマルコ・ベルトラミから、ダニー・エルフマンにバトンタッチ。前作は探偵物っぽいテーマにアクションを加えた感じのスコアだったが、エルフマンはどう出るか。

Mummy3ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝

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 監督もロブ・コーエンに代わり、ヒロインのエヴリン役も変わってしまったが、音楽も3人目。コーエンとは何度も組んでいるランディ・エデルマンが久々に大作映画を担当。しかも、ロンドン・シンフォニー。

モンゴル

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@TOWER

 浅野忠信主演で話題を振りまいたモンゴル・ロシア合作のチンギス・ハーンの生涯を描く史劇。音楽はフィンランドの作曲家トゥオマス・カンテリネン。レニー・ハーリン監督の『マインドハンター』が一番メジャーか。何度も発売延期になったが、今度こそ出るかな。

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2008年7月 1日 (火)

INTRADAの旧作新譜また2枚

 サントラ旧作新譜レーベルと化しているINTRADAの新譜が発表された。

Cinderellalibertyシンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』(1973)
CINDERELLA LIBERTY

■INTRADA

 ジョン・ウィリアムズのファンの間でも待ちこがれていたロマンティックドラマ。LPと同じで、マスターテープからの初CD化。
 限定3000枚。

Scorpioスコルピオ』(1973)
SCORPIO

■INTRADA

 バート・ランカスターとアラン・ドロン主演のスパイサスペンス。音楽はジェリー・フィールディング。初サントラ発売。
 限定1500枚。

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007/慰めの報酬

 マーク・フォースター監督による『007/慰めの報酬』のティーザー予告が公開された。こちらにて。前作の続きというのがよくわかる。映画のトーンも同じように感じられる。アメリカでは11月7日公開。日本では正月第2弾というと2月頃か。

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