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12/14/2005

キング・コング

king_kong_ver5 製作費2億ドル突破で、史上最高額更新。当初予算の倍で、スタジオは難色を示したが、ラッシュの出来が素晴らしかったので了承。ピーター・ジャクソン監督も一部(2000万ドルってこれだけで映画一本撮れるよ)を負担した。そして、先月いっぱいまで作業をして、5日のプレミアになんとか間に合った。まさに滑り込み。そして、日本でもアメリカと同時に先行公開を敢行。そこで、UCとしまえんスクリーン8のTHXシアターで観てきました。19時からの初回。465席のうち、100席くらいか。
 ネタバレは下の方で書きますので、ご注意を。
 まずは一言。

「最高!!」

 初めてIMDBに10点を投票してきました。
 まあ、合成で少しマスクが見え見えの個所があったり(特に動きの速いところ)、細かな瑕疵はあるけど、全体としては望んでいたものを観られました。早い話、私とPJの感覚が近かったというわけで、ダメな人はいるでしょうね。これは確信犯が作った恋愛映画です。ただ、女性にはダメそうなシーンも多いので、実はどんぴしゃのターゲット層は薄いのかも。後、「んなアホな!」というシーンや、笑いを誘うセリフや演技も多いので、実は突っ込みながら笑える映画でもあった。


 以下、ネタバレありで気づいた点など。


 まず、全体の尺が187分と、オリジナルの100分の1.8倍だが、エンドクレジットや、当時、試写で女性が失神したせいでカットされた蜘蛛の襲撃などが入っていることを考えると、1.6倍くらいか。ストーリーそのものはほぼ忠実。両者のイベントが起こるタイミングを比較してみると――。

出航/到着/登場/NY
20/45/70/135 ←PJ版
10/20/40/ 80 ←オリジナル

比較のためにオリジナル版を180分に伸ばすと、
18/36/72/144

 となり、コング登場はどちらも比率で言うと同じくらいで、全体的に引き伸ばしたことになる。伸びた分、どこに力が入っているかというと、まずキャラの説明と造形、そして、当たり前だがスカル島での恐竜である。設定にあった恐竜やモンスターはさすがに全部登場とはいかなかったが、それでもかなりの種類が登場する。
 先に「キング・コング、予断しまくり」で書いたように、コングとドリスコルの対立軸とドリスコルの男としての目覚めはしっかり描かれている(勝負はかなり分が悪いが)。そのためにコングがアンを求める&アンがコングに好意を持つプロセスに時間を割かれており、男としてはコングに感情移入するしかないでしょうという気になる。もうひとつの予断――島の崩壊はなかったなぁ。残念。

その他
 ・ハワード・ショアが指揮者役で出ていた(T_T)
 ・マックス・スタイナーのオリジナルの音楽を舞台上で演奏していた。
 ・ホラーで培った緩急の間合いの取り方が生きている。
 ・オリジナルでアンとドリスコルが船上で演じていたようなシーンを撮影していた。
 ・フェイ・レイはクーパーの映画に出演中で呼べず。『キング・コング』撮影していたわけではあるまい(^_^;)
 ・オリジナルにもあったり、設定はしていたはずの筏で湖渡るシーンがなかった。SEEのDVDか?

 ちなみに、上のポスターのロシア版、涙なくしては見られません。なんちゅうシーン使うねん。

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Comments

ホント最高でしたね。やっぱりあれハワード・ショアでしたか。そうじゃないかなあと思って可哀想でした……可哀想ってのは違うか。
無茶苦茶面白かったです。でも島に着く前あたりからおしっこがしたくてたまらなかったです。SOWさんの「王の帰還」の悲劇がボクにも。

Posted by: す一 | 12/15/2005 01:31

 島に着く前からって、1時間もたってないですか(^_^;)
 ショアは顔もそうですが、あの直角な指揮棒の振り方がまさに本人でした。

Posted by: SOW | 12/15/2005 01:46

やっと観てきましたよ。
なんというか、何もかも、予想を遙かに上回る桁違いな出来でした。
映画館(WMC三田ウッディタウン)は最大スクリーンなのに、10人くらいの入りで寂しかった!!
口コミで応援するしかないです。

Posted by: ZO | 12/17/2005 01:14

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Tracked on 12/22/2005 16:58

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