« 進捗難儀 | Main | 亀田? »

08/01/2006

ゲド戦記とその後

 映画の日。立川シネマシティ2で1000円でネットで話題爆発(炎上?)の『ゲド戦記』を観てきた。原作は20年以上前に1巻でだけ読んで今風に言うなら「うぜー」と思って止めてしまったので、当然読んでません(アニメ版の元は3巻だしね)。ネットでは非難囂々というか、非難以外聞こえてこないんだが、悪くはない。とても丁寧に説教臭い原作に真っ正面から向き合っている。それをセリフではなくて映像と演出で語らせることができればよかったのだが、そこは素人監督。恥も外聞もなく語ってくれます。青臭いというのが率直な感想。でも、悪くはないのだよ、決して。不幸は親父の絵柄をそのまま引き継いでしまったことだと思う。これが『おじゃまんが山田君』だとか『海がきこえる』みたいにジブリブランドでありながらまったく違う絵柄だったら、少しは反応も違ったろう。巷にはこれ以下のひどい代物もあふれているのだから。美術でいえば雲の描き方はまったく違って絵画的で印象に残ったし、音楽の使い方も久石とも違った。ただし、演出が上手くないのでシーンの切り替えで音楽が上手くからめなかったり、メインテーマのアレンジでありながらテーマ部分がドンと表に出てくるものだからまたかというマイナスの印象を与えてしまった感じがある。結果として、べたっと音楽が流れている印象を与えてしまったのはマイナス。しかし、全体としては悪くはない。テーマの重さに比した正攻法だ。
 親父は無茶苦茶なフォームでボークギリギリの投法で球を投げ、結果として空振り三振を奪うという離れ業を成し遂げる。しかし、経験値も感性も足りない息子は愚直にストレートを投げた。それだけのことだ。空振りになるのか、打たれてさよならになるのか、それはこれからだ、少なくとも、興行的には問題ないだろう。となれば、次もありだ。それがどうなるかが問題。

Mujina 見終わってから、相方と共に炭鶏酒菜狢屋へ。色々調べた中で、一番酒も肴も旨そうな店。焼き鳥が旨い(だいたいレバー食えばわかる)。しめ鯖は変則的ではあるが、これもありか。サラダが異様に旨い。最後に頼んだ紅茶と桃のシャーベットも自家製らしく旨かった。おまけに立川の相場はわからないが、安い。良心的。旨い。また来よう。

|

« 進捗難儀 | Main | 亀田? »

映画・テレビ」カテゴリの記事

日本酒」カテゴリの記事

Comments

私も同感です。まじめに取り組んでますよね。末期の父親のやる気のなさとは大違いです。音楽はロレンス風だったり、遙かなる大地へ風だったり、実はメロディラインはジョン・パウエル風だったり、主題歌はポカホンタスぽかったりしましたが、同様に絵柄を踏襲したのが、会社としては必然でしょうけど、バッタモンぽさを強調してますね。ハウルが受ける理由はわからないけど、これに好意的な客はまともなんじゃないでしょうか?

Posted by: エメット・T | 08/02/2006 08:18

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ゲド戦記とその後:

« 進捗難儀 | Main | 亀田? »