08/29/2008

相棒、ついに薫ちゃんが

 TV朝日で10月から放送の『相棒』シーズン7で、杉山右京とコンビを組む亀山薫がついに相棒から卒業すると発表された。
 あちこちで非難囂々だが、シーズン6のラストにおける亀山と小野田官房長との会話を考えれば、こうなるのは想定済みだったはず。いずれ袂を分かつのは必然だろう。予想すると、薫は辞職して実家の酒屋を継ぐのかな。栄転などで警視庁にいると、登場しないわけにいかないので、辞職か殉職しかないだろう。
 そうなると、今度は誰が失敗して左遷されてくるのか。亀山に匹敵するだけのキャラでなければいけないわけで、これは脚本家と俳優にかなり高いハードルが科せられたことになる。期待したい。

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01/10/2008

ソウルキャリバーにSW

 バンダイナムコが今年発売する対戦格闘ゲーム『ソウルキャリバーIV』のキャラクターにダース・ヴェイダーとヨーダが登場することが発表された。公式発表はこちら(pdfファイル)。
 このシリーズの最初の『ソウルエッジ』はファミ通のムックで執筆したこともあり、それ以上に気合いの入ったオープニングムービーとPS2オリジナルの音楽の出来具合などでかなり思い入れがある。その後、対戦格闘はコマンド入力についていけなくなったとか、周りにゲーマーがいないなどで離れてしまったのだが。しかし、今回のSWキャラ、PS3にダース・ヴェイダー、XBOX360にヨーダと片方しか使えないというひどい仕様。最近のバンダイナムコの戦略はひどいと思うことが多いが、これも相当ひどい。

 ちなみに、ゲームをご存じない方のために解説。一応、現実世界の中世が舞台になっている。ソウルキャリバーというのはソウルエッジと対になった剣で、どちらも持ち主に強力な力を与える魔剣。しかし、持ち主を乗っ取るほどの魔力を持っており、海賊セルバンテスがソウルエッジを持っていた。これを巡って、日本の剣士、忍者、フランスの騎士、韓国の槍使いなどがそれぞれの思惑でからんでくる。プレイヤーはひとりを選んで対戦して、それぞれのエンディングが存在する。で、ヴェイダーとヨーダはどうからむのか? やっぱり邪悪な剣を手に入れようとするヴェイダー、葬ろうとするヨーダってことなのか。

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09/07/2007

ULTRASEVEN X

 10月から深夜で放映開始するという新作ウルトラセブン。Xってのはどうもいいイメージがないなぁ。ガンダムとか……。あ、公式サイトね。
 で、新セブンだが、目つきが悪いなぁ。ショルダーパッドが盛り上がってる? 常在戦場ってことでしょうか(^_^;)
 世界観は『エイリアン・ネイション』っぽくて、エイリアンはすでに人間にまぎれて生活しているそうだ。ウルトラ警備隊ではなく、DEUSという組織がエージェントを派遣して、問題エイリアンを処分すると。かなりスケールが小さいような……。全12話。さて、どうなるんだか。

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08/30/2007

トランスフォーマー×SW

Transvader1Transvader_2
 何というかもの凄い力業。HASBRO社のトランスフォーマー+スター・ウォーズという組み合わせ。ルーカス×スピルバーグ+ベイって感じ?
 ひとつめはデススター→ダース・ヴェイダーというまっとうな(?)変形。このヴェイダー、強そうなんですけど。サイズを考えると、身長は何キロ?
Transbacca ふたつめはミレニアム・ファルコン→チューバッカというおよそ信じられない強引さ。なんでハン・ソロじゃないの? 他にもスレイヴ1→ボヴァ・フェットがある。
 他にもあるが、そっちは変形後に何かのキャラになるわけではないので、普通のトランスフォーマーだ。インペリアル・シャトル、ジェダイ・スターファイター、シス・インフィルトレイター、ARC170スターファイター。Xウィングとダース・ヴェイダー用タイファイターは前からあったみたいだ。

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レゴイダース失われた聖櫃?

 ……なんか違う。

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08/26/2007

AVP-R

 アメリカでクリスマス公開の『エイリアンVSプレデター』の続編は原題"ALIENS VS. PREDATOR : REQUIEM"だそうで、公式サイトに予告編が公開された。描写がかなりスプラッタなので、年齢認証式。前作は『エイリアン』シリーズにつながるようになっていたが、今回の舞台は現代地球の田舎にエイリアンが侵入。それを追ってプレデターが来る。そういうわけで、人類側は殺され役専門になってしまった。もちろん闘うヒロインもいるが、それ以上に容赦ないスプラッタぶりが目を引く。ほとんど13金かエルム街。しかし、エイリアン本筋より先にエイリアンどもは地球に来てしまいましたねえ(前作では遺跡に眠ってただけなので別として)。
 ふと思いついた今作のキャッチコピー――「今度はスプラッタ!」 つまらんか。

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08/25/2007

ENCHANTED

Enchanted ディズニーの新作なんだが、いつもとちょっと様子が違う。古き良きディズニークラシック(白雪姫とか美女と野獣とか)を思わせる2Dアニメの世界で暮らすプリンセスが魔女によって現実世界のニューヨークに飛ばされてしまう。それを追ってどこぞのプリンスとリスも。さらに魔女とドラゴンまで。そこで巻き起こる騒動。クラシックディズニーなんで当然ながらプリンセスとプリンスは街中でもミュージカルを始めるわけで、そのプリンスはもちろんアゴ割れである。一方、プリンセスは森(セントラルパーク)の動物たちと家事をする。魔女はリンゴを勧める。ディズニーが臆面もなく自作品をパロディにするという開き直り具合が気持ちいい。でも、予告編だけで充分な気もする。というわけで、予告はこちらで。

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08/04/2007

300DVD発売

300dvd300

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@TOWER

 つい2ヶ月前に公開されたばかりのスパルタンアクション(?)が9月26日に早くもDVD化。アメリカでもつい先日発売されたばかりなので、日本公開が遅れたことを考えると3ヶ月半後というのは異様に早い。DVD2枚組の特別版のほか、ヘルメット付限定BOX(amazonとHMVのみ)、HD-DVD、BD、UMDの5パターンの発売になる。

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08/02/2007

闇の戦い1:光の六つのしるし

Dark_is_rising_ver2 スーザン・クーパー作の児童文学ファンタジー『闇の戦い1:光の六つのしるし』の映画化。アメリカでは10月に公開、日本では2月公開予定。予告編が配信された。秋からの半年でいったい幾つのファンタジー映画が公開されるんやら。

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07/30/2007

ファンタジー映画連発

Golden_compass_ver2 日本では来年3月公開の『ライラの冒険/黄金の羅針盤』の5分間のプレビューがネットに出た。予告編で見られたシーンが多いが、それ以外のシーンもある。ストーリーに沿っているわけではないので、断片的だが、金をかけてしっかり作られているのがわかる。ニコール・キッドマンがいいし、ダニエル・クレイグ&エヴァ・グリーンの『カジノロワイヤル』コンビもいい感じ。

Stardust また、今秋にはイギリスの作家ニール・ゲイマンの『スターダスト』、『パンズ・ラビリンス』と個性のあるファンタジー映画が公開される。ファンには嬉しいところだ。『パンズ・ラビリンス』は以前にDVDの感想を書いたが、『スターダスト』はロバート・デ・ニーロが嬉々として空賊の首領を演じていたりして、俳優陣も豪華。

 さらにアメリカでは11月、日本では3月公開予定、ロバート・ゼメキス監督の"BEOWULF"の予告編が公開された。『ファイナル・ファンタジー』から6年。リアル系フルCGIはここまで進化したという見本。実写にCGIを合成したのか、一から作り上げたCGIなのか手法はわからないが、俳優そのままが動いている。内容は北欧の伝承『ベーオウルフ』を下にしたファンタジーアドヴェンチャー。出演はアンソニー・ホプキンス、アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチなど豪華。製作・脚本にニール・ゲイマンがからんでいる。しかし、まあ、こうなるといつもの疑問が浮かんでくる。CGIでやる意味あるの?

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WATCHMEN

Watchmen『300』のザック・スナイダー監督の次回作"WATCHMEN"の公式サイトができた。2009年公開予定なのでまだ何もないが、これは楽しみだ。コミックでありながらヒューゴー賞を受賞した唯一の作品。スーパーヒーロー物をくだらない子供のものから大人だから楽しめるものにした傑作。『Mr.インクレディブル』のアダルト版、いや、こっちがオリジナルなんだが。

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07/28/2007

ブレードランナーTHE FINAL CUT

 出る出ると言われていた最後の『ブレードランナー』がアメリカでは今年12月18日にリリースされる。10月にはNYとLAで限定的に劇場上映されるらしい(もう一度劇場で観たいので、日本でも上映してくれ!)。しかも、3パターン、HD-DVDとBDも出る。うへえ。で、内容の紹介。

Bladerunner2discdvd すべてに共通するのが2ディスク版の"THE FINAL CUT SPECIAL EDITION"。ディスク1には本編。ディスク2にはメイキング。本編はといえば、当然リストア&リマスター、5.1ch音声。追加シーン、削除シーン、新しいSFX。コメンタリーには監督、脚本(ピープルズ他)、製作、シド・ミード、SFX(トランブル他)。お腹いっぱい。

Bladerunner4discdvd さらに4ディスク版が"COLLECTOR’S EDITION"。ディスク3にはこれまでの3バージョン(劇場公開版、完全版、最終版)を収録。恐らくチャプターなどの設定で観られるようにするのだろう。ディスク4はアーカイヴとして、原作との比較や映画に関するディックへのインタビュー、デザイン関連など。
 ここまでが通常のDVDのみのセット。

Bladerunner5discultimatedvd 最後に最も豪華な特典いっぱいの5ディスク版が"ULTIMATE COLLECTOR’S EDITION"。ディスク5にはワークプリントバージョン収録。コメンタリーは『メイキング・オブ・ブレードランナー』の作者ポール・M・サモン。なんでこんなに高いのかと思ったら、日本のBOXセット並みにフィギュアとかつくのね。

 ちなみにAMAZON.COMでは2ディスク版が$14.99、5ディスク版が$54.99。日本では出るのか? 幾らになるのか?

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07/26/2007

レミーのおいしいレストラン

Ratatouille_ver3レミーのおいしいレストラン

 28日から公開なのだが、先行公開中なので先に見てきた。最近は先行オールナイトじゃなくて昼間から先行公開ってパターンが増えてるなぁ。シネコンの影響が大きいんだろう。普通の小屋じゃできない。
 ピクサーの最新作。よくディズニー映画という表現を見かけるが、ピクサーとディズニーはまったく違うので一緒にしないように。資本的にはつながっているし、ディズニーのアニメ部門のトップはピクサーと同じだが、内容にはノータッチなんだから。早い話、ジブリ作品を徳間書店作品とは言わんでしょ。まあしかし、個人的にはピクサーの最新作というよりも『アイアンジャイアント』と『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督の最新作という方が正しい。原案として短編『ゲーリーじいさんのチェス』のヤン・ピンカヴァが加わっている。
 最初に言っておくと、傑作である。ネズミが料理をするという嫌悪感すら抱く人がいる題材を逆手にとって、そこにメッセージを託した作品。だから、そう感じる人にこそ観てもらいたい。子供には是非とも見せるべき良質のファンタジー。それでいてアクションもあり、コメディであり、ロマンスであり、すべてが綺麗に収まっている。110分というCGIアニメとしては長い作品でありながら、時間は感じさせない。あえて言えば、シェフたちの設定がからんでこなかったこと。あれさえ何か最後にからんでくれば文句なしだったのだが。それで傑作なのは変わらない。

追記:忘れていた。一番肝心な部分。本編中に描かれていた素材や料理はどれも素晴らしく美味しそうに見える。特にラストのあの料理。さすがに気合い入ってました。

 ところで、ピクサーといえば本編上映前の短編が楽しみ。今回は『リフテッド』というタイトルどおり「持ち上げる」話。何をかは言わない方がいいだろう。台詞なしという、短編の決まり事を守っており、結構笑える。監督は『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』からこれまでサウンドデザイン一筋だったゲイリー・リドストロム。音響には力が入っていた。音楽は本編と同じマイケル・ジアッチーノ。

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07/25/2007

トランスフォーマー

Transformers_ver13トランスフォーマー

 昨日プレミアをやったらしいが、試写が当たったので一足早く見てきた。
 結構なもので。すでにノベライズを読んでしまったのでスムーズに理解できましたが、何も知らないとどうなんだろうというのが最大の疑問。かなり説明ははしょっているので、最小限のことしかいわない。まあ、勢力がふたつあって、キューブを取り合っているということだけ理解できればOKなんだが。突っ込みどころは多々あるが、正攻法でこれだけやられれば文句を言う事もなかろう。結構燃える。ジュブナイルとしては、中古を買ったら新車に変わって、美人の彼女もついてきたという、御先祖様万々歳な話である。しかし、さすがスピルバーグ&マイケル・ベイ。人でなし映画一歩手前までひどいアクション描写。人が死ぬところはごまかしているが、機械同士なら容赦ない。死人じゃない死機械累々な感じ。人間なら血飛沫どばってなところが目白押し。それを現在までで最高峰のCGIと実写の合成で見せるんだからたまらない。男の子は必見。でも、小さい子供向けじゃないのが玉に瑕。さらに映画ネタが多いのもこの手のファンにはたまらないところ。フレディ・ウルヴァリンネタには笑った。長いし、無駄なところはあるんだが、これくらいなら許容範囲内ということで。しかし、ファンじゃないと全然ピンと来ないんだろうなぁ。各トランスフォーマーの性格描写。そこら辺はノベライズで補完。前日譚にはバンブルがしゃべれない理由も書いてあるのでオススメ。大ヒットのようなので、3部作でスケールアップしてください。

 終わってからメールチェックしたところ、仕事関係で頭が痛くなるメールを読んでしまい、気分が悪くなり、憂さ晴らしに松の屋へ。給料日ということもあって客が多いので、1時間ほど静かに呑んでいたが、22時すぎにアジアカップを見始めた頃、外人客がひとりでやってきた。しばらくして、近くに座っていた若い男女が外人客と話をし始める。女性のしゃべり方がネイティヴ並み。男性もかなりスムーズ。思わず耳ダンボ状態。外人さんは日本酒を色々注文している。そのうち、日本酒の説明で私がしゃしゃり出てしまい、男性の方と話をする。女性はロンドンにおられて、帰国中で、男性はしばらくブラジルに行っていたという。道理で。そのうち、外人さんと話せばと言うことになって席移動。片言&通訳で日本酒の説明とかする。かなり癖のある酒が好みのようだ。逆に吟醸は苦手。最後に薦めた日置桜 純米強力が今日のベストだったとか。呑んべえだ、ユーアー・ベリー・ストロングマン・オブ・アルコールだとか適当なことを言う。しかし、3合以上呑んでいるのに水も飲まず、平気な顔をしている。やっぱり西欧人のアルコール分解酵素は日本人とは違うなぁと実感。生酛のどぶや日置桜のラベルを『グッド・タイポグラフィー、ストロング』などと感心していたが、オランダのデザイン会社の人だった。そりゃ日本語、しかも毛筆やかなり凝った字体だから、欧米人にはおもしろかろう。こういう出会いも面白い。

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07/11/2007

ダーククリスタル、CD発売

ダーククリスタル

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 これまでアート本の紹介もしたことがあるが、ファンタジー映画の傑作かつオンリーワンの作品。アメリカで25周年記念DVDがリリースされるのにあわせて、同じジャケットアートでサントラが正規としては初めてCD化された。実は過去にこれもDVDが出た時、音楽だけ聴けるミュージックトラックが収録されており、それと同じ音源と、サントラLPの音源を2枚組にしたCDが出ていた。LPは映画に使われたものを編集して、アルバムとして聞きやすくしてある。残念ながらプロモーション用扱いで、数量限定だったので、限られたショップでしか扱われず、すでに廃盤。しかし、今回はLPと同内容の1枚物とはいえ、通常CDなのでamazonなどでも扱っているし、価格も控えめ。『亡国のイージス』も手がけたトレヴァー・ジョーンズの劇場作品2作目。ロンドン交響楽団による重厚な演奏をじっくりと聴いていただきたい。
 しかし、25周年記念ですか。俺がこれを見たのは高校3年生の2月だったか。大阪梅田のナビオ阪急だったはず。確かに日本公開から24年だ。ロボトロニクスという言葉で宣伝していた。しかし、どこかの新聞が勘違いしていたのを覚えているぞ。「あれはロボットじゃない。人間が入ってるんだ! こうやってるに違いない」とか写真と図解入りで暴露記事。アホか。それとも話題作りのやらせだったのか。今となってはわからない。

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タイトル未発表

 TVシリーズ『エイリアス』や『ロスト』のプロデューサー、『M:I:III』の監督、新作『スタートレック』の監督であるJ.J.エイブラムス製作の新作映画のティーザーが公開された。アメリカ公開は来年1月18日だというのに、タイトルは未発表。どうやら、一市民の目(手持ちカメラ)から見たNYを破壊する巨大なモンスターという話らしい。『トランスフォーマー』の上映前に初公開されたというので、モンスター物には違いない。とにかく、ハッタリだけは凄いので、予告をご覧あれ。

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07/09/2007

河童のクゥと夏休み

Kappa河童のクゥと夏休み

 水野氏が試写のお誘いをしてくれたので、観てくる。
 当初は地味すぎる絵柄に興味はなかったのだが、監督が『クレヨンしんちゃん』の傑作群(ブタのヒヅメ、オトナ帝国、戦国etc.)の原恵一なので、ただの田舎ノスタルジー物ではないだろうと期待していた作品。実は試写の機会は前にあったのだが、残念ながら用事で行けなかったのだ。というわけで、リベンジマッチ。
 児童文学を元にしたオリジナル脚本ということで、監督の嗜好がそのまま反映されている。江戸時代から始まるオープニングは驚いたが、その後はひたすらコツコツと丁寧に河童と家族、主人公の周辺を描き出していく。この丁寧が曲者。やりたいことはわかるのだが、起伏がないから単なるエピソードの羅列で、単発ギャグすれすれになっている。もう少しテンポをよくする工夫がないとだれてくる。特に子供の興味をつなぎ止めるのは難しい。クライマックスであるはずのエピソードもさほど盛り上がらず、すべてが終わった後もゆっくりじっくり。それで130分オーバー。子供にはつらい上映時間だ。子供に観てもらいたい話だからこそ、120分は切って欲しかった。全体の印象は「しんちゃんのいないクレしん」というところ。佳作ですが、丁寧すぎて薦めどころが難しいという点で『アイアンジャイアント』とか『主人公は僕だった』なんかを思い起こしてしまった。そのどっちよりも上映時間長いし。

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07/07/2007

トランスフォーマー、ノベライズ2冊

 8月4日から公開のスピルバーグ製作総指揮、マイケル・ベイ監督の超大作『トランスフォーマー』のノベライズがあろうことかハヤカワSF文庫から出たっ! 扶桑社や竹書房ではないのだ。スター・ウォーズですらハヤカワSFから出なかったというのに!(翻訳権が高かった?) トランスフォーマーとハヤカワSF――なんというミスマッチ! しかも、同時に2冊である。トラックやスポーツカーがロボットに変形するどころの騒ぎではない!!

Tf01トランスフォーマー

著:アラン・ディーン・フォスター 刊:早川書房

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 映画の脚本を元にしたいわゆる正統派ノベライズ。まあ、観てからでも、観た後の情報補完のためでもどうぞ。

Tf00トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ

著:アラン・ディーン・フォスター 刊:早川書房

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 で、こっちは映画の前の話。トランスフォーマーたちが地球にやってくる顛末を描く。映画ではさらっとしか描かれていない(らしい)「どうして彼らが地球に来たのか」がわかる。
 アポロ11号発射と同じ日。19世紀末の北極で発見された機械生命体を研究して建造された宇宙船ゴースト1号が打ち上げられた。そして、たどり着いた先では機械生命体がふたつの勢力に分かれて闘っていた! つまりファーストコンタクト物なのである。おおっ、すげーSFっぽい!(^o^)! ファーストコンタクト物には定番の展開もある。意外にもしっかりSFであるが、設定の補完だけで、映画本編とのつながり(人間側のキャラとか)はそれ以上にはなさそう。
 トランスフォーマーの成り立ちやこれまでの変遷、日米での違いをまとめた堺三保氏の解説だけでも必読。

 ところで、両方の翻訳で、固有名詞はこれまでの日本の呼び方にあわせてあるが、映画ではアメリカの呼び方で、字幕と吹き替えもそれに準拠しているらしいので、混乱するかも。

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07/01/2007

プレステージでダイ・ハード4.0

 映画1000円の日なので、立川シネマシティまで行く。先週、ネットでチケット確保しておいたが、2本ともかなりの入り。『プレステージ』なんか俺ひとりかと思ったが、まったくそんなことはない。日曜が重なったせいもあるだろうが。
 で、中央線に乗ったわけだが、今日から最寄り駅は下り線ホームのみ高架になった。というわけで、立川方面に行くには階段ひとつ分楽になったのだが、新宿方面はまだまだ遠いまま。上り線も高架になるのは1年後。駅前再開発がすべて終わるのは当分先の話。しかも、反対派が居座っているせいでまだ延びそうだし。

Prestigeプレステージ

 もうすぐ終わるという段階になってようやく観られた。『メメント』『バットマン・ビギンズ』のクリストファー・ノーラン監督の新作というよりも、SF/ファンタジー者としては、12年前に出版された英国幻想文学賞を獲ったクリストファー・プリーストの小説『奇術師』の映画化といった方がわかりやすい。原作を読んでいなかったとしても、この作者を知っている段階で普通の奇術やトリックをネタにした映画ではないということが予想できるはず。だから、普通の映画を期待した人は怒るか呆れるだろう。ネットでもそういう感想が決して少なくない。アレが出てくるというだけでネタバレになるという見方もできるが、むしろアレから派生する展開の描き方そのものが肝心なのであって、アレそのものは小道具である。文庫の解説でもあっさりバラしてるし(さすがにあれは不親切だよなとは思う)。
 映画は原作よりも単純にしたという感じ。それでも時間軸を行き来して描く原作の特徴を出来る限り維持しており、なおかつ観客が混乱しないように見せる手腕はたいしたものだ。あちこちにちりばめられた伏線も納得できる。演技陣も主役ふたりだけでなく、マイケル・ケインや、出番は少ないがデイヴィッド・ボウイとアンディ・サーキスのコンビなど文句なく良い演技。
 個人的な不満といえば、ラストの見せ方か。あそこはもっとアレが並んでいるのがわかるように一気に見せて欲しかった。炎が上がってずらり並んだアレに数十のアレが浮いているのが見えて暗転とか。まあ、ノーランはそういう外連味とは無縁なんだが。

Live_free_or_die_hard_ver3ダイ・ハード4.0

 そして、奇しくもこちらは12年ぶりの続編。ジョン・マクレーンも年を取って、毛がなくなっている(^_^;) 原題は"LIVE FREE OR DIE HARD"なんだが、日本向けなのか、タイトル表示は邦題と同じく"DIE HARD 4.0"になっていた。
 序盤は1作目よろしく状況を丁寧に設定していく。この辺りはいい感じ。しかし、それが終わったら、いつも以上に無茶苦茶でありえねーアクションの連続。つまり、1作目で始まり、2作目になり、途中で3作目になったり、『トゥルー・ライズ』になったりして(^_^;)、THE END。それでも序盤の状況説明がしっかりしているから、後は何をやってもOK。とはいえ、無茶がすぎるのが難点ではある。一番の問題はやはり敵側だろう。雇った連中を簡単に始末する奴にあれだけの傭兵たちが従うというのは納得しがたい。
 まだ実戦配備どころか実験中の戦闘機F-35の勇姿が見られるのは美味しい。ホントにあんな動きが出来るのか。その辺りが『トゥルー・ライズ』。

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06/28/2007

Mr.インクレディブル、フィギュア

Incre1 スクウェアエニックスがディズニーと組んで製作されたピクサーのフィギュアが6種類発売された。トイ・ストーリー1&2、バグズ・ライフ、ファインディング・ニモ、モンスターズ・インク、Mr.インクレディブルだ。例によって中身はランダムなのだが、定価1000円と安くはないので、ズルをしてこれだけ買う(^_^;) 写真のバックがDVDのトールケースなので、大きさがわかるだろう。意外とでかい。もちろんデザインも秀逸で、ディティールもいい感じに再現されている。ただ、お母さんの腕をもっと伸ばして欲しいとか、娘がバリアー張って欲しいとかはあるなぁ。
Incre2_1 左右と裏はこうなっている。ちゃんと家族は全員……あ、ジャックジャックがいない(^_^;)

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06/26/2007

伊福部昭の芸術9 祭

伊福部昭の芸術9 祭 伊福部昭音楽祭ライヴ

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@TOWER

 つい3ヶ月前に行われた伊福部昭1周忌追悼コンサートを収録した2枚組。完全収録ではないようだ。総監修は伊福部昭の愛弟子でもある和田薫。これは行けなかったので、買わねばなるまい。
 指揮:本名徹次 日本フィルハーモニー交響楽団
 2007年3月4日 サントリーホール
 収録曲は下記のとおり。

 SF交響ファンタジー第1番
 銀嶺の果て
 座頭市物語
 ビルマの竪琴(新編纂)
 「わんぱく王子の大蛇退治」より“アメノウズメの舞”
 オーケストラのための 特撮大行進曲 (新編纂)
 管絃楽のための「日本組曲」
 シンフォニア・タプカーラ

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06/25/2007

D-WAR

DwarD-WAR

 以前、紹介した韓国・アメリカ合作のドラゴンムーヴィーが、6年の製作期間を経て、ようやく8月2日に韓国・アメリカ同時公開が決定した。公式サイトでは予告が観られるが、過去に見た予告よりもCGIのレベルが上がっているようだ。

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06/16/2007

パンズ・ラビリンス

Pans_labyrinthPAN'S LABYRINTH

『ヘルボーイ』などのギレルモ・デル・トロ監督の最新作。今年のアカデミー賞では撮影・美術・メイクアップの三賞を受賞し、脚本・外国語映画・作曲でノミネート。カンヌ国際映画祭でもパルム・ドールにノミネート、全米批評家協会では作品賞、NY批評家協会では撮影賞、LA批評家協会では美術賞、ゴールデン・グローブでは外国語映画賞ノミネートと話題性は高い作品。デル・トロはハリウッド作品では自分の作家性を抑えめ(グロは抑えてないけど)だが、メキシコで撮った『クロノス』やスペインで撮った『デビルズ・バックボーン』はハリウッドとは違うテンポ、映像で独特。本作はメキシコ/スペイン/アメリカの合作で、スペイン語作品なので、思うように造った印象。
 舞台はスペイン内戦時代。母と共に新しい父の元に向かう妖精物語が好きな少女オフィリア。新しい父というのはレジスタンス掃討をしている冷酷な隊長で、母はその子供を身ごもっている。途中、オフィリアはナナフシを見て妖精と思い込み、それを追って古代の石柱を発見する。義父の家の近くには古い迷路があり、夜に妖精に案内されたオフィリアはパンに出会う。彼が言うにはオフィリアは滅びた王国の王女なのだという。パンの言う三つの課題をこなそうとするオフィリア。一方、レジスタンスの活動が活発になっていた。
 デル・トロの痛い描写と残虐性はそのままに、童話の残酷さを容赦なく描き、いわば「残酷な不思議の国のアリス」というところか。色々な解釈・見方が出来る点、考えさせられる寓話性や独特の映像美など素晴らしい。久々にダークファンタジーの傑作を観た。
 日本公開は秋。劇場でもう一回観たい。

PAN'S LABYRINTH

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@TOWER

 で、こちらはサントラ。『デビルズ・バックボーン』でも組んだハビエル・ナバレーテが子守歌のメロディを中心に展開させたダークファンタジースコア。これが作曲賞を獲ったらアカデミー賞を評価してもいいかと思ったが、やっぱり獲れなかった。アカデミー会員には映画音楽を正当に評価できる奴はいない。ちなみにジャケットイラストは『スターウォーズ』でも有名なドリュー・ストルザン。

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06/15/2007

ダイ・ハード4.0

Diehard4_1ダイ・ハード4.0

著:堺三保(マーク・ボンバックの脚本による) 刊:扶桑社

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 いよいよ今月末から公開されるシリーズ第4作。原題は"LIVE FREE OR DIE HARDだが、邦題はサイバーテロを題材にしているのを意識して4.0となっている。
 ノベライズだが、アメリカでは出版されていない。これは脚本家・堺三保氏が持ち出し厳禁の脚本を20世紀フォックス社に通いつめて翻訳し、小説の形に書き起こしたもの。これほど厳重な機密扱いの脚本はあまりないだろうが、脚本から日本で独自に小説化する形式は案外多い。表向きは翻訳となっていても、実はこういう形式だったりする。
 内容については映画を観てから読むつもりなので、今はノーコメント。いや、遠慮してるわけじゃないのよ。

 さて、以下、シリーズの復習のために。
ダイ・ハード トリロジーBOX

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 3作品1枚の廉価版+スペシャル・ディスク付きの4枚組。安くなったもんだわ。

ダイ・ハード トリロジーBOX ダイ・ハード4.0劇場ペアチケット付き

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 amazon独自のセット。上記に劇場前売り券2枚をセット。1300円×2と考えると、あんまり割安感はないなぁ。

ダイ・ハード 新生アルティメット・コレクションBOX

amazon

 各作品2枚組のアルティメットエディション+スペシャル・ディスク付きの7枚組。

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06/14/2007

THE INVASION、レミーのおいしいレストラン

Invasion ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演のSF映画の予告編が公開された。言うまでもなく、ジャック・フィニイの古典SF『盗まれた街』の4度目の映画化。ドン・シーゲル監督の『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』→フィリップ・カウフマン監督の『SF/ボディ・スナッチャー』→アヴェル・フェラーラ監督の『ボディ・スナッチャーズ』ときて本作。これまでの3作との大きな違いは、舞台が大都市になったこと。これまでは田舎町や米軍基地で、そこから侵略が広がっていくという形だったが、今作はいきなり大都会。監督が『ヒトラー最後の12日間』のオリヴァー・ヒルシュビーゲルということで、どうなるかちょっと楽しみ。2度目の映画化に出演していたヴェロニカ・カートライトも出演しているのはサーヴィスか。さすがに同じ役ではなさそう。2作目では1作目の主役を演じたケヴィン・マッカーシーが登場して、「逃げろ! 奴らが来る!」と叫んでいたんだが。アメリカでは8月公開、日本では10月公開予定。

Ratatouille_ver2 こっちはアメリカで今月末、日本で7月28日公開のピクサーの新作。予告編だけでなく、マスコミ向けにリリースされた冒頭9分のプレビューが観られる。『アイアン・ジャイアント』→『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督が、ピクサー初期の名作短編『ゲーリーじいさんのチェス』のヤン・ピンカヴァと共同監督で贈るというだけで期待が膨らむ。9分観ると先を見たくてたまらない。『Mr.インクレディブル』に続いてタッグを組むマイケル・ジアッチーノの音楽もいい。

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THE INVASION、レミーのおいしいレストラン

Invasion ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演のSF映画の予告編が公開された。言うまでもなく、ジャック・フィニイの古典SF『盗まれた街』の4度目の映画化。ドン・シーゲル監督の『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』→フィリップ・カウフマン監督の『SF/ボディ・スナッチャー』→アヴェル・フェラーラ監督の『ボディ・スナッチャーズ』ときて本作。これまでの3作との大きな違いは、舞台が大都市になったこと。これまでは田舎町や米軍基地で、そこから侵略が広がっていくという形だったが、今作はいきなり大都会。監督が『ヒトラー最後の12日間』のオリヴァー・ヒルシュビーゲルということで、どうなるかちょっと楽しみ。2度目の映画化に出演していたヴェロニカ・カートライトも出演しているのはサーヴィスか。さすがに同じ役ではなさそう。2作目では1作目の主役を演じたケヴィン・マッカーシーが登場して、「逃げろ! 奴らが来る!」と叫んでいたんだが。アメリカでは8月公開、日本では10月公開予定。

Ratatouille_ver2 こっちはアメリカで今月末、日本で7月28日公開のピクサーの新作。予告編だけでなく、マスコミ向けにリリースされた冒頭9分のプレビューが観られる。『アイアン・ジャイアント』→『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督が、ピクサー初期の名作短編『ゲーリーじいさんのチェス』のヤン・ピンカヴァと共同監督で贈るというだけで期待が膨らむ。9分観ると先を見たくてたまらない。『Mr.インクレディブル』に続いてタッグを組むマイケル・ジアッチーノの音楽もいい。

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06/11/2007

映画予告編音楽集

 映画音楽(特にスコア)ファンというのはそれほど多くはないが、さらにピンポイントなのが映画の予告編に使われた音楽のファン。しかし、意外なことに、それも特に映画音楽ファンじゃない方から「~の映画の予告で流れた音楽が欲しい」という問い合わせがくる。それも少なくない。思うに、それだけインパクトのある使い方をされているのだろう。
 映画の予告編に使われる音楽というのは、実際にその映画で使われる音楽ではない場合がほとんどだ。予告編は別の会社が専門的に製作しており、その段階では音楽はまだ完成していないからだ。まれに、先にイメージ音楽を録音する場合もあるが、それはあくまでも少数。だから、別の映画のサントラや既製曲をイメージに合わせて載せるのが一般的。その次に予告編専用のライブラリー音源を使用する場合が多い。
 というわけで、「あ、格好いいな」と思っても、その曲は実際に何だったのかわからない。わかっても、別の映画でサントラに入っている場合はいいが、サントラが出ていない場合もあるし、予告編のためのライブラリーなら一般人には手に入らない。が、中には手に入る時もある。というわけで、予告編関係のアルバムをご紹介。まあ、予告に使われるようなヴォーカル曲にはあまり興味がないので、インストが中心になるが……。
 ついでにiTMSのリンクの張り方がわかったので試しておく。いわずもがなだが、iTMSとはapple社が提供する音楽ダウンロードの世界的最大手。iPodがあると簡単に持ち歩けるが、なくてもCD-Rに焼ける。iTunesがインストールされていればアイコンをクリックすると起動するはず。試聴も出来るので便利ではある。音質は今一歩だが。

EsposthumusUNEARTHED/E.S.POSTHUMUS

CD BABY

 予告編とは本来何の関係もないインディーズのプロジェクトだが、ここから数多くの予告編音楽が生まれた。ティム・バートン版『猿の惑星』に"POMPEII"と"MENOUTHIS" 、『マイノリティー・レポート』に"TIKAL"、『マトリックス・リローデッド』の日本版予告に"EBLA"、『スパイダーマン』に"POMPEII"、『トゥームレイダー2』に"MENOUTHIS"、『XXX』に"HARAPPA"などが使われている。エニグマとかがジャンル的には近いと思う。アルバムタイトルどおりに曲タイトルが遺跡になっているのが面白い。

ArsarcanaTHE SAVAGE TANGUE/ARS ARCANA

CD BABY

 これもインディーズのプロジェクト。『ドゥーム』に"Dryka"、『スカイ・キャプテン』に"Dryka"と"The Rosetta Stone"、『キング・コング』に"The Rosetta Stone"、『宇宙戦争』に"Tyrannos"、『シリアナ』に"Dryka"などが使われている。フルオケ+コーラスで、かなり重厚でゴシック調の音楽。

EpiconEPICON/GLOBUS

CD BABY

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 これは逆パターン。IMMEDIATE MUSIC(間に合わせの音楽)というプロジェクトで、予告編用の音楽を作っていたグループが、それを元にしてオリジナルのアルバムを製作した。だから、どこかで聴いたような曲があるが、そこにヴォーカルが入ったりしているので全体の印象はかなり違っている。ちょっとクラシカルなヴォーカルアルバムとしても聴ける。ちなみに、これまでに『スパイダーマン2』『X-MEN3』『ロード・オブザ・リング』『ダ・ヴィンチ・コード』などの予告編音楽を書いている。ゴシックメタルのTHE GATHERINGの元ヴォーカリストANNEKE VAN GIERSBERGEN嬢や『ナルニア国物語』など映画主題歌にも多数参加しているLISBETH SCOTTなどゲストも豪華。オーケストレイションや指揮などスタッフもハリウッドの一流どころ。オケはノースウェスト・シンフォニア。

ComingsoonCOMING SOON/JOHN BEAL

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@TOWER

 予告編音楽を専門的に作曲してきたJOHN BEALによる予告編音楽集。ジェリー・ゴールドスミスによる『ジャッジ・ドレッド』の予告編音楽など別の作曲家の作品もちゃっかり入ってます(^_^;)

Position1ORCHESTRAL SERIES VOL.1/TOM SALSA

CD BABY
Tom Salta - Position Music - Orchestral Series Vol. 1

 POSITION MUSICというレーベルが製作した映画宣伝用の音源で、ORCHESTRAL SERIESというのが2枚出ている。プロモ扱いと明記されているのだが、堂々と試聴・購入できる。どちらもアクション/アドヴェンチャー/サスペンスというジャンルの予告編などで使われることを想定して、いかにもそれっぽい曲調。オケに打ち込み、コーラスというスタイル。
 VOL.1はWii『レッドスティール』などのゲームで活躍しているトム・サルタ。密度がないので、ちょっとチープな感じもする。

Position2ORCHESTRAL SERIES VOL.2/JAMES DOOLEY

CD BABY
James Dooley - Position Music - Orchestral Series Vol. 2

 VOL.2はハンス・ジマー麾下のRCで『ラスト・サムライ』など追加音楽をよく書いているジェームズ・ドゥーリー。さすがにこちらの方がオケの扱いがこなれている感じ。すでに1曲目の"TRINITY"が『スパイダーマン3』の予告に使われている。こちらはコーラス抜きのヴァージョンとあわせて、パーカッションのみを収録したCDもついてくる。本当に加工しやすい宣伝素材という扱いだ。

 こんな感じで、興味がある方は試聴してみてください。

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06/03/2007

エルリック映画化?

 4年も前にクリス・ワイツが映画化権を確保したというニュースがあって、それから音沙汰なしだったのでぽしゃったかと思っていたのだが、そのワイツがファンタジー超大作『ライラの冒険/黄金の羅針盤』を監督・脚本したもんだから、どうやら実現の可能性が大きくなった。これが大ヒットすれば本格的に動き出す可能性大。しかし、これは3部作なのでワイツ自身は時間が取れないのか、兄のポール・ワイツが監督になって欲しいと言っているようだ。というわけで、ひょっとすると、ユニバーサル映画として『メルニボネの皇子』ができるかも。まあ、非常に複雑ですが。なんせ、これが翻訳される前に書いたデビュー作はかなりインスパイアされてる部分があるし、思い入れも強いわけで。個人的には『火星のプリンセス』同様、ぽしゃって欲しい企画である。
 それはそれとして、『ライラの冒険』の予告編はかなり力が入っているので、観てみたい。

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06/01/2007

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

Pirates_of_the_caribbean_atパイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

 映画1000円の日なので、それに相応しい映画を観に行く。
 以下、ネタバレがあるかもしれないので、未見の人はご注意を。

 三部作最後ということで、ウィル・ターナーとエリザベス・スワンの物語はこれで終わりになって、製作されるであろう次回作からはまた別の物語にジャック・スパロウがからむということになるのか。そういうわけで、これまでの謎(最初は設定していなかったが、後で思いついて加えたものも含んでるだろ)を明かしつつ、軽快に進――まなかった。
 まず、168分は長い! どう考えてももう20分は短くなるし、それでも長いくらい。不要なシーンが多すぎてだれるだれる。テンポも悪い。
 前作で『帝国の逆襲』よろしく船長が捕らえられ、中途で終わったわけだが、今作は『ジェダイの復讐』よろしく船長を助けるところから話が始まる。オープニングの救いのない残酷さや、思わせぶりで意味のない台詞からして期待できない雰囲気が漂うが、話が始まってもそれは変わらず、キャラクターの心情がまったくわからないので行動が場当たり的に見えてしまう。行動原理はあるのだが、その場その場での決断が伝わってこない。だから感情移入ができない。まあ、もともと1作目からそんなことは考えていない作りだし、アトラクションを元にしたイヴェントムーヴィーなのだから、目の前で繰り広げられるシーンを客観的に観るというのが正しいのだろう。それはわかっているが、ディズニーのアトラクションにしては無駄に残酷だ。なんとなく『マトリックス』三部作が話が進むにつれて仮想世界ゆえの能天気さから、現実ゆえの残酷さが表に出てきたのを思い出す。
 船長の親父がようやく登場したのだが、存在感はあったが、意味がなかった。もったいない。まあ、本当に出演できるのかという怪しいスケジュールだったらしいので、出ただけでもいいんだろうが、それ以上に我らがチョウ・ユンファ! なんだ、あれは? 主役たちとの剣戟もない挙げ句の途中退場。わけがわからん! もったいない!
肩すかしといえば艦隊戦が観られるかと思ったら、1対1。大渦巻きに飲まれながらの戦いのヴィジュアルは凄いが、期待させておいてあれだけというのはどうなんだ?
 ヴィジュアル以外で今作でよかったのは意外にも音楽だった。突貫工事だった1作目、色々やろうとして不発だった前作と比べると、明らかにレベルが高い。それまでのオケにシンセを重ねて打ち込みのリズムに乗せるジマー得意の方法が、オケ中心になり、正統派に近くなっている。シーン毎のマッチングもよく、少し余裕があったのかとも思える。まあ、いつもの人海戦術なのだが、オーケストレイターにこれまでとは別の助っ人がふたりいることにも注目。ひとりはマーク・アイシャム作品をよく手がけているケン・クグラー、もうひとりはダニー・エルフマンと切っても切れないスティーヴ・バーテク。どれくらいの影響があったのかはわからないが、これまでよりもオーケストラ作品としてレベルが上がっているのは確か。

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05/29/2007

戦士映画音楽傑作選コンサート

Otoko2 夕方に新宿へ向かう。
 開演30分前からカメラマン不詳宮嶋氏によるトーク。その時点でははっきり言って客席はガラガラ。事前の宣伝が不充分で、サントラ関係のショップなどにもチラシがないという状態。この辺りの事情がうかがえるのが、トークの中で触れられたそもそもの企画。呑みながら、戦争で映画音楽でコンサートやりたいねって、結構、突発的な思いつきで企画されたのか。トークの間に席が埋まってくる。それでも7割弱か。
 さて、演目。事前に演奏できない曲があることがありますと断っていた上に、最初のチラシと2回目のチラシに記載されていた演目がかなり違うこともあり、いったい、何が演奏されるのかと期待と不安をもって当日配布の案内に目を通す。以下、当日の演目。

戦争のはらわた、プラトーン、バックドラフト、トラ・トラ・トラ、パットン大戦車軍団、エアフォース・ワン、アポロ13、沈黙の艦隊、決断、皇帝のいない八月、硫黄島からの手紙、鷲は舞い降りた、遠すぎた橋、Uボート、プライベート・ライアン、1941、アンコールはシンドラーのリストで、全17曲1時間40分。腹一杯。

 全体にちょっと低音が大きく響きすぎてシャープさがないのが難点だったが、迫力はあった。ステージが狭いので、この規模ではぎりぎり。指揮者が袖から現れる時に楽団員を避けるように歩かなければいけないとか、鉄琴の位置が観客側で音がはっきり聞こえすぎ。ゴールドスミス3連発はいい。ちゃんと琴も生演奏。ただ、マイクが音を拾いすぎて、これもはっきりと聞こえすぎ。鷲は舞い降りたには感動。Uボートはオリジナルよりパワフル。
 後半の最初になぜか三枝成章が現れて、戦争反対のスピーチをする。ちなみに最初の一言、「日本一客単価の高いコンサートにようこそ」だった。楽譜取り寄せと編曲にかなり金を使ったのだろう。
 チラシが前と違うのは、前のに使った画像にクレームがついたかららしい。さもありなん。

 余談。行く前にmixiで何となく検索してみたら、楽団の方を発見。担当楽器がわかっていたので、あの人かいなと見る。管楽器奏者としてはやり甲斐のある演目が多いが、それはそれで息がつらいだろうな。

 終演後、会場で出会った友人たちと食事に行き、マンゴービールなるものを飲んだりして話す。帰宅は23時半。

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05/22/2007

300

3002今夜は地獄で飯を食おうぜ!

 というわけで、本日2本目は試写。詳しい話は過去の記事を見ていただくとして、映画の話。
 ごくまれに予告編やスチールを見ただけで、「これは絶対に観なければならない映画だ」と確信し、サントラやメイキング本、まれにフィギュアなどを買い集めたくなる映画というのがある。数年に1回くらいしかない。古くは『ブレードランナー』、最近では『ロード・オブ・ザ・リング』トリロジー、『キング・コング』だ。そして、本作。やはり圧倒的な映像とそのセンスに惹きつけられる。元がアメコミで、それに忠実な絵造りをしているだけに、止め画にして飾りたいほどのシーンのつるべ打ち。その点では文句の付け所はないのだが、それが欠点を浮かび上がらせるところもある。原作という模範のないシーン(主に女王と議会がらみ)は普通の映画になってしまっているのだ。しかし、それでもよくもあそこまでやったなと感動する。
 で、当然ながら観客を選ぶ映画だ。少なくとも家族連れやカップルで来るような映画じゃない。血飛沫は飛びまくるわ、死人は山になるわ、フリークスのオンパレードはあるわ。とにかく、筋肉と戦士の誇りが観たいという人には最大限にオススメします。

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05/21/2007

主人公は僕だった

Stranger_than_fiction_ver3_1主人公は僕だった

 ウィル・ファレルは好きではないし、「誰かが自分を主人公にして小説を書いていて、その文章が聞こえてくる」という大まかな話の内容とエマ・トンプソンがその小説家をやるというだけしか知らずに観た。小説家の端くれとして、万が一にも「俺はあんたの小説のキャラなんだよ!」などと主張する人が現れた時の対策のために観ておくべきだろうと思ったから――んなわけない。梶尾真治氏オススメだったからというのも一因(梶尾氏との連想で、キャラメルボックスなんかで舞台化するとおもしろいかもしれないなと思った)。
 で、事前の情報を仕入れずにいたら、ダスティン・ホフマンが重要な役で出てイイ味出してるし、髪の毛を短くしてやつれた顔をしたエマ・トンプソンの小説家もおかしい。彼女は実際に小説も書いてるから事実を誇張したリアリティがある。ウィル・ファレルの不器用な感じもいいし、ヒロインがとてもキュート。いや、30近いんだけど。大笑いできる映画じゃないけど、クスクス笑いがちりばめられて、最後にはいい気分になれる。素晴らしい。
 邦題はストレートすぎるから原題との中間を取って『小説より奇妙だった』とかじゃダメか。まあ、『ストレンジャー・ザン・フィクション』よりは遙かにマシだけどね。

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05/19/2007

トランスフォーマー

Transformers 本気なのかギャグなのかと疑っていたスピルバーグ製作・マイケル・ベイ監督の実写版だが、新作予告編が登場した→YAHOO!MOVIE
 えーっと、本気ですね、これ。また予告編で見せすぎ→本編ダメってパターンかもしれないけど、この映像は凄い。スピルバーグの残虐性とベイのハッタリとテンポがあわさったような人でなし映画になるといいなぁ(多分ムリ)。
 ちなみに、日本名コンボイは字幕や吹き替えではアメリカ名オプティマス・プライムのままになるようです。長くて字幕的には短い方がいいんだろうが、吹き替えでは口パクがあわないのか。
 日本の公式サイトはこちら

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05/01/2007

クモ男とネズミ男

Spider_man_three_ver8スパイダーマン3

 シリーズ第3作。日本が最初の公開国になった。映画の日ということで、1000円で鑑賞。
 公開前にソニーピクチャーズは4~6作目の製作にゴーサインを出したようだ。現時点ではサム・ライミ監督やトビー・マクガイアなどの出演陣がどうなるかは未定なので、とりあえずこれで一旦終わりと考えてもいいかもしれない。一応、1作目からの懸案はふたつとも解決されているし。
 前2作との決定的な違いはヴィランが3人も登場すること。これまではヴィランひとりとの関係、そして、周囲の人間模様に絞ることで、2時間をじっくりと有効に描くことができたが、ヴィラン3人ではそうもいかない。思い起こせばヴィランが複数登場するアメコミ映画化で成功したのは『バットマン・リターンズ』くらいではないか。
 サム・ライミはヴェノムが好きではなかったというが、ファン受けがいいヴィランだった。恐らくスタジオ側が受けのよいキャラを出したがったのだろう。物語を考えると、ピーターの伯父を殺した男が変異したサンドマン、ピーターに父を殺されたと思っているグリーン・ゴブリンJr.、そしてスパイダーマン――この3人で充分なドラマが作れるのではないか。分散して時間を食われる分、描き方が不充分になるのではないか。そんな危惧を抱いて観たのだが、半分当たって半分外れた感じ。確かにそれぞれの描き方は充分とは言えなかったが、上映時間が長くなったこともあり(121分→127分→140分)、最低限には達していた。しかし、頻繁に各キャラにシーンが飛ぶために全体の流れがスムーズではない。特に前半はもたついているのが残念。ヴェノム登場からは一気に加速するが、すでに終盤。後は最高に複雑なアクションシーン。友情。またアクション。
 さて、肝心のヴェノムだが、考えたとおり物語はヴェノムなしでもできなくはないが、テーマの明確化とクライマックスへのつながりなどを考えると、有効に作用している。複数ヴィラン物としては成功作ではないだろうか。
 あ、ブルース・キャンベルは今回台詞増えてます。爆笑。
 あと、残念なのが音楽。
 今回、ダニー・エルフマンからクリストファー・ヤングに交替したわけだが、なんか中途半端。2の使い回し、エルフマンとジョン・デブニーの共作スコア、エルフマンのモチーフに忠実に作ったヤングのスコア、完全オリジナルのヤングのスコアが入り混じっている。3部作完結編なんだから、交替するなら次回作からにして欲しかったなぁ。ちなみにスコア盤サントラのリリースは未定。この分じゃ出ないかもしれない。
 最後に一言。もっと早く言おうよ、爺さん……。

 終わってすぐに『ゲゲゲの鬼太郎』……。大泉洋の身を捨てたようなネズミ男演技がはまりすぎ。原作エピソードを組み合わせた脚本はいいとしよう。しかし、『妖怪大戦争』もそうだったが、妖怪たちの笑えない演技はなんだろう。真剣に妖怪になりきるという発想はないのかね? 学芸会じゃないんだから。昔の妖怪物は真剣にやってたよ。子供向けだからこんなもんでいいというのはバカにしている。
 妖怪は人間がそのまま演じているものをのぞくと、ゴムっぽい質感で総じて作り物っぽい。フルCGIの目玉おやじもそれにあわせてゴムっぽい。下手にリアルにするよりゃいいか。

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04/28/2007

戦場映画音楽コンサート 男たちへ

Otoko戦場映画音楽傑作選 男たちへ

5月29日(火)19:00~
18:30~プレトーク:戦場カメラマン不祥宮嶋
会場:東京オペラシティ
指揮:現田茂夫
演奏:東京交響楽団
演目:トラ・トラ・トラ!、パットン大戦車軍団、エアフォースワン、パールハーバー、クリムゾン・タイド、ザ・ロック、バックドラフト、皇帝のいない八月、沈黙の艦隊、プラトーン、プライベートライアン、決断、戦場のはらわた、アポロ13、男たちの大和、遠すぎた橋、史上最大の作戦、アラビアのロレンス、Uボート(あくまでも予定)
S席:9000円 A席:7000円

 久しぶりに映画音楽のコンサート情報を発見。というか、全然積極的に探していなかったので、mixiのマイミクさんの書き込みを見なかったら知らないままだったろう。感謝。
 オケでの生演奏が初めての作品多数です。燃え好き、ジマー好きにはたまらないかも。ただし、楽譜が調達できない場合もある上、オペラシティのサイトには別の曲もリストアップされているので、変わる可能性は大。

 コンサートの詳細とチケットはこちらから。

追記:正式タイトルを間違えてました。正しくは「戦士映画音楽傑作選」です。お詫びして訂正いたします。

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04/15/2007

バーニング

バーニング

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@TOWER

 80年代スプラッターブームの中で生まれた映画では唯一と言っていいほどサントラがCD化されていなかった作品。ようやくCD化。まあ、LPとまったく同じで、曲も増えていなければ、マスタリングなどの情報も一切ないので、LPを持っていると旨みはあまりないが、リック・ウェイクマンの音楽がCDで聴ける。メインテーマだけは結構好きなんだよね。
 70年代末から80年代のホラーの音楽はショック音とノイズがメインで、メロディがはっきりしない今のホラーとは違い、美しくも悲しいメロディが主題となり、その上に不協和音で味つけされたものが多かった。代表的なのがジョン・カーペンターの『ハロウィン』であり、チャールズ・バーンスティーンの『エルム街の悪夢』だが、この『バーニング』もその意味では代表のひとつ。メインテーマのもの悲しさは他の追随を受け付けない。静かなキーボードから次第に展開してプログレになっていくのは圧巻。まあ、前半はウェイクマンのソロアルバムといっても問題のない構成と出来なので、プログレ入門にも最適?
 映画としては『ゾンビ』のトム・サヴィーニによる特殊メイクが相変わらず残酷なまでに凄惨なので、怖いよりも痛い記憶しかない。ちなみにこの映画、後にミラマックスを設立するハーヴェイ・ワインスタインが製作を担当した初の映画。その後、『スクリーム』や『パラサイト』などのホラーや『ロード・オブザ・リング』トリロジーを製作総指揮することになる。

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04/01/2007

SHAUN THE SHEEP

 羊のショーンというと、特定の人は思い出す『ウォレスとグルミット』の中編3作目に登場した子羊である。こいつを主人公にしたクレイアニメが登場。アードマンスタジオが製作、BBCで放映されている。4月8日からNHKでも放映される。午後5:25~午後5:45。1回で6分の短編3本。すでに20話以上あるので、7週はあるわけだ。が、探せばネットには色々あるわけでして。

 全編この調子。小賢しい羊である。牧羊犬(?)が損な役回り。ところどころにどこかで見た小道具があったりして、そっちもファンにはたまらない。

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03/17/2007

300

 先週アメリカで封切られ、初週の週末興収が7000万ドルを突破という、誰も予想しなかった記録的な大ヒットをした『300』。IMDBでの評価も高く、今日現在で8.3/10。
 映画は『シン・シティ』の原作者でもあるフランク・ミラー(『ロボコップ2』の原作なども)によるスパルタ王レオニダスを主人公とした史劇。300人対100万人という激燃えのシチュエーションを独特の粗い画質で描く。史劇っつっても元はアメコミ。外連味たっぷりの仕上がりの原作をさらに外連味たっぷりに、というかハッタリをかましまくっているのではないかという気がするのが、サントラを聴いた感想。日本公開は初夏とのこと。

300 限定盤

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300 通常版

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@TOWER

 上2枚がサントラ盤。限定盤はデジパックで15ページのブックレット、カード3枚(両面にメインキャラ)が封入されてあるが、収録曲は同じ。
 音楽担当は同じザック・スナイダー監督と『ドーン・オブ・ザ・デッド』でも組んだタイラー・ベイツ。その合間にはもうすぐ感想を書く予定の『スリザー』を担当している。元々90年代からB級作品を担当していた若手だけに、ハッタリをかますのはお手のもの。『300』ではフルオケにパーカッションを大々的に加え、さらにギター、ベース、キーボード、男女コーラスが参加。音楽的には正統的なオーケストラスコアから民族音楽的な旋律、ロック調のリズムと種々雑多なスコアになっている。パーカッションの多さとロックに近いリズムのせいか、最近の香港・韓国作品における川井憲次作品にも通じるところがある。メインとなるモチーフがほとんどないところなど惜しいが、こういうアプローチもありかと。

300

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 言わずと知れたフランク・ミラーによる原作。

300:THE ART OF THE FILM

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 原作と同じ装丁をした映画のメイキング本。原作のコマと対応するストーリーボードと完成した画を対比しているページが多く、かつてこれほど原作に忠実な映画化はないのではないかと思われる。最大の違いは、原作ではスパルタ兵は全員フリチンであること(^_^;)

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03/16/2007

007/カジノ・ロワイヤル

007/カジノ・ロワイヤル

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@TOWER

 久々に、そして、予想外によかった007の新作がDVD化。5月23日発売。初回限定で特典ディスクとアウターケース付。特典ディスクの中身は、
●ドキュメンタリー3本
 「ジェイムズ・ボンド誕生物語」
 「ボンドガールよ永遠に(仮)」:ナビゲーターは『リビング・デイライツ』のマリアム・ダボ
 「生身のジェイムズ・ボンド」
●主題歌ミュージックビデオ:クリス・コーネル"YOU KNOW MY NAME"
 というところのようだ。
 なお、ソニーなので、ブルーレイディスクとUMDも発売になる。

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03/11/2007

ナイト・ミュージアム

Night_at_the_museum_ver2_2 平日に観に行こうかと思っていたのだが、立川シネマシティでは先行ロードショウだったのね。他の用事もあったので、出かけることにする。が、時間があわずに吹き替えでの鑑賞になった。おかげで、周りは子供とカップルばかり。まあ、こういう映画は子供の反応こそが重要なので、それもまたよし。
 ミラン・トレンクの絵本『夜の博物館』の映画化。しかし、かなり変わっているようだ。ベン・スティーラーの映画はアメリカとは対照的に日本ではことごとくこけている。今回もどうかと思ったが、SFX満載で取っつきやすいので大丈夫だろう。実際、子供たちの反応はよかった。歴史の勉強をしようとか興味を持ってくれるといいな。
 メインを主人公と息子の絆に置きながら、恋や泥棒や民族間の確執(?)など、色々な要素を詰め込み、なんとか破綻なくまとめた脚本は買うが、どうしても突っ込みたいのはラストの追っかけ。逃げる方はアレをいじれば追手は追跡不可能になるんだから、さっさといじってしまえばいい。観客にそう思わさないためにはアレを鞄に入れるとかしてなかなかいじれないようにするだけでいい。それにそうすることによってさらにアクションが起こると思うのだが。ちょっとそこがマイナス。
 あ、そうそう。ディック・ヴァン・ダイクの元気な姿が見られたのは思わぬ収穫。おまけでダンスもするし。

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03/07/2007

仕事のち遊び

Furofuki 朝起きて昼前に新宿で打ち合わせ。というより、世間話のついで状況と今後の確認という感じ。終わってから、今日は遊ぶぞモード。といっても、買い物して、映画観て、酒呑んで帰っただけだが。映画は下記参照ということで、写真は松の屋で食べたふろふき大根・蕗味噌のせ。酒は秋鹿 霙もように始まって、諏訪泉 特別純米9BY(味見)、諏訪泉 満天星、秋鹿 山廃なんだっけ? 映画終わって17時半に店に着いて、20時過ぎに家に到着。途中、伊勢丹でホワイトデーのお返しが何かないかと探して、2点買い求める。が、1点の賞味期限が早めに切れてしまうので帰宅した相方に渡す。もう1点何か買わんといかんか。ちなみに買ったのは、あめやえいたろう(栄太楼総本舗)の組みあめと、湯布院の山荘無量塔が作る柚トリュフ(サイトには写真なし)。

Ghost_rider_ver4ゴーストライダー

 アメコミの映画化で、『デアデビル』の監督作。ニコラス・ケイジ念願の企画。いつもの通り、ゴーストライダー誕生から最初の事件までを描くパターンだが、意外とよくできている。ヒロインとのからめ方があまりにもいつものパターンだし、何度も同じところを往復するのが興をそぐが、全体をつらぬくケレン味たっぷりな演出と、ゴーストライダーさえ格好良ければいいという割り切りがいっそ潔くて気持ちいい。原作を知るファンならもっと楽しめるんだろうなというところも多く、その点、観客を選ぶかもしれない。それも含めて楽しめた。サントラではいまいちだった音楽も映像とあわせると充分に機能しており、クリス・ヤングらしいといえばらしい仕事。
 本編でおもしろかったのは"クレイジー・トレイン"でジャンプ……ではなくて、ゴーストライダーの武器。最初徒手空拳で必殺技は「俺の目を見ろ」だけだったのに、チェーンとかレザージャケットとかショットガンとかで段々武装していくところ。しかも、全部借り物! 新旧ゴーストライダーの併走はもっと長く観ていたかった。俳優もピーター・フォンダとサム・エリオットが渋くていい。その分、敵の方が影が薄いのが問題か。最近、敵がパッとしないのが多いなぁ。

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02/26/2007

五月人形

 もはやスター・ウォーズには何の未練もない私だが、これにはピクッと反応してしまった。

 ダース・ヴェイダー卿の兜飾りと甲冑

「顔が命の吉徳~」というCMで有名な吉徳だけに、兜の中の顔もさぞリアルなのだろう。

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02/25/2007

FLUSHED AWAY

Flushed_away ドリームワークスとアードマンが組んで送り出す3作目にして最終作にしてアードマンが手がけるフルCGIの初めてにして最後の(多分)作品である。原題は"FLUSHED AWAY"――勢いよく押し流されるというわけだが、邦題は『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』となった。春に公開予定のようだが、まだ正式な日程は決まっていないようだ。まあ、しょうがない。アメリカでは大コケして、ドリームワークスとアードマンが決裂する決定的な理由になったのだから、お蔵入りの可能性もあるわけで。
 で、アメリカでつい先日リリースされたDVDを鑑賞。結論から言えば、『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』ほどではないか『チキンラン』よりはイギリス的だし、危惧されたクレイアニメではなくフルCGIという点ではそれほど違和感はなかった。『ウォレスとグルミット』も粘土らしさが段々なくなってきていたというのもある。CGIでないと作れないようなシーンもあったので、好意的に見られた。ギャグや間合いの緩さも『ウォレスとグルミット』に近い。キャラがあそこまで魅力的でないが、シリーズ物と単品では仕方ないか。主役ふたり以上に目立っていたのが、多くのナメクジたちというのは、『ウォレスとグルミット』シリーズの脇役同様。イメージとしてネズミ、カエル、ナメクジというのはイヤに感じる観客もいるんだろうな。キャラも含めて全体的にパンチが弱い印象。前に見た『モンスターハウス』と同じで、よくできてるんだけどねぇという感じ。上映時間も90分切っているので、軽く楽しむには充分。少なくとも大コケするようなひどい映画ではないのは確か。ちなみに声優陣は豪華で、ヒュー・ジャックマンとケイト・ウィンスレットの主役に、ジャン・レノ、アンディ・サーキス、イアン・マッケラン、ビル・ナイ。情けないジャックマンと勝ち気なウィンスレットはなかなかいい。

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02/20/2007

地デジが来た

 別にチューナーやら特別な機器を買ったわけではなく、大家さんがJ:COMと契約して工事して、全戸にチューナーを置くようにしてくれたわけだ。しかも、地デジだけでははなく、BSデジタルやJ:COMのチャンネルも無料で見られるようになった。ディスカバリーチャンネルとかHD画質で見られる。すでにTVは(フルスペックHDではないが)HD対応になっているので、それは嬉しいのだが、問題も発生。TVの端子が足りない。D端子セレクターを買わないといけなくなった。すでにたこ足になっているコンセントも足りないし、チューナーは専用なので、ここにHDD/DVDレコーダーを買うと置き場所も足りなくなる。最初の予定ではチューナー付HDD/DVDレコーダーを買って、TVのHDMI端子につなぐつもりだったのに、専用チューナーにはHDMI端子がない。色々考えると、出費がかさみ、総容積も想定の倍……。微妙としか言いようがない。断れないしねぇ。
 地デジは綺麗に映る。HDのチャンネルも見たが、さすがの画質である。今の機器じゃ録画できないけど。
 で、地デジは2011年4月から完全移行するらしいのだが、今になって低所得者などを対象にチューナーを配布あるいは貸与するという案も出ているらしい。それで問題はすべて解決と考えているのだろうか。今でさえ、かすかな電波を受けて映りの悪いTVを見ている地域があるわけだ。それがデジタルになってきちんと映るようになるのか。デジタルはアナログと違って、かすかでも映るということはない。綺麗に映るか、まったく映らないかどちらかしかない。果たしてアナログでさえまんぞくに映らない地域にデジタルが届くのか。後4年でそこまで整備できるのか。

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02/10/2007

G-ガール 破壊的な彼女

My_super_ex_girlfriend ウマ・サーマン主演のスーパーヒロインのパロディ映画。G-ガールはそのスーパーヒロインの名前。原題は"MY SUPER ex-GIRLFRIEND"――『スーパー元カノ』である。どうせなら原題をもじって邦題にした方がいいのにと思うのは私だけじゃないだろうなあ。コメディなんだから、そういう売り方をすべきじゃないのかね。監督は『ゴーストバスターズ』などのアイヴァン・ライトマン。
 口説き落とした女性がG-ガールだったと知り、有頂天の主人公。しかし、スーパーパワーだけでなく、独占欲と性欲も人並み外れていた。別れようと奮闘する主人公に、同僚の女性との間がいい感じに。さらにG-ガールを知る曰くありげな悪役が登場。さて?
 ライトマン監督のコメディはそつなくまとまるが、あまり弾けたところがないのが特徴。出来は悪くはないが、どこか物足りない。本作もまさにそんな感じ。予定調和も悪くはないが、題材がスーパーヒロインなんだから、もうひとひねりあってもいいような……。着眼点はおもしろいのに。ただ、主人公をはじめ、同僚・悪役の男3人はどれももてない男で、そっちのドラマに時間を割いていたのが妙な味を出していた。というか、そっちがドラマのメインかも(^_^;)

公式サイトはこちら

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02/09/2007

IT'S ALIVE!

 赤ん坊が襲ってくるわけじゃなくて、イベントの名前。正確には『アカデミー・シネマフェスティバル in 丸の内/SFXで観るアカデミー賞の世界/アニマトロニクス展 IT'S ALIVE』という長ったらしい名前。アカデミー賞を中継するWOWOWが主催する。映画で実際に使われたアニマトロニクスが展示されている。CGIがメインになってから、こういう実際に使用されたモデルが表に出ることは少なくなってしまったが、なくなったわけではない。今回の展示はヨーダの複製、『メン・イン・ブラック2』のエイリアン、『グレムリン2 新・種・誕・生』のグレムリン、『スパイダーマン2』のドック・オク、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』のアスラン、『ロボコップ2』、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』のオードリーIIなど。初日にはリック・ベーカーが挨拶したらしい。2月14日まで丸の内の丸ビルにて無料公開中!
 詳しくはこちらのサイト
Itsalive 写真撮影不可だったので、吹き抜けの上から会場全体を撮影。見物はリック・ベイカーが制作した『ジョー・ヤング』の実物大アニマトロニクス。右手の大きさが手前の女性から想像できるだろう。中央には『AVP』の対決シーンの複製と、オードリーIIは成長途中の小型サイズが見える。

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02/08/2007

大帝の剣

Taitei 何年前か忘れるくらいの大昔、角川の《野生時代》で連載されていた夢枕獏の時代SFアクションである。それがなぜか今頃、《ファミ通》で連載再開&映画化されてしまった。映画は5巻の既刊分のうち、1巻目だけ……って、思いっきり中途半端なんですけど。まさかシリーズ化はないよね。
 監督・堤幸彦、主演・阿部寛の『TRICK』コンビだし、予告編のテイストもあんな感じだし、まったく期待しないで観た。その前に、会場は明日オープンの新宿バルト9。ついに新宿にシネコンができたわけだ。新宿3丁目のふたつの映画館が合併してできたシネコンということで、9スクリーン、全スクリーンにDLP完備という充実した体制。他にも場所柄を考慮して深夜の上映やマチネー料金、スポーツのパブリックビューイングなども行う予定。

 さて、映画。何事も予断はよくないとは思う。眼を曇らせる。しかし、これは予想どおりとしか言いようがない。ストーリーは確かに『大帝の剣』だ。しかし、映画は『TRICK』だ。仲間由紀恵が出てこないのが不思議なくらい。カツラの刑事がいつ出てくるのかと思うくらい。緩い笑いもそのまんま。原作にはなかった笑いの要素が、『TRICK』そのまんまに入っている。これを拒否する原作ファンもいようし、寛容なファンもいよう。わたしはどっちもありという感じだったので、見ていて怒っていいのやら失笑していいのやら……。全編に漂うチープな雰囲気(金がかかっていないわけではない)には何とコメントしていいのやら。金を払うなら1000円が限界かなというところで。ちなみに、スタッフ試写をやったのが昨日で、キャストにもまだ見せていないという出来たて新品の状態だったそうだ。

 で、原作の方は映画公開にあわせて順次エンターブレインから出版される。

大帝の剣1 <天魔降臨編> <妖魔復活編> 2/26 amazon
大帝の剣2 <神魔咆哮編> <凶魔襲来編> 3/15 amazon
大帝の剣3 <飛騨大乱編> <天魔望郷編> 4/ 2 amazon

 1巻2巻はともかく、ついに6章にあたる部分が3巻に収録されるわけだ。1巻が最初に出てから20年以上! 頼むから終わらせて……。

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02/04/2007

ボロコーヴはミムジイ

 サントラの発売情報を調べていたら、ハワード・ショアの新作が3月20日発売となっていた。ショアとはいうまでもなく、『ロード・オブザ・リング』の作曲家であり、現在公開中の『ディパーテッド』も担当している。で、新作は"THE LAST MIMZY"……なんか引っかかる。IMDBで検索。アドヴェンチャー、ファミリー、ドラマという分類。原作ルイス・パジェット……ますます引っかかる。ヘンリー・カットナーとC・L・ムーア夫妻のペンネームである。つまり、この映画は『ボロコーヴはミムジイ』の映画化なのだった。うわー、懐かしい。すでに絶版の早川銀背で読んだよ。記憶にないけど(^_^;) 調べたら、未来人が過去に送った玩具を見つけた子供の話である。IMDBでもそんなような紹介がある。しかし、どうせ原作が短編だから原案だけで違う話になっているんだろうとは思うが。予告編もかなりドラマティック。
 ちなみに、このタイトルは『鏡の国のアリス』に出てくるジャバウォッキーの詩の一節"All mimsy were the borogoves"からとられている。意味不明の言葉。
 まあ、それはともかく、ショアのファミリーSFの音楽は楽しみだ。
 映画の公式サイトはこちら

 サントラは予約受付中。
amazon

@TOWER

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01/31/2007

2001年宇宙の旅

20012001年宇宙の旅

@TOWER

 言わずと知れたスタンリー・クーブリック監督の名作といえば、『ツァラトゥストラはかく語りき』や『美しき青きドナウ』などのクラシックを上手く使った作品としても有名である。が、これはサントラではない。サントラになるはずだったスコアを収録したアルバムだ。
 元々、クーブリックは『スパルタカス』で組んだアレックス・ノースにオリジナル音楽を書いてもらうつもりで、クラシック音楽をテンプトラック(作曲家に監督がイメージする音楽の印象を伝えるために既製曲を映像にあわせてつけたもの)にしていたというのはサントラファンには有名な話。クーブリックは可能な限りテンプトラックに近くという指示をしたようだ。おかげでできあがったこのスコアは元にかなり近い物になっている。しかし、逆にその努力が災いして「それならテンプトラックをそのまま使えばいいや」とばかり、キューブリックはノースに一言の相談もなしにテンプトラックを映画に使用した。それが公開された映画だ。ノースは途中までしか仕事をしなかったことになるのに映画が完成したことをいぶかりつつ、試写で完成直前の映画を観て仰天したという。そりゃそうだろう。
 というわけで、これがその当時、ノースが録音したオリジナルスコア。長年所在がわからなかったが、オリジナルテープが発見され、ついにリリースの運びとなった。
 詳細なライナーノートには当時の様子が記されている。それによると、当初クーブリックはカール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』を流しながらアーサー・C・クラークと一緒に脚本を書いており、当時71歳のオルフに依頼したらしい(ちなみにオルフは1982年に亡くなっている。作風や題材からもっと前の作曲家というイメージがあるが、20世紀の作曲家だ)。もう年だし、そんな仕事はできんと断られると、クラシックにこだわりがあったクーブリックはフランク・コーデルにマーラーの3番を映画用に録音してくれと頼んだらしい。当初からこういう状態だったのだから、ノースに依頼した段階で結果は見えていたということか。このCDを聴いていると、ノースの苦闘の後が偲ばれる。極めつけは楽譜の写真だ。曲名を書いたその下に、「スタンリーはこの曲を嫌っているが、私は好きなんだ!」 実際、ここにあるオリジナル曲を流した『2001年宇宙の旅』を見てみたいものだ。

2001jgALEX NORTH'S 2001

@TOWER

 実はこのスコアには再録音盤もある。当時はまだ上記のオリジナル音源の存在がわからなかったので、ノースの盟友でもあった故ジェリー・ゴールドスミスがナショナル・フィルを指揮して録音したものだ。演奏も音も最高だが、ノースがすでに亡くなっていたために確認が取れず、ノースが担当した別の映画のスコアが混じっていたことが録音後に判明している。このCDでは11曲目で、映画の後半で使われると考えられていた。しかし、実際には後半は作曲自体していなかった。オリジナルが発見されたとはいえ、最新の録音なのでダントツに音がよいので価値が下がるわけではない。なんといっても、ゴールドスミス&ナショナル・フィルだし。

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01/24/2007

小説っていうのは

『小説っていうのは、そんな甘いもんやないんです!』
 from 芋たこなんきん(1/24放映)

 はい、その通りです。自戒の念を込めて、メモしておく。

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01/12/2007

時かけDVD

時をかける少女

通常版amazon

限定版amazon

 昨夏、小規模公開だったがネットを中心とした口コミで徐々に公開規模が大きくなっていった話題作。そのために通常よりもDVD化が遅くなったが、ようやく発売が4月20日に決まった。大絶賛の声が多い中、私は当初から佳作という評価をしていた。ちょっと作劇上の問題もあるし、細かなところで足りない部分がある。それをおいておいても、アニメならではのデフォルメされた動きの描写や演出など見ていて気持ちがいいし、いいものを見たという感情がこみ上げる。それだけに幾つかの瑕疵がもったいない。とはいえ、まだ見ていないなら一見をお勧めする。通常版は買うつもり。

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12/26/2006

黒沢明VS.ハリウッド

Kurosawa_1黒澤明VS.ハリウッド『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて

著:田草川弘 刊:文芸春秋社

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 この本が出るというのは今年の早くに知っていたのだが、いつ出たのか知らないまま年末まできてしまった。それが第33回大佛次郎賞を受賞したと新聞で知り、慌てて買ってきた。太い本だ。内容も太い。サブタイトルそのままに、あの映画で黒澤に何がおこったのかを、丁寧な取材と資料によって解き明かしていこうというドキュメンタリーである。
 著者は企画が立ち消えた『暴走機関車』(のちに黒沢の脚本を元にしてアンドレイ・コンチャロフスキー監督によって映画化された)の頃から英文翻訳担当として黒澤を手伝い、『トラ~』の際には黒澤の脚本を英訳し、ハリウッド側の脚本を和訳して日米の橋渡し役をしてきた人物。その後はまったく接点はなかったらしいが、いつか誰かが調べるだろうと放置してきたこの問題に誰も着手しないため、自分で書くことにしたという。しかし、日本には資料はほとんど残っておらず、アメリカで数々の資料を発掘し、調査した。その結果、当時何が起こったのかを可能な限り客観的に描こうとしている。以前、FSMから限定版サントラがリリースされた時、リーフレットに黒澤の絵コンテなどが載っていた。これも貴重な資料だったが、やはり資料の保存という点に関してアメリカは素晴らしい。価値を理解している。
 実際にあの時、何が起こったのかは本書を読んでいただきたい。著者は決めつけはせず、事実のみを書き、推測は最低限にとどめている。文章も素晴らしい。黒澤作品――特に後期の作品に特別な思い入れのない私でさえおもしろくて先が楽しみだったのだから、ファンならばもっと色々な思いを抱くだろう。準備段階に当たる前半が終わり、いよいよクランクインというところで感じた読むのが楽しみなような恐ろしいようなという感情は、この手の本を読んで初めて感じた感情だった。

 ちなみに東宝ミュージックが発売した3セットからなる黒澤明映画音楽完全盤は後期作品をまとめた下巻だけ購入していない。リアルタイムで接することが出来た作品群なのに思い入れがないというのは妙なものだ。

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12/22/2006

エラゴン 遺志を継ぐ者

 執筆当時15歳の作者による3部作第1部の映画化。原作は斜め読み。
 原作にもあちこちで既視感があったのだが、それをさらにどこかで観たヴィジュアルでやってしまったせいで、別の映画のつぎはぎのような印象を受けてしまう。キャラにしても生かし方がよくない。あのキャラとあのキャラの関係からすれば会わせて人間関係がどうなるのかという興味を持たせるべきだし、あそこで死んではそのまんま『スター・ウォーズ』ではないか。普通は同じようにならないように腐心するもんだが。それに位置関係がわからないし、時間経過もおかしい。地上を走る馬が空を飛ぶドラゴンに追いつけるのか? とにかく、2時間を切る上映時間が長く感じられた。ジェレミー・アイアンズって『ダンジョン&ドラゴン』といい、ダメなファンタジー映画に出るのが趣味なのか? 唯一、音楽だけは頑張ってました。

 まあ、一言で言い表すなら、「ダース・ヴェイダーとハン・ソロが出てこないSW」

P.S.ドラゴンの声がレイチェル・ワイズなのだが、その声の加工をブルース・ボトニックが担当していて驚いた。こういう仕事もするんだ。
(ブルース・ボトニック――故ジェリー・ゴールドスミスなど有名作曲家を担当している録音技師)

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12/20/2006

007/カジノ・ロワイヤル

 ジェイムズ・ボンド第21作目にして前評判の悪かったダニエル・クレイグの新007デビュー。公開前からすでに次回作の出演が決まっており、製作会社側の自信が見える。しかも、初の連続物――直接の続編になるようだ。原作は短編集の1編。
『カジノ・ロワイヤル』というとバート・バカラックのお洒落な音楽と主題歌がイメージとしてあるわけだが、正当シリーズとして製作された今作は正反対に血なまぐさいバイオレンス作品。しかし、タイトルバックのイメージは過去の作品に雰囲気的に近いお洒落さ。恒例ガンバレルへのつなぎ方も従来にない手法。オープニングだけでも観る価値あり。その後のアクションも切れがよく、中盤までは完璧。しかし、その後、メインのボンドガール登場してからはスローペースになる。これはヒロインでもある彼女とボンドの関係を描くためという意図はわかるのだが、そのせいで上映時間が長くなりすぎた。しかも、最後の方は「まだかよ」というくらいダラダラと進んでいく。だいたい想像がつく展開なだけにもう少しコンパクトにならんかったのか。
 それにしても、製作途中で敵を含めて配役がなかなか決まらずにもたついていたとは思えないほどの完成度である。正直びっくり。

007/カジノ・ロワイヤル

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 サントラだが、主題歌は未収録。クリス・コーネルの意向のようだが、メインメロディはスコア担当のデイヴィッド・アーノルドとの共作なわけで、ちょっと納得できない。4作目の登板になるアーノルドのスコアは原点回帰で、テクノ色を廃した骨太のアクションスコア。ダニエル・クレイグの筋肉に触発されたか? 70分を超えるので、聴く方にも体力が必要。

You Know My Name

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 というわけで、こちらが主題歌のシングル盤。高いぞ。

@TOWER

 と思ったら、こちらは半額だった。それでも高いので、iTUNESでダウンロード購入すれば150円ですみます。

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12/19/2006

暗闇のスキャナー

 昔からのフィリップ・K・ディック読者としてはこう言わざるを得ない。というわけで、現在、単館公開中の『スキャナー・ダークリー』である。公開してるのを知らなくて、慌てて観てきたわけだ。原作を読んだのは20年前か? はっきり言って覚えてない。しかし、こんな感じだったよなーというか、ディックってこんな感じだよなーというのが、これまでの映画化作品の中で一番よく表現されていて、少ない観客の中でひとりだけ含み笑いを浮かべていたような気もする。気持ち悪い。『ブレードランナー』は大好きだけど、原作とは正反対の(あるいはまったく見当違いの)結論に至ってしまうので、原作とは別物。しかし、これは原作のヤク中表現なんかがそのまま、あるいは現代的に描かれていて、これこそディックな気がする。実写をわざわざトゥーンシェイドでアニメ的に加工したところも効果的。観ている観客がトリップしそう。しかも、悪酔い。うげー。
 そんな気分で、池袋に行き、酒を飲む。坐唯杏とおまたのはしご。酔いが早いぞ。坐唯杏では今年は豊作だったので客に売れるだけの量があるということで、唐墨を買う。3杯。おまたは客がいっぱいだったが、2合。合計で4合? 帰ったら、まだ10時前。健康的。どこが?
 ディック的今日だった。ヒック!

追記:翌日、ざっと原作を斜め読みしてみたが、結構忠実だった。ラストなんてそのままで、しかも、効果的。

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12/18/2006

3Dポスターフィギュア

Jawspo1_2Jawspo2Jawspo3_1  以前、紹介したマクファーレン・トイズの3Dポスター第1弾『ジョーズ』である。直販で買おうとしたら、送料が本体よりも高いので国内販売を探してようやくゲット。そんなに高価な物でもないのに、どうしてだと思ったが、これが結構大きなパッケージだったのだ>サイズをチェックしろよ。
 さて、ご覧の通り、オリジナルのポスターに忠実に造形されています。コピーもクレジットもそのまま。中央の写真のように、サメのブルース(愛称)は勢い余ってはみ出しております。興味津々であろう泳ぐ女性はこうなってます。残念ながら下から見ても何も見えません(^_^;)

Alienpo こちらは『エイリアン』だが、立体のメリットがあまりない分、光ります(^_^;) 雰囲気が再現されているのは嬉しいのだが、問題はクレジット。映画ポスターのようなキャスト・スタッフのクレジットではなく、キャプテン・ダラスとかリプリーとかの役名と製作会社のクレジットに差し変わっている。映画会社の承認が降りなかったのか? おかげで、ジェリー・ゴールドスミスの名前がない! 『ジョーズ』にはジョン・ウィリアムズの名前があるのに!!

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12/10/2006

メイキング・オブ・キング・コング

『キング・コング』の特典で一番長いメイキングを観る。長すぎて半分で止めたが、撮影日記の補完版だとばかり思っていたが、一番密度の濃いものだった。
 1996年にピーター・ジャクソンがユニバーサルからのオファーを受けて企画したものは『ハムナプトラ』っぽいものだった。コンセプチュアルデザイナーとしてバーニー・ライトスンを起用! わお! この人の絵好きなんだよな。完成していれば、全然タッチが違うものだったろうと思わせるイラストが何点も見られたのは収穫。他にも当時の準備段階の映像が満載。そして、プレプロ段階の貴重な映像。ストーリーボードではなく、3DCGで作ったアニマトロニクス画像を作ったとか、俳優たちがプロから船員の心得の講習を受けたり、当時のカメラや銃器の扱いの講習などなど。こういうのを見せられると、かなわんなぁと素直に脱帽するしかない。しかし、こうやって見ると、LOTRは踏み台だったんだな、本当に。

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11/30/2006

キング・コングDEE到着

キング・コングデラックス・エクステンデッド・エディション

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@TOWER

 13分の追加と16の未公開シーン、メイキング映像、インタビューなどが載った小冊子がついた3枚組限定版である。追加シーンと未公開シーンをまずは鑑賞。追加の目玉は予想どおり、沼地で襲ってくるピラニアドン。これは思ったよりも出来がいい。他にスティラコザウルスもどき、巨鳥が復活。未公開シーンは完成版ではカットされた部分や途中でシナリオが変わって放棄された部分が未完成なまま見られる。ブルーバックがそのまま残った部分もあり、それはそれでおもしろい。しかしまあ、これはファン向けの商品だ。『ロード・オブザ・リング』SEEのように、追加したおかげでキャラが理解できるとか、設定が補完されるとかいうことはない。本編が好きでないならわざわざ買う必要はないだろう。私はOK。

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11/29/2006

トゥモロー鶴齢

 昼過ぎに外出して、池袋で『トゥモロー・ワールド』を観る。原作は未読。パンフでは原作と映画の違いを堺三保氏が解説しているらしいが、未購入。話自体はたいしたことないのだが、全編手持ちカメラの撮影は馴れるまで気分悪い。途中で何カ所か「これどうやって撮ってるんだ?」というカットがあった。何も考えずに観ていたら驚きもないだろうが、状況を考えると凄い。あと、○○シーンとか、ラストの長回しとか。ローテクな映像で驚かされたのは久しぶりだった。しかし、邦題はなんとかならんのか。
 夜になって、坐唯杏別館で鶴齢の蔵元を招いての宴会。自宅宴会には来られなかった霜島ケイ&高瀬美恵のふたりと相方で参加。狭い別館にこれだけの人が入るのを見たのは初めて。食事がブッフェ形式だったので動きづらい。酒は5種類。BY16の純米大吟醸、純米吟醸亀の尾、純米大吟醸生、50%純米吟醸、65%純米だったか。途中で何かおかしな事を口走ってしまったような……。23時頃に店を出て帰宅。

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11/01/2006

モンスター・ハウス

Monster_house 相方の誕生日だが、ケーキはいらない・後でどこかで食事ーというので、今日はハロウィーンらしい映画を観る。月曜日にAMAZONから届いたDVD。輸入盤である。アメリカでは夏に公開されたが、日本では正月第2弾のようだ。スピルバーグ&ゼメキスのプロデュースで、ジュブナイルのホラーである。あまりリアルではない3DCGIアニメ。田舎町に住む少年の家の向かい側にはこわい爺さんが住んでいる。近づく子供を威嚇して持ち物を取り上げるのだ。ちょうどハロウィーンで、両親は出かけてベビーシッターがくる。友人と一緒に遊ぼうとしたが、ふとした拍子にバスケットボールがその家の庭に転がってしまった。決死の覚悟で取りに行った少年だが、爺さんに捕まり、興奮した爺さんは心臓発作で――。予告編のみで、ほとんど予備知識がないまま観たせいもあるが、そういう展開かいと笑った。ちなみにタイトルの意味は「モンスターが住んでいる家」ではない。「モンスターの家」である。ピクサーの練りに練った脚本と比べると物足りないが、まずまずのでき。アメリカでは製作費回収できなかったようだけど。ジュブナイルだし、全然怖くないのも問題だったか。声優は少年少女は無名だが、脇にスティーヴ・ブシェミ、キャスリン・ターナーなど。ターナーの役が凄かった(^_^;) あれ、台詞かい。

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10/30/2006

柳生十兵衛 七番勝負

柳生十兵衛 七番勝負

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 先週から原稿の合間に一話ずつ見て、ようやく終わった。放映時と再放送時にあわせて1話だけ見逃していたので、通して全話見るのは初めて。
 昨年放映された六話からなるNHKの時代劇。十兵衛役の村上弘明(スカイライダーだっけ)は『八丁堀の七人』でも良い味を出していたが、それ以上。さらに毎回登場する剣豪たちもそれぞれの代表作ではないかというくらい良い演技をしている。殺陣もチャンバラではなく、斬り合いに見える。刃が欠けて切れ味が鈍るのを嫌って予備の刀を用意しているとか、泥臭くてよい。ただ、NHKだからか、血がまったく映らない。切れた服や傷もまったくない。『椿三十郎』のようにドバッって飛ばなくていいけど、少しは血があってもよいのではないかと。ドラマも殺陣もリアルなんだし。

柳生十兵衛 七番勝負 島原の乱

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 続いてこちらも。
 今年春に放映されていた全七話のNHK時代劇。TV放映時に一話とラストの二話を見逃していたが、これでようやくわかった。
 十兵衛の兄弟子・荒木又右衛門が高嶋政宏で、悪くないが、迫力を出そうというのか妙に声を押し殺しているのが違和感あり。殺陣は前作よりさらに泥臭くなって、パッと見で格好悪い。それがリアル。ドラマもさらに殺伐とした幕府の権謀術策で、徳川幕府初期の不安定な土台を上手く取り込んでいた。剣豪たちは今回も見事。
 どちらも次回作への参考と、自分に発破をかける意味でもよかった。
 ところで、音楽は梅林茂(最近ではジェット・リーの『SPIRIT』なども担当)。メインテーマ、戦闘など幾つかのパターンしかないのだが、どれも特徴的で、おもしろい。残念ながらサントラはない。次の作品集が出たら収録して欲しいものだ。

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10/13/2006

スペース・バンパイア

Lifeforce_bsxスペース・バンパイア

@TOWER

 この話題に飛びつく人がどれだけいるのかは謎だが、好きな物はしょうがない。紹介するしかない。今日、いきなり発表されたのが、このサントラ。現在は廃盤になっているので、中古で手に入れるしかなかったのだが、それが完全盤としてリリースされる。映画の方はかなり前に2chのスレを見たら、「オパーイオパーイ」とモナーが踊る歓喜のAAとコメントが乱舞していたのが印象的だったので、ファンは確実にいるはず。コリン・ウィルソンのちょっと哲学的なホラーSFを映画化したら、なぜかオパーイとゾンビが画面狭しと暴れ回る映画になってしまった。まさに80年代の徒花的映画。
 さて、この映画を語る時にたいていの人はマチルダ・メイのオパーイと音楽(特にメインテーマのマーチ)を口にします。必ずです。担当はヘンリー・マンシーニ。『ピンクパンサー』やら『ティファニーで朝食を』なんて影も形もありませんが、当人です。ロンドン・シンフォニーでもって豪快に鳴らしまくりますが、当人です。実はデビューしたのはユニバーサル映画の音楽スタッフで、当時全盛期だったホラー映画を多数手がけていたのだった。それを知っていたのか、監督トビー・フーパーが二番目の候補として選択したのだ。ちなみに第一候補は『スター・トレック2:カーンの逆襲』でメジャーデビュー目前のジェームズ・ホーナーだったが、残念ながらスケジュールがあわずに断念し、マンシーニが担当することになった。結果はホーナー以上に派手になった。しかし、映画の編集に時間がかかり、マンシーニはスケジュールの都合で最後まで作業できず、編集で尺が狂った約20分を追加招集されたマイケル・ケイメンが作曲した。(当時は『デッド・ゾーン』でメジャーになったばかりの新人)。その部分はナショナル・フィルが演奏しているのも豪華。
 このサントラはマンシーニとケイメンのスコアをほぼ完全収録した2枚組。さらに従来のサントラも収録し、ボーナスが1曲追加されている。限定3000枚。版元&販売はこちら

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10/08/2006

300

300 全然チェックしていなかったが、"300"は映画のタイトルだ。『シン・シティ』などのフランク・ミラーのアメコミが原作。監督は『ドーン・オブ・ザ・デッド』のザック・スナイダー。内容は『グラディエーター』を超えそうな史劇。210万のペルシア軍の侵攻に敗退したギリシア連合軍を引き上げさせるため、指揮官であるスパルタ王レオニダスはわずが300の手兵でテルモピュライの地に残って戦ったという史実を描いたもの。210万vs.300! これは究極である。スパルタ兵と王は圧倒的な敵と敢然と戦った末に全員死亡したが、ペルシア軍の死者は2万と言われている。ひとり辺り66人殺した計算。ティーザー予告編はこちら。短いが、かなり熱い。アメリカ公開は来年3月。日本では6月予定のようだ。

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10/07/2006

3Dポスター

3dposter スポーンで有名なマクファーレン・トイズの来年半年のリリース予定を見た。基本的にフィギュアには興味が薄いのだが、この秋からスタートした3Dポスターのシリーズには注目している。映画のポスターを半立体のフィギュアにしたもので、造形はさすがマクファーレン。価格もリーズナブル。まずは『ジョーズ』『エイリアン』『13日の金曜日』が今年の予定で、来年から『ロッキー・ホラー・ショー』『ロボコップ』『ロッキー』『羊たちの沈黙』と続く。そそられるラインナップだ。ちなみに『エイリアン』は卵の部分が光るらしい。
Robocop 来年のラインナップの中ではやはり『ロボコップ』だろう。恐らくこのポスター。これは立体にし甲斐がある!

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10/05/2006

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

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 この夏の全世界を席巻し、日本でもいまだに上映中の怪物映画が早くも12月6日にDVDリリース。AMAZONなら1000円近く安いのでオススメです。ところで、AMAZONの商品紹介で、「出演:ハンス・ジマー」になってんですけど(^_^;) いや、そりゃ確かにかなり自己主張してましたけどね、音楽で。
 アメリカでは4億2000万ドルという歴代6位(前作は22位)の記録を出し、全世界では6億3000万ドル、歴代4位(前作は30位)。まさに怪物。DVDのリリースの速さも太っ腹ということか。いや、3作目が5月公開なので、それまでのつなぎということだろう。よく予習しておけと。ちなみに、3作目の『アット・ワールズ・エンド』はシンガポール辺りを舞台に中国人海賊に扮したチョウ・ユンファも登場。

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち

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 同時に前作の廉価版もリリースされるので、未見の方はどうぞ。

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10/01/2006

PIXAR短編

 アメリカのiTUNESではすでにディズニーの映画をダウンロード販売しており、それなりに成功しているようだ。日本では少し前からピクサーの短編だけダウンロード販売している。ピクサーの長編上映前に見られるアレだ。まあ、DVDを買えばついてくるので、それだけ欲しいという人でないと需要はないだろうけど。1話300円で、7話がアップされている。
 iTUNESはアメリカと日本では販売商品が違い、サントラなどもアメリカのアカウントでないと買えないものが多い。リメイク版の『南極物語』のサントラ(マーク・アイシャム作曲)はCDは未発売で、ここでしか買えないのだが、日本では無理。視聴した限りでは結構いい感じだったのに。グローバリゼーションとかなんとかいっても、ネットの世界でさえ国境はあるのだった。

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09/27/2006

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔

LotrtttLORD OF THE RINGS/THE TWO TOWERS
THE COMPLETE RECORDINGS

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 11月7日に発売になる『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』のサントラ完全版である。1作目の完全版が出たのが昨年12月だから、11ヶ月ぶりの2作目。この調子では3作目は来年10月になるんだろうか。それとシンフォニーもいつになるんだか。発表された時に想像した以上の大プロジェクトである。音楽的には3作中最も暗くて最も騒々しいわけで、3時間以上聴くにはかなりの体力が必要になるだろう。いやー、楽しみ。

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09/05/2006

キング・コングDEE

キング・コングDEE

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 アメリカでは11月14日に発売の長尺盤DVDが日本でも11月30日にリリースされる。値段的にもそれほど変わらないので、日本版に変更する。現時点では13分増える中身は不明だが、噂ではカットされた沼のシーン(ようやくピラニアドンが出るのか?)や、船でコングを運ぶシーンなどが追加されるとか。特典ディスクの中身は日記は終わったので、本当のメイキング?
 公式情報がリリースされたので、こちらを参照。

 ついでに、同じ頃にリリースされる個人的注目DVD。

スピリット コレクターズ・ボックス

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 ノーカット完全版によるリー・リンチェイ最後のマーシャルアーツ映画。40分も長く、ミシェル・ヨー出演部分が復活。エンディングの歌もオリジナル版同様にジェイ・チョウの歌に戻る。完全予約限定生産らしいので、信用しないながらも今のうちに。しかし、コレクターズボックスといいながら、ディスク1枚で、通常版に収録されたメイキングなどのボーナスディスクはついてこないのね。

ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション

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 好きなんだよ。全然大阪じゃねーとかいいながらも。
 デジタルリマスターに、日本独自特典をつけたバージョン。当時と現在のスタッフ・キャストのコメンタリーや、日本人俳優のコメントなどを収録。

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08/29/2006

X-MENファイナル・デシジョン

 20日に試写が当たりながらも、宴会のために断念。ひろ2号に譲ったところ、ありがたいことに他の方から譲られたのでいそいそと出かける。シリーズ完結編。あくまでもとりあえず。スピンオフやらウルヴァリンの話がまだあるらしい。主要スタッフやキャストは引き続き同じだが、監督が『ラッシュ・アワー』のブレット・ラトナーに交代。前作までの監督ブライアン・シンガーは『スーパーマン・リターンズ』が撮りたかったので、どっちも撮るつもりで先に『スーパーマン・リターンズ』に着手したら、『スーパーマン』のDCコミックスと『X-MEN』のマーヴェルコミックスはライバルなもんだからマーヴェルから切られてしまったわけだ。それと、音楽が3作とも違う作曲家。だから、シリーズといいながらも共通のテーマ音楽は存在しない。今回の音楽が一番わかりやすくていい。
 さて、上映時間を見て驚く。これだけキャラがいるのにわずか104分。1作目と同じだ。2作目は133分だったのに、どうして短くしたのか。まとめるのにはかなり無理をしただろうというのが見ていて感じられた。とりあえず出して死んだキャラの多いこと。そのくせメインキャラもエピローグとかクレジット後にちらっと出したり、説明する気がないだろうという扱い。だいたいジーンの話はもう少し前にやっておくべきだろう。2であの最期なんだから。伏線はもう少し前に張っておこうよ。
 とまあ、こう書くとせっかちな人が酷評とかいうのでフォローしておくと、これまでと比べてずいぶんと見やすくなった感じ。特に破綻もなく手堅くまとめている。こぢんまりとしたなぁとは思ってしまうが、こういう展開ならアメリカ以外も描いて欲しいところだ。

 終演後、まだ20時台だったので、新宿の松の屋でひとり酒。呑んだのは李白新宿八雲純米大吟醸、房島屋純米16年熟成&純米無濾過生とか。前回頼まなかった普通の焼き鳥と焼きなす。お客さんがそれほどいなかったし、日本酒を飲んでいる人がほとんどいなかったので、調子に乗って話し込む。すいません>ルミちゃん。23時におあいそ。無事帰宅。

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08/23/2006

スーパーマン・リターンズ

 1979年のリチャード・ドナー監督による『スーパーマン』の正当続編。ということなので、主役はクリストファー・リーヴに雰囲気そっくりで、レックス・ルーサー役のケヴィン・スペイシーは前作のジーン・ハックマンそっくりになっている。しかし、ロイス・レーンは前作より美人に改良された(^_^;) 音楽もジョン・ウィリアムズのメインテーマや幾つかのモチーフをそのまま引き継いで、新たに書き下ろしているが、古い部分ばかり耳に残り、新しい部分が弱いのが難点。
 以下、ネタバレっぽい部分もあるので、隠す。

 観た人によって1作目の続きなのか、『冒険編』の続きなのかで意見が分かれているが、これは1作目の続きだ。『冒険編』はなかったことになっていると考えた方がいい。しかし、スーパーマンがいなくなっていた5年間とその前に色々なことがあったらしく、そこの点で説明をまったくしていないのだからややこしい。これは監督のミスだろう。不親切きわまりない。観客にとっては16年、その間に4作目まで作られているのだから、きちんと描写すべきだ。例えば本作ではルーサーは孤独の要塞に初めて行ったようだが、言葉を濁しているので、どうとでも読み取れる。初めてだと答えて2作目以下を完全に否定すべきだ。しかし、そうなると要塞の場所をなぜ知ったのかという疑問が生じるが、それも説明していない。まあ、前作でもルーサーはスーパーマンの弱点についてひらめきだけで当てたようなところがあったけど。
 それ以上に問題なのはロイスが書き、ピューリッツァ賞受賞した記事『なぜスーパーマンは必要ないのか』だ。5年の間に色々あって考えたのだろう。しかし、内容には全くふれないし、主張もしない。そして、世間はといえば、スーパーマンの帰還を大歓迎で、劇中では誰も不要論を口にする人はいない(ルーサーだけ)。賞までもらった記事に実態がないばかりか、何の後ろ盾もないのだ。ロイスは怒りと歓迎の狭間で揺れるだけで、最後に『なぜスーパーマンは必要なのか』という記事を書こうとするが、涙を流して書けない。結局、スーパーマン不要論というのは捨てられた自分の気持ちを整理するための個人的な論理でしかないようにしか思えないのだ。ドラマに何も寄与していないのなら、あの記事こそ不要だろう。
 もうひとつ。特にルーサーにユーモアがない。ただの悪党になってしまった。前作を引き継ぐなら、あの余裕とユーモアも加えて欲しかった。あと、情婦がまったく前作と同じ扱いなのはどうなんだか。
 あ、もひとつ。クリストファー・リーヴがあれだけ鍛えて作った胸筋に比べて、ブランドン・ラウスは貧弱。おまけにSマークが一回り小さいので、不格好だ。ブーツも上げ底だし。スチール見た時から感じてはいたが、動くとよくなるかと期待したのだが……。

 総じて、アメリカでヒットにならなかった(2億ドル超の製作費を回収できず)のはアメリカの良心ではないかと感じる。前作はアメリカだけで製作費の倍以上、全世界では6倍近い大ヒットだったのだから。ま、特撮の迫力はあったけどね。

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08/14/2006

グエムル 漢江の怪物

『殺人の追憶』のポン・ジュノ監督が怪獣映画を撮ったとなると興味がわく。しかも、この手の映画ファンから聞く感想はどれも絶賛。観ないわけにはいかないではないか。というわけで、試写会が当たったので、中野サンプラザで観てきた。
 公式サイトにはいきなりモンスターの姿が見えるのでご注意。まあ、ポスターとかにも写ってるし、問題ないんだけど。だいたい、映画始まって15分くらいで全身が見えるし。しかも、日中。日常の中のモンスターというシチュエーションでは最高のものだろう。ここだけでも一見の価値あり。

 さて、どういう映画か簡単に表現すると、押井守が実写でパトレイバーの『廃棄物13号』を撮ったような。実写作品の中でも『紅い眼鏡』が近いか。音楽の付け方も押井作品の川井憲次っぽい。これも特に『紅い眼鏡』が近い。
 ということでわかるとおり、一般向けではない。奇妙なテイストの映画だ。シリアスな映画ではない。ほとんど冗談だ。家族のやりとりも、モンスターの出生も、軍やアメリカの連中も。しかし、モンスターの描写は思いっきりシリアス。モンスターデザインは『ロード・オブ・ザ・リング』で飛躍したWETA、CGIは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』などのオーファネージということで、一部を除いてかなりリアル。このリアルというのは現実的という意味ではなく、架空の中のリアルさという意味。こういう生き物ならこういう動きや生態かもしれないと感じられるということ。こんな相手に捕らわれた娘のために下層階級の家族が体を張る。それだけの映画。それがこの奇妙なテイストのせいで先が読めない。しかし、肝心の所ではわかりやすいお約束が炸裂する。あなどれない。

 終演後、羊を食おうということで神居古潭にチャレンジ。中野には羊メインの焼き肉屋がいくつもあるらしいが、その中でももっとも古い店。ジンギスカンで肉はホゲット(ラムとマトンの間?)。狭くて小汚い店に入ると、飲み物はと訊かれる。そして、何も言わなくても1人前が出される。炭火のジンギスカン鍋に野菜がてんこ盛り。もやし、タマネギ、キャベツ、にんじん、ゴーヤ? なんでと訊くと、「何入れてもいいの」とのこと。デフォルトで出てくる肉は特上ホゲット。他に並、オーストラリア産マトンなど。柔らかくて臭みのまったくない肉を自家製タレに漬けて食べる。塩も置いてあったけど、つける気にならないくらい旨い。なかなかいい物を食った。

追記:16日時点で韓国では公開21日で観客1000万人動員という新記録を打ち立てた模様。これまでの記録は『ブラザーフッド』の39日、『王の男』の45日、『シルミド』の58日。

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08/01/2006

ゲド戦記とその後

 映画の日。立川シネマシティ2で1000円でネットで話題爆発(炎上?)の『ゲド戦記』を観てきた。原作は20年以上前に1巻でだけ読んで今風に言うなら「うぜー」と思って止めてしまったので、当然読んでません(アニメ版の元は3巻だしね)。ネットでは非難囂々というか、非難以外聞こえてこないんだが、悪くはない。とても丁寧に説教臭い原作に真っ正面から向き合っている。それをセリフではなくて映像と演出で語らせることができればよかったのだが、そこは素人監督。恥も外聞もなく語ってくれます。青臭いというのが率直な感想。でも、悪くはないのだよ、決して。不幸は親父の絵柄をそのまま引き継いでしまったことだと思う。これが『おじゃまんが山田君』だとか『海がきこえる』みたいにジブリブランドでありながらまったく違う絵柄だったら、少しは反応も違ったろう。巷にはこれ以下のひどい代物もあふれているのだから。美術でいえば雲の描き方はまったく違って絵画的で印象に残ったし、音楽の使い方も久石とも違った。ただし、演出が上手くないのでシーンの切り替えで音楽が上手くからめなかったり、メインテーマのアレンジでありながらテーマ部分がドンと表に出てくるものだからまたかというマイナスの印象を与えてしまった感じがある。結果として、べたっと音楽が流れている印象を与えてしまったのはマイナス。しかし、全体としては悪くはない。テーマの重さに比した正攻法だ。
 親父は無茶苦茶なフォームでボークギリギリの投法で球を投げ、結果として空振り三振を奪うという離れ業を成し遂げる。しかし、経験値も感性も足りない息子は愚直にストレートを投げた。それだけのことだ。空振りになるのか、打たれてさよならになるのか、それはこれからだ、少なくとも、興行的には問題ないだろう。となれば、次もありだ。それがどうなるかが問題。

Mujina 見終わってから、相方と共に炭鶏酒菜狢屋へ。色々調べた中で、一番酒も肴も旨そうな店。焼き鳥が旨い(だいたいレバー食えばわかる)。しめ鯖は変則的ではあるが、これもありか。サラダが異様に旨い。最後に頼んだ紅茶と桃のシャーベットも自家製らしく旨かった。おまけに立川の相場はわからないが、安い。良心的。旨い。また来よう。

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07/24/2006

静岡ツアーと酒

 静岡に行ってきたわけではなくて、『サイレントヒル』をようやく見てきた。同じく同ゲーム好きの霜島ケイ氏と一緒に。すでに立川シネマシティでは夜のみの上映になっていたので新宿へ。予告編でゲームそのままのヴィジュアルに感激したのだが、確かにヴィジュアルはそのままといっていい。それが確認できただけでもOK。音楽もゲーム音楽を下敷きにしており、あのゲームプレイで感じる《イヤンな感じ》をそのまま持ち込むことに成功している。で、期待通りだったかというと微妙で。以下、ネタバレありで。

 まずゲームでは街を覆っていた霧が際限なく降ってくる灰になっていたこと。これは後々わかってくるが、死後の世界という表現だろう。あのアンハッピーなエンディングを考えるとそれ以外にない。ゲームもハッピーエンドじゃないから、あれのエンディングもありだろうが、一番の問題はボロミアじゃないショーン・ビーンの父親の話と母親の話が結局すれ違いのみで、からまってこないこと。まあ、現世と死後の世界じゃどうしようもないんだけど、あれじゃ父親いなくても何の問題もない。
 それにしても、エンドクレジットのラストでチープなテクノと共にUFOとグレイが編隊を作って現れたら完璧だったんだけどなぁ(^_^;)

 ところで、ゲームで最も怖かったor最大のモンスターはという話題で出た話。

 「段差」

 注:ゲームでは主人公の作家は無茶苦茶弱々しくて、わずかな段差でもよろめくのだった。初めて経験したときは攻撃されたのかと驚いた。逃げてる時に段差に引っかかると心臓に悪い。あのゲームで一番恐ろしい一瞬。

 終演後、予約しておいた松の屋へ。まあ時間が早かったので予約は不要だったろうが、サイトを見て予約すると10%と書いてあったので予約しないわけにはいかない。時間よりも15分ほど早く着いたが、まだ客はなし。月曜の17時すぎじゃ当たり前か。
 カウンター5席ほどテーブル6つほどの広くはないスペース。女性スタッフ2名と厨房に男性2名かな。店内入り口にはドラえもんのキャラやら懐かし系の人形やロボット、壁にはジュール・ヴェルヌっぽい未来の技術のイラスト。なんだか妙だ(^_^;) 料理は焼き鳥メインに、レバ刺しや旬の野菜など。酒は常時あるという炭屋弥兵衛の他に日置桜、生酛のどぶ、ひとり上手など10種ほど。食中酒として考えたラインナップのようだ。どれでもお燗OKというのもポイント高し。焼酎も色々あり。写真を撮るのを忘れていたのが悔やまれるが、レバ刺しも焼き鳥各部位も新鮮で旨い。初めて呑んだ炭屋弥兵衛は始め冷やで試したが酸味が勝っている印象。お燗の方がいいかと、後で燗をつけてもらったが、やはり正解。甘みと旨みが前に出た感じ。イカの一夜干しはワタもそのまま干してあり、これだけでも酒が2合くらい呑めそう。途中で相方も合流し、4時間半ほど。帰りがけに訊くと、人形などは女性スタッフ(と思っていたら店長)の趣味だった。おもしろい。近いうちにまた行きたい。

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07/23/2006

キング・コングDEE

 ピーター・ジャクソン版『キング・コング』のデラックス・エクステンド・エディションが11月14日にアメリカでリリースされる。DVD3枚組で、本編は13分程度長くなっており、他にデリーテッドシーンが16ヶ所40分収録。後はオーディオコメンタリー、舞台裏など盛りだくさん。リミテッド・エディションにはコングのフィギュアがつく。こんどこそ沼地が見られるか。
 問題は日本版が出るかどうかだが、どうかなぁ。あんまり売れたようでもないし。今回は輸入盤でいいか。安いし。

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07/19/2006

カーズ

 雨の中、立川で日本語吹き替え版を観る。チケット売り場で思ったより大勢が並んでいたが、あれは『日本沈没』だったのか。平日で吹き替えと言うことで、子供が多かった。しかし、子供向きではないような気がすると思った通り、あまり反応がない。小さすぎる子供や女の子にとっては車ってのはあまり興味の対象じゃないだろう。吹き替え版なのでいつものように随所に日本語に書き換えられている。主人公のロゴも《ライトニングMcQUEEN》……なんで混在。それはともかく、ピクサーらしい前向きな話であった。ルート66とか車の話にピンとこない日本人としてはアメリカ人と同じ気持ちにはなれないのが残念ではある。CGIはこれまでよりも実写に近く作り込んであり、風景には息を飲む。ところで、この世界はすべての生き物が車になっており、ハエも車。複葉機を操縦しているのも車。しかし、ヘリコプターには顔があった。戦闘機は操縦者も顔も見えなかったが、どうなってるんだろう?

追記:いつものように上映前に短編が流れる。今回は『ワン・マン・バンド』というタイトルどおり、ひとりで多くの楽器を演奏する芸人の話。で、音楽が『Mr.インクレディブル』のマイケル・ジアッチーノ。セリフなしで音楽だけなのでやり甲斐があったろうと思う。そろそろピクサー本体の映画にも登板してもらいたいものだ。インクレは外部監督だったし。

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07/16/2006

パイレーツ・オブ・カリビアン:デッドマンズ・チェスト

 公開は22日からだが、15~17日は3連休ということで先行公開。とっとと観に行く。立川シネマシティ2。ここは2が出来てから初めての利用。ポイントカードがあるので、さっそく作成。有料会員になると他のシネコンよりも特典が多いので2000円払って加入。相方はポイントで無料になった。さらに場内の飲食物50円引きになるので、パンなど買う。これでプラマイゼロ? もう何度か使うと元は取れそう。
 さて、映画だが……。まあ、こんなもんか。とにかく詰め込んだブラッカイマー印の娯楽満腹作。おまけに前作で造り出したキャラを最大限使い切った、とてももったいない精神に満ちあふれた続編だった。次、さらにチョウ・ユンファとキース・リチャーズ出すんだろ? どうするんだろねえ。相変わらずディズニーランドの元になったアトラクションで見た光景が幾つか再現されていた。この辺りももったいない精神を発揮している。
 で、聞いてはいたが、ここで終わるんかいというところで終わる。しかし、観客からは「ええ~?」という抗議の声は上がらず。『ロード・オブ・ザ・リング』ではどよめきが上がったのに。腹一杯で文句もでなかったのか(^_^;)

 仕事の方はようやく1/5。なかなか進まないのは、自分の中で迷いがあるからだろう。何かとっかかりがつかめればいいのだが。

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07/07/2006

時をかける少女

 試写状をいただいたので、たまたま休日だった相方と一緒に中野ZEROへ行く。原作やこれまでのTV化・映画化と色々あるが、アニメ化は初めて。しかも、原作とは別のオリジナルストーリー。原作のヒロインは主人公の叔母ということになっている。声が原田知世だったらよかったのにと思ったのは私だけじゃないだろう。
 上映前にまず主題歌の奥華子が生演奏。あんまり好きなタイプの歌い方ではない。平坦なんだよね。その後、細田監督と主要声優陣、それに筒井康隆が壇上に登場。それから上映。
 感想としては、アホな映画やねぇ(^o^)というところか。愛すべきアホらしさで、なかなか笑える。この設定ではタイムパラドックスは起こらないのでいいのだが、最後で少し疑問が生じる。あれはおかしいだろ。

 以下、ラストのネタバレ含むので文字を消してます。
 
 ラストで未来人の彼が時間を戻してから止めて、事故がなかったことにするわけだが、なぜ主人公は事故が起こったという記憶があるのかわからない。自分が時間を戻したのなら、なかったはずの時間の記憶もあるが、あの場合は未来人が時間を戻したわけだから、主人公には戻った分の記憶(事故があったこと)がないはず。未来人が時間を戻したのは、事故がなかったこと、主人公の傷がなくなったこと、カウンターが1に戻ったことで確かなんだから、事故が起こってしまったという記憶は覚えていないはずだ。

 まあ、それに目をつむれば、これは良作といっていい。たまに田中真弓っぽく聞こえる主人公の声も元気があっていいし、アニメらしいデフォルメで崩した絵(主人公の泣き顔が最高)もいい。はっきり言って、『日本沈没』を見るなら、こっちの方を薦めるなぁ。音楽の使い方も(主題歌がここぞというところで流れるけど)こちらの方がいいし。

 追記:もうひとつ気になったところを思い出した。以下もネタバレ。

 最後に主人公が戻った時間で未来人に対して取った行動がいまいち納得いかない。「他人の気持ちを(言葉だったか?)聞かなかった」ことを後悔していたのだから、未来人が自分の気持ちを告白するまで何もいわず、それを聞いてから自分が知っていることを告げるべきではないだろうか。それくらいの成長はしているはずだし、また、していないといけない。たとえ、直情径行思い立ったが猪突猛進の主人公といえど、最後くらいは考えて行動して欲しかった。まあ、あれが精一杯考えた結果という考えも出来るが……。

 ま、何にせよ、気に入ったから文句も出るわけだ。

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06/26/2006

日本沈没

 試写を観てきた。75点。

 以下、それなりにネタバレ。










 いまさらながら――


 『アルマゲドン』だった……。


 泣かせのシーンで主題歌かかるし、ブルース・ウィリスの代わりにナギスケ逝っちゃうし……。
 CGIは見事だよ。ここまで出来るなら文句はないよ。べつに日本が沈没未遂だって文句はないよ。でもさ、あの音楽はないだろ? 岩代太郎だよ。シーン毎の音がバラバラだし、統一感皆無だし、挙げ句に主題歌垂れ流し。音楽監督は特に最低。なにか? 「ここで主題歌流しときゃ観客滂沱」って思ってるのか? 観客なめるなよ! 感性古すぎだろ。最低でも、主題歌のメロ編曲してフルオケにしとけ。ここはオレだけの意見じゃない。女性ふたりも同意見だ。
 あと、特撮怪獣映画からの伝統で、いちいちテロップ入れるのはそろそろやめないか? 流れがいちいち寸断される。それに拍車をかけるように音楽もぶち切れてる。おかげで全体の流れが悪くなって、余計に長く感じられる。全体の流れを考えて編集と音楽を入れないとだめだろ。そろそろハリウッドの良い部分を本気で考えてくれよ。マネをするならなおのことだ。
 それと、解決方法。プレートを寸断した途端、すべてが静かになるってどうよ? 引っ張られていたものを切ったら、反動でもっと揺れると考えるのが普通だろ? あまりにも不自然。

 終わってから中野で飲み屋へ。初めての店だったが、酒も料理もそれなり。会計が予想以下だったのでちょっと感動。帰宅。酔っぱらい。

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06/13/2006

ハンス・ジマー訴えられる

 ハリウッドの人気映画音楽作曲家ハンス・ジマー(『ライオン・キング』『バックドラフト』etc.)が訴えられた。アカデミーのオリジナル作曲賞にノミネートされた『グラディエーター』でホルストの交響組曲『惑星』で一番有名な火星のモチーフを流用したということで、ホルスト作品を管理するホルスト財団から訴訟を起こされたのだ。サントラ発売時に苦言を呈したが、今になってようやくという感がある。その後、ジマーは『ハンニバル』や『プレッジ』でもクラシックの流用をたびたび行い、何のクレジットもないということがあった。版権が切れているとはいえ、誰が聴いてもあからさまな流用には一言あるべきじゃないのか。それがクリエーターの仁義ってもんじゃないのか。まったく、最近の盗作画家騒動と同じだが、どこからどこまでがオリジナルで、どの一線を越えると借用(パクリ)になるのかというのは微妙なラインではある。しかし、同じモチーフだと10人中8、9人が感じるほどはっきりとしたものはオリジナルとは言えないし、言うべきではないと思う。
 過去にも『スター・ウォーズ(新たなる希望)』の帝国のモチーフが同じ火星に似ているという指摘はあった。しかし、これはダダダダンダンダンというリズムが主で、他の部分はウィリアムズのオリジナルといってもいいし、このレベルであげつらっていては、ほとんどの曲が過去のどれかの曲に似ているということになってしまう。この線引きは聴く者のスタンスの差なのかもしれないが。
 で、それとは別に何が問題だって、こんなスコアをアカデミー賞オリジナル作曲賞にノミネートするような低脳なアカデミー会員である。過去にはチャイコフスキーや今回も問題になった『惑星』をそれこそほとんど同じ形で流用した『ライト・スタッフ』に賞を与えるという愚を犯している(映画とのマッチングは最高だが、それとこれとは問題が別だ)。常々言っていたことだが、会員は専門家ばかりではない。昔は一線級でも引退してろくに映画も観ないし音楽も聴かないような連中も多いと聞く。はっきり言って鑑定眼などない。本当に音楽の効果やオリジナリティで選んでいるのではなく、話題性や珍しさで選んでいるとしか思えない。候補作選定期間に大量に配布されるプロモーション用CDすら聴かずに売り払ったりしている(だからコレクター市場に流出するわけだ)。まあ、アカデミー賞自体が商業主義の権化と化しているわけで、今さらそんなことなど求めてはいけないのかもしれないが、真にハリウッドの、そして映画全体のことを考えるならば、そろそろレベルの向上を考えないといけない時期ではないか。大作映画もリメイクや続編ばかりで観客も辟易し始めているのだから。

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05/27/2006

キング・コング、ボーナスディスク

 DVDのボーナスディスクを見終わる。
 予告編にもPJが関わっており、専門のスタッフが予告編用に撮影されたマテリアルを使って製作されたらしい。極めて異例のことだ。普通は予告編製作会社が指定されたマテリアルを編集して製作し、オリジナルの監督や映画会社はかかわらないものだ。これもこだわりと愛だねえ。
 愛と言えば、ウィリス・オブライエンのオリジナルコングの骨格を収集家がスタジオに持ってきたという回。PJ始め、スタッフの表情がいい。PJはコングの骨格とプテラノドンの骨格で有名なシーンをセット。さらにアニメーターが骨格をストップモーションで動かす。良いものを見た。

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05/25/2006

キング・コングDVD

キング・コング プレミアム・エディション

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 ようやく日本盤発売。
 しっかりした造りのケースに同梱の書籍は、やはり以前紹介した洋書の"A NATURAL HISTORY OF SKULL ISLAND"のダイジェスト版だった。ページにして半分強をレイアウトそのままでトールケースサイズに縮小してある。もちろん翻訳。完全な翻訳版がないので、これは嬉しい。映画にはここで設定されたものの、ほんの一部しか登場しないわけだが、この積み重ねがあれだけの映像になったのだろう。趣味と愛の産物だ。
 ボーナスディスクの続・製作日記はポストプロダクション。SFXや音楽などの製作状況がかいま見える。音楽は2日間で9分少々。前任のショアのことはまったく触れられず。J・N・ハワードがいかに突貫作業で作曲をしたかがわかる。コンピュータを駆使した作業や録音風景も見られて収穫があった。その他はまだ見る時間がない。

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05/21/2006

ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!DVD

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

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 ついに日本版DVDが8月11日にリリース! 内容なんかは前に書いたので省略。DVDでじっくり驚異のクレイアニメーションを味わってください。

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! コレクターズBOX お料理グルミット付き

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 なんか、限定10000セットでグルミットのぬいぐるみつきらしいが、写真を見る限りあんまり出来がよくないんだけど……。

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05/02/2006

雲霧仁左衛門

雲霧に左右衛門

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 先日、宴会で『柳生十兵衛七番勝負』が話題になった際、これもいいんだと話を振って、ふと思い出し、検索してみたら昨年10月にDVDが出ていたのを知った。さらに驚愕の真実。地上波ではラスト3話が特番などでつぶれ、放映されなかったのだった! CSでは放映したらしいが、そんなものが見られるわけはない。そういや、これから大仕事ってところで終わっておかしいと思っていたのだ。くそう! 11年目にしてわかった真実!!>遅いだろ。
 そうなのだ。すでに11年前の作品になる。そんなむかしだったのか。池波正太郎の原作をいい雰囲気に映像化しており、食えない親父盗賊の山崎努vs切れ者火盗改の中村敦夫だけではなく、池上季実子、本田博太郎、石橋蓮司などの渋い演技が堪能できる。梅林茂の音楽(『柳生十兵衛七番勝負』もこの人)がいいんだけど、サントラは出てないし、作品集にも未収録なんだよなぁ。
 しかし、最大の問題はいつ観るんだよということだったりする。

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04/10/2006

SPIRIT

 ジェット・リーことリー・リンチェイ主演による実在の人物・霍元甲(フォ・ユァンジァ)を題材にしたマーシャルアーツ映画。史実とはかなり違うらしいので、そういう目で見てはいけない。中身は往年のブルース・リーのカンフー映画と同じである。ややこしい思想もドラマもない。思いっきりストレートに、原点に返ったという感じである。『怒りの鉄拳』の主人公が入門していた精武門の創設者の話というだけあって、あの路線と思っても間違いではない。武道家は一部を除いて、アメリカ人も日本人でさえも正々堂々と闘い、相手を認めるというジャンプ路線はいっそ清々しい。ここまでストレートなの最近観られなかっただけに嬉しい。日本人格闘家・田中の中村獅童はなかなかの力演。スタントが丸わかりなのがちょっと残念。『ラストサムライ』に続いて卑劣な日本人役の原田眞人は似合いすぎ(^_^;) このままこれで定着するのか? ジェット・リーはこれが最後のマーシャルアーツ映画だと言っているようなので、そういう意味でも必見。
 なお、日本公開版は主題歌が差し替えられており、これに抗議するブログも誕生した。結果、DVDではオリジナルの主題歌が使用されることになったそうだ。まあ、昔から日本では勝手に主題歌作ったり、差し替えたりは当たり前だったからね。宣伝部もそんなたいしたことだと思っていなかったのだろう(一応、契約で海外では使えなかったと言ってるが言い訳っぽく聞こえる)。これだけネットが発達すると、オリジナルとの違いなんてすぐにわかるわけだし、もうちょっと敏感にならんといかんという教訓でしょう。

SpiritSPIRIT
音楽:梅林茂 発売:ワーナーホームビデオ

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 梅林といえば、大学時代に観た『それから』が初めてだった。その後も作品集やTV時代劇『雲霧仁左衛門』『柳生十兵衛七番勝負』などで何度か聴いたが、基本はあまり変わらないスタイルだと思う。アクション映画にはそれほど縁がないと思うが、和太鼓を動員してなかなか頑張っている。『HERO』などよりもずっと場を盛り上げる音楽だ。担当した『LOVERS』でもこの路線ではあったが、あれよりも聴き応えがあると思う。もっとも、梅林の持ち味は静かで抑揚の強くないテーマで情感や緊張感をサポートするところ。そこもいつもどおりとはいえしっかりしている。オケは中国ナショナル・シンフォニー。民族楽器やパーカッション、シンセを加えている。映画を観ていなくても、情感たっぷりな音楽や太鼓が好きなら買って聴いても損はないと思う。

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04/09/2006

世界SF映画全史

世界SF映画全史
著:北島 明弘 刊:愛育社

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 本文総ページ数988、索引88ページ+その他資料、紹介作品数5800、重量約1.8kg!
 数字だけでもぶっ飛びます。映画の初期から昨年までの全SF映画・TVシリーズを洋の東西を問わずに、アジア映画も含めて10年ごとの年代別に紹介した労作。さすがに作品数が多いので、ほとんどは半ページ以下の簡単な紹介だけだが、キーポイントになる作品なりテーマについては複数のページを割いていたりする。日本映画やアニメについての割合が大きいのも特徴。『アタック・オブ・ザ・キラートマト』のようなバカ映画やホラー・オカルトは除外して、SF映画にのみこだわっているようだ。また、かつての同種の名著、中子真治の《超SF映画》は事典のようだったが、こちらは著者の感想もちらほらうかがえ、読み物という感じがする。とはいえ、この物量なので目を通すだけでも時間がかかるので、まだ気になった個所を読んだだけなので確たることは言えない。ただ、資料として見た場合、作品と監督、原作くらいしかデータがないのが欠点。

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04/05/2006

ナイト・ウォッチ/イーオン・フラックス

 久しぶりに映画をハシゴする。

ナイト・ウォッチ
 ロシアで大ヒットしたダークファンタジー。続編『デイ・ウォッチ』も大ヒット中らしい。原作小説では3章あるうち、1章が今作で、その後が続編になるようだ。映画3作目は『トワイライト・ウォッチ』といって、続編ではあるが舞台が変わるらしい。原作は積ん読状態。早い話がロシア版『ハイランダー』である。スタイリッシュな撮影やカット割りの代わりに、『マトリックス』もどきのCGIとデジタル編集によるノイジーなカット割り(とでもいうのかね?)が盛りだくさんである。映画は確かに長い話の1章という感じで終わってしまう。それはいいのだが、いかんせん観づらい映像のオンパレードで、疲れた。展開もわかりにくくて、単純な話のくせに時間がかかりすぎ。せっかくの変身キャラも最初に一瞬だけで後の出番なしってどういうこと? とにかく、今の仕事が終わったら原作読んで、続編はそれでいいや。で、なんで、ロシアではこれが記録的大ヒットしたの?

イーオン・フラックス
 @niftyの懸賞で劇場招待券が当たったので、ようやく観に行く。今週で終わりだよ。MTVのアニメが原作で、アカデミー賞女優シャーリーズ・セロンが髪を黒く染めて主演。映像は新しいが、やってることはもの凄く古い。70年代にすでに終わってる話で、しかも、スケールダウン。話はどうでもいいし、説明不足でおまけに肝心な説明がないというどうしようもなさ。

 2本とも不完全燃焼すぎて残尿感が残った。リフレッシュとはほど遠いなぁ。『サウンド・オブ・サンダー』を観た方がよかったか?>いや、絶対違うと思う。
 終わってから、廻り寿司若貴で食って帰宅。

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03/31/2006

映検

映画検定・公式テキストブック

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《キネ旬》が英検からぬ映検――映画検定なるものをするらしい。詳しくはこちら
どんな問題が出るんだろうねぇ。カテゴリー別にやるなら、それなりの点数が取れるだろうけど、クラシック方面や文芸映画にはとんと疎いからねぇ。とりあえず、公式テキストブックが出ているので見てみたい。なんかの資料になるかも。

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03/30/2006

トゥームストーン

Tombstoneトゥームストーン

レーベル:INTRADA

 昨年他界したジョージ・P・コスマトス監督による1993年公開の西部劇。そのサントラ完全版がリリースされた。
 映画は『OK牧場の決闘』と後日譚である『墓石と決闘』を一本にしたと説明すればわかりやすいか。同時期にケヴィン・コスナー監督・主演『ワイアット・アープ』があったため、ネームヴァリューと宣伝で興行的には負けてしまったが、コスナーの勘違いオレ様映画よりは遙かに映画としておもしろいと思う。アープを演じたカート・ラッセル、ドク・ホリディを演じたヴァル・キルマーの代表作といってもよい。
 そして、音楽を担当したブルース・ブロートンにとっても代表作である。当初、音楽はコスマトス監督とは『カサンドラクロス』『ランボー2』『リヴァイアサン』で組んでいた故ジェリー・ゴールドスミスが担当するはずだったが、スケジュールの都合がつかず、ゴールドスミスが推薦したブロートンに交代した。西部劇でありがちなギターとハーモニカではなく、フルオーケストラによる堂々としたスコア。とにかく骨太かつロマンティック。メインテーマと愛のテーマ(アープの仲間や家族)のふたつをモチーフにしてアレンジし、展開していくというオーソドックスな、しかし、最近ではほとんど見られなくなってしまった手法である。しかも、このメインテーマがなかなか完全な形で流れない。愛のテーマのワルツで始まるエンドクレジットでようやく聴けるが、このカタルシスは他ではなかなか味わえない。決闘シーンの緊張感もいいし、アクションシーンのソリッドな音色も素晴らしい。ブロートンの手兵シンフォニア・オブ・ロンドンの演奏も文句なし。燃えるスコアとしても逸品。
 なお、このサントラには映画のオープニングに流れるCINERGI PICTURESのロゴミュージックが収録されており、これはジェリー・ゴールドスミスの作曲である。さらにボーナスCDにはヴァージョン違い5曲と、劇中の芝居小屋で流れる環境音楽7曲が収録されている。

 しかし、この映画はDVDが現在廃盤。出ないものか。

Silveradoシルバラード

レーベル:INTRADA

 コスナーが映画で成功するきっかけにもなったのが、こちら。音楽も同じくブルース・ブロートンで、出世作。ファンの間ではこちらの方が人気があるが、やはりまだ荒削り。このサントラは昨年リリースされた2枚組完全版。ボブ・ピークの映画ポスターを使ったジャケットが嬉しい。

 両方とも限定版ではないが、AMAZONなどでは扱っていないので、レーベル直販かサントラ専門店でどうぞ。

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03/29/2006

D-WAR

 韓国-アメリカ合作のファンタジー映画。『怪獣大決戦ヤンガリー』の監督というだけで、怪しさ爆発だが、公式サイトで見られる長いティーザーもかなり怪しい(^_^;) 過去の韓国から現代米国を舞台に、ドラゴン(のようなモンスター)の闘いを描いている。CGIはちょっと粗くて、ゲームっぽい。ハリウッド・ゴジラよりおもしろいかも。ドラゴン好きとしては一応チェックしておこう。ちなみに音楽は『スチームボーイ』のスティーヴ・ジャブロンスキー。

公式サイト

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03/25/2006

ゴーストバスターズ

 これまで映画音楽についてはサントラ館に重点を置き、あまりブログに書いてこなかったが、考えてみればあまり興味のない人にも見てもらった方がいいんじゃないかという気もするので、特に良い物、おもしろい物を紹介していくことにします。
 で、最初はリリースされたばかりの、これ。

GHOSTBUSTゴーストバスターズ

レーベル:VARESE SARABANDE

 マシュマロマンで有名な1984年の大ヒット作のサントラがようやくリリースされた。公開当時にリリースされたLPは(今手に入るCDもボーナストラックがあるが)ほとんど歌物で、メインテーマとヒロインのテーマなど3曲しかスコアは収録されていなかったのだ。音楽担当は『荒野の7人』などが有名な故エルマー・バーンステイン。今回のCDはスコアのみ70分弱の大盤振舞。レイ・パーカーJr.の主題歌ばかりがクローズアップされたが、メインテーマも印象に残る。このメインテーマとヒロインのテーマを二本の柱にしたスコアで、それぞれをアレンジして表現するスタイル。コメディ作品の担当も多いバーンステインらしく、軽快な曲が多い。ホラーっぽい曲はあまり印象に残らないが、ゴーストを表現するために使われる電子楽器オンド・マルトノ(形式はまったく違うが音色はテルミンに似ている)の微妙な音色がいい効果を生んでいる。さらにエレキギターや電子ドラムなど自在に使っており、改めて巨匠の柔軟さに感心する。音質も信じられないほどクリア。
 なお、このCDはVARESE CD CLUBと銘打ち、年に4回、枚数限定でリリースされるもの。過去には『ダイ・ハード』『コマンドー』など初めてサントラがリリースされる作品が数多くあり、毎回楽しみなシリーズ。当然、限定枚数がなくなると消滅する。一般販売はされないのでレーベル直販か、サントラ専門店でどうぞ。

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03/24/2006

虎よ、虎よ!

 アルフレッド・ベスターの傑作SFで、我が心のオールタイムベスト1なのだが、ユニバーサルが映画化権を取得したらしい。やめてくれー。無理だから。しかも、『コンスタンティン』のプロデューサーだとか。勘違いして変な解釈するなよ。

 もうひとつ、我が心の『火星のプリンセス』の方は予定よりも遅れて、まだプレプロ段階でキャスティングも未発表。このままつぶれて欲しいような、見たいような……。

 ウォーショウスキー姉弟(?)がコナン(CONAN THE CONQUEROR)の映画化に動き出したとか。過去にジョン・ミリアスと組んでいたが離脱した経緯があるらしい。しかし、コナンがCGIで跳び回るんだろうか(^_^;)

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03/11/2006

ナルニア国物語 第一章:魔女とライオン

 観てきました。原作は大人になってから読んだので思い入れは全くなし。それに原作には細かな描写などほとんどなく、どちらかというと省略することで想像させる感じ。その分、『ロード・オブ・ザ・リング』よりもファンのイメージが固定されていないように思える。映画化に際しては自由なデザインと構成で、90分あればできるような話を140分に延ばしてみせた。
 不満なのはオープニングの爆撃機のコクピット。空襲シーンを下から見るだけで充分。タイトルバックとルーシーがタンスを見つけるシーンのヴォーカル曲は止めて欲しかった。安っぽい。それ以外は特に文句もなく、ほぼそのままの映像化といえるだろう。でもまあ、原作でなんのこっちゃという部分もそのままなので、何も知らずに観た人はやっぱりなんのこっちゃなんだろうなぁ。
 しかし、エドマンドが釣られるターキッシュ・デライト(原作翻訳の旧版ではプリン)。あのクソ甘いトルコのお菓子がそのまま出てきました。いや、あれはもう食いたくない。トルコに行って幾つか食べてもういいと思った。甘いの好きだけどさ、あれは、ちょっと……。やっぱり、戦時中で甘い物に飢えていたんだろうなぁ、エドマンド。ギブミーチョコレートな気分?

 予告はピクサーの『カーズ』と『ゲド戦記』など。『カーズ』はネットで観たヴァージョンはピンと来なかったのだが、観てもいいかなという気が。都会の最先端の男がひょんなことで田舎に行くハメになり、そこで出会ったヘンな連中や女とのつきあいの中で人生について考え直す――って話を車が主人公でやったってところか。砂ぼこりの描写とか風景とか凄いリアル。しかし、車はフロントグラスに大きな目がついてるというギャップがなんとも不思議。『ゲド戦記』は『ラピュタ』の頃のジブリっぽい絵作り。キャラなんかそのままだ。あえて古いイメージにしたのか。脚色をどうしているかが問題だな。

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03/10/2006

STORE WARS

store_wars_poster 化学薬品漬けの商品を扱う悪の帝国スーパーマーケットに、有機農法&自然食の反乱軍が立ち向かうという短編映画STORE WARS。環境NGO、ORGANIC TRADE ASSOCIATIONが製作したタイトルどおりのパロディだ。キューク・スカイウォーカーにハム・ソロ、TIEならぬTHAIファイター等々。バカバカしくて『親指スター・ウォーズ』より好きだなぁ。
 しかし、ココログのメンテナンス、ほとんど丸1日かかるんだもんなぁ。この記事書いたのは昨日朝10時なのに。21時にメンテ終わってもアクセス集中で全然つながらず。一日たって9時前にアクセスしたが、復旧中。結局今までかかった。まあ、NIFTYだし……。

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03/06/2006

アカデミー賞

ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!』が長編アニメ賞を獲った。来週末の公開に追い風になるといいな。しかし、ニュースでは『ハウルの動く城』が受賞を逃したというだけで、受賞作の紹介が一言もないぞ。
『キング・コング』は特殊効果と音響2賞、『ナルニア国物語』はメイク。『キング・コング』は脚色でノミネートくらいして欲しかったなぁ。特殊効果はコングの主演男優賞の代わりということで。
 作曲賞は『ブロークバック・マウンテン』のグスタボ・サンタオラヤ。どうも最近のアカデミー会員って外国人に弱いのね。まあ、特に今回はダブルノミニーのジョン・ウィリアムズ以外3人とも外人だし。

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03/01/2006

キング・コング、DVD

キング・コング プレミアム・エディション

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 DVD日本盤も発売が決定。5月25日。映画の公開は同時だったのに、2ヶ月も遅い発売とはどういうことか。2枚組のプレミアム・エディションの値段は抑えめだけど、実売価格でみるとアメリカの1.5倍以上か。通常版は安いな。他にUMDも発売になる。しかし、日米共にAMAZONでは割引率が高い……。
 で、プレミアム・エディションの内容だが、アメリカ版と同じ。2時間半ものポストプロダクション日記がメイン。封入特典として『スカル・アイランド徹底解読本(100ページ以上)』とあるが、これは以前紹介した"NATURAL HISTORY OF SKULL ISLAND"を小さくしてまとめたものなのか? だったら嬉しい。

キング・コング 通常版

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02/16/2006

キング・コングDVD

KINGKONGDVDキング・コング

 日本発売はまだ未定のようだが、アメリカでは3月28日リリース予定。1DVDのワイドスクリーン版とフルスクリーン版、2DVD版の3種。2枚組のもう一枚は撮影日記の後――つまりポストプロダクション日記のようだ。SFXが見たいファンにとってはこっちの方が嬉しいだろう。
 しかし、超大作だというのに、公開から3ヶ月少々でDVD化というのは……。いかにこけたのかがうかがえる。まあ、全世界では5億ドル突破したので赤字ではないのだが。しかし、こうなるとディレクターズカットが出るかどうか難しいところか。

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02/13/2006

ウォレスとグルミット、DVD

wgdvdウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!

 DVDが届いた。発売が先週火曜日だったので、1週間足らずだ。日本公開までまだ1ヶ月以上ある。すでに一度観ているわけだが、英語字幕を出して見ると、色々と英語のジョークが多いのに気がついた。日本でいうとダジャレの類になるはずだが、ネイティヴでないのでそれがスマートなダジャレなのか、ベタなのかわからない。それに結構下ネタに属するギャグも多い。『チキンラン』がアメリカンだと思った理由のひとつが、こういったギャグがなく、カラッとした雰囲気のせいなのは間違いない。しかし、見ていると飽きないなぁ。何かひとつ新しいところが見つかる感じ。
 ところで、予告編がふたつあった。ひとつはDREAMWORKSの新作CGIアニメ(興味なし)だが、もうひとつが11月公開予定のAARDMAN STUDIOの新作"FLUSHED AWAY"。なんとキャラ造形はいつもの感じだが、フルCGIアニメなのだ。ロンドンのペントハウスに住みついたネズミがトイレにはまって流されて、下水へ。そこに住むネズミと出会っての冒険ということらしい。声がケイト・ウィンスレット、ヒュー・ジャックマン、イアン・マッケラン、アンディ・サーキス。CGIで粘土の感覚を表現するという試みがどうなるか楽しみだ。

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02/06/2006

サイレントヒル/アニー賞決定(改)

 コナミのゲームの映画化だが、予告編が公開された。これはHDバージョンなので、ファイルサイズも大きいが、その分、はっきりと見える。何が凄いって、ゲームの1作目をプレイした人なら理解できる、あのイヤな感覚をほぼそのまま再現していること。霧に覆われて見通しのきかない街、状況がまったく理解できない事象、ラジオの雑音、周囲の光景が一変してしまう夜、ぎくしゃくと動いて切りつけてくる看護婦、モンスター……。そのまんまである。音楽もゲームの音楽をベースに作曲されるようだ。アメリカでの公開は4月。日本では7月予定。原作にリスペクトした映画化に期待。

 さて、アニメのアカデミー賞と呼ばれるアニー賞が決定。作品賞は『ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!』素晴らしい! ちなみに他の候補作は『チキン・リトル』『マダガスカル』『コープス・ブライド』『ハウルの動く城』だった。

 追加:作品賞だけ書いてしまったが、他の賞も独占状態だった。監督・脚本・美術・キャラ(デザイン・アニメート)・声優(ノミネート全員が同作!)・効果・音楽。モンスター作品だ。かといって、人生について考えさせられるような重厚なアニメじゃまったくなく、見終わって「ああ、おもしろかった!」と笑顔で劇場を出られるアニメです。

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HD予告編

『サイレントヒル』の予告もHDだったが、『X-MEN3』もHDで公開されている。しかし、こうやってみると無茶苦茶綺麗だ。これからはHDというのもうなずける。文字がはっきり読める。さすがに映画1本というのはダウンロードに時間がかかるだろうが、普及するだろうな。TVもそろそろ変えたいものだ。

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01/25/2006

ピクサー買収

 ディズニーがピクサーを買収――と聞くと、ピクサーがディズニーに飲み込まれたかと思うが、実際にはピクサー幹部がディズニーアニメ部門を統括する。両会社によるアニメ製作の合弁会社の社長がピクサー社長で、製作部門の最高責任者がジョン・ラセター。スティーヴ・ジョブスがディズニーの取締役。アニメに関してはピクサー側の力が強くなったわけだ。最近持ち直してきたとはいえ、ディズニーアニメはまだまだ弱い。これでディズニーアニメのブランド力が強くなるのは間違いない。
 相方はまだ休み。熱は下がったようだが、2日連続で下がったら大丈夫ということらしい。
《ウェイズ事件簿》3巻、現時点で1/3弱というところか。

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01/22/2006

50年代SF映画の音楽

MMM 自主製作に近いマイナーレーベルで、MONSTROUS MOVIE MUSICというのがある。サントラの存在しない50年代のアメリカモンスター映画の音楽を当時の雰囲気に近い形で録音してCDとしてリリースするレーベルだ。これまでに3枚のCDをリリースしている。

"MONSTROUS MOVIE MUSIC"――目玉は『放射能X』である。他に『イット・ケイム・フロム・アウター・スペース』『水爆と深海の怪物』"MOLE PEOPLE"を収録。
"MORE MONSTROUS MOVIE MUSIC"――目玉は『原子怪獣現る』だが、『怪獣ゴルゴ』『世紀の怪物/タランチュラの襲撃』"THE MONOLITH MONSTERS"を収録。
"CREATURE FROM THE BLACK LAGOON"――タイトルそのまま『大アマゾンの半魚人』と『恐怖のワニ人間』を収録。

 そして、ようやく新譜が2枚同時発売された。

"MIGHTY JOE YOUNG"――ハリーハウゼンのデビュー作『猿人ジョー・ヤング』『金星怪獣イーマの襲撃』『動物の世界』
"THIS ISLAND EARTH"――『宇宙水爆戦』『トリフィドの日』をメインに『空飛ぶ円盤地球を襲撃す』"WAR OF THE SATELLITES"
 オーケストラは最初のふたつはクラコワ放送響、その後はスロヴァキア放送響。指揮は日本人のMASATOSHI MITSUMOTO。あくまでも当時の再現なので、今のシャープな音ではない。それがいい雰囲気。それでいてステレオで豊かな響き。しかも、『猿人ジョー・ヤング』では1曲だけだがハリーハウゼンがシンバルを演奏している! マイナーな作曲家ばかりかと思われようが、ヘンリー・マンシーニやロン・グッドウィンも名を連ねている。決してキワモノではないのだ。
 残念ながらサントラ専門店かレーベル直販でしか買えないが、こういうレーベルは応援したいので紹介してみた。でも、これで有名な作品はほぼ出たのかなぁ?

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01/07/2006

東宝戦記映画のサントラ

tohosenki男たちの戦記―東宝戦記映画音楽集
発売:東宝ミュージック

 普通ならサントラはサイトで紹介するのだが、これはサントラファンだけじゃなく、戦争映画が好きな人や架空戦記作家さんに向けて紹介した方が良いと思うので、ブログに書いておく。東宝の戦争映画15作品からピックアップした作品集だ。個人的に愛着はないが、故佐藤勝氏の作品が多いので買わねばならない。収録作は以下の通り。

日本海大海戦 (佐藤勝)
青島要塞爆撃命令 (松井八郎)
連合艦隊(服部克久)
激動の昭和史 軍閥(眞鍋理一郎)
連合艦隊司令長官 山本五十六(佐藤勝)
ハワイミッドウェイ大海空戦 大平洋の嵐 (團伊玖磨)
零戦燃ゆ(伊部晴美)
大空のサムライ(津島利章)
ゼロファイター 大空戦(佐藤勝)
大平洋奇跡の作戦 キスカ(團伊玖磨)
海軍特別年少兵(佐藤勝)
大平洋の翼 (團伊玖磨)
激動の昭和史 沖縄決戦(佐藤勝)
潜水艦イ-57降伏せず(團伊玖磨)
日本のいちばん長い日(佐藤勝)

 各作品5~11曲を収録し、合計150分以上。古い映画が多いのでモノラルが半分くらい。音質には問題なし。ジャケットイラストは小松崎茂である。

 一般のCDショップでは扱っていないので、東宝の直販サイト(TOHO MUSIC)かサントラ専門店(ARK SQUAREなど)でお求め下さい。

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01/05/2006

古畑3本

 この3日は『古畑任三郎』を見ながら原稿修正。これから山場に突入。ここからが問題。
 さて、古畑。1日目は幼くて実力はないくせに「自分が一番。他はアホばかり」というはまり役の藤原竜也が好演。でも、配役をみれば真犯人が誰かわかってしまうのがもったいない。とはいえ、他に誰なら説得力があるかといえば思い当たらない。一番演技力が必要な役所なので、やはりあれしかないか。2日目のイチローはいつもの彼なんだが、台詞回しなんかも自然で、下手な役者よりも堂々としている。松井じゃああはいかないだろう。向島と義兄弟という設定には笑った。3日目はギャグが一番切れていた。でも、いつも思うが、このシリーズって現場検証しないのか? すれば幾つも不自然なことが判明して、古畑なんかいなくても事件は解決しそうだ。3日目の被害者に硝煙反応はないし、床には回収できなかった爆竹の破片は落ちているはずだし。まあ、それを言わないのが、このシリーズのお約束なんだろうけど。

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12/24/2005

キング・コング苦戦

 予想どおりというか、『キング・コング』の興収が伸び悩んでいる。アメリカでは21日現在で8167万ドル。この分では1億2000万ドルくらいだろうか。日本ではもっとひどい。まあ、こちらは前々から言っているとおりダメだとわかっていたが。それに反して批評家は日米共に絶賛あるいは好意的な意見が多い。IMDBでも8.1/10だ。『ナルニア国物語』が7.5/10なので、かなりいい。キング・コングという素材そのものが市場にとって魅力がないのだろうか。反応するのは一部の好事家だけなのだろうか。特に日本ではゴジラの影響もあってキングコング(中黒なし)はあまりいい印象がない。しかも、今回は感想にも書いたようにターゲットが微妙。女性に観て欲しいのだが、女性向けでないシーンが多いし、長いし、マイナス要素が多い。相方をはじめとして知り合いに勧めても反応は芳しくない。でも、観ないと始まらないしなぁ。
 とにかく、未見の方はだまされたと思って観てみて。予告のシーンなんてほんの一部ですから。予告編よりもおもしろい数少ない映画ですよ!

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12/21/2005

ウォレスとグルミット、DVD

 日本では来年3月公開と今時信じられない遅い公開になってしまった『ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!』ですが、この調子じゃ先にアメリカでDVDが出るなと思っていたら、発売日がアナウンスされました。2月7日です。日本公開よりも早いじゃないかと思いつつ、AMAZON.COMで予約。

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12/17/2005

7/11のコング

KONG1

KONG2 7/11でのキャンペーンで、海洋堂のキング・コング・フィギュアがついているのだが、全10種。V-REX、ヴェナトサウルス、ブロントサウルスなどの恐竜やカットされてしまったピラニアドンもいいが、なんといってもこの3体のコングの出来がダントツ。これだけは松村しのぶ原形製作ということだ。この中で最も凄いのは上のKONG VS. V-REX。あまりに凄いのでグルッと一回転。おまけでいいんですかというディティールである。

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12/15/2005

キング・コング日記

キング・コングができるまで 製作日記

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 ネット上で公開されたヴィデオ日記をまとめ、DVDオリジナル映像30分を追加した4時間ものメイキングDVD。最近のDVDにはメイキングがついていることが多いが、それとの一番大きな違いは監督本人が楽しんで作っていること。さらには撮影順に並べられていること。ネタがなくなったらサイトでファンから何が知りたいか訊く。例えばフィルムについて質問が来ると、撮影が終わったフィルムがHDとなって監督に届くまでを見せる。もちろん、セットや俳優、特撮などは見せるし、完成した映画にはなかったシーンの片鱗が見られるのもおもしろい。しかし、製作日記というのは正しくなく、ポストプロダクションはこの後もギリギリまでかかっていたわけで、正確には撮影日記だ。というわけで、音楽の変更などには触れられていない。
 最後の方には続編の話まで! なんでも、ユニバーサルは『リディック』の続編製作予算を組んでいたが、それが浮いた(つまりボツったわけだ)ので、コングに回せるということだ。ナチ相手にコングの息子が戦う!? 突然変異のモンスター? "SON OF KONG" 2006年6月公開、"INTO THE WOLF'S LAIR"2006年12月公開!! ホントにマジですか?(日付は4月1日です)

 ひとつ注意を。2枚目にクライマックスのひとつであるコングvs.V-REXの映像が3分以上収録されている。映画をまだ観ていない人は見ない方が良い。

キング・コングができるまで 製作日記フィギュアつき

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 こちらはWETA監修のコングのフィギュアつき豪華版。

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12/14/2005

キング・コング

king_kong_ver5 製作費2億ドル突破で、史上最高額更新。当初予算の倍で、スタジオは難色を示したが、ラッシュの出来が素晴らしかったので了承。ピーター・ジャクソン監督も一部(2000万ドルってこれだけで映画一本撮れるよ)を負担した。そして、先月いっぱいまで作業をして、5日のプレミアになんとか間に合った。まさに滑り込み。そして、日本でもアメリカと同時に先行公開を敢行。そこで、UCとしまえんスクリーン8のTHXシアターで観てきました。19時からの初回。465席のうち、100席くらいか。
 ネタバレは下の方で書きますので、ご注意を。
 まずは一言。

「最高!!」

 初めてIMDBに10点を投票してきました。
 まあ、合成で少しマスクが見え見えの個所があったり(特に動きの速いところ)、細かな瑕疵はあるけど、全体としては望んでいたものを観られました。早い話、私とPJの感覚が近かったというわけで、ダメな人はいるでしょうね。これは確信犯が作った恋愛映画です。ただ、女性にはダメそうなシーンも多いので、実はどんぴしゃのターゲット層は薄いのかも。後、「んなアホな!」というシーンや、笑いを誘うセリフや演技も多いので、実は突っ込みながら笑える映画でもあった。


 以下、ネタバレありで気づいた点など。


 まず、全体の尺が187分と、オリジナルの100分の1.8倍だが、エンドクレジットや、当時、試写で女性が失神したせいでカットされた蜘蛛の襲撃などが入っていることを考えると、1.6倍くらいか。ストーリーそのものはほぼ忠実。両者のイベントが起こるタイミングを比較してみると――。

出航/到着/登場/NY
20/45/70/135 ←PJ版
10/20/40/ 80 ←オリジナル

比較のためにオリジナル版を180分に伸ばすと、
18/36/72/144

 となり、コング登場はどちらも比率で言うと同じくらいで、全体的に引き伸ばしたことになる。伸びた分、どこに力が入っているかというと、まずキャラの説明と造形、そして、当たり前だがスカル島での恐竜である。設定にあった恐竜やモンスターはさすがに全部登場とはいかなかったが、それでもかなりの種類が登場する。
 先に「キング・コング、予断しまくり」で書いたように、コングとドリスコルの対立軸とドリスコルの男としての目覚めはしっかり描かれている(勝負はかなり分が悪いが)。そのためにコングがアンを求める&アンがコングに好意を持つプロセスに時間を割かれており、男としてはコングに感情移入するしかないでしょうという気になる。もうひとつの予断――島の崩壊はなかったなぁ。残念。

その他
 ・ハワード・ショアが指揮者役で出ていた(T_T)
 ・マックス・スタイナーのオリジナルの音楽を舞台上で演奏していた。
 ・ホラーで培った緩急の間合いの取り方が生きている。
 ・オリジナルでアンとドリスコルが船上で演じていたようなシーンを撮影していた。
 ・フェイ・レイはクーパーの映画に出演中で呼べず。『キング・コング』撮影していたわけではあるまい(^_^;)
 ・オリジナルにもあったり、設定はしていたはずの筏で湖渡るシーンがなかった。SEEのDVDか?

 ちなみに、上のポスターのロシア版、涙なくしては見られません。なんちゅうシーン使うねん。

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今からキング・コング

UCとしまえんにて上映前。パンフは2種類あり。600円と1800円。

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12/12/2005

SAYURI

memoirs_of_a_geisha_ver2 昭和初期の芸者を描いたアメリカ人の原作を元にしたハリウッド映画。またとんでもない日本かと眉をひそめる向きもあろうが、日本人キャストも多いこともあってかなりしっかりした描写になっていると感じた。メインになる三人がすべて香港スターというのが引っかかるが、見慣れてしまえばそれほど違和感がない。主人の子供時代の子役がかわいいのと比べると、成長後のチャン・ツィイーが痩せすぎだが、まあいいか。オープニング直後の父親がマコだったり、劇中の相撲シーンで舞の海が登場したり、本筋と関係ないシーンで感激した。ちなみに相撲のシーンには元行事の木村庄之助まで出ている。物語は基本的に恋愛映画。まあ、特にコメントはない。日本語のシーンも多いので、日本人は得な感じがする。

 終演後、今月オープンした坐唯杏べっかんでいっぱい。こちらは本館の前にできた少人数用の居酒屋で、蕎麦がメニューにある。〆に蕎麦という人にはいい。料理も一人前で量と価格を抑えているので、ちょっと一杯というには最高だ。田舎風のしっかりした蕎麦もうまかった。呑んだのは諏訪泉 鵬、宗玄、秋鹿へのへのもへじ生など。

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12/11/2005

キング・コング、ノベライズ

KINGKONGNOV1キング・コング
田中芳樹著 集英社刊

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 ピーター・ジャクソン監督の『キング・コング』の日本版ノヴェライズ。こちらは単行本で、ケース入り。表紙裏表としおりは寺田克也の書き下ろしイラスト。さらに四つ折り映画ポスターつき。文庫版にはない田中芳樹インタビューも収録。帯には夢枕獏の推薦文と豪華。それにしても、田中氏の小説を読むのはずいぶん久しぶりである。
 オリジナル版のノヴェライズは公開当時に書かれたものなので、時代背景などはあまり描かれていないが、今回は現代の読者向けにそこを折りに触れて書き加えているところがいかにも田中氏らしい。中身はシナリオを読んで、かなり自由に設定変更して書いたということで、例えば先に紹介した洋書での設定(スカル島は滅びゆく島)などはシナリオになかったらしく考慮されていないし、コックはオリジナル版同様に中国人だ(PJ版ではアンディ・サーキスがコングと二役)。他にもオリジナル版そのままの個所は多い。同時進行の欠点というところか。もっとも、田中氏は自由に書きたかったようなので、今回はオリジナル版ともPJ版とも微妙に違う(でも、どっちかというとオリジナルに近い。『ロード・オブ・ザ・リング』同様のPJらしい暴力性は田中氏の好みじゃなかったようだ)第3のキング・コングという楽しみ方をすべきだろう。映画版のノヴェライズはいずれどこかから翻訳出版されるだろうし。
 で、結論としてはちょっと物足りなかった。描写があっさりしているせいなのか、秘境冒険物らしいワクワク感が足りない。もう少し雰囲気をかもし出して欲しかった。ちなみにPJ版ノヴェライズはペーパーバックで370ページもある。量的に考えても1.5倍くらいはありそうだ。

KINGKONGNOV2キング・コング

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 こちらは文庫版で、単行本にはない映画のスチール写真が幾つか載っているが、イラストやインタビューはなし。小説だけ読めればOKという人はこちらをどうぞ。

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11/30/2005

死体花嫁の作り方

TIM BURTON'S CORPSE BRIDE:AN INVITATION TO THE WEDDING

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『ティム・バートンのコープス・ブライド』のメイキング本。公開からずいぶん遅れたが、ようやく出版された。ハードカバーもあるが、内容は同じなので安い方を。バートンの前書き。イメージイラストや撮影風景によるメイキングが前半。後半は豊富なスチールとコンテでストーリーを紹介。歌詞も入っているので、これ1冊ですべて事足りる。文章よりも絵の方が多いので、見ているだけでも価値あり。動いているところも素晴らしいが、スチールでの鑑賞に堪える、絵として完成された画面にはため息が出る。

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11/28/2005

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

 相方の仕事が休みなので、観に行く。シリーズ4作目。監督は3人目、音楽がジョン・ウィリアムズからパトリック・ドイルに代わった。すべてよい方向に行っているように思う。製作陣も次第にどこを省いて、どこを描けばいいか理解してきたのだろう。上映時間も長くなり、余裕も生まれた。もっとも、今回の話そのものがストレートで、やりやすかったというのもあるだろう。これまでのように見せすぎにはならず、さらっと流したり、いい塩梅。最初からこうしていればという気もするが、それは無理だったろう。それはそうと、ハーマイオニーはますますいいなぁ。えへへ。
 終演後、更科堀井で蕎麦と酒。麻生十番周辺には数軒の蕎麦屋があるが、更科ではここが本家本元らしい。以前、間違って別の方にいってしまったが、こちらの方が旨かった。酒も毎月2種類店主が選んでいるらしく、今月は白岳仙吟醸ひやおろし原酒と美田山廃ひやおろし。しかし、白岳仙が切れていた。月末だし、当たり前か。しかたなく美田で、玉子焼きを注文。私はかき揚げもりで、相方がかももり。蕎麦の量もいい感じで、店員の応対もよく、さすが老舗。

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11/27/2005

テスト・ザ・ネイション

 TV朝日の3回目になるIQテスト番組。チャレンジしました。昨年の結果はこちら。で、今年の結果は下記の通り。
IQ2005AIQ2005BIQ2005C
 うわあん、バカになったよぉ。114→121→109……。しかも、適性は昨年、宇宙飛行士だったのに、気象予報士ですよ。年を食うとダメですね(IQは年齢には関係ない>ワシ)。まあ、しかし、今年は前半はよかったのに、後半の問題はグタグタでした。外人の顔は覚えられないというか、人の顔がダメでしたね。でも、この分析はなぁ。思いっきり不得意なんだけど、論理的思考。

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キング・コング予断しまくり

kingkong もう3週間後に公開されるわけだが、現在わかっている要素からちょっと考えてみた。
 オリジナルとの設定上の違いは――
1)オリジナルでは青年くらいだったコングが壮年で年齢が上げられたこと。
2)ヒーローであるジャック・ドリスコルが男の中の男である航海士から軟弱な脚本家に変更されたこと。
3)スカル島の設定が浸食されて徐々に小さくなっていく滅び行く島になったこと。

 1)と2)については相関関係にあると思われる。オリジナルではマッチョ同士がヒロインであるアン・ダロウを奪い合う図式だったが、今回は経験豊かだが男の盛りを過ぎているコングと、製作者にとって使い勝手がいいだけの軟弱なドリスコルの戦いになるわけで、これではドリスコルに勝ち目はない。恐らく、ドリスコルの中の男が今回の冒険及びコングと対比されるうちに目覚めていく過程がドラマになるのだろう。予告でアン・ダロウがコングに手を差し伸べるシーンがあるが、これは男同士の対立を深めるためには必須だ。オリジナルのように悲鳴を上げて逃げ回るだけでは対立は生まれない。女を巡っての男同士の命をかけた戦いの物語になるのだ。
 3)についてだが、島にはコングの種族はすでに絶滅して他にいない。最後の生き残りなのだ。他の大型恐竜V-REXも3頭しか残っていない。最後の秘境は滅びつつある。となれば滅ぶところまで描かなくてどうする。恐らく火山活動が激しくなって噴火、脱出というのが島でのクライマックスになるだろう。
 そして、ジャクソン監督の愛情は当然キング・コングとクリーチャーたちに向けられている。特にコングはオリジナルでウィリス・オブライエンが向けた愛情に匹敵するだろう。オブライエンは動きに愛情を傾けるしかなかったわけだが、ジャクソンは監督だ。物語やキャラクターを通して愛情を注ぎ込める。その辺りが先にも書いたアン・ダロウがコングに手を差し伸べるシーンやクライマックスで銃撃する複葉機にやめてと叫ぶシーンに現れている。これが、悲劇のモンスターの物語になるのか、それとも安易なお涙ちょうだい映画になるのか、それは監督の手腕次第ということだろう。

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11/23/2005

ジョーズのポスター、フィギュア化

『スポーン』やドラゴンなどの精巧なフィギュアで有名なマクファーレン・トイズが、音楽アルバムや映画ポスターを半立体にしたフィギュア(っていうのか)のシリーズを来年からスタートさせる。第1弾はレッド・ツェッペリンのファーストアルバム。全然愛着のないバンドだが、格好いいねぇ。で、まだ画像はないが、映画ポスター第1弾は『ジョーズ』とのこと。あの有名な絵柄がどうなるのか楽しみだ。半立体にしておもしろそうなのは『スーパーマン』とかどうかな。もちろん、ボブ・ピークのロゴだけのヤツね。やっぱりイラストのがいいな。
 詳細と写真はこちら

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11/08/2005

キング・コング・メイキング

キング・コングができるまで 製作日記

 ピータージャクソンの『キング・コング』メイキングドキュメンタリーDVDが出るのは知っていたが、まさか同日に日本盤まで出るとは知らなかった。4時間にも及ぶ製作日誌を収録。ウェブでは未公開の30分も含む。

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WETA製作のキング・コングのフィギュアつき限定版はこちら。限定5000セット。
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 カッコイイけど、あんまりフィギュアには愛がないし、ドキュメンタリーって本編のDVDが出たら収録されたりしないかね?

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11/06/2005

NHKスペシャル『サイボーグ技術が人類を変える』

 昨日放映のTV番組。立花隆が最先端のサイボーグ技術に触れる内容。サイバーパンクは本当に目と鼻の先にまで来ているという実感。思った以上に進歩している。デジタルカメラからの信号を脳に送り込んで視覚を得ている人などは驚異だ。しかし、担当医師が死亡したためにメンテできずに精度が下がってしまったというのはどうよ。個人の研究なんですか。今のカメラならもっと精度が上がるかもしれないのに。
 マウスの脳に電極をつなげて簡単な命令ができるように改造。搭載するのがカメラならスパイくらいですむだろうが、物騒な物を乗せて運ばせれば……『イルカの日』も近いな。
 鬱病治療の実験で、脳のある部分に電気信号を送ると哀しい気分がなくなってしまうという。感情ってのはしょせん電気信号なんだね。知識としては理解しているが、こうもはっきり示されるとショックである。そう考えると、つまらんことに悩んだり、怒ったりするのは電気信号のせいであって、それでいちいち振り回されるのも虚しいよなとか。でも、悲しんでいる人に「それは単なる電気信号が多く出ているせいなんだよ」と説明しても意味はないのだが(^_^;)

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11/05/2005

キング・コング予告

 ついに劇場予告がアップされた。→こちら
 ティーザーでも見せすぎだと思ったが、さらに見せている。シネスコ画面をフルに使ったT-REXとコングの対峙、エンパイアステートビルでの複葉機との戦いなどなど。オリジナル版で冗長&緊迫感なしだったアン・ダロウ誘拐などは原住民のオーク化でスピードアップ。コングとダロウの関係も『マイティー・ジョー』のように相思相愛になっていく模様。オリジナルは完全な片想いだったしね。なんだかんだ言いながら、やっぱり凄そうだ。最後のシーンには燃えた!

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10/31/2005

コープス・ブライド

 相方の誕生日。ちょうど休みだったので、『コープス・ブライド』を観に行く。その前に食事。ミクニのカフェに行こうかと思ったが、昼時で混んでいたので別の店に。まあまあな感じ。後でこのレベルならあそこでもよかったここでもよかったと反省。いや、それならそっちの方が安かったんだけど……。
 さて、『コープス・ブライド』だが、先月に続いてティム・バートン監督作品。どうしても同様の『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』と比べてしまうのだが、あれよりは大人向けというイメージ。死者の世界なので『ナイトメア~』のようにバラエティに富んだ妙な連中は出てこなく、骸骨ばかり。しかも、色調がモノトーンっぽいので地味というのもそのイメージの原因か。話の展開は読めてしまうのだが、そこを気にするような映画でもない。ヒロインふたりがチャーミングでよろしい。
 終わった後、ケーキと夕食を探してデパ地下を徘徊。それから帰ってケーキを食って、食事。ケーキは昼食を食えなかったリベンジというわけでもないが、メゾン・ミクニ。3つ買ったが、「古々味醂のムースとマカロン(名前うろ覚え)」が当たりだった。多分、福来純の熟成した味醂を使ったムースなんだと思うが、味醂っぽい味はわからなかったが(^_^;)

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10/29/2005

キング・コングは3時間

 ユニバーサルの重役たちは3時間に編集された『キング・コング』のワーキングプリントを見て、「傑作だ。公開が待ちきれない」と語り、3時間で公開することを決めたらしい。えーっと、オリジナルは100分。基本的に忠実なリメイクにすると言っていたのだが、となると増えた80分は何だ? 恐竜やモンスターが一杯出てくるにしてもそんなに時間が増えるわけはなし。まさか恐竜をNYに連れてくるのか? 少なくともNYでの話を膨らませるのは確かだろうな。でも、3時間か。そんなたいそうな映画じゃないと思うんだけどなぁ。 つーか、傑作というなら音楽を差し替えるのを止めんか!

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10/24/2005

ロード・オブ・ザ・リング

LOTRSKETCHThe Lord of the Rings Sketchbook

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 いまだに次々と関連商品が出たり、SEEの上映会があったりで人気の衰えない『ロード・オブ・ザ・リング・トリロジー』だが、原作のイラストと映画のコンセプチュアルデザインを担当したアラン・リーのスケッチをまとめた書籍が出た。イギリス版は先月発売になっているが、アメリカ版がようやく発売。で、こちらの方が安い。装幀などは同じようだ。スケッチなので鉛筆のみだが、この方が精細で、イメージがよりはっきりと伝わってくる。

 ついでに近々ようやく発売になるCDを。

LOTRFOTRThe Lord of Rings:Fellowship of Ring The Complete Recordings

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 映画の第1作(旅の仲間)SEEの完全版サウンドトラック。CD3枚、約180分のスコアを収録し、DVD1枚に5.1chミックスのスコアを収録。12月13日発売予定。今日現在の価格で7850円。日本盤が発売されるか不明の上、発売されても価格は高くなるでしょう。しかし、1作目でこれなら、次からはCD4枚になるのは必至。この後、交響組曲のリリースも予定されている。
 でも、ピーター・ジャクソン監督の新作『キング・コング』からコンビを組んでいた作曲家のハワード・ショアが降ろされてしまったのが痛い。代わりに『サイン』『ダイナソー』などのジェームズ・ニュートン=ハワードが登板する。

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10/23/2005

東京国際映画祭2005

wg どうしても見たかったので、上手い具合に休みの相方と共にチケットを買って朝っぱらから六本木まで観に行った。
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
 アードマンスタジオによる粘土アニメの傑作シリーズ初の長編。なんと、日本での劇場公開は3月18日というふざけた話だ。アメリカじゃDVDが出てしまうぞ。というわけで、見ないわけにはいかない。『チキンラン』もおもしろかったのだが、少しアメリカンテイストになっていたので、このシリーズの緩いところが好きなファンにとってはいまいち。ウォレスの発明品を中心にした短編集『おすすめ生活』もよかったが、果たして今回はどうなるのかという期待と不安があった。上映前に監督ニック・パークが挨拶。
 さてさて、構想5年、製作1年半という超大作であるが、むろん、そんなわけはない(^_^;) 恒例の野菜コンテストを前にして、害獣から野菜を守る仕事を始めたウォレスとそれに従う忠犬グルミット。しかし、ウォレスの発明品のおかげで想像できない大トラブルが発生する(いつものことだ)。そして、いつものように頑張るグルミット。上映時間は85分と、短編の約3倍だが、テンションは落ちることなく、映画のパロディも満載で快調である。ラストの大追跡もあの手この手で笑わせてくれる。なにより、原題どおりにキチンとやってくれたのはさすが。「大傑作!」と拳を振り上げることはないのだが、間違いなくウォレスとグルミットの最新作であり、傑作である。音楽もサントラで聴いていた以上に映像にあっていたし、遊びも満載。
 ところで、今月10日にアードマンスタジオの倉庫が全焼して機材や撮影に使ったものが焼失してしまったという。もったいない。
 ちなみにウォレス&グルミットの公式サイトはこちら

ブラザーズグリム
 テリー・ギリアム監督の7年ぶりの新作。まあ、その間に撮影が終わらなかった『ラ・マンチャの男』の記録映画『ロスト・イン・ラマンチャ』もあったのだが、本人が監督したわけじゃないしね。こっちは別にもうすぐ公開だから待っても良いのだが、そうすると観に行くヒマがなかったりして見逃す可能性もあるのでついで。まあ、ファンだし。ギリアムも来るというので。ギリアムは相変わらずエネルギッシュでギャグを連発。「東京映画祭のポスターにMOOOOOOOOOOOVIEと書いているけど、フランス語じゃ『牛の生活』だ。ようこそ牛の生活祭りへ」とかなんとか。身振り手振りで語る語る。そこそこヒットしたので、これを糧に『ラマンチャの男』再開とか勢いがつくといいな。
 映画の方は相変わらず汚いセットと衣装で、控えめながらギリアム節が炸裂。ジョナサン・プライスがまたも官僚的な将軍役で、しかもアクションシーンもありと驚いた。構造的には過去のファンタジー3部作と同じく、「夢vs.現実」になっている。将軍とグリム兄は現実主義者で、グリム弟は夢想家。今回はどっちが勝つのかお楽しみに。好きなんだけど、万人向けでは決してないのも過去の作品と同じ。

 終了後、相方の誕生日プレゼントやらジャムやら買って帰宅。

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10/16/2005

セブンソード

 映画館で見たのではなく、DVDで。香港版DVDが安く買えたので注文したのだが、その間に急遽劇場公開が始まってしまった。しかも、いつもよりも到着が5日以上遅かった。で、ようやく届いたわけだ。ちなみにリージョンALL。
 武侠小説『七劍下天山』を原作に、ツイ・ハーク監督がドニー・イェン、レオン・ライなど中国韓国の俳優を使って撮った武侠大作。中国・清朝成立間もない頃、数多くいた反抗勢力を武術集団・風火連城が討伐し、残るは武荘のみとなった。武荘の長はこれを知り、晦明大師に助力を乞う。武荘の武術家と大師の弟子、合計七人が七振りの剣を与えられて武荘の人々を守るために立ち上がる。いわば『七人の侍』の野盗が国家になったような話。かなり血なまぐさい戦闘シーンが繰り広げられる。戦闘シーンは多いのだが、ワイヤーワークがやっぱり軽くて、剣同士のぶつかり合いにパワーが感じられない。ラストの狭い路地の戦いとかおもしろいんだけど、これがボス戦かと思うとせこすぎないか。中盤辺りで中ボスクラスの相手とやって欲しい。それと7人の戦士のかき分けがいまいちで、誰が誰かわかりにくい。153分もあるのに、バックグラウンドがまったく描かれていないので個性がわからない。『七人の侍』のようにきちんと描くべきではないか。7本の特殊な剣の使い方もわかりづらいし、特に紅一点の戦士の剣にはもう少し意味があるのかと思ったのに。題材は幾らでもおもしろくなりそうなのに、生かし切れないのがもったいない作品だった。

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09/22/2005

銀河チョコレート工場ガイド

 久しぶりに相方と映画。六本木ヒルズのTOHOシネマズでしかやっていないので、『銀河ヒッチハイクガイド』とついでに『チャーリーとチョコレート工場』をハシゴ。
『銀河~』は学生時代に原作(正確にはBBCラジオドラマのノベライズ)を読んだきりなので、かなり記憶はあやふや。モンティ・パイソンの脚本もやっていた故ダグラス・アダムスが映画版の脚本も手がけているので、テイストは失われずに上手い映画化になっていると思う。チープな雰囲気だが、金をかけるところにはきちんとかけて、特撮は結構いい。バカバカしいイメージを。真面目に表現しているところが素晴らしい。これぞセンス・オブ・ワンダー。垂れ流しのCGIしかない大作とは違う。ジム・ヘンソン・スタジオの着ぐるみもいい。ヒロインも好み。オープニングとエンディングのイルカの歌は最高。ただし、万人受けは絶対にしないので、気をつけて。
『チャーリー~』の原作もかなり前に読んだきりなので、記憶はかなり薄れている。ワンカの父親のエピソード以外はかなり忠実な気がする。あの追加はハリウッド的だが、まあ許容範囲内だし、クリストファー・リーがいい感じだったので問題ない。一番受けたのはモノ○ス。白くて丸い部屋にTVに猿の映像というところで劇場でたったひとり笑ってしまい、いざ出てくると爆笑してしまった。誰も笑ってないし……。チョコの包みがなかった方がよかったと思うのだが、何だかわからんか。BGMはもちろんカラヤン指揮なので同じ音源だと思う。ちなみに、TOHOシネマズ六本木では上映スクリーンのみチョコレートっぽい香りを流している。チョコレートが登場するシーンだけに瞬間的に匂うのならともかく、終盤になるとマヒしてしまって香りなんかわからねー。ところでなんで字幕も解説もウォンカなんだろう。発音も原作邦訳もワンカなんだが。

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