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2007年12月の記事

2007年12月29日 (土)

AVP2 エイリアンズVS. プレデター

Aliens_vs_predator_requiemAVP2 エイリアンズVS. プレデター

 シリーズ第2弾。前作は"ALIEN vs. PREDATOR"で、今回は"ALIENS vs. PREDATOR"と、エイリアンだけ複数形になっている。これには意味がある。実は前作の直接の続きになっている。今回はかなりスケールダウンした前作から色々な意味でパワーアップしている。監督は『300』や『ファンタスティック4/銀河の危機』の特撮を担当していたストラウス兄弟。
 前作も100分と短かったが、今回はさらに短く94分。だらだら長いよりはいいが、説明不足にならんのかと不安を抱きながら観賞。まあ、なんというか94分でも長く感じるような早い展開。説明もなく前作のエンディングから始まり、プレデターの母星らしき場所へ。ひとりのプレデターがプレデリアンを始末するために出動。ここまで数分。その後は日常風景とエイリアンの襲撃を交互に描き、そして、一気にパニック&戦争へ。やりたい放題やった挙げ句のエンディングに日本人は怒り心頭って感じ。まあ、それでも、ところどころにシリーズへのオマージュを捧げてくれたところは若い監督を評価しようか。
 しかしまあ、また新しい設定ですか、エイリアン。成体が口から直接卵を産み付けるって。それにクイーンでもないのにボンボン卵生むなよ。まあ、この設定は『エイリアン』のDCで復活したからいいのか。

AVP2 エイリアンズVS. プレデター

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 音楽は『タイムライン』や『ローグ・アサシン』のブライアン・タイラー。最近のデジロックっぽいスコアではなく、オケメインで派手に鳴らして――いや、鳴らしまくっている。77分たっぷりなので、聴くだけでも体力が必要なほど。『黒の怨み"DARKNESS FALLS"』以来の鳴らしっぷり。メインテーマはアクション映画調だが、それでも部分的とはいえ『エイリアン』や『エイリアン2』を意識したようなフレーズや音を入れているのにはニンマリ。これで『プレデター』色があればいうことないと思っていたら、映画ではプレデターが出てくると、聞き覚えのあるパーカッションのリズムが出てきた。なるほど。94分の映画に70分のスコアならほぼ完全版である。 

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2007年12月27日 (木)

ウィル・スミス、ゲイマン

 現在、いじくり回した挙げ句、困ったことに大ヒット中の『アイ・アム・レジェンド』だが、そのウィル・スミスが主演する次回作"HANCOCK"のティーザーが公開された。スーパーヒーローが存在する世界で、ハンコックという迷惑なスーパーヒーローの活躍を描くコメディ。まさにウィル・スミスの俺様映画か? 監督は『キングダム/見えざる敵』のピーター・バーグ。出演はシャーリーズ・セロンなど。こちらから。ちなみに、ピーター・バーグの次回作は『デューン/砂の惑星』のリメイクだそうだ。

28日追記:ピーター・バーグの次回作はトム・クルーズ主演のスパイ物"EDWIN A. SALT"に変更になった模様。その後に『デューン』になる。スタジオ側の都合のようだ。

Coraline『スターダスト』の作家ニール・ゲイマンの短編児童文学『コララインとボタンの魔女』を『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』や『ジャイアント・ピーチ』のヘンリー・セリック監督が映画化した"CORALINE"の映像がニール・ゲイマン本人のブログで公開された。こちらから。今回は人形アニメではなく、フルCGIアニメ。時代の趨勢といえばそうだが、ちょっと悲しい。声の出演はダコタ・ファニング、テリー・ハッチャーなど。音楽は意外にもブルーノ・クーレ。

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2007年12月26日 (水)

すみや閉店

 サントラの聖地だといわれることの多い、すみや渋谷店(本店は静岡の家電・レコード販売チェーン店)が、2008年1月31日をもって閉店することになった。今後は通販専門店として営業する。
 渋谷で実店舗を構えて営業し続けることがどれだけ難しいか、しかも、扱う商品はサントラメインということを考えれば、30年も続いたことが奇跡のようだ。現在、日本にあるサントラ専門店も通販オンリーか、他のグッズも扱っているということを考えると、よく頑張ったというところだろう。ここ数年は扱う商品も限定的になっており、対応しきれなくなっていたように思うし、ネット時代になって個人輸入が簡単になって客にとってメリットが少なくなってきたのも追い打ちをかけた。
 私がすみやを知ったのは雑誌《スターログ》だったと思う。当時、学生。初めて通販で買ったのは、タンジェリン・ドリーム版『レジェンド光と闇の伝説』のLP。ゴールドスミス版は別のところ(絹の道~)で買っていたのだが、TD版はなかったのだ。その後、サラリーマンになってから上京の度に行き、『ブレードランナー』のOFF WORLD版もここで買った。東京に住むようになってから本格的に行くようになったが、ゴールドスミス来日の時にボランティア的に宣伝を買って出てから店長と顔見知りになった(だから、コアなサントラファンだったという前の店長とは面識はない)。間接12年、直接7年のつきあいというところか。
 しかし、まあ、これでまたひとつの時代が終わったような感じがする。映画音楽とサントラの未来も暗いしね。

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2007年12月24日 (月)

ストリート・ファイター

 現在製作が進行中のゲーム『ストリート・ファイター』の2回目の実写映画化"STREET FIGHTER:LEGEND OF CHUN-LI"で主役の春麗を演じる女優が決定。クリスティン・クルック(25歳)――TV『ヤング・スーパーマン』でラナ・ラングを演じている他、超不評のTV『ゲド戦記』でテナーを演じているなどTVがメイン。これで飛躍するか。中国人の春麗だが、クルックはカナダ人。しかし、両親に中国やアジアの血が入っており、写真によっては東洋系の顔に見える時もある。
 話は春麗主役ということだが、監督は『ドゥーム』などのアンドレイ・バートコウィアク。前作よりはマシにしてもらいたい。

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2007年12月21日 (金)

HELLBOY 2他

Hellboy2 ギレルモ・デル・トロ監督の新作"HELLBOY 2 : THE GOLDEN ARMY"のティーザーが公開された。こちらから。前作はヘルボーイ誕生話だったせいもあり、少し物足りない出来だった。それでもキャラクターをしっかり描いていたので、今後に期待というところ。そして、ようやく来年公開になる。ヴィジュアリストとしてはデル・トロは完璧なのは、すでに実証済み。予告ではさらに磨きがかかっている。ヒーロー物の宿命である誕生話をクリアしたため、自由に話を進められるはず。期待。
 ちなみに音楽は前作のマルコ・ベルトラミから、ヒーロー物の重鎮(?)ダニー・エルフマンにバトンタッチ。

Forbidden_kingdom ジャッキー・チェンとジェット・リー共演のアクション映画"THE FORBIDDEN KINGDOM"の予告編が公開された。こちらから。ふたりの主演かと思ったら、主役は現代のティーンエイジャー。いわくのある槍を手にして過去の中国に飛ばされた少年と、ジャッキーとリーが関わってくる。

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ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

National2ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

 シリーズ第2弾。前作はトレヴァー・ラビンのスコア盤サントラがリリースされたのだが、今回は出なかった。が、例によってアメリカのiTMSにはスコア盤が出ている。日本のiTMSでは扱っていないし、日本のアカウントでは購入できない。内容は8曲22分で、$7.92。日本のファンよ、怒れ。
 で、本作はディズニー作品である。ディズニーは徐々にサントラなど売れないジャンルはダウンロード販売に切り替えるということをほのめかしている。これまでにもランディ・エデルマンの"UNDER DOG"やマーク・アイシャムの『南極物語』などの例があった。しかし、ブラッカイマー製作の大作アクションまでこうなってしまうと、いよいよ本気で切り替える気なのかと思ってしまった。

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2007年12月20日 (木)

亀仙人

 ハリウッドで製作中の『ドラゴンボール』実写版で、亀仙人役としてチョウ・ユンファが決定した模様。えーっと、ずいぶん恰幅のよい仙人だことで(^_^;) というか、亀の甲羅背負うのか?

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2007年12月19日 (水)

WALL-E

 ピクサーの来年公開の新作"WALL-E"の予告編特別版が公開された→こちら。以前の予告よりも後半の見せ場が多い。そうか、脱出するのか……。しかし、リアルな質感をこれだけ追究しながら、それでもロボットをここまで擬人化してかわいく見せるというのは凄いなぁ。

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ホビットの冒険

 ニューラインシネマとMGMは『ロード・オブ・ザ・リング』の前編である『ホビットの冒険』とその続編の2本のプロデュースを、ピーター・ジャクソンとフラン・ウォルシュに依頼した。2009年から撮影開始し、2010年と2011年に公開を目指す。MGMが映画化権を持っていたが、その権利が切れるので急いでいた。一方、NLはPJと訴訟沙汰になりかけていた。どっちも解決して、しかも、資金と危険を分担できるという理想的な結果になったようだ。しかし、PJは監督をしない方向。理由として、現在抱えている新作"THE LONELY BONE"と、スピルバーグとの共同プロジェクト『タンタンの冒険』のために、『ホビットの冒険』製作が遅れるのを避けるため、としている。となると、誰が監督をするのか。
 で、問題は続編なんだが……そんなもんは存在しないよね? となると、『ホビットの冒険』と『旅の仲間』の間を埋めるオリジナルになるのか?

テメレア戦記 I 気高き王家の翼

著:ナオミ・ノヴィク 刊:ヴィレッジブックス

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 で、ピーター・ジャクソンが映画化権を買ったというファンタジーか邦訳された。3部作の第1巻。とりあえず買ってはみたものの、いつ読めるのか。

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2007年12月18日 (火)

初サントラリリース

Kluteコールガール/大統領の陰謀

 サントラ雑誌《FSM》からのリリースで、2作品カップリング。マイケル・スモールの『コールガール』Klute(1971)とデイヴィッド・シャイアの『大統領の陰謀』All the President's Men1976)。どちらもアラン・J・パクラ監督。サントラはどちらも出ていなかった。都会的なジャズベースのスコアというところも共通。限定3000枚。

Highnoon真昼の決闘

 1952年のフレッド・ジンネマン監督、ゲイリー・クーパー主演、グレース・ケリー、ロイド・ブリッジスなどの出演のあまりにも有名な作品。ディミトリ・ティオムキンの音楽はアカデミー賞作曲賞と歌曲賞“Do Not Forsake Me”を受賞したにもかかわらず、なんとこれが初サントラリリース。主題歌も3パターン収録。

 どちらも■SAEで取り扱い中。

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PEPSI NEX×FOX BE@RBRICK

Bearbrick ペプシNEXがキャンペーン中の20世紀フォックスとのコラボ。ポイントを集めて20世紀フォックスのDVDをプレゼントというものだが、さらにBE@RBRICKが500mlボトルについてくるようになった。作品はDVDプレゼントと同じ12タイトル。ファイトクラブ、タイタニック、デイ・アフター・トゥモロー、ナイト・ミュージアム、プラダを着た悪魔、プレデター、ダイ・ハード、オーメン、猿の惑星、エイリアン、24、プリズン・ブレイク。で、買ってきたのは、この3つ。どうしてこの3つなのかは、わかるよね?

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スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師

スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師

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 ティム・バートン監督がジョニー・デップと組んで、ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化した。本作の話自体はモノクロの時代から何度も映画化されており、古典的なサスペンス。それをミュージカル化してものを元に映画化した点が違う。とはいえ、基本ラインは同じ。18世紀ロンドンを舞台に、理髪屋スウィーニー・トッドがカミソリで客を殺して、隣の肉屋に売り、それで作ったミートパイが評判を生むというのは共通。過去の映画版は事件を追う側から描いているが、ミュージカル版では事件を起こす側から描いている。動機なども違う。本作はもちろんミュージカルが元なので、事件を起こすスウィーニー・トッドが主人公。
 今回はかなり血の量が多いらしく、デップは辟易していたとか。バートン&デップだからといってお子様向けではないようなのでご注意を。それにしても、ハサミ男がカミソリ男になるとは。そのうち、チェーンソウ男とか日本刀男とかどうだろう?
 音楽はバートンとの名コンビでおなじみダニー・エルフマンではなく、ミュージカルと同じものを新たに録音しているので、トニー賞受賞の大御所スティーヴン・ソンドハイムになっている。いわゆるスコアはない。歌のみ16曲。デップ、それにバートン夫人でもあるヘレナ・ボナム・カーター、悪役を演じるアラン・リックマンも歌を歌っている。なかなか達者だが、もの凄い早口なので、字幕ではどうなることやら。

 同時発売としてDeluxe Complete Editionというのも出た。こちらは4曲多くて20曲収録。80ページのブックレットには歌詞とスチールが載っている。こちらに収録のオープニング・タイトルはスコア。それにラストも収録されているので、やはりこちらが本命で、通常版はダイジェスト的な扱いか。
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 1月16日発売の日本盤は通常版にオープニング・タイトルを付け加えた17曲。
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2007年12月17日 (月)

バイオハザードCGアニメ

 ソニーピクチャーズとカプコンが製作するゲーム『バイオハザード』のフルCGIアニメの予告編。ゲームで言うと2のラクーンシティ事件の7年後。クリスとレオンらしき人物が確認できます。画像が粗いので、実際の出来は今ひとつわかりませんが、一本の映画として上手く作っていればいいんですが。

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メイキング・オブ・ブレードランナー

Makingofbrメイキング・オブ・ブレードランナー ファイナルカット

著:ポール・M・サモン 刊:ソニーマガジンズ

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 1997年に出版されたポール・M・サモン著の『ブレードランナー』メイキング本が、ファイナルカット公開にあわせて、こちらもファイナルカットになって登場。発売は12月20日なので、そろそろ書店に並ぶか。これまでの内容に加えて、当然ファイナルカット製作の過程が1章分増えている。さらに撮影時の苦労で印象が悪かったのと、過去の作品に関しては語らないことで有名なハリソン・フォードにロングインタビューを行っているという。楽しみではあるが、そのためだけに3,990円(税込)を出すのもなぁ。結局、ブレランには幾ら貢げばいいのだ?

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バットマン・ダークナイト

Dark_knight_ver4 少し前に紹介した『バットマン・ビギンズ』の続編『バットマン・ダークナイト』のティーザーポスター、また新しいヴァージョンが公開された。今回は新たな適役ご存じジョーカー。2枚目なんかマジ怖いんですけど。今回のジョーカー役はヒース・レジャー。ティム・バートン版でジョーカーを演じたジャック・ニコルソンとは全然容姿もタイプも違うだけに比較されることもないかな。

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2007年12月14日 (金)

映画ネタ4

Darkknightposter★『バットマン・ビギンズ』の続編"BATMAN THE DARK KNIGHT"のティーザーポスターが公開された。

★ハリーハウゼンの『タイタンの戦い』をリメイクする企画が本当に動き出した。監督に『ブレイド』や『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』のスティーヴン・ノリントンが決定した。どうやるつもりだか。

★"CLOVERFIELD"の5分間の映像が公開された。あんまり目新しい映像はないが、こちらでどうぞ。

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アイ・アム・レジェンド

I_am_legendアイ・アム・レジェンド

 リチャード・マシスンのSF/ホラー小説の映画化。過去にも何度となく映画化・TV化されており、最も有名なのはチャールトン・ヘストン主演の『オメガマン』だろう。今回はタイトルも原作どおりになった。
 このポスターはキャンペーン用に世界各国の主要都市を題材にしたもの。日本からは東京と大阪が選ばれている。アメリカ以外の国で2都市が採用されたのは日本だけ。それだけヒットを狙っているのか。アメリカと同日公開(時差の関係で日本の方が早いが)というのもその表れか。それにしても、何か違うような気がするのは俺だけ? ポスターをすべて見るなら、こちらのサイトなどが便利。
 今回の映画化は長年にわたっての紆余曲折があった。リドリー・スコット監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で動いていたが予算で折り合いがあわずにふたりとも降板。その後、ウィル・スミス主演、マイケル・ベイ監督で動き出したが、それも途中で止まり、ギレルモ・デル・トロ監督の名が上がったこともあった。結局、『コンスタンティン』のフランシス・ローレンス監督になった。
 さて、出来上がった映画。上映時間101分は最近の長くなりすぎの映画の中にあって異色といえる。よかったのは、その点と、廃墟と化したニューヨークの景色か。
 明らかに原作と違う点はいくつかあるが、タイトルの意味合いだ。まあ、それはウィル・スミスになった時点でなんとなくそうなるだろうなと予想したとおりなのだが、ちょっとねえ……。もうちょっと中身をなんとかして欲しかった。それに原作にはふたつ大きなポイントがあった。犬とのふれあいがひとつ。amazonのレビューでもそこを評価する人が多い。もうひとつは多い方が正常であり、マイノリティーは異端という視点だ。たとえ吸血鬼であっても、そっちが多ければ、そっちが正常。こういう視点の変更はSFならでは。しかし、この映画にはどちらもない。犬の方は最初から愛犬だったので、苦労して心を通わせるという描写はない。その後に関してはなかなかいい感じだったので、もったいない。ふたつ目のポイントについてはまったくない。そこがないので、結局この映画は何がしたかったのだという感想にしかならない。ひとりぼっちの寂しさはウィル・スミスが上手く演じていた。昼間に真っ暗な屋内に飛び込んだ時の恐怖演出はよくできていた。しかし、プロットが壊滅的。脚本のアキヴァ・ゴールズマンはSFファンを自称しているが、それで書いた脚本が『アイ、ロボット』?『ロスト・イン・スペース』? 他のは『ポセインドン』? 『ビューティスル・マインド』でアカデミー脚色賞獲ってるけどさ……。他にも突っ込みどころが多いが、根本的な問題の前では小さなことだ。なにかひとつ、「そう来たか!」と思わせる部分がないとリメイクの意味ないだろ。
 音楽は『キング・コング』や『シックス・センス』などのジェイムズ・ニュートン=ハワード。サントラは1月15日に発売されるが、映画を観た限りでは印象に残ることはなかった。雰囲気描写と効果音的な使い方で、アルバムで聴きたくなるようなものではなかった。

12月23日追記:その後の情報で、どうやら『インベージョン』同様、後から大幅な追加撮影&編集が行われたことが判明。基本設定と後半については跡形も残らないほど変更されている可能性がある。ああ、くそう。そっちが見たい!

 ところで、予告編で『スピード・レーサー』が流れたのだが、観客の中でどれくらいの人が『マッハGoGoGo!』だとわかったんだろうか? なぜか高校生が多かったんだが、無理だろうな。

アイ・アム・レジェンド

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 映画に公開にあわせて新訳で原作が刊行された。旧題は『吸血鬼』や『地球最後の男』となっていたが、今回は映画と原題にあわせてある。半世紀以上前に書かれた、しかも、これがSFデビュー作(小説デビューはその前に1冊あった)にもかかわらず、現代に通じるテーマと完成度。マシスンという作家の凄さが味わえる。

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2007年12月12日 (水)

PROMETHEUSの新譜

 ベルギーのサントラ専門レーベルPROMETHEUSから新譜3枚が発表された。購入はこちらで。

Jgvol1JERRY GOLDSMITH, THE EARLY YEARS VOL.1

 ゴールドスミスのTV時代のスコアは『0011/ナポレオン・ソロ』や『トワイライト・ゾーン』などをのぞいてアルバム化されていないが、そこに手をつけてきた。VOL.1には『ペリー・メイソン』、"PLAYHOUSE 90"、"THE LINE UP"の3シリーズが収録されている。

Imagesロバート・アルトマンのイメージズ

 1972年のアルトマン監督作品で、日本では劇場未公開。主演もしているスザンナ・ヨークの原作『ユニコーンを探して』を下敷きにして、幻覚に悩む女性を描く。ジョン・ウィリアムズのピアノ曲。限定2000枚。

Philadelphiaフィラデルフィア・エクスペリメント/大金塊

 マイケル・パレ主演のSF『フィラデルフィア・エクスペリメント』をリマスターし、日本では劇場公開されていない『大金塊』(1982年、チャールトン・ヘストン監督)とのカップリングにした。

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2007年12月11日 (火)

インディ・ジョーンズ4

Indy4インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国

 アメリカで5月22日公開の『インディ・ジョーンズ』第4弾のティーザーポスターが登場。イラストはいつものとおりドリュー・ストルザン。

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INTRADAの新譜

 サントラ専門レーベル兼ディーラーINTRADAが今年最後のリリースを発表した。しかも、一挙に3作品。

Jaws3ジョーズ3

 言わずと知れたシリーズ第3弾。当時流行の偏光フィルターを使った3D上映。ロイ・シャイダーは登場せず、巨大な水族館をサメが襲うパニック映画になっている。音楽はアラン・パーカー。ジョン・ウィリアムズのテーマを使い、軽くアクションを入れてみましたみたいな(^_^;) いや、好きなんだけどね。公開当時のLPと同じ内容で、マスター音源をリマスターしての初CD化。限定3000枚。

Mechanicメカニック

 チャールズ・ブロンソンのサスペンス。この映画はファンが多いのに、やっとCD化。音楽はジェリー・フィールディング。公開当時のLPに未収録曲やソースミュージックなどを加えた完全版。限定1500枚。

OnenightONE NIGHT WITH THE KING

 昨年公開の旧約聖書エステル記を題材にした史劇。ペルシア王クセルクセス(『300』のあの王ですな)の妃になったユダヤ人女性エステルがユダヤ人を救う物語。音楽はJ・A・C・レッドフォード。どちらかといえば現代的な音楽を書く方が多いが、今作はモスクワ・シンフォニーによる史劇らしいフルオケスコア。限定1000枚。

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2007年12月 9日 (日)

スリザー

Slither_ver2スリザー

 どうせ日本では公開されないだろうとDVDを買ったのが昨年10月。見ないまま放置していたら公開されてしまったので、急いで観た。『ドーン・オブ・ザ・デッド』の脚本家ジェイムズ・ガンが監督したホラーコメディ。タイトルの意味は「這いずるもの」といったところ。ポスターにもあるでかいヒルのことだが、これが襲ってくるだけでは『デッドリー・スポーン』でしかない。しかし、本作はあちこちに過去の映画の記憶をちりばめながら、なんとラヴストーリーにしてしまうという離れ業をしてのける。『エイリアン』『フロム・ビヨンド』『ゾンビ』といった映画ネタも笑えるが、力の抜けた演出で「オイオイ」と突っ込んでしまうのも笑いどころ。かといって、サスペンス演出に手を抜いているわけではなく、しっかりしている。ぐちょぐちょバカホラーが好きならお勧め。
 映画ネタといえば、序盤に『プレデター』そっくりの音楽が流れるのは、ただのパクリなのか、演出なのか。サントラを聴いて以来の疑問だ。なんせ、作曲家が『300』問題のタイラー・ベイツなので。

SLITHER

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 こちらがタイラー・ベイツによるスコア版サントラ。コンピレーション盤もあるので、お間違えなきように。

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2007年12月 8日 (土)

JUMPER

Jumper アメリカでは来年2月に公開されるジュブナイルSFの予告編。原作はスティーヴン・グールドのSF『ジャンパー/跳ぶ少年』。早川文庫から出ていたが、すでに絶版かもしれない。テレポーテーション能力を得た少年がニューヨークで勝手気ままに生活するが、テロリストや国家安全保安局に目をつけられる。日本公開は4月予定。
 監督は『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン。脚本は監督と『ブレイド』ディヴィッド・ゴイヤーなど。主演はダース・ヴェイダーことヘイデン・クリステンセン、サミュエル・L・ジャクソン、ダイアン・レインなど。音楽は『ボーン・アイデンティティー』シリーズのジョン・パウエル。
 なかなかハードで楽しそうに見えるが、どうかな。

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2007年12月 7日 (金)

マッハGOGOGO!他

Speedracer ウォーショウスキー兄弟が製作中のハリウッド版『マッハGOGOGO!』、アメリカタイトル"SPEED RACER"のスチールが8枚公開された→こちら。マッハ号はいいんだが……。剛ちゃん、ちょっとバタ臭くなったね。脂ぎって(^_^;) 覆面レーサーはちゃんといるから、ストーリーはオリジナルに忠実なのか?
 で、音楽担当は『レミーのおいしいレストラン』のマイケル・ジアッチーノに決定!

 追記;予告編が配信されました! これ、なんのレースゲーム?ってレースシーンですが、車で『マトリックス』やったり、マッハ号にはガジェット満載みたいだし、バカバカしさも再現してそう。

 それと、JJエイブラムズ製作の"CLOVERFIELD"の上映時間が90分程度だという情報。これはやっぱり怪獣は最後まで姿を現さないのかもしれんなぁ。だいたい、製作予算が$3000万(ハリウッド版『ゴジラ』は$1億3000万)というのは最近では安すぎると思ったのだ。

 スティーヴン・ソマーズ監督の新作は有名なフィギュアシリーズであるG.I.ジョーの映画化。音楽は『ハムナプトラ2』から3作続けてのコンビになるアラン・シルヴェストリ。

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2007年12月 6日 (木)

パイレーツ・オブ・カリビアンBOX

パイレーツ・オブ・カリビアンオリジナル・サウンドトラック・トレジャーズ・コレクション

amazon→輸入盤
amazon→日本盤
@TOWER→日本盤

 大ヒットトリロジーのサントラボックスセット。すべてデジパックで、インナースリーブは三つ折り。日本盤も解説などはまったくなく、クレジットのみ。箱は結構しっかりした造り。
 各作品1枚で、1作目と3作目は従来の収録曲と同じ。2作目のみリミックスが2曲追加され、リミックスは全5曲になっている。
 4枚目には未収録スコアが6曲41分、デモが2曲7分、リミックスを4曲を収録。デモ2曲は1作目制作時にジマーが作ったメインテーマと、2作目の時のピアノデモ(ジマーがピアノを弾いている)。日本盤には日本独自のリミックスが2曲追加収録され、他にポストカード6枚、グッズが当たる応募券が封入されている。値段を考えると、日本盤の方が得。なお、写真は輸入盤。日本盤のボックスは赤になる。
 もう1枚、DVDがついてくる。音楽のメイキング、録音風景、ハンス・ジマーのインタビューに加え、ディズニーランドで行われた『ワールド・エンド』のプレミア上映でのライヴが収録されている。メイキングではジマー、ゴア・ヴァービンスキー、ジェリー・ブラッカイマーやRCの面々が当時を振り返ってプロセスを話す。クラウス・バデルトはいない辺りに事情がかいま見えるが、その後のインタビューで事情が解明された。その内容を含めて当時の状況を説明すると以下の通り。当初、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ヘルシング』などのアラン・シルヴェストリが音楽担当だったが、上手くいかないので、ブラッカイマーが急きょジマーに依頼。しかし、ジマーは当時別の作品に縛られており、表向き引き受ける訳にはいかなかった。そこで友人であるバデルトに頼み、自分はメインテーマのデモを2日で製作し、後をバデルトとRCの面々に任せた。その後もジマーは色々と非公式に口を出したため、サントラのクレジットは"OVERPRODUCED BY HANS ZIMMER"という妙なことになった――ということらしい。ワールドプレミアのライヴではジマーはエレキギターとキーボードを担当。収録時間は45分。輸入盤のDVDはリージョン1らしいので、再生するにはリージョンフリーかリージョン1対応のプレイヤーが必須。

パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド

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 DVDも発売中。コレクターズセットとBDの3種類がある。

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2007年12月 4日 (火)

ベオウルフ/呪われた勇者

Beowulf_ver8ベオウルフ/呪われた勇者

 ロバート・ゼメキスがモーション・キャプチャー(それよりも細かな動きを取り込めるといってるけど、原理は同じ)を駆使して描く北欧伝承の世界。アメリカでは3D上映館が多く、これもそれを前提で製作されている。日本でも数は少ないが、3D上映館があるので、そっちで観賞。メガネをかけて見るのだが、青赤フィルムと偏光フィルターの併用型とでも言うのだろうか。フィルターには青赤の色もついているし、スクリーンも画像がずれているだけではなく、青赤の色もずれている。立体感はさすがだが、飛び出してくるというよりも、奥行きがあるという表現が多い。おかげで手を伸ばして確認したくなるということはない。メガネがちょっと重くて、眼鏡をしている上にかけるとかなりの負担が鼻にかかる。コンタクトをしておけばよかった。
 物語は英語で書かれた最古の詩であるベオウルフ(小説の形にしたものがサトクリフなど多くある)を、『スターダスト』の原作・製作の小説家ニール・ゲイマンらがかなり自由に脚色して、長編向けに仕立てたもの。
 原典ではグレンデルとの対決を描く前半と、ドラゴンとの戦いを描く後半はまったく関係がない。それをグレンデルの出自をからめ、出番のあまりなかったグレンデルの母の存在を大きく解釈することによってベオウルフの戦いに必然性を与えている。ファンタジーとしては特に珍しいわけではないが、古典に手を加えるのは色々と難しいので、まあ、よく頑張ったなと。ただ、映画としてそれ以上を求めるとあっさりしすぎて物足りないかも。グレンデルやラストバトルはかなりくどい(色々な意味で(^_^;))ので、そこらへんは覚悟が必要だが。小さい子供や年配の方にはどうかなぁとは思う。
 それにしても久しぶりに蛮人の主人公である。剣より拳! 自分の名前を雄叫ぶ! やたら裸になる! おかげであそこの前に常に何かが置いてある(^_^;) あれが飛び出してきたらどないしょうとかいらん心配をしたり。でも、どうせ飛び出すならアンジェリーナ・ジョリーのおっぱいだろうと思うのだが、それはなぜか飛び出してこなかった。

 追記:ネットの感想など見ていると、本当にフルCGIアニメだということを知らないで見たと思われる感想が多いのに驚く。「CGが多くて意外だった」――って全部CGですから! 「最近の映画と同じでCG多用にげんなりした」――ってアニメなんだってば! 宣伝を間違えてないか?>配給会社

Beowulfベオウルフ/呪われた勇者

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 映画館で聴く限りはいつも鋭い印象が強いアラン・シルヴェストリとしては太い音で迫力があったのだが、CDで聴くと、エレキギターとシンセのビヨンという音が妙に耳障りで、浮きまくっている。おかしな音を入れた意図がよくわからない。ヴァイキングたちの歌や王妃の歌(演ずるロビン・ライト=ペン自身の声)もスコアに関連づけされており、その点ではなかなかよいのだが。エンドクレジットには王妃の歌をブロードウェイ俳優イディナ・メンゼルが歌うポップヴァージョンを使用。

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