« 魔法にかけられて | トップページ | パイレーツ・オブ・カリビアンBOX »

2007年12月 4日 (火)

ベオウルフ/呪われた勇者

Beowulf_ver8ベオウルフ/呪われた勇者

 ロバート・ゼメキスがモーション・キャプチャー(それよりも細かな動きを取り込めるといってるけど、原理は同じ)を駆使して描く北欧伝承の世界。アメリカでは3D上映館が多く、これもそれを前提で製作されている。日本でも数は少ないが、3D上映館があるので、そっちで観賞。メガネをかけて見るのだが、青赤フィルムと偏光フィルターの併用型とでも言うのだろうか。フィルターには青赤の色もついているし、スクリーンも画像がずれているだけではなく、青赤の色もずれている。立体感はさすがだが、飛び出してくるというよりも、奥行きがあるという表現が多い。おかげで手を伸ばして確認したくなるということはない。メガネがちょっと重くて、眼鏡をしている上にかけるとかなりの負担が鼻にかかる。コンタクトをしておけばよかった。
 物語は英語で書かれた最古の詩であるベオウルフ(小説の形にしたものがサトクリフなど多くある)を、『スターダスト』の原作・製作の小説家ニール・ゲイマンらがかなり自由に脚色して、長編向けに仕立てたもの。
 原典ではグレンデルとの対決を描く前半と、ドラゴンとの戦いを描く後半はまったく関係がない。それをグレンデルの出自をからめ、出番のあまりなかったグレンデルの母の存在を大きく解釈することによってベオウルフの戦いに必然性を与えている。ファンタジーとしては特に珍しいわけではないが、古典に手を加えるのは色々と難しいので、まあ、よく頑張ったなと。ただ、映画としてそれ以上を求めるとあっさりしすぎて物足りないかも。グレンデルやラストバトルはかなりくどい(色々な意味で(^_^;))ので、そこらへんは覚悟が必要だが。小さい子供や年配の方にはどうかなぁとは思う。
 それにしても久しぶりに蛮人の主人公である。剣より拳! 自分の名前を雄叫ぶ! やたら裸になる! おかげであそこの前に常に何かが置いてある(^_^;) あれが飛び出してきたらどないしょうとかいらん心配をしたり。でも、どうせ飛び出すならアンジェリーナ・ジョリーのおっぱいだろうと思うのだが、それはなぜか飛び出してこなかった。

 追記:ネットの感想など見ていると、本当にフルCGIアニメだということを知らないで見たと思われる感想が多いのに驚く。「CGが多くて意外だった」――って全部CGですから! 「最近の映画と同じでCG多用にげんなりした」――ってアニメなんだってば! 宣伝を間違えてないか?>配給会社

Beowulfベオウルフ/呪われた勇者

amazon
@TOWER

 映画館で聴く限りはいつも鋭い印象が強いアラン・シルヴェストリとしては太い音で迫力があったのだが、CDで聴くと、エレキギターとシンセのビヨンという音が妙に耳障りで、浮きまくっている。おかしな音を入れた意図がよくわからない。ヴァイキングたちの歌や王妃の歌(演ずるロビン・ライト=ペン自身の声)もスコアに関連づけされており、その点ではなかなかよいのだが。エンドクレジットには王妃の歌をブロードウェイ俳優イディナ・メンゼルが歌うポップヴァージョンを使用。

|

« 魔法にかけられて | トップページ | パイレーツ・オブ・カリビアンBOX »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

へえ!赤青+偏光併用型なんて、あるんですね?
ちょっと楽しみ。

投稿: エメット・T | 2007年12月 4日 (火) 22:29

下記記事によると、左右それぞれ別の波長のRGBが見えるように分けるということで、そのためにフィルターに色がついているように見えたようです。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0709/27/news044.html

あ、書き忘れたけど、メガネ、回収したらきちんと消毒&掃除してるんだろうな? 私のフィルター、汚れが結構ついてたぞ。

投稿: SOW | 2007年12月 4日 (火) 23:04

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73118/17175266

この記事へのトラックバック一覧です: ベオウルフ/呪われた勇者:

« 魔法にかけられて | トップページ | パイレーツ・オブ・カリビアンBOX »