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2008年1月25日 (金)

決断の3時10分

決断の3時10分

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@TOWER

 というわけで、この間ブログに書いた"3:10 TO YUMA"のオリジナルを観た。
 いきなり主題歌で「ユマ行き3時10分の列車に乗る~」とか歌が出てきて笑ってしまったが、このメロディが全編を支配している。こののんびりさが本作のキモでもある。それに比べると、リメイクはスピード感が違う(とは言っても、現代の映画としては比較的遅い方だと思うが)。
 見始めてすぐに気がついたが、リメイクの台詞はかなりオリジナルを生かしている。リメイクにあった途中の色々はやっぱりなかった(^_^;)が、本筋は同じ。増えた30分のほとんどは、その途中の色々である。
 悪党を演じるオリジナルのグレン・フォード(『スーパーマン』の父親だぜ)も、リメイクのラッセル・クロウも雰囲気は全然違うが、男も女も魅力を感じる男だ。解説にも書かれてあったが、1957年に悪役の方が主役より魅力的で、メインになっている映画が作られたというのは驚きだ。今ならそうでもないので、リメイク版を観てもそこに思いが至らなかった。
 さて、オリジナルと比較すると、リメイクには主人公の牧場主に重要な設定が加えられており、それがラストにも影響を与えている。これを嫌うファンがいることもわかる(一部ではひどいリメイクという声もあるのだ)。オリジナルで妻が追いかけてくるが、リメイクでは長男が追いかけてくる。どちらも役柄としての意味合いは同じ。男の話に女は出てくるなという潔さがリメイクにはある。それを受けて牧場主が決断する理由も若干違う。
 オリジナルは誘惑に揺れながらも、それを断ち切って仕事をやり遂げ、すべてがハッピーなエンディングだった。リメイクは誰がハッピーだったのかわからない、特に手下たちにしてみたらやりきれないエンディング。不思議な話なんだが、リメイクの方がすっと腑に落ちるのはなぜなんだろう。

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