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2008年1月16日 (水)

パンズ・ラビリンス

パンズ・ラビリンス

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 話題作のDVDが3月26日発売。上の2枚組豪華版と下の通常版の2種類。豪華版は豪華なケースに入り、メイキングなどが収録された2枚目のディスク、32ページの設定資料や写真集がつき、5000セットの限定。

パンズ・ラビリンス通常版

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 ダークなファンタジー世界と、冷酷な現実世界に挟まれた夢多き少女の物語。ヴィジュアリスト、ギレルモ・デル・トロの造り出す映像に流されるのもよし、少女の運命に涙するのもよし、痛い描写に悲鳴を上げるのもよし。色々な見方ができるファンタジー、あるいは現実逃避の物語。

パンズ・ラビリンス

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 サントラ。以前紹介したのは輸入盤だが、こちらは日本盤。ジャケットはポスターと同じだが、これはよくない。この絵は映画の本質ではないだろう。それはともかく、ハビエル・ナバレテのスコアはララバイのメロディをメインにして、少女の心情を描き出しており、素晴らしい。グラミー賞やアカデミー賞などにノミネートされた佳作。

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コメント

この映画は昨年観た中でもとても気に入った作品です。残酷な父親と純粋な少女という対比が特に印象的でした。この父親は「現実」の象徴であり、少女は「理想」象徴であるように思いました。父親が時計で時間を頻繁にチェックするという行為は合理主義の追及、つまり現実主義者であることをあらわしており、また少女が文学(おとぎ話)を愛するということからは現実からの脱却、すなわち理想の追求が窺われます。このことから私は現実と理想のどちらか一方のみを追求することの危うさが訴えられているのではないのでしょうか。最後の2人の死がそのこと教えてくれていると思います。もちろんこの両者の死の意味は細かくみれば異なりますが、大きな意味では同じではないかと思うのです。少女は死によってしか理想を実現できず、現実の行き過ぎた追及は最後には身を滅ぼしました。私たちにとって現実と理想を分けて考えるのではなく、現実の中に理想を実現していくことが重要であると訴えているのです。人間にとって到達点(理想)というものはなく、その到達点(理想)に向けて日々努力することが理想を現実の中に実現していくことだといえると思います。この映画はそんなことを伝えているように感じました。

投稿: JAWS | 2008年1月17日 (木) 23:16

見る人によって色々な解釈、受け止め方ができるのが優れたファンタジーだと思います。そう言う意味でも、やはり素晴らしい作品だと思うのです。

投稿: SOW | 2008年1月20日 (日) 22:11

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