03/13/2017

スラブ叙事詩

Mucha2 ミュシャの子孫が持ち出しに反対したりしてどうなるかと不安でしたが、ついにミュシャ展が開催されました。期間は2017年6月5日まで。会場の新国立美術館は『君の名は。』で主人公と先輩がデートしたことで聖地になってます(^_^;)

 目玉は20点からなる超大作・スラブ叙事詩。チェコとスラブ民族の歴史を描いた絵画ですが、縦4メートルとか6メートルなんていうまさに超大作。いわゆる絵画のイメージと違うのは、アール・ヌーヴォの大家であり、ポスターや宝飾デザインを長年やっていたミュシャならではで、今風のイラストレーションだと思って見ても違和感がありません。ハイファンタジーの表紙イラストだとしても問題なし。なんせ王様や天使とかもいるし。
 
 実際に20点並ぶ(実際には3個所に分かれているので20点全部並んでみられるわけではない)と壮観というか圧巻です。画集では見たことがあっても、間近でじっくり見るとやはり凄い。宝飾品のディティールはさすがミュシャだし、フレームをはみ出した演出もポスターと同じだし。それに、光による演出。どの絵にもひとりはこっちを見ている人物がいるのは訴えか、秘密の共有か。

 ところで、スラブ叙事詩は日本でも過去に2回、それぞれ1点ずつ公開されています。『ステファン・ドゥシャンの皇帝即位』が80年代末に、『聖アトス山』が90年代半ばに。私はどちらも行きましたので、この2点については再会ということになります。

 今回の展覧会ではパリ時代のポスターや書籍の挿絵、宝飾も2点展示され、スラブ叙事詩だけでなく、ミュシャのすべてが概観できるようになっています。
 とにかく、ファンタジー好きなら一度は見ておくべき!

Mucha1

 やっぱでかいのがわかる会場の様子。
 なお、スラブ叙事詩のうち、5点のみ写真撮影許可。

ミュシャ展

著:国立新美術館 , 他
刊:求龍堂

■AMAZON

 図録はAMAZONでも取扱中。重いので持って帰るのが面倒な人や、遠方で行けない人はどうぞ。

 他の物販ではマスキングテープ、Tシャツ、バッグ、カードなど。
 行かれる方は、事前に公式サイトでのプリンター出力やスマホチケット、コンビニなどでチケットを買っておくのがお薦めです。現在、平日でもチケットを買う行列は20分以上かかります。

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07/20/2010

ストップモーションペイント

 イタリアのアーティストBLUが製作したペイントアート第2弾かな? タイトルは"BIG BANG BIG BLOOM"――壮大なテーマであります。手法もペイントだけではなく立体にも手を伸ばしているところがますますストップモーションっぽい。

 こちらは前作。タイトルは"MUTO"。新作が進化してるのがわかります。

MUTO a wall-painted animation by BLU from blu on Vimeo.

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05/06/2010

はやぶさ

惑星探査機 はやぶさ (1/32 スペースクラフト NO.01)

■AMAZON

 6月13日、ついに地球に戻ってくるはやぶさ。その一週間後に発売。青島から。
 AMAZONはたまに的確な物を勧めてくれる(^_^;)

 私の名前も入ったターゲットマーカーは小惑星帯を回ってるんかなぁ……。

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05/03/2010

日本中を歩いてみた

 完全復元伊能図全国巡回フロア展in多摩という伊能忠敬の測量地図全214枚をつなげて、その上を歩けるという企画展が近所(でもないか)で開かれたので、行ってきた。1日から3日間で今日が最終日。GW唯一の外出である。
 いや、もう、GW期間中は市内を歩くウォーキングイベントがあり、23℃という気温に晴れという好条件のため、かなりの人手だった。会場の小金井公園なんてなにもないのに人が凄い。小さい子供はそういうところで遊ぶ方がいいんだが。

 まず最初は「時空ナビ」という企画で、明治前期の東京から西荻くらいの地図の上を歩き、専用の杖で位置を差し示すと、iPod touchやネットブックの画面に、その地点の明治後期~現在の地図が表示できるというもの。お台場の埋め立てが順に見えるのもおもしろいが、指導員の爺さんがハイテクを説明するギャップもおもしろい。
 そして、日本を歩く。
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全体が28mm準広角では収まらなかった。

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地図のつなぎ部分にある方位盤。これが4種類あり、コースターとして売っていた。

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大図と中図の琵琶湖。時代が違うのか、一部形が違う。西湖が干拓されてないな。

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中図と小図なら一度に収まった。

 ホントに測量することそのものが目的なんだな。城はあるけど、伊勢も出雲も神社書いてない。そのくせなぜか京都だけは市中の通りが細かく書いてある。
 なかなか価値ある500円だった。

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帰りの公園で見事なツツジ。光の加減もあるが、微妙に色が違う。
市の文化財指定を受けているようだ。

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03/17/2010

ポンペイ展

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

著:ヤマザキマリ 刊:エンターブレイン

 ■AMAZON

 以前紹介した本書が書店員さんが選ぶマンガ大賞2010に選ばれました!

 で、それに関係してるわけでもないんですが、横浜美術館でポンペイ展が開かれ、展示物としてポンペイの金持ち宅の風呂や垢すりヘラなどが見られる模様。あの垢すりヘラってどうやるのか、どれくらい取れるのか、実演してくれんかなぁ。
 2010年3月20日(土)~ 6月13日(日)までで、その後、福岡、名古屋、新潟、仙台を巡回するのでご興味のある方はお忘れなく。

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03/09/2010

非実在青少年規制とはなんだ?

 非常にバカバカしい問題が持ち上がっています。東京都の条例ですが、これは全国に波及する大きな問題ですので、転載して取り上げます。

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 このところ、われわれ物書きの間では笑いの種になっていたおバカな条例が、実は成立寸前だと知って、にわかに波紋が広がっています。

 アニメや漫画、ゲームに登場するキャラクターを「非実在青少年」として、生身の人間と同等に扱い、これを登場させた作品を児童ポルノとして厳しく規制しようというもので、所持しているだけでも処罰の対象となる由です。

 ある方の言葉を借りれば、「東京都の「非実在青少年」規制。エッチな漫画が読めなくなるだけの問題じゃありません。これが通ると、私たちの表現や言論を、国や行政が勝手に「有害」かどうかを認定する権利があると認めることになります。思想信条は無条件に自由であるべきで、それを無条件に表現できなければ自由ではありません」ということになります。

 以下は、編集者から評論家、研究者に転身した藤本由香里・明治大准教授の日記からの転載で、できるだけ多くの人に知ってほしいということで、ここに掲出する次第です。

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 すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、2月24日に、東京都青少年健全育成条例の改正案が出され、その中に、「非実在青少年」(つまり実写でなく、マンガ・アニメ・ゲームに出てくる青少年)への規制が盛り込まれています。
これは、 「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」と規定されており、つまり設定が18才以上になっていても、「18歳以下に見えれば」ダメ、ということです。
 つまり、国の方で何度も改正(改悪)が話題に上りながらも、反対が多く先に進まないでいる「児童ポルノ法」における、「単純所持規制」(=とくに売買する意思を持っていなくとも、「児童ポルノにあたるもの」を単純に「持っている」だけで逮捕)、「マンガ・アニメ・ゲームその他、画像として描かれる青少年の姿にも児童ポルノ法を適用する」というもくろみを、都の条例で先に決め、規制してしまおうという法律です。
 なので、今のところ罰則はありませんが、「単純所持」も禁止されています。
 おまけに、上記に規定された意味での「児童ポルノ」(つまり非実在青少年を含む)の根絶に向けて努力し、都に協力するのが「都民の義務」と規定されています。

第十八条の六の四 何人も、児童ポルノをみだりに所持しない責務を有する。
2 都民は、都が実施する児童ポルノの根絶に関する施策に協力するように努めるものとする。
3 都民は、青少年をみだりに性的対象として扱う風潮を助長すべきでないことについて理解を深め、青少年性的視覚描写物が青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害するおそれがあることに留意し、青少年が容易にこれを閲覧又は観覧することのないように努めるものとする。

 これだけ読むと、青少年が読まないよう留意すればいいのかと思うかもしれませんが、成人が読むものもすべて、規制の対象になります。
都条例の改正案の全文は以下で読めます。
このうち、後半の、とくに赤で反転してあるところが重要な部分です。
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html

また、今日、いままさに行われている緊急集会のお知らせ
http://icc-japan.blogspot.com/2010/02/blog-post_27.html
も含め、この問題に関する基本情報をまとめたサイトは以下です。
http://mitb.bufsiz.jp/

「18歳以下に見える」とか、「不健全」とか、いくらでも恣意的に解釈できる条文の上に、これらの規制を推進しようとする都に対し、全面的に協力するのが「都民の義務」とするなど、これは戦前戦中のファシズムか? 「非国民」!とどこが違うの? と言いたくなるくらい問題のある法律なのですが、問題は、

今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!

ということです。
 そして、出版社のほとんどすべてが東京に集中している中で、この法律が通ることは、国の法律ができたのと同じ効果を持ちます。
 にもかかわらず、不思議なことに、ネットでも、マイミクさんの日記やMLでも、この問題はほとんどまともには話題になっていません。おそらく、あまりにもばかばかしい規定ゆえに「半笑い」的なコメントが多く、みんな「こんなばかばかしい規定、通るはずない、と思っているのだと思います。なぜかネットでも、個人のブログや痛いニュース以外に、信頼できるとされる一般メディア(新聞系のニュースなど)でこれを取り上げているところはないし、新聞でも報道されていないので、みんな冗談だと思っているのだと思います。
 けれど、繰り返しますが、

 今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!

 2月24日に案が発表されて、都民が意見が言えるのは25日まで(つまり1日だけ)。
 議会での質問が許されるのは3月4日(代表質問)・5日(一般質問)だけで、これも数日前には質問を提出していなければならない。(つまり議員でさえ、検討できるのは3日程度)
 で、18日の13:00の付託議案審査がもっとも重要で、今月末には投票、決定、ということになります。

 現在、都議会の会派は石原都政与党(自民、公明、平成維新の会)が62議席、石原都政野党(民主、生活者ネットワーク、共産、自治市民)が65議席という構成です。
 野党が全員反対にまわれば、否決できるのですが、今のところ、民主党内ですら、意見統一がとれていない。知人によれば、

①都議では野党の民主議員が全部法案可決に反対しても過半数に満たず、
民主自体もきれいに可決反対で意見がまとまっているわけではない。
②今回はこの法案はケイタイ・ネットに関する法案とセットで提出されており、
このケイタイ・ネット関係の法案はちょっと現段階ではあまりに穴がありすぎ、ほぼ通らない
ということになっていて、それが災いする可能性も高い。つまり二つあげたもののうち二つともが
否決されることは珍しく、ひとつを通さない代わりにひとつを通すということは議会ではよくある。
こうしたことから、この法案は何もしないでいると通る可能性が高いだろう」

ということです。
 けれど、先日、もう賛成を決めているからダメだろう…と言われていた、「生活者ネットワーク」の議員さんにヤマダさんたちと一緒にお話をしに行ってきたら、ちゃんと聞いてもらえた、という感触を持ちました。そして、この法案の危険性を訴えたのが、ほぼ私たちが初めてのようだったのが印象的でした。
 都議の方たちも、あまりにも現場から何も反対の声が上がってこないので、不思議に思う状況のようです。現場から反対の声があがらないとどうしようもない、との声も聞かれました。
 私もあまりにみんな騒いでいないので、半信半疑だったのですが、各方面に確かめても、「このままだと通る」ことは確実です。
 まだ間に合うかもしれません。広報の手段を持っている方は、この法案の危険性を、早く、広く、伝えていただければと思います。
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 断っておきますが、児童ポルノ・児童売春には嫌悪感を覚えますし、規制・処罰をすべきだと思います。しかし、これは別問題です。私が関わっているのは主に出版・ゲームですので、それに限って見ますと、ライトノベルやゲームにはかなり美少女のイラストが使われ、中には扇情的な表現もあります(カバーだけの場合も多いですが)。それらも誰が判定するかわからない曖昧な規定で、アウトになる可能性があります。健康的なお色気すら認められないかもしれません。まして、コミケにおける男性向け(いや、BLもですね)二次創作なんてほとんどアウトでしょう(警視庁はコミケ会場で現行犯を大量逮捕で嬉しいかも知れませんが、現段階ではそこまで規定していません)。
 さらに、多くの出版社は都内にありますが、規制のせいで出版社や印刷所の他府県移転も起こりうるでしょう。その前に倒産の危機もあります。都の税収減は確実です。国を挙げてアニメ・マンガ・ゲームを文化として輸出しようとしているというのに、つぶす方向に持っていくつもりでしょうか? はっきり言って、権力の暴走以外の何ものでもありません。

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11/15/2009

巨大ロボットと塊魂

 ウルグアイのCMクリエーター、フェデリコ・アルバレスの製作した短編ビデオ。『スカイ・キャプテン』みたいなもんですが、あれよりも爆発の合成やカメラワークなどが上手い。

 こちらは本業のCM。リアル塊魂!

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02/22/2009

テオ・ヤンセン展など

 毎年恒例の友人のグループ展があるので、銀座へ。その前に近くなので日比谷パティオに寄る。テオ・ヤンセン展を見るため。ようやくだ。本当なら平日に行くのだが、グループ展のパーティが今日だったのと、土日祝日には実際に動くところが見られるデモンストレイションをやっているということなので、出不精と仕事のスケジュールの関係で、今日以外はあり得なかったのだ。
 というわけで、テオ・ヤンセン展。
 動画で見ていただけではわからなかった細部を見ると、結構アバウトなもので驚く。プラスティックパイプを曲げたり切ったりして、それを結束バンドで固定しているのが骨格。風を食って溜める胃袋はペットボトル。翼はビニールシート。それが動くと、生き物のように見えるんだから凄い。おもしろいのは、あくまでも生物であるという製作者の意を汲んで、解説するスタッフも全員が「この子たちは」などと呼び、動かなくなったものは、化石になったという説明をしていたこと。
 下は翼を展開して、動かす映像。普通は風で動くのだが、屋内では風がないため、手動で動かしている。翼が動くと、下のクランクが回り、空気を圧縮してペットボトルに入れる。それで風がない時でも2、3分動けるとか。

THEO JANSEN2」のビデオ
powered by @niftyビデオ共有

 実際に圧縮空気で動くところ。切り替えると方向転換もできる。

THEO JANSEN1」のビデオ
powered by @niftyビデオ共有

 見終わってから、グループ展へ。1年ぶりに会う面々と酒を飲み、映画の話で盛り上がる。
 帰宅は23時過ぎ。誕生日終了(^_^;)

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01/11/2009

テオ・ヤンセンとラ・マシン

Theojansen 昨年、たまたま何かのサイトで見て気になっていたテオ・ヤンセンが数日前のTV番組『ザ・ベストハウス123 史上最強のベスト3アワード2009』で紹介され、しかも、日本で見られるという。さっそくネットで調べたら、サイトが重くてつながらん! 恐るべしマスメディアの影響>他人のこと言うな。
 公式サイトによれば、場所は日比谷パティオ、1月17日から4月12日まで。できれば、下の映像にあるように砂浜で歩くのを見たいものだが、贅沢は言うまい。すべて風の力で動く、妙な生き物である。

Lamachina ちょっと違うが、こんなのも日本に来る。フランスのアート集団ラ・マシン。こちらはテオ・ヤンセンが終わってからの4月28日から9月27日まで。詳細は公式サイトまで。
Lamachina2 個人的にはこっちの巨大人形が動くところが見たい。

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06/30/2008

世界最大の翼竜展

Yokuryu1世界最大の翼竜展
~恐竜時代の空の支配者~

 恐竜博はよくあるが、翼竜に的を絞っての展覧会は初めてだろう。昨年夏から北九州→大阪→名古屋で先に開催されていたのだが、お台場の日本科学未来館に移って8月31日まで開催。公式サイトはこちら
 今日が3日目だが、平日ということもあり、空いていた。目玉は最大の翼竜かつ最大の空を飛ぶ生き物でもあるケツァルコアトルスの骨格と実物大復元。この色彩には違和感があるが、どんと吊されていると圧倒的。広角レンズじゃないのでこれが限界。
Yokuryu2ケツァルコアトルスの復元と並ぶプテラノドン骨格。
 他には最近恐竜大国となった中国の翼竜6つが初出展。ヌルハチウスのネーミングには笑った。さすが中国。ちなみに私がヌルハチという名前を初めて聞いたのは『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』だったっけ。 

 メガスターが常設されたドーム状シアターがあるというのでいつか行こうと思いつつ、延び延びになっていた。が、メガスターをフルに使ったプログラムはなく、アニメ『宇宙エレベーター』を観る。軌道エレベーターは最近はこういうらしい。宇宙エレベーターを子供にもわかりやすく夢物語ではないと解説するアニメのはず。しかし、あまりにも未来的な表現すぎてただの夢物語にしかみえないのが致命的。アニメのクオリティの低さ(絵柄のばらつきももちろん)にも目を見張るものがある。もっと現実の延長として描かないと子供はついてこないぞ。

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