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12/26/2005

愛と情熱で蔵元を語る

愛と情熱の日本酒 魂をゆさぶる造り酒屋たち
山同 敦子:著 ダイヤモンド社:刊

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 以前、坐唯杏で出たばかりの本書を教えてもらい、即買いを決めたものの、ようやく買って読んだ。
《dancyu》誌などに日本酒の記事を書いている著者が話題の9つの蔵元について書いた本である。通常、日本酒の本というと、基礎知識解説や銘柄の解説など酒そのもの、あるいは居酒屋や杜氏について書いているものが多い。しかし、この本は各蔵元で現在実際に酒造りの指揮を執っている蔵の代表者の人間、そして、酒造りにかける意気込みについて取材したものだ。しかも、その多くが杜氏の役割までこなしている。40歳前後という若手が多いのも特徴。なかでも王祿の専務は40年生まれで関大卒と、私とまったく同じで親近感を抱いてしまった。酒が旨いのだから、なおさらである。取り上げている9蔵の銘柄を上げると、喜久醉、醸し人九平次、凱陣、王祿、奥播磨、十四代、飛露喜、秋鹿、磯自慢――酒好きなら知っている銘柄ばかりだ。それでも、ここまで苦労して酒を造っているんだなと敬服する。十四代については本書に書かれてあったように名声に溺れているという噂を耳にしたことがあったが、先日おまたで本丸を呑んで、やっぱり旨いよなと再確認した後だっただけに納得。10年くらい前に初めて呑んで驚嘆し、値段を聞いて2度驚いた記憶がよみがえった。でも、一番情熱的なのは著者の旨い酒を呑む姿勢だろう。巻末には料理にあわせた酒として100蔵100本をリストアップ。推薦酒販店リストもあり。

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