« JOURNEY新譜 | Main | SPORE クリーチャークリエイター »

06/17/2008

JUDAS PRIEST新譜

NOSTRADAMUS / JUDAS PRIEST

amazon
@TOWER

 メタルゴッドの新作がノストラダムスを題材にしたメタルオペラであるというアナウンスから1年。3年ぶりの新譜はCD2枚組、100分超という超大作で、予告どおりノストラダムスの生涯を描いた。曲の前に短い前奏があり、前奏9曲+14曲をノンストップ(CD入れ替え省く)で聴くことになる。キーボード(ドン・エイリー)とストリングスが加わっているが、思いの外少ない。それ以外はほとんどが『TURBO』でも使ったシンセザイズドギターなので、オペラチックなジャーマンメタルのように大仰な音ではない。実際、音自体はそれほど変わっていない。久しぶりにアコースティックギターを使ったり、イタリア語で歌ったり、いつものアルバムではできないことを自由にやっている印象がある。元々スピードチューンはあまりないバンドだが、今回はまったくない。ミドルテンポ以下の曲ばかり。ロブのヴォーカルもハイトーンはほとんどなく、中低音域。ロブの神髄はそこにあると思っているので問題なし。やはりコンセプトアルバムということで、1曲1曲取り出して聴くのは難しいが、全体の流れとして非常に練り込まれたアルバムだ。ダレ場がないとは言わないが、こういうアルバムでは仕方ない。後は歌詞を読んでみないと。

 ちなみに上のリンクは25日発売の国内盤だが、私が買ったのは1週間早く発売になったアメリカの限定盤。縦長の書籍タイプで、歌詞が古い聖書のようにレイアウトされている。ディスクは紙のスリットに入っているので、普段聞くには不安も。さらにLP3枚+CD2枚という豪華版もあり、どちらもAMAZONでも扱っている。

Nikolo Kotzev's Nostradamus

amazon
@TOWER

 同じ題材で7年前にロックオペラとしてリリースされた作品。これもCD2枚組で100分近いというところも同じ。バンド編成だけではないところも同じだが、こちらは生のオーケストラ35人を使い、ピアノとキーボード、コーラス隊を使うなど、あくまでも生にこだわる。内容はこちらはノストラダムスの神秘的なところをメインにした物語であり、ファンタジーといってもよい。
 音楽的にはハードロックであり、DEEP PURPLEやRAINBOWがもっとクラシカルになった感じ。複数のシンガーがそれぞれに個人の役割を担っているところはまさにオペラ。そのシンガーが豪華。ゲイリー・ヒューズ、ジョー・リン・ターナー、ヨラン・エドマン、ヨルン・ランデ、ドゥーギー・ホワイトという実力派で声にも特徴のある面々。バックは元EUROPAの面々(ギター以外)である。作者であり、ギタリストであり、企画者でもあるニコロ・コッツェフがもっともマイナーというのが欠点だが、曲は素晴らしいし、長丁場も飽きさせないだけの完成度がある。このメンバーにピンと来たら買っても損はない。

|

« JOURNEY新譜 | Main | SPORE クリーチャークリエイター »

ヘヴィメタル」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference JUDAS PRIEST新譜:

« JOURNEY新譜 | Main | SPORE クリーチャークリエイター »