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06/16/2008

JOURNEY新譜

REVELATION / JOURNEY

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@TOWER

 再結成したかと思えば、要のヴォーカリストであるスティーヴ・ペリーが脱退したり、アルバムセールスが伸び悩んだりと、ごたごたしながら活動していたが、今作はギタリストのニール・ショーン、キーボーディストのジョナサン・ケイン、ベーシストのロス・ヴァロリーという黄金期の3人が復帰(ドラムは頻繁に変わってるが、2作前からディーン・カストロノヴォ)し、ヴォーカリストとしてフィリピン人アーネル・ピナダを大抜擢しての起死回生のアルバム。なんと、ピネダの起用はYOUTUBEにアップしていたカバーバンドのパフォーマンスをニール・ショーンが見て声をかけたという。まさにドリーム・カムズ・トゥルーを絵に描いたストーリー。フィリピンではそこそこ名のあるヴォーカリストらしいが、当然国外では無名。
 今作は2枚組で、1枚目がオリジナル、2枚目は過去の名作をリメイクしているのだが、この声がスティーヴ・ペリーにそっくり。1曲目で「おおっ?」と思った。少し太いが、ぱっと聴けばわからない。ここ数作は試聴しただけでスルーしていたが、今作は素晴らしい。曲作りにはピネダは参加しておらず、ニール・ショーンとジョナサン・ケインのふたりあるいは単独がほとんど。前ヴォーカリストであるスティーヴ・オージェリー参加が1曲。そのためもあって原点に返って全盛期のような曲が並ぶ。JOURNEYと聞いて思い浮かべるようなメロディーと音が、スティーヴ・ペリーのような声で歌われるのはファンには文句ないはず。ピネダの声質も似ているが、それ以上に歌い回しというか癖のようなものが似ている。これが一番大きい。これまでにもスティーヴ・ペリーそっくりと言われたヴォーカリストはケヴィン・チャルファントなど複数いたが、声質は似ていても歌い回しには違いがあった。それがピネダにはあまりない。2枚目のリメイクを聴けばそれがよく感じられる。スティーヴ・ペリー自身も再結成後に少し声に力強さが出ていたので、その分近くなっているのも大きい。過去のJOURNEYが好きなら買って損はない。
 映画『ロック・スター』にもなったJUDAS PRIESTにおけるリッパー・オーウェンズのようなことにならないように祈る。彼も過去作をほぼ完璧に歌いこなしていたが、結局2作で終わってしまった。人気のあるバンドの顔の後釜は難しいのだ。
 なお、今のところ日本盤のアナウンスはないようだ。

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