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2008年6月12日 (木)

インクレディブル・ハルク

Hulkインクレディブル・ハルク

■AMAZON.COM

 マーベルコミックの有名ヒーロー、アン・リー監督の映画もつい最近だったように思えるのだが、まったく関係なくまたも映画化。今回の監督は『トランスポーター』のルイ・レテリエ。アメリカでは先に公開されて大ヒットを記録した、同じマーヴェルコミックの『アイアンマン』と関係のある作品になっている。日本公開は8月1日。『アイアンマン』の方が9月27日と公開が逆になる。
 さて、音楽は『ボーンコレクター』でメジャーに颯爽と登場したクレイグ・アームストロング。ピアニストとしてのアルバムも出しているとおり、静のイメージがある。実際、アクション映画はジェット・リー主演の『キス・オブ・ザ・ドラゴン』以来久しぶりである。この作品はリュック・ベッソン製作で、『トランスポーター』もベッソン製作。この辺りでつながったのか。
 サントラはスコアのみの2枚組。LP時代には2枚組アルバムもあったが、豪華版やボックスセット以外の新作映画のサントラがCDで2枚組というのは初めてだろう。LP2枚では限界まで詰め込んでも2時間。実際には90分程度。それが本作は110分。果たしてだれずに聴き通せるのかという不安もある。
 予告編で見るとかなりのアクション大作のようだが、スコアの方はドラマ重視で太い音。『ボーンコレクター』を想像すればかなり近い。とはいえ、音は重いが、分厚くない。RCのような「とにかく楽器がわからないくらい音を重ねる」のとは逆のスカスカさはゴールドスミス晩年の境地に近いと言ったら褒めすぎか。メインテーマや愛のテーマもあり、それほど強烈な印象はないが、スコアに一本筋を通している。リズムパターンのせいか、ダニー・エルフマンのような印象を受けるところもある。アクションスコアは熱く燃えるものではなく、内面を描いて徐々に燃え上がるという感じ。ハルクには相応しい手法ではないか。オケはノースウェスト・シンフォニア。パーカッションとシンセ打ち込みを加えている。TVシリーズのジョー・ハーネルのメインテーマをアレンジして、アームストロング自身がピアノで演奏するというサーヴィスもある。

 なお、このアルバムはAMAZON.COMの製作・販売であり、日本のAMAZONなど通常の輸入ショップでは取り扱いがないため、AMAZON.COMかサントラ専門ショップで購入するしかない。残念なことにプレスCDではなく、CD-Rである。

13日追記:AMAZON.COMのMP3ダウンロード・サーヴィスで、約半分22曲を$8.99で販売開始。日本から購入可能かどうかは試していないので不明。

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