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2008年3月 7日 (金)

続スーパーマン

 引き続き、FSMのスーパーマンBOXを聴く。今日は『スーパーマンII冒険編』と『スーパーマンIII電子の要塞』、それにアニメ版とその他の4枚。

『冒険編』と『電子の要塞』はどちらもイギリスの作曲家ケン・ソーンの作曲。『ローマで起った奇妙な出来事』でアカデミー作曲賞を受賞しており、ジャッキー・チェンの『プロテクター』なんかも担当している。

 映画はどちらも1作目と比べたら軽いアクション映画のノリなので、音楽にも1作目の重厚さは微塵もない。オケもスタジオミュージシャンだし、編成も大きくない。比べるのはナンセンスだろう。特に『冒険編』はLPで聴いた時から感じていたが、演奏が上手くない。モチーフもほとんど1作目を使い回している――というよりも、1作目とまったく同じ人物しか出てこないのだから当然といえば当然。だから余計に比較されてしまうし、違いがわかってしまう。ある意味、かわいそうとも言える。

 それに対して『電子の要塞』はまったく違う。ポップスと気の抜けたスーパーマンのテーマアレンジを作ったジョルジオ・モロダーはおいておいて(^_^;)、敵も新しくなり、キャラも増えているため、それに対応するモチーフが追加されている。敵がコンピュータなので少しシンセも加え、リチャード・プライヤー演じるエンジニアのためにノリのいいモチーフも用意した。オケもスタジオミュージシャンだが、遙かに上手い。LPでは6曲19分しかなかったスコアが24曲64分も聴けるのは嬉しい。

 意外な拾いものはアニメ版。ロン・ジョーンズというとTVシリーズ『スター・トレック・ネクスト・ジェネレーション』が一番有名で、TVを担当することが多い作曲家。このアニメもTVシリーズだ。ジョン・ウィリアムズのメインテーマを使いつつ、自己流アレンジもほどこしており、これがなかなかいい。本編も題材ごとに色々と実験もしており、印象が変わった。

 最後の寄せ集め集はさすがに落ち穂拾いなので、ヴァージョン違いや環境音楽、モロダーのポップスとまとまりがない。まあ、あくまでもおまけということで。
 さて、明日は『スーパーマン4最強の敵』2枚だ。

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