06/20/2013

新機動戦記ガンダムW

新機動戦記ガンダムW Blu-ray Box

■AMAZON→BOX1
■AMAZON→BOX2

2013/11/22発売
 もう17年も前ですかー。しみじみしてしまいますが、ノベライズを担当した作品がこの度初BD化だそうです。
 封入特典32Pブックレット、ドラマCD「BLIND-TARGET(編集版)」、新規オーディオコメンタリーつき。

 見直したら、多分、当時の苦労がよみがえってくるんだろうなぁ。
 

新機動戦記ガンダムW OPERATION1始動

■AMAZON

 で、これがノベライズ。
 表紙レイアウトは私がラフを描きました。タイトルなどの文字位置、キャラの選択と配置、バックなど。特に1巻はそのままです。メインが5人で5巻なので、ひとりずつ……のはずだったんですが、5巻は五飛がなぜかひとりで主役張れませんでした。理由は言えません(T_T)
 というわけで、作者が自分でラノベの表紙デザインをした最初の作品は多分、これになると思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

06/11/2010

不健全図書

 ついさっきのTBS《NEWS23》で東京都青少年健全育成条例改正案についてやっていた。内容自体は核心をあまりつかないまま、中途半端なものだったのだが、問題のあるコミックとして三冊映っていた。一番目立つ位置にあったのが、『ピンク・ペッパー』(著:陸乃家鴨)だった。昔、白泉社で『扉を開けて』のコミカライズもやっていた亜藤潤子である。昨年末に出た本で、普通にAMAZONで買えたので成人指定ではないはず。そう思って、番組でコメントされていた藤本由香里氏にツイッターでつぶやくと、「いや、だから、既に現行「不健全図書指定」されてるんだって!」と一喝されてしまった。慌ててAMAZONに行くと取り扱いがない。さらに調べようとすると、ツイッターで親切な方が「今年の2月に指定されてます。」と補足。なるほど、2月に都から不健全図書指定を食らっていたわけだ。買う前なら調べるだろうが、買ってしまった後に指定されたかどうかって調べないもんなあ、普通。
 とにかく迂闊でした。皆様、ありがとうございました。反省を込めて日記に書きました。

 で、これでわかったこと。

1)現行の条例でも問題のあると思われるコミック(女性キャスターが「ちょっとこれは……」と言っていた)はゾーニング(不健全図書は成人コーナーに行く)されているということが証明されたので、きちんと機能している。
2)同じくらいの性表現なのに不健全図書指定を食らっていない本は結構ある(同じ陸乃家鴨の他の本も含めて)。すでに規制の恣意性があるのではないか。これがさらに範囲が広げられるとどうなるかまったくわからない。
3)都に不健全図書指定されると、過剰に反応したAMAZON(成人向けとして販売すれば問題ない)のように全国に影響を与える。

 というわけで、やっぱり現行のままで充分じゃん、というのが結論。

 それよりね、電車の吊り広告とか、街に露出するセミヌード(あそこに★とか)をなんとかする方がいいと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

06/03/2010

高い扇風機の使い方

 半額くらいなら欲しいんだけどね。

dyson エアーマルチプライヤー AM01エアーマルチプライヤー25cm サテンブルー AM01 25 IB

■AMAZON

参考価格: ¥ 37,000
価格: ¥ 31,800
OFF: ¥ 5,200 (14%)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

05/24/2010

東京都青少年健全育成条例改正案に反対

 以前、このブログにも書いた東京都が6月の議会で条例制定を目指している青少年健全育成条例の改正案――いわゆる非実在青少年規制問題です。

 簡単に言えば、実在の児童をターゲットにした児童ポルノだけではなく、コミック・アニメなどの実在しないキャラクターの性的描写も規制範囲に入れてしまおうということ。東京都はひどいものだけだとFAQで答えていますが、条文にはそんな文言がない以上、解釈が変わることも充分あり得ます。最近では石原都知事まで「文言に問題があるなら直したらいい」という旨の発言をしており、トップにもようやく問題意識が芽生えてきたようです。まあ、相変わらず、反対側の誤解だと思っているようですが……。

 詳しくは東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト に文字どおりまとめてあります。

 さて、この問題に初期から反対をし、活動されている明治大学准教授・藤本由香里氏、弁護士・山口貴士氏が反対請願署名を集めておられます。この条例改正に反対の方は署名PDFをダウンロードして記されてある住所に送ってください。

 そして、近々この問題を考えるムックが2冊発売になります。


非実在青少年〈規制反対〉読本

著:サイゾー&表現の自由を考える会 刊:サイゾー

 ■AMAZON

非実在青少年◆読本

著:COMICリュウ編集部編 刊:徳間書店

 ■AMAZON

| | Comments (0) | TrackBack (1)

03/19/2010

都青少年健全育成条例改正案、審議継続

 先週の記事で取り上げた東京都が非実在青少年の性的行為を規制するという問答無用のふざけた条例は、本日の会議で全委員が継続審議で一致した。可決とならなかったのは僥倖だが、否決ではない。6月の定例議会で可決に向けて自民党・公明党はやる気満々である。まだ反対で意思統一されていない民主党が不安材料。これから議員に向けて手紙を書いて意見を言わなければならない。言わなければ黙認ととられるだけだ。

「3ヶ月間にわたる非実在青少年規制戦争が始まる!」

 ――なんて、映画の煽り文句なら良いんですけど、そうじゃないところに問題が。

 反対の方は気を抜かずに活動を。賛成の方、まだよくわからない方は下記のリンクに目を通して、よく考えてください。その上で賛成なら、それはそれでかまいません。


東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト

条例改正案への反対意見・反対声明など

日本ペンクラブの声明
 石原都知事も会員です。

太田出版の反対署名お礼と報告

図書館協会の要請

日本アニメーター・演出協会声明


反対記事や意見など

緊急!東京都が児童ポルノ規制の美名の下、思想統制への道を開こうとしている
 評論家・松浦晋也氏がP日経BPに書いた記事。

松浦晋也のL/D
 上記、松浦氏のブログ

都小Pが、東京都の保護者の声を代表していない理由
 作家・川端裕人氏がPTAの実体について。

「非実在青少年」規制:目に見える形で反論を提示する
 作家・山本弘氏の意見。氏らしいデータを示した上での論考。

東京都青少年健全育成条例改正についての意見書
 社会学者、首都大学東京教授・宮台真司氏のブログ

愛媛新聞
 この記事はとても短いですが、わかりやすくて、しかも辛辣。全国紙にこういう意見がまったくないのは遺憾。


 他にも条例案を出した委員自身がPTA会長だとか、推進する都幹部が志布志事件の関係者だとか、部会の議事録に差別意識丸出しの発言をしている委員がいるとか、規制する側の無知と偏見が透けて見えるようなイヤな話が多い。
 臭い物にフタをすれば問題がなくなると思っている。子供はバカだと思っている。
 そうじゃない。猥雑なところから選び出す力を子供は持っている。それを信じろ。
(もちろん、ある程度のゾーニング&レイティングは必要だし、今のゾーニングがよいとは思っていない。特にコンビニ。そして、一部の一般向けコミックもやり過ぎだと思う)

 そして、大阪府でもこんな動きが――。
アニメ性描写規制、橋下知事も検討 まず実態調査
 まず実態調査となっているので、何もなくいきなり規制しようとする東京都よりはマシですが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

03/09/2010

非実在青少年規制とはなんだ?

 非常にバカバカしい問題が持ち上がっています。東京都の条例ですが、これは全国に波及する大きな問題ですので、転載して取り上げます。

-----------------------------------------------------------------

 このところ、われわれ物書きの間では笑いの種になっていたおバカな条例が、実は成立寸前だと知って、にわかに波紋が広がっています。

 アニメや漫画、ゲームに登場するキャラクターを「非実在青少年」として、生身の人間と同等に扱い、これを登場させた作品を児童ポルノとして厳しく規制しようというもので、所持しているだけでも処罰の対象となる由です。

 ある方の言葉を借りれば、「東京都の「非実在青少年」規制。エッチな漫画が読めなくなるだけの問題じゃありません。これが通ると、私たちの表現や言論を、国や行政が勝手に「有害」かどうかを認定する権利があると認めることになります。思想信条は無条件に自由であるべきで、それを無条件に表現できなければ自由ではありません」ということになります。

 以下は、編集者から評論家、研究者に転身した藤本由香里・明治大准教授の日記からの転載で、できるだけ多くの人に知ってほしいということで、ここに掲出する次第です。

-----------------------------------------------------------------
 すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、2月24日に、東京都青少年健全育成条例の改正案が出され、その中に、「非実在青少年」(つまり実写でなく、マンガ・アニメ・ゲームに出てくる青少年)への規制が盛り込まれています。
これは、 「年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は音声による描写から十八歳未満として表現されていると認識されるもの」と規定されており、つまり設定が18才以上になっていても、「18歳以下に見えれば」ダメ、ということです。
 つまり、国の方で何度も改正(改悪)が話題に上りながらも、反対が多く先に進まないでいる「児童ポルノ法」における、「単純所持規制」(=とくに売買する意思を持っていなくとも、「児童ポルノにあたるもの」を単純に「持っている」だけで逮捕)、「マンガ・アニメ・ゲームその他、画像として描かれる青少年の姿にも児童ポルノ法を適用する」というもくろみを、都の条例で先に決め、規制してしまおうという法律です。
 なので、今のところ罰則はありませんが、「単純所持」も禁止されています。
 おまけに、上記に規定された意味での「児童ポルノ」(つまり非実在青少年を含む)の根絶に向けて努力し、都に協力するのが「都民の義務」と規定されています。

第十八条の六の四 何人も、児童ポルノをみだりに所持しない責務を有する。
2 都民は、都が実施する児童ポルノの根絶に関する施策に協力するように努めるものとする。
3 都民は、青少年をみだりに性的対象として扱う風潮を助長すべきでないことについて理解を深め、青少年性的視覚描写物が青少年の性に関する健全な判断能力の形成を阻害するおそれがあることに留意し、青少年が容易にこれを閲覧又は観覧することのないように努めるものとする。

 これだけ読むと、青少年が読まないよう留意すればいいのかと思うかもしれませんが、成人が読むものもすべて、規制の対象になります。
都条例の改正案の全文は以下で読めます。
このうち、後半の、とくに赤で反転してあるところが重要な部分です。
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-cbc1.html

また、今日、いままさに行われている緊急集会のお知らせ
http://icc-japan.blogspot.com/2010/02/blog-post_27.html
も含め、この問題に関する基本情報をまとめたサイトは以下です。
http://mitb.bufsiz.jp/

「18歳以下に見える」とか、「不健全」とか、いくらでも恣意的に解釈できる条文の上に、これらの規制を推進しようとする都に対し、全面的に協力するのが「都民の義務」とするなど、これは戦前戦中のファシズムか? 「非国民」!とどこが違うの? と言いたくなるくらい問題のある法律なのですが、問題は、

今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!

ということです。
 そして、出版社のほとんどすべてが東京に集中している中で、この法律が通ることは、国の法律ができたのと同じ効果を持ちます。
 にもかかわらず、不思議なことに、ネットでも、マイミクさんの日記やMLでも、この問題はほとんどまともには話題になっていません。おそらく、あまりにもばかばかしい規定ゆえに「半笑い」的なコメントが多く、みんな「こんなばかばかしい規定、通るはずない、と思っているのだと思います。なぜかネットでも、個人のブログや痛いニュース以外に、信頼できるとされる一般メディア(新聞系のニュースなど)でこれを取り上げているところはないし、新聞でも報道されていないので、みんな冗談だと思っているのだと思います。
 けれど、繰り返しますが、

 今の状況だとほぼ間違いなく、この法律は通ってしまう!

 2月24日に案が発表されて、都民が意見が言えるのは25日まで(つまり1日だけ)。
 議会での質問が許されるのは3月4日(代表質問)・5日(一般質問)だけで、これも数日前には質問を提出していなければならない。(つまり議員でさえ、検討できるのは3日程度)
 で、18日の13:00の付託議案審査がもっとも重要で、今月末には投票、決定、ということになります。

 現在、都議会の会派は石原都政与党(自民、公明、平成維新の会)が62議席、石原都政野党(民主、生活者ネットワーク、共産、自治市民)が65議席という構成です。
 野党が全員反対にまわれば、否決できるのですが、今のところ、民主党内ですら、意見統一がとれていない。知人によれば、

①都議では野党の民主議員が全部法案可決に反対しても過半数に満たず、
民主自体もきれいに可決反対で意見がまとまっているわけではない。
②今回はこの法案はケイタイ・ネットに関する法案とセットで提出されており、
このケイタイ・ネット関係の法案はちょっと現段階ではあまりに穴がありすぎ、ほぼ通らない
ということになっていて、それが災いする可能性も高い。つまり二つあげたもののうち二つともが
否決されることは珍しく、ひとつを通さない代わりにひとつを通すということは議会ではよくある。
こうしたことから、この法案は何もしないでいると通る可能性が高いだろう」

ということです。
 けれど、先日、もう賛成を決めているからダメだろう…と言われていた、「生活者ネットワーク」の議員さんにヤマダさんたちと一緒にお話をしに行ってきたら、ちゃんと聞いてもらえた、という感触を持ちました。そして、この法案の危険性を訴えたのが、ほぼ私たちが初めてのようだったのが印象的でした。
 都議の方たちも、あまりにも現場から何も反対の声が上がってこないので、不思議に思う状況のようです。現場から反対の声があがらないとどうしようもない、との声も聞かれました。
 私もあまりにみんな騒いでいないので、半信半疑だったのですが、各方面に確かめても、「このままだと通る」ことは確実です。
 まだ間に合うかもしれません。広報の手段を持っている方は、この法案の危険性を、早く、広く、伝えていただければと思います。
-----------------------------------------------------------------

 断っておきますが、児童ポルノ・児童売春には嫌悪感を覚えますし、規制・処罰をすべきだと思います。しかし、これは別問題です。私が関わっているのは主に出版・ゲームですので、それに限って見ますと、ライトノベルやゲームにはかなり美少女のイラストが使われ、中には扇情的な表現もあります(カバーだけの場合も多いですが)。それらも誰が判定するかわからない曖昧な規定で、アウトになる可能性があります。健康的なお色気すら認められないかもしれません。まして、コミケにおける男性向け(いや、BLもですね)二次創作なんてほとんどアウトでしょう(警視庁はコミケ会場で現行犯を大量逮捕で嬉しいかも知れませんが、現段階ではそこまで規定していません)。
 さらに、多くの出版社は都内にありますが、規制のせいで出版社や印刷所の他府県移転も起こりうるでしょう。その前に倒産の危機もあります。都の税収減は確実です。国を挙げてアニメ・マンガ・ゲームを文化として輸出しようとしているというのに、つぶす方向に持っていくつもりでしょうか? はっきり言って、権力の暴走以外の何ものでもありません。

| | Comments (5) | TrackBack (0)

01/20/2010

訃報:ロバート・B・パーカー

 スペンサーシリーズで著名な作家ロバート・B・パーカーが現地時間18日、マサチューセッツ州ケンブリッジの自宅で机に座った状態で亡くなっていたそうです。心臓発作の模様。享年77歳。
 スペンサーは25巻くらいまでは追っかけていたし、西部劇2冊も好きでした。昨年映画化された『アパルーサ』はまだ見てなかったな。今度借りてこよう。合掌。

 実を言うと、拙作『ウェイズ事件簿』はスペンサーみたいなのをファンタジーでやってみようと思ったのがきっかけで、考えてるうちに跡形もなくなりましたが(^_^;)、かろうじて相棒が黒人で猛禽の名前という点と、主人公が料理好きという点だけ残っています。これもなんとかしたいなぁ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

09/24/2009

ホンダの自立型一輪車

 ホンダが自立する電動一輪車を開発し、東京モーターショウで発表するとロイターで報じられた。
 TVニュースでも動いているところを見たが、本当に縦横斜めに自由自在に動けるという未来な光景だった。セグウェイも驚いたが、あれは二輪だし、立って乗るから、今度のはさらに便利だ。もっとも、今のままじゃセグウェイ同様にそのまま公道は走れないだろうけど。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

07/07/2009

AMAZONが

 ようやく重い腰を上げたようで、発売前のレビューが禁止になった。
 7月3日付けの更新でカスタマーレビューのガイドラインが一部変更になった。大きいのは下記の部分。

すでに読んだ本、見た映画、遊んだゲーム、使用した商品など、実際に目にした作品や手にした商品に焦点を置いて、感想や使用感を伝えてください。その作品または商品の好き嫌いだけではなく、その理由も分かるようにし、他に類似した商品があれば、それらと比較をして評価するのもよいでしょう。

発売前の商品については、基本的にレビューすることはできません。それらについての情報交換はクチコミで行っていただけます。

 ということだそうだ。特にゲームで意味のないレビューが大量投下されることが多くて早期の改善が望まれていたいたが、ようやくという感じ。その代わりにクチコミ掲示板で同じようなことが起こると思うが、その対策はどうするんだろうか。すでにドラクエ9のページがひどいんだが、あっちは書き捨てってことか。いっそ、AMAZONで買ったものしかレビューできないシステムでもかまわない。一私企業のレビューなんだから、それくらいの制限を設けても傲慢でもなんでもないだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

05/27/2009

訃報:栗本薫aka中島梓

 26日未明、作家:栗本薫こと評論家:中島梓氏が亡くなりました。死因は2年前から闘病生活を送っていた膵臓ガン。享年58歳は若すぎる。
 100巻で完結予定だった大河エピックファンタジー《グイン・サーガ》は現在126巻+外伝21巻まで増え、10月まで刊行される。その後はないので未完となってしまった。
 グインは高三の時、5巻まで出た辺りで読み始め、25巻で挫折したが、その前に『ぼくらの時代』とか推理物を読んでた。それより前には中島梓が《スターログ》で連載していたエッセイだったか。当時は同一人物とは知らなかったよなあ。

 合掌。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧