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09/09/2005

バロン

BARONバロン

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 酒を呑みながら久しぶりに観た。やっぱり、好きだ。テリー・ギリアム監督のベストを争う。「夢vs.現実」三部作の掉尾を飾る出色の出来。なぜか評価が低いのが謎。まあ、製作費が高すぎて、興行的には大失敗なんだが。『バンデットQ』が夢と現実のバランスが微妙で、相打ちという感じだった。そこがいいのだが。次作『未来世紀ブラジル』では夢は現実逃避の場所でしかなく、完全に夢は負けてしまっていた(米国TV版では無理矢理編集されて夢が勝つハッピーエンドにされていたが、あれはひどい)。『バロン』では夢が現実に勝ち、凄まじくありえないハッピーエンドになっている。三作ともオールタイムベスト10には必ず入れるのだが、どれかひとつといえば、『バロン』なのだ。やっぱり、前向きに夢を見ていたいじゃないか。ねえ? デビュー間もないユマ・サーマンの美しさ、スティングのちょい役、オリバー・リードやロビン・ウィリアムズの怪演、マイケル・ケイメンの音楽や劇中歌も傑作だ。この路線であるだろうと思われる『ラ・マンチャの男』が製作中断というのが悔やまれる。
 で、これをまた観た原因のひとつが、もうすぐ公開される新作『ブラザーズ・グリム』だ。ギリアムの久々のファンタジーで、グリム兄弟が実は呪いを解くといっては詐欺をしている連中で、本物の呪いの森に出会ってしまうという話。もちろん、童話の赤ずきんちゃんやいばらの塔の姫など有名な話も織り込んであるようだ。ダークファンタジーとしても期待したい作品。

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