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2008年4月 5日 (土)

クローバーフィールド/HAKAISHA

Cloverfield_ver2クローバーフィールドあるいは1-18-08

 なんかおかしな言葉がついているが無視。監督が「デストロイヤーに相当する日本語」をつけてと言ったらしいが、眉唾である。だったら、破壊者にしろ。今時、このセンスはない。
 それはともかく、第一弾の映像を見てから色々と予想して期待していたモンスター映画である。アメリカでは1月18日公開。それまでの情報は虚実とりまぜて紹介したり、予想したりしていたが、その後はシャットアウトして今日までやってきた。だから、肝心のモンスターを見ていないのだった。

 それと、一人称カメラのせいで上映中気分が悪くなる人が続出などという話もあったが、幸いにも私は今まで映画でもFPSのゲームでも酔ったことはない。まあ、そんな人間なので、当然のごとく酔うわけがないのだが、100人くらいいた観客(高齢者も数人)は誰も気分悪そうな人はいなかった。一番酔いそうなのはカメラがブンブンと振り回されるところよりも、普通にカメラが走るところだと思う。そう言うシーンは極力短くするなどして工夫されてある。それほど心配する必要はない。だからといって誰も酔わないというわけではなく、酔いやすい人や体調が悪い人、空腹あるいは食べ過ぎの時は注意した方がいいだろう。責任は持てないので、各自注意を。

 さて、肝心の中身だが、予想したよりも遙かにまっとうな映画になっていて驚いた。『ブレアウィッチ・プロジェクト』などと比べるのは失礼というものだ。冒頭のだらだらとしたパーティーシーンで人物関係を説明し、事件が起こった後は絞り込まれた登場人物を追いかけるだけ。それぞれの性格設定や心情はそれまでで観客にもわかるようになっているので無理もない。時折、モンスターが見える。全体像は見えない。巨大さと何かやってるという怖さのみ。ちらっと見えたところで「使徒ですか?」というイメージ。最後にはこれでもかと見えるのだが、それについてはノーコメントで。
 とにかく、一般人の視点からモンスター映画を作ればこうなるという素晴らしい見本。先日の『バンテージ・ポイント』同様、新しいところのない話でも、視点を変えればまだまだおもしろくなるという点でも素晴らしい。お見それしました。
 しかし、よくハリウッドで作ったな、これ。

 音楽は環境音楽(カフェで流れるBGMとかiPODから漏れる音楽とか)だけなので、劇中にはスコアは鳴らない。しかし、エンドクレジットには伊福部ゴジラを意識したいかにもモンスター映画にふさわしい音楽が流れている。作曲はエイブラムスとは『LOST』や『M:I3』でも組んでいるマイケル・ジアッチーノ。ネットでは「伊福部meetsモリコーネ」などと言われているが、鎮魂歌とイメージした女性コーラスはモリコーネっぽくもある。スコアは一曲しかないのでサントラは出ていないが、iTUNESでは環境音楽だけを集めたコンピレーションがある。しかし、このエンドクレジットに流れる"ROAR!(CLOVERFIELD OVERTURE)"はYOUTUBEなどでこっそり聴くしかない。もっとも、今月22日にはアメリカでDVDが出てしまうので、もっときれいな音で聴けるのだが。

 しかし、上映から3ヶ月でDVD発売というのは、ネタが命の映画とはいえ、早すぎるよな。

追記:ところで、このカメラどこのだろうねえ。カメラは見えないし、画面も特徴をなくしている。普通はRECマークとか画面上に映るが、その類のインジケータは日付だけだし(回収されたデータなので当然インジケータは残らないわけだ)。ライトも点灯させて数時間暗闇を歩いたことを考えると驚異の長時間録画、しかも、壊れない! 最後のあれもくぐり抜けて回収されたんだから、もの凄い。まさか、このカメラが最高機密で、モンスターはこれを追いかけていたのかい?

追記2:iTUNES限定でエンドクレジット曲が販売開始。
マイケル・ジアッチーノ - Roar! (From "Cloverfield") - EP

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