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05/01/2007

クモ男とネズミ男

Spider_man_three_ver8スパイダーマン3

 シリーズ第3作。日本が最初の公開国になった。映画の日ということで、1000円で鑑賞。
 公開前にソニーピクチャーズは4~6作目の製作にゴーサインを出したようだ。現時点ではサム・ライミ監督やトビー・マクガイアなどの出演陣がどうなるかは未定なので、とりあえずこれで一旦終わりと考えてもいいかもしれない。一応、1作目からの懸案はふたつとも解決されているし。
 前2作との決定的な違いはヴィランが3人も登場すること。これまではヴィランひとりとの関係、そして、周囲の人間模様に絞ることで、2時間をじっくりと有効に描くことができたが、ヴィラン3人ではそうもいかない。思い起こせばヴィランが複数登場するアメコミ映画化で成功したのは『バットマン・リターンズ』くらいではないか。
 サム・ライミはヴェノムが好きではなかったというが、ファン受けがいいヴィランだった。恐らくスタジオ側が受けのよいキャラを出したがったのだろう。物語を考えると、ピーターの伯父を殺した男が変異したサンドマン、ピーターに父を殺されたと思っているグリーン・ゴブリンJr.、そしてスパイダーマン――この3人で充分なドラマが作れるのではないか。分散して時間を食われる分、描き方が不充分になるのではないか。そんな危惧を抱いて観たのだが、半分当たって半分外れた感じ。確かにそれぞれの描き方は充分とは言えなかったが、上映時間が長くなったこともあり(121分→127分→140分)、最低限には達していた。しかし、頻繁に各キャラにシーンが飛ぶために全体の流れがスムーズではない。特に前半はもたついているのが残念。ヴェノム登場からは一気に加速するが、すでに終盤。後は最高に複雑なアクションシーン。友情。またアクション。
 さて、肝心のヴェノムだが、考えたとおり物語はヴェノムなしでもできなくはないが、テーマの明確化とクライマックスへのつながりなどを考えると、有効に作用している。複数ヴィラン物としては成功作ではないだろうか。
 あ、ブルース・キャンベルは今回台詞増えてます。爆笑。
 あと、残念なのが音楽。
 今回、ダニー・エルフマンからクリストファー・ヤングに交替したわけだが、なんか中途半端。2の使い回し、エルフマンとジョン・デブニーの共作スコア、エルフマンのモチーフに忠実に作ったヤングのスコア、完全オリジナルのヤングのスコアが入り混じっている。3部作完結編なんだから、交替するなら次回作からにして欲しかったなぁ。ちなみにスコア盤サントラのリリースは未定。この分じゃ出ないかもしれない。
 最後に一言。もっと早く言おうよ、爺さん……。

 終わってすぐに『ゲゲゲの鬼太郎』……。大泉洋の身を捨てたようなネズミ男演技がはまりすぎ。原作エピソードを組み合わせた脚本はいいとしよう。しかし、『妖怪大戦争』もそうだったが、妖怪たちの笑えない演技はなんだろう。真剣に妖怪になりきるという発想はないのかね? 学芸会じゃないんだから。昔の妖怪物は真剣にやってたよ。子供向けだからこんなもんでいいというのはバカにしている。
 妖怪は人間がそのまま演じているものをのぞくと、ゴムっぽい質感で総じて作り物っぽい。フルCGIの目玉おやじもそれにあわせてゴムっぽい。下手にリアルにするよりゃいいか。

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Comments

ブルース・キャンベル笑えましたねえ! 「ロマンチックなのは好きだよ。なんせフランス人だからね!」はバカ過ぎます。
音楽はやっぱりまとまりがない感じでしたよね。

Posted by: す一 | 05/03/2007 02:37

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